リスペクト(事例紹介)コラムです。
少し前ですが、サンスポに「子供たちが泣きながら走る『スポ根幼児園』に入園希望者殺到」というタイトルの記事が載り、思わず記事を見に行ってしまいました。「泣きながら走る」と「スポ根幼児園」という2つのキーワードに引きつけられました。読んでみると、この幼児園ってどこかで聞いた名前だなと思ったら、ヴェルディさんの有力スポンサーで、なるほどと思いました。以下、抜粋して紹介。
【子供たちが泣きながら走る『スポ根幼児園』に入園希望者殺到:NEWSポストセブン】
運動会は年3回。朝のお迎えバスが到着する先は園舎でなくグラウンド。そんな「スポ根幼児園」が、入園キャンセル待ちが列をなすほどの人気。熱血指導の先生に食らいつき、泣きながら走る園児たち、幼い子供を相手にしたスパルタ教育の現場。
明治大学ラグビー部に隣接したグラウンドに、若い先生の叱咤を受けながら走る子供たち。1周150mのコースを、約70人の5歳児たちが4列縦隊を組み、裸足で疾走。息遣いに嗚咽が混じることもあり、この学年ではもう稀になってくるという。スポ根幼児園の光景。
'81年に鈴木園長が設立した認可外保育施設の「バディスポーツ幼児園」。園児4人からスタートし、現在は都内4か所、神奈川3か所で開園。総勢1,700人が通うマンモス幼児園。小学生などを対象にしたスポーツクラブも運営しており、幼児園はどこもキャンセル待ち状態。
バディでは6月、10月、11月と運動会が年3回開催。年長組の徒競走は300m、組体操は10人ピラミッド(4段)。他にポートボール、スキー合宿、サッカー大会等競技会が目白押しだ。最大の舞台は卒園式当日の「最後の授業」。課題は三点倒立、逆上がり、跳び箱6段の3種目で、全員が成功するまで終わらず、卒園できない。跳び箱はタイミングが難しく、最後の1人まで何度でも挑戦。「がんばー!」の大声援の中、真剣勝負の園児が跳び箱に向かうシーンはスポ根そのもの。
なぜここまでやるのかと問うと、鈴木園長の答えは明快。
「今の子供は自分に厳しいことをやらないから、中高生の部活だって続かない。スポーツは自分の力で乗り越えなければ技は身につかないし、誰かに代わってもらうこともできない。『卒園できない』と言われれば、子供も努力せざるを得ない。追い込まれる体験が必要。秘訣として、『絶対やれ』と要求する内容は『やれば必ずできる』ことのみ。そうして取り組んで『やればできる』という体験が可能」
NEWSポストセブン該当記事:http://www.news-postseven.com/archives/20161022_455221.html
という内容でした。これはインパクトありましたね。今はお受験だったり、誰もかれもが学習塾に子どもを通わす時代。こちらの幼児園での内容は体育三昧ですね。鈴木園長は何か元スポーツ選手かと思いましたが、インタビュー記事を見ても、余りスポーツうんぬんの話が出ず、普通の経営者という感じです。現在、認可外保育施設に通っている子が東京、神奈川であわせて約2万人おり、そのうちの1割、約2,000人がこちらの園児だとか。新しいタイプの保育施設ですね。ただ、こちらのサイトにはネガティブな情報も出ています。
バディスポーツ幼児園に関する口コミや、評判は人それぞれで評価が二分。保育園のように働くママにきめ細かいサービスは余り無し。親子共にバディスポーツ幼児園の教育方針や活動に合っている場合は充実した教育環境になると考えられるが、中には対応の悪さや事故、トラブルといった情報もネット上で見られる。'12年には保育施設プールで2歳児が溺れ、一時心肺停止に陥る事故が発生。
バディスポーツ幼児園は'14年にヴェルディさんの株主になり、Jクラブ初の認可外保育施設「東京ヴェルディサッカー幼児園」を開設したという記事を紹介していました。以下、概要です。
【東京ヴェルディサッカー幼児園】
Jリーグの理念に基づき、ホームタウンのスポーツ普及振興、街づくりのため様々な活動にあらゆる形で参加。この理念を基に、今まで培ってきたノウハウを、青少年の健全育成や地域活性化へ貢献することを目指し、「東京ヴェルディサッカー幼児園」を多摩市永山に開園。
バディさんのポリシーがそのままヴェルディさんの直営幼児園につながっているようですね。ヴェルディさんといえば、Jリーグで何度も優秀育成クラブとして表彰されています。このバディスポーツ幼児園は、日本代表の武藤選手の出身でもあるとか。新しいビジネスモデルであるとともに、これからの「育成」について一石を投じるシステムではないでしょうか。
