拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

UEFAチャンピオンズリーグ2011-12決勝はバイエルンvsチェルシー

2012-04-26 | その他


早朝に目覚ましをかけ、レアルvsバイエルン戦をスカパー観戦しました。

結果は1st&2nd-Leg合計3-3で、延長&PKまでもつれ、最後はドイツNo.1GKノイアーのスーパーセーブ(&セルヒオ・ラモスのやってもーた)で、バイエルン・ミュンヘンが見事決勝進出!

チャンピオンズリーグ史上初の、地元での決勝戦を戦うチームとなりました。


前日のバルサvsチェルシー戦もそうですが、やはり激戦のエル・クラシコを戦って中2日や3日でこの大舞台というのは、スケジュール的に無理があります。


バルサも勝ち点差が6以上あれば、ペップもメッシをクラシコで温存したかもしれませんが、勝てば勝ち点1差となる大一番ではやむを得ない部分があるでしょう。(そして結果的に今シーズンのバルサはリーガとCLの両方を失いました)

勝負の世界に"たら・れば"は禁物ですが、土曜日のクラシコが無く、1週間の休養があれば、メッシのあのPK失敗は無く、あのPKが決まっていれば、決勝に進んでいたのは間違いなくバルサだったと自分は今も思っています。


このような日程を続けるのであれば、まさに完全フル・ターンオーバー制で、16名×2チーム=32名のスーパーチームを作らない限り、リーグ戦とチャンピオンズリーグの2冠を得るのは不可能じゃないか?とさえ思えます。


そしてそれは、ブンデスリーガでホーム&アウェーでドルトムントに敗退した2位バイエルンと、監督が成績不振で解任され、来期のCL出場権獲得さえ困難なプレミアリーグ6位(本日時点)のチェルシーという、サッカーファンが皆がっかりする決勝戦のカードを実現させる結果となりました。


UEFAの一部では、いまひとつ盛り上がらないELを廃止し、CLに組み込んではどうか?という意見がありますが、これ以上試合数を増やすのは、さらなる悲劇を生むだけのような気がします。

欧州トップリーグ(せめて4大リーグと言われる、スペイン、イングランド、イタリア、ドイツ)の1部チーム数を減らす等の対策を実施して、リーグ戦全体の試合数を減らすか、CL出場枠を減らしてCLの試合数を減らす必要があると思うのは、少数意見なのでしょうか。


もしくはCLの日程をこれまでの前期シーズンで終了し、その間にCL出場チームを除くチームで各国リーグの予選を戦い、今年度の上位3チームとCL出場3チーム(前年の上位成績3チーム)等でプレーオフの総当たり戦を行って、リーグ覇者を決める案はどうでしょうか。
(リーグ戦の面白みや意味は今以上に失われてしまいますが)


試合日程の調整次第では、今回のCLリーグ決勝はエル・クラシコになった可能性があり、多くのサッカーファンがそれを望んでいました。


今年はオフシーズンにEURO2012と、ロンドン五輪が開催されます。

至宝と言われるスタープレイヤー達が、過密日程で怪我をし、選手生命を脅かされるようなことの無いような配慮がされることを祈っています。