【浅草寺本尊示現会】
浅草神社に鎮座する宮神輿三基が、浅草寺本堂外陣に一泊する
「堂上げ」「堂下げ」の行事が行われた。
三基の宮神輿とは三社祭で練り歩く、一之宮、二之宮、三之宮の神輿
で、三基の神輿が本堂で一泊する。神輿は翌日本堂から「堂下げ」し、
町内を一巡したあと賑わう仲見世通りを通り抜け、本堂前で挨拶をして
浅草神社に帰られる。
ご本尊さんが現生に姿を現したことを祝って行う法要が「浅草寺本尊
示現会」である。
この行事に合わせ本堂前では「金龍の舞」が行われる(浅草寺の山号
を金龍山という)、浅草寺幼稚園の園児や浅草芸者さんの乗った屋台
が賑やかなお囃子を響かせ、金龍の舞を引き立たせてくれる。
雷門から仲見世まで人で埋め尽くされている。「宝蔵門」を潜った二の宮神輿が
本堂に向かう、本堂では待ち構える観光客で一杯だ。
江戸っ子が大好きなお神輿 ”祭りは神輿が出なきゃ始まらね~”
三社祭で激しく揺れる宮神輿も今日は整然と大人しく担がれていた。
鳳凰を飾る一之宮神輿、浅草寺本堂前は大勢の人が集まっていた。
担ぎ手が神輿を差し上げて観音さんに挨拶する。
一之宮神輿は堂々と貫録十分だ!
殿(しんがり)を行く屋台、若い女性が元気に鼓を叩いていた。
仲見世通りを浅草神社の神官が先頭を進む。
宮神輿の帰りを待つ浅草神社神主。
金龍のお出ましだ!
幼稚園児が紅白の杖を持ち、金龍を迎える。
長さ15m、重さ80kg、鱗の枚数8888枚、訓練された9名が見事な演技を
披露した。
金龍の舞に合わせ、浅草芸者さんによる粋なお囃子が演じられた。