ちなみに幼稚園は、文部科学省所管の従来通りの「幼稚園」のことをさし、幼児園は、地方自治体の幼保一元化の試みの中から現れて来ているもので、幼稚園と、保育園を併設している形式のもの。
J2東京V公式HP該当記事:http://www.verdy.co.jp/youjien/
東京ヴェルディサッカー幼児園公式ブログ:http://ameblo.jp/verdy-youjien/
東京ヴェルディサッカー幼児園該当記事:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141019
J2東京V関連⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161022
〃 ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160513
〃 ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150821
〃 ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150131
〃 ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141019
〃 ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140729
〃 ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140305
〃 ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140108
〃 ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120514
〃 ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070831
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070318
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070213
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070205
リスペクト(事例紹介)コラムです。
ここ最近は、村井チェアマンがよく登場します。今のJリーグ理事の中で、価値観が近い方の一人と思っています。他は野々村社長、真壁会長くらいかな。これらのお三方は表には現れませんが、ファン・サポーターファーストの精神が内面からにじみ出るのを感じるし、後者2人はクラブ作りを観れば一目瞭然。こういう方々にこれからのJリーグを引っ張って行って欲しいですね。そんな村井チェアマンの話題をまた見かけました。以下、抜粋して紹介。
【サッカー観戦客のビッグデータで地域に新規ビジネスを】
村井チェアマンがスマートスタジアムの来場者から集まるビッグデータをサッカークラブがある地元の企業や起業家などに開放し、新規ビジネスに活用できる構想を表明。この構想が実現すれば、サッカークラブと地元企業が連携しながら地域経済を活性化させ、地域に根ざしたスポーツ産業が成長する可能性が期待。
村井チェアマンは10月21日に文科省等が開催した国際会議「スポーツ・文化・ワールド・フォーラム」の官民ワークショップに参加し、明治安田生命保険の根岸社長らとスポーツによる地域経済の活性化策などについて意見交換。
スマートスタジアムとは、Wi―Fi等の通信インフラを備え、来場者のスマホにアスリートの映像コンテンツを配信する機能などを持つ次世代型の運動施設。村井チェアマンは全国各地のサッカー場に高速通信インフラを導入してスマートスタジアムにした上で、観戦客の消費行動などに関するビッグデータを集める考えを表明。「ビッグデータをJリーグで私物化せずに(地域に)還元する。それを起業家や地域企業が活用すれば、(ビッグデータを活用した新ビジネスで)街が豊かになる」とコメント。地域のスポーツ関連ビジネスの拡大に期待。
スマートスタジアムでは、来場者がスマホなどで特定の選手だけを追いかける映像を楽しんだり、タブレットを使って観客席からビールなどを注文が可能。映像の視聴記録や飲料の注文履歴などのデータを大量に集めて分析すれば、新しいファンサービスや企業の販促活動等に利用できる可能性も。例えば、ある観戦客が応援している特定の選手がゴールを奪った日にだけ発行する特別な割引クーポンをスマホに配信し、飲食店が観戦客に試合後の来店を促す効果の発生など。
日経電子版該当記事:http://style.nikkei.com/article/DGXMZO08768600V21C16A0000000?channel=DF280920161012&n_cid=
実はこれからはビッグデータの時代。国も地方も民間企業も、日夜刻々と集積していくビッグデータをどう活用できるかが、今後の飛躍のカギになってくると思います。消費者動向を把握するという事は、当ブログの表現では「リスペクト」になります。ただ、上の記事ではそれをJリーグが地元ホームタウンに還元し、地元企業とともに協働で活用し、地域経済全体の活性化を図るという素晴らしい構想です。
そこで気になるのは、当ブログで過去に口にした「自分達が儲かれば良い」という価値観。Jクラブには決してそういうところは無いと信じていますが、例えば事業所名を露出しないスタグル。これは「協働」でしょうか。「調査データからスタジアム周辺だけ相手にしていれば良い」という価値観、これも同じ。「北海道」という名称にした札幌さん、「群馬」という名称に替えた群馬さん、かつて「平塚」から「湘南」に替えた湘南さん、広域化するのが常識の中で、狭いままというのはどうなんだろと。偏った地域性を作ると、そこに外れた地域にネガティブな空気が流れる事になります。一体感が無い地域には進歩はありません。
上の記事には2つ素晴らしいキーワードがあります。「サッカークラブと地元企業の連携」。スポンサードではありません、連携です。スポンサーかどうかという視点にしか立てなかったら、付加価値は生まれません。ただ、お金と数字が左から右へ移動するだけ。浦和さん、大宮さんには素晴らしい事例がありますね。もう一つは「地域に根差したスポーツ産業」、根差していないスポーツ産業はありませんでしょうか。
そして、ここで普段の情報開示力、情報公開力が問われると思います。例えば川崎さん、たぶんフルオープンにされ、サポショ等も含めて公共財の地域資源として、地元企業とともに最大限に活用される事でしょう。情報化に全く後ろ向きのところがあれば、どうしていいのかわからず引き出しの隅にしまい込んでしまう事でしょう。読者皆さんの地元クラブの情報開示力、情報公開力はいかがでしょうか。
ボランティアレポです。最近ずっとこの記事タイトルです。写真はシマカズ氏とろんぱ氏にお世話になりました。
昨日、Cスタで開催されたファジのホーム水戸戦にボランティア参加してきました。今回の持場はメインコンコース。A席より高い席の入場チェックです。この場所は、チケットの細かい字を確認しないといけないので、ご年配メンバーはどちらかというと「若い方でどうぞ」というところ。今回も何とか行けました。まだ若いという事か。「この色のチケットはS席という文字がこの位置にある」と体で覚えるようになってきたのが不思議。
組んだのは、吉備国大野球部の部員君。真面目な子でやりやすかったです。まずは2Fコンコースで設営準備。後ろを通過するコアサポグループのあも氏と2回も握手。元気になられたのですね。総合案内の準備を手伝うと、H口氏から「5位でもプレーオフがCステで開催される可能性がありますよ」と突っ込みを受ける。3位対6位で6位が勝ち、4位対5位で5位が勝てば、確かに5位でも決勝はホームでできます。ちょっと油断していました。
とにかく寒い。通路から風が吹き込んで来て、思わずその場で足踏み状態。部員君で寒そうで、隣の売店でホットコーヒーを販売しているのに、お互い目が行ってしまう。よく売れた事でしょう。メインコンコースではいろいろな顔に出会えるから楽しいですね。同士の会メンバーで岡大のT岡講師をバッタリ会う。何でも他の大学と合同で、全国的な学会主催の観戦者調査を実施するとか。総合案内でTEAM AS ONE募金箱をじっくり観察できました。そうか、紙製ではなくプラ製だったのかと。
今回の試合で気になっていたのがリユースカップ。先月から導入されたようですが、初めて目にします。当ブログでも甲府さんのリユースカップを昔から何度も紹介しており、やっと導入かという感じ。ビール販売等で紙コップではなく、プラスティック製のカップを使用。持ち場の横で担当の方がネットで抽選会に参加できるチラシを配布していました。すぐ隣だったので、作業の合間によくお話しました。元々の活動主体はNPO法人さん。メディア等でよく耳にするお名前。西川でよくイベントやってますよね。エコステーションも進化せねばなりません。
イベント情報です。
試合前に、ピッチではスクール生デーという事で、コーチとスクール生が交流していました。この日は「ボートレース児島デー」という事で、ファジステージでは、人気女子ボートレーサーの薮内選手のトークショーが行われ、スタジアム前広場では、レース用ボート展示、ボートレース場を模したプールで、ラジコンボートを操縦する「模擬ボートレース体験」などが開催されたようです。
お誘いプロジェクトは今回は豊川選手のピンバッジを進呈。「アラウンド・ザ・日本三名園」という事で、水戸市がブースを出展し、水戸納豆の販売等あったとか。ファジステージでは、おかやま観光キャラバン隊がじゃんけん大会を実施。
あと、2Fコンコースではカードフェスタも開催されていました。ファジステージでは、チアダンススクールのスクール生達がダンスを披露したそうです。おかやまスポーツフェスティバル(11/23)でも頑張ってね。
帰宅して、留守録を観ましたが、前半は調子良かったのに、勝てなかったのが不思議です。水戸さんは守ってカウンターという戦術。最初の失点は自己みたいな印象。すぐに追いついて、今日もドローか、まあプレーオフ決定かと思っていたら、ボラの中で何か相手の選手が喜んでいるらしい、まさか・・・と話をしていたら逆転されていました。今までの岡山ならスコアレスもしくは1-1くらいのドローで終わるはずなのに、どうして負けるの?とみんな不思議そうな顔をしていました。この日は失速中の札幌さん(と岡山か)7位以上のチームは揃って勝利。やっぱ勝ちきれなかったら順位も下がるわと、帰っていくサポーターの方が口々にネガティブな言葉を発していました。
MDPの「ファジアーノレポート」を久しぶりに紹介します。1年ぶり以上かな。今回は「食育活動&交通安全啓発運動」でした。毎試合こういういい情報ならいいのにと思ってみたり。表に大きく「ファジチケ 11月4日スタート!!」と書かれたクリアファイルが配布されていました。ふ~んという感じでした。
今日、oketsu氏から「使うことがあれば使ってください」と写真が送られてきました。ファジフーズに、数限定で「矢島・豊川ホットライン弁当」なるものが登場したようです。画像を観て一瞬、中国リーグ時代にサークルKサンクスから発売されたファジのコラボ弁当の復活かと思ってしまいました。
ネットの戦評です。【スカパー!ハイライト】
岡山は水戸さんの堅守を前に攻めあぐねる展開。矢島選手を中心にサイドを使いながらチャンスをうかがうも、好機では気迫のこもった相手がブロック。後半9分に隙を突かれて先制を許すと、ロングパスを多用する攻撃へシフトしたが、屈強なDFにはね返され続け、前線の豊川につながらず。PKから同点弾を挙げたものの、CKから再びリードを奪われて敗北。水戸さんはこの勝ちでJ2残留決定。
今朝の山陽新聞朝刊の「ファジ足踏み」というタイトルの戦評です。
勝てばプレーオフ進出の6位以内が決まっていたが、今の岡山には勝機を手繰り寄せる力強さが無く、岡山の競り負け。これで6戦勝ち無し。風下の前半は攻守に積極的で、最近の試合の中ではどこか吹っ切れたような躍動感だったが、良い流れを持続できず。後半9分に自陣でこぼれ球を拾われると、豪快なミドルで失点。そこからリズムが狂い始め、縦に攻め急いで攻撃も単調に。16分にはPKから豊川選手が同点にしたが、終了間際にCKからヘッドを決められて負け越し。後半は何度も不用意なパスミスからピンチになり、精彩を欠いた展開。この日のシュート数は6本。好調時に比べて、好機の数が減少は明らか。水戸さんは堅い守りで徐々にペースをつかみ、決定機を逃さず。
これで岡山は6位へ下降。あと2試合。次節アウェー清水戦に勝てば最良で5位。負けても最悪でも6位のままですが、町田さんが勝てば勝ち点差が2点差に、横浜さんも勝てば3点差(得失点差が現在0なので現実的ではないですが)になります。次節、町田さんの相手は山雅さん。山雅さんも優勝を狙っているから必死で来るでしょうから、岡山が仮に負けても、町田さんが山雅さんに負けてPO進出決定という、極めて他力本願な結果になる可能性もあります。昨季まであれだけ引き分けが多かった岡山が、今季は勝ちが多かったので期待していましたが、結局毎年の風物詩的な謎の失速。
数年前に、謎の失速の要因が、「J1に上がれば残れないと思うベテラン選手が、もう1歩走れなくなったのでは」という仰天説を聞いた事がありますが、昨日の出場選手を見ると、そういう顔ぶれでもないしと思ってみたり。本当に失速の要因がわかりません。
来季からJ1昇格プレーオフが廃止され、3位は入れ替え戦に回るという話を聞いています。この方式で言うと、ちょうど今節で3位と4位の勝ち点差で、今の上位3チームが3位以上を確定させ、「今季終了」になっていました。そういう面ではプレーオフ制度は盛り上げを持続させる効果がありますが、逆にJ1へ体験参入をした後に戻ったJ2で低迷化するチームを作ってしまうという、別の側面もあると個人的に感じてしまいます。
周りでも「J1行きたい」と口にする人が何人もいますが、それはJ1がどういうところか知らないで言っているんだろうなとよく思います。当ブログではちゃんとJ1にも時々参戦しています。そんなに甘いリーグではありません。「ジンクスは破ればいい」「1年だけでもいいからJ1で有名チームと対戦したいんだよ」という軽々な話ではありません。現場と運営という両輪の付加価値がともに高く、地域の宝である公共財として機能しているところばかりです。そこに至っていないところは「まだ早いのでは」と。読者の皆さんの地元チームはいかがでしょうか。お疲れ様でした。
【J OKAYAMA MOM(マンオブザマッチ)】
1位: 該当者なし 2位:
issan: 該当者なし。前への推進力がまるでない試合でした。
つかっち氏: 該当者なし。
雉人・F原氏: 矢島選手。相手陣内に果敢にドリブルし、攻撃を鼓舞した。
oketsu氏: 該当者なし。
シマカズ氏: 該当者なし
リスペクト(事例紹介)コラムです。
J1最終節でギリギリ残留を決めた甲府さんですが、数字がどうあろうが、プロサッカーは結果です。名古屋さんの様子を見ればわかる通り、J1とJ2では雲泥の差です。残留おめでとうございます。当ブログとしても、甲府さんは海野会長の記事から長く多くの事例紹介をさせていただいております。そんな甲府さんですが、佐久間監督のコメントを紹介したスポーツ報知の記事があります。以下、抜粋して紹介。
【J1残留は7億円以上の価値 佐久間監督「なりふり構わず残留できたのは夢のよう」:スポーツ報知】
J1甲府は年間14位で4年連続J1残留が確定。副社長とGMを兼務する佐久間監督は「甲府の役員として、利益者代表として、J1になりふり構わず残留できたのは夢のようですし、うれしいです」とコメント。
今回のJ1残留決定は過去のそれとは金銭的な価値が大きく違い、J1では来季の賞金や配分金が大幅に増加し、強者に手厚くなる予定。来季のJ1への均等配分金は3億5,000万円(今季は1億8,000万円)、J2は1億5,000万円(今季は1億円)。新設される強化配分金は来季だけはJ1全クラブに均等に約9,000万円支払われる見込み。J1とJ2の配分金の差額は今季の約8,000万円から来季は約3億円に増加。
甲府の年間予算はJ1では15億円、J2では10億円規模で、降格すれば広告や入場料収入などが減少。佐久間副社長兼GMは、配分金も含めたJ1とJ2の収入差を「7億円ほど」と年間予算の半額に相当すると算出。
'18年から強化配分金が1位(3年間支給の総額約15億円)から4位までに限定されるなど格差が広がるため、甲府のような親会社がない地方クラブにとって今季のJ1残留は「7億円」以上の価値になる可能性も。
スポーツ報知該当記事:http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20161104-OHT1T50201.html
これを見ると、配分金は来季から一気に2.5倍に膨れ上がります。甲府さんの予算も15億円から18億円近くに増えます。ちなみにJ2であれば11.5億円で、6.5億円の差が生じます。これは大違いですね。ちなみにこのJ2での予算規模はJ2岡山とほぼ同じですね。同じ予算で規模ですでに甲府さんはJ1を渡り合っているという事なのかと。
読者の方のリクエストで、J1をキープできている市民クラブと地元岡山との比較記事を作る予定ですが、どこを目指すべきかはっきりしそうですね。市民クラブは決して名古屋さん(経営環境として、千葉さんに近い印象があります)のような企業チームの運営体質ではなく、市民クラブを目指すべきかと。同じ市民クラブでも仙台さんや清水さんは別次元。段階として甲府さんや新潟さん。その前に山雅さんを目指すべきなのかもしれませんが。その辺りはまた。
甲府さん絡みでは、先月に面白い記事が出ていました。以下、抜粋して紹介。
【海野会長、新スタジアムとリニアのコラボを提案:スポーツ報知】
山梨県に球技専用スタジアムの建設を前提として活動している県設置の「総合球技場検討委員会」の委員で、J1甲府の海野会長が10月16日までに、新スタジアムを'27年の開通を目指すリニア中央新幹線の山梨県駅(甲府市)に隣接させるべきと提案。
新スタジアムはリニア新幹線開通までの完成を目指しており、建設候補地には山梨中銀スタジアム近辺もあがっているが、海野会長は「小瀬に造ったとしても単なる球技場でしかない。リニア駅とペデストリアンデッキ(歩行者用の高架建築物)で直結しているスタジアムができれば全国に与えるインパクトが違う。品川(東京)から15~20分というアクセスも良く、新しい街づくりもできる」と説明。
山梨中銀スタジアムには2,187台分の県営駐車場があり、Jリーグ開催時は臨時駐車場と合わせ約3,000台分が稼働するとか。新スタジアムも駐車場問題が課題。海野会長によると、リニア駅予定地付近にある山梨県立産業展示交流館「アイメッセ山梨」や工業団地の駐車場を借りるほか、環状道路の高架下を駐車場として利用するなど解決できるとか。
「サッカーやラグビーの試合だけでなくコンサートも楽しむことができる。リニア駅と共に発展すれば山梨県のシンボルになる可能性がある」。11月24日に開かれる第5回検討委員会でも再度提言するそうです。
スポーツ報知該当記事:http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20161016-OHT1T50129.html
甲府さんも新スタジアム構想ですか、湘南さんといいJ1定着を図ろうとするJクラブは専スタが合言葉になっていますね。中銀スタに今年行っていますが、やや年季は入っていましたがいいスタジアムでしたよ。緑に囲まれた空間で、Cスタよりも更に自然空間が広かった印象です。新幹線の駅から近いというのは岡山と同じですね。でも人口は全然違う環境。一つ脱皮しそうな甲府さんの勢いを感じます。甲府さんは理想的な県民クラブ。決して甲府市のみとかスタジアム近辺しか相手にしないという事はありません。スタジアムには全市町村の旗は掲揚され、県を挙げて支援体制が整っています。J1昇格を狙う市民クラブは、甲府さんをリスペクトすべきです。J1に定着するクラブに少しでも近づけるかもしれません。
もう一つ、甲府さんで気になるのが次期監督。NHKによれば、何とあの吉田監督が内定とか。昨季でJ1柏を事実上解任され、今季もJ1新潟で途中解任されています。大丈夫でしょうか。ちょっと強引なところがありますが、甲府さんと肌が合えばいいのですが。
それにしても、今回のJ1最終節で、甲府さんと新潟さんが残留して良かった。もしJ2に降格していたら、比較記事を書きにくくなっていたので。(それでも書きますが) 昔から当ブログで取り上げるように、Jクラブの経営者も海野会長も理想像です。
J1甲府関連:22 / 21 / ⑳ / ⑲ / ⑱ / ⑰ / ⑯ / ⑮ / ⑭ / ⑬ / ⑫ / ⑪ / ⑩ / ⑨ / ⑧ / ⑦ / ⑥ / ⑤ / ④ / ③ / ② / ①
話は変わり、今日Cスタで開催された、ファジのホーム水戸戦に行ってきました。その模様は明日。
リスペクト(事例紹介)コラムです。
ついに名古屋さん、J2降格ですね。シーズン当初小倉GM、監督でグラグラしていて、気になっていましたが、とうとう浮上する事なく、3日の最終節で同じくJ2降格が決まっている湘南さんに完敗し、来季のJ2降格が決定。オリ10でJ2を経験していないのは鹿島さんとマリノスさんだけになりました。当ブログでは各コラムを観ながら、その背景を分析していきたいと思います。まずはGOALの記事。
【なぜ名古屋グランパスは降格したのか?人災が招いた悲劇:GOAL】
事の発端は昨オフの小倉GM兼監督の誕生。新シーズンの陣容を固めていく作業の中で、情を欠いた余りにビジネスライクな契約交渉が一部の主力選手の流出に発展。ビジネスライクな基準で選手査定でのを契約交渉の結果、何人も選手が移籍していく事に。その内情は他にも、オファーを受けた選手たちからクラブ外へと広がっていき、昨年末、名古屋の選手達に他クラブの選手から「名古屋は大丈夫なの?」という連絡が数多く入ったとか。その結果、移籍による選手獲得に苦戦し、現場には不穏な空気が支配。
開幕戦に勝利後、成績自体は勝ったり負けたりの繰り返しだったが、開幕から2ヵ月を過ぎる頃から徐々にネガティブな空気に。「5人目まで連動するサッカー」を謳って続けられたトレーニングは一向に進捗せず、5月からクラブワーストとなる18試合連続未勝利を記録。7月の試合からは守備の強化で5バックを採用したが、その他のポジションは何も対策できず、小倉監督の未熟さを露見し、わずか半年で頓挫。
リーグ26試合でわずか4勝しかできなかった小倉体制の是非の他に、監督交代のタイミングの悪さも降格の原因の一つ。後任のジュロヴスキー監督は相対的に自信を取り戻させてチームを「正常な状態」にまで引き上る事に成功。元マケドニア代表監督の豊富な経験と確かな指導力で、名古屋は最終節までの延命に成功したところがあり、監督交代があと数試合早ければ、という失敗は誰の目にも明らか。
責任は18試合もの間、ネガティブな戦いを続けた選手達も。試合でプレーするのは選手なので、ピッチ上の努力が単純に足らなかったことはやはり責められるべき。現場に混乱を招いたフロントも含め、やはり降格は人災。現場とフロントの距離感のズレは、そのまま湘南戦で見られた間延びした名古屋の戦い方が象徴。降格後、久米社長の辞任が決定。そこでまず取り掛かるべきは久米社長の言う「フロント力」の強化。フロント人事も含めた来季以降の意欲的なプランを早急に組み上げなければ、求心力を失ったクラブは草刈り場と化し、J1復帰の力は大幅に削がれる。名古屋は降格が決まってなお、崖っぷちに立たされていると締めくくっています。
GOAL該当記事:アドレス
という内容でした。生々しいものですね。小倉監督に反発して選手達もネガティブに試合をしていたという風に読めますが、そこまでバラバラなチームが勝てる訳がありません。ハリルジャパンも少しそんな面があると耳にしてますが大丈夫かな。新監督で失敗し、後任監督の交代のタイミングが遅すぎて、J2降格に至るというパターンは今までも他のJ1チームに見られました。特にJ1柏は2度経験し、今季もミルトン監督がヤバかったのですが、フロントが早く下平監督に替えて蘇生しました。他にもガンバさんがそうでした。どこかの報道で見かけましたが、ガンバさんと名古屋さんは共に、西野監督が辞めた次の年にJ2に降格しているとか。ガンバさんは実績を残していましたが、名古屋さんではパッとしなかったですね。
あと、選手間の情報交換で、選手が集まりにくい状況になっているという話も生々しい。今季2部に降格したベルもそうでなかったらいいし、もう1チーム数年前まで、GMが原因だったのかそういう状況を囁かれていたのを思い出しました。
スポーツ報知にはベンゲルの亡霊という、目を見張るようなタイトルのコラムがありました。以下、抜粋して紹介。
【クラブ史上初降格のワケは“ベンゲルの亡霊”にのみ込まれた内部抗争:スポーツ報知】
J1名古屋の降格理由は、ガバナンス(組織統治力)の欠如。昨年4月にトヨタ自動車の豊田社長がクラブ会長に就任。同社は今年4月にはクラブを子会社化。狙いの一つに、資金力を増強し将来的に年間予算500億円規模の「メガクラブ」へ発展させるシナリオがあり、資金よりもまずは組織として規律を整えることを豊田会長は求めていたはず。
皮肉にも現実は真逆に進行。J屈指の敏腕の当時の久米GMが昨年4月、トヨタ出身者以外では初の社長に昇進。久米新社長はチーム編成の権限を失い、決済権者のみに変貌。同時に小倉GM補佐が就任。クラブのレジェンドとはいえ、経験に乏しい元解説者を抜てきした人事には無理があり、小倉GM補佐の自滅を半ば期待し、再び編成権を得られると勘違いした久米社長の見通しも甘かった状況。
小倉氏は監督経験のないまま、今季はGM兼任監督に就任。その実態は、ベンゲル元監督の下で一時代を築いた元マネジャーが、名選手の小倉氏を神輿にのせてトヨタ出身の役員に近づき、思うようにクラブを操ろうとしたもの。それに久米社長が加入させた永井、川又、田口ら主力選手が反発してチームは空中分解したのは当然の流れ。内部抗争という「ベンゲルの亡霊」にのみ込まれる形でクラブは失墜。
スポーツ報知該当記事:http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20161103-OHT1T50233.html
まさに「企業チーム」の悲劇ですね。久米社長の事を調べてみると、何とJ1柏で10年もの間、強化責任者でした。その間にJリーグの事務局もされているし。その後は清水さんから名古屋さんに転身。元岡山の川又選手は久米社長が引っ張ったのですね。それにしても内部抗争というのはよろしくないです。現場と運営は両輪。チームとクラブが一つに慣れていなかったら、強くなる訳がありません。「自滅を半ば期待していた」って・・・何じゃそりゃ。
日刊スポーツと朝日に「フロント力」について述べられています。以下、抜粋して紹介。
【名古屋久米社長に大ブーイング「束ねる力なかった」:日刊スポーツ】
J2降格に関し、久米社長は「小倉監督は自分が監督に推薦。人生は一代、名古屋グランパスは末代まで残る。『名古屋を落とした社長は久米』となる。末代まで久米という名前が名古屋に刻まれ、不名誉な歴史をつくってしまった。深くおわび申し上げたい」とコメント。試合後のセレモニーでは、最初にマイクを握った久米社長へ、サポーターから大ブーイングが発生。サポーターの評価を受け止めると「フロント力がないチームがJ2に落ちる。残念ながら今年のフロント力を考えると、私の束ねる力がなかった」と責任を背負うコメント。
日刊スポーツ該当記事:http://www.nikkansports.com/soccer/news/1733310.html
【名古屋のJ2降格、知事「散々だ」 トヨタは支援縮小か:朝日新聞デジタル】
「フロントも選手も、すべてにおいて実力がなかった」とグランパス会長であるトヨタ自動車豊田社長のコメント。今年6月に累積赤字解消のために約4,000万円の増資を引き受けたばかりで、J2降格はトヨタにとっても頭痛の種。地元ゆかりの出資企業約20社の中で、トヨタは最大の50.1%を出資しているから。再昇格には戦力充実が不可欠だが、J2に落ちればテレビなどへの露出が減り、広告価値が低下。「トヨタにも株主がいる。誰かを感動させたり笑顔にさせたりするチームに変わらない限り、同じ金額での支援は難しくなる」と来季の支援縮小に含みを持たせるコメント。
朝日新聞デジタル該当記事:http://www.asahi.com/articles/ASJC35JH9JC3OIPE00W.html
「フロント力が無いチームはJ2に落ちる」という言葉は、個人的には他の言葉にも聞こえます。「J1に復帰できても1年でまたJ2に戻る」「J1に昇格できても1年で落ちて低迷する」と。そして、一番目に停めた言葉が「誰かを感動させたり笑顔にさせたりするチーム」。それができないチームにはスポンサードはできないという話ですが、長い目で見れば前者がスタンダードでしょう。ただ頑張っているから支援しようというスポンサーもあるのかもしれませんが、これが本来のスポンサードではないでしょうか。当ブログでも昔よく「感動の密度」という表現を使いました。金儲けに走り、地域に根を張ろうとしないところがあれば、感動の密度も薄い。数字ばかり露出されて、感動の密度は高まるでしょうか。スポンサーは、数字ではなく地域に感動を与える存在を求めていると思うし、それが理想的なスポンサードだと思います。その辺ですかね。
あと、フロント力ですが、まずは基本の部分。他のところは当たり前のようにやっている事ができているかどうか。できている上で更に付加価値の高い事ができるのか。後者は何と言っても川崎さんですね。いくら見てくれが良くても、基本ができていなかったら、フロント力は高くないという事ですか。
企業チームである名古屋さんにも、地域に根が張れていると思わせる部分があります。それは地元商店街との連携。スタジアム付近のごく一部の商店街のみとしか連携できていないところとは違う付加価値だと思います。
J1名古屋関連③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160918
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140727
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130213
PV生観戦レポです。
昨日、ウルトラスで開催されたファジのアