「モッテコーイ」長崎くんち ①
初めて見た「長崎くんち」華やかさと艶やかさに興奮した。
諏訪神社の石畳の舞台では各町内の自慢の出し物と踊りが
演じられ、囲まれたスタンドから3000人近い人達の
「モッテコーイ」の掛け声が飛び交い、催促の拍手に何度も
繰り返され、根曳衆の額は汗びっしょりだった。
船大工町の「川船」
町名にちなみ「川船」を奉納している。船の上の飾りは朱に染まる紅葉と
白菊だ。激流に逆らいながら立ち向かう船の様子を前進、後進、曳き回し
と根曳衆が演出する。
本石灰町の傘鉾
瓢箪は秀吉、朱印貿易で秀吉が最初に朱印状を授けた8人の豪商の内の一人である荒木宗太郎
にちなみ「御朱印船」が奉納されている、その先駆けをする傘鉾。
宗太郎がベトナムの王族の娘アニオーを娶り、帰国した時の豪華絢爛な輿入れを再現している。
「アニオーさんの行列」と言われ、町内の子供や親たちが晴れ姿で列に並んでいる。
丸山町は井原西鶴の「日本永代蔵」に登場する日本三大遊郭の一つとして知られる。
丸山町は「長崎検番」のお膝元、玄人衆が本踊りを奉納する。
6人の芸妓衆が鳶頭や手古舞の姿でプロの踊りを見せてくれた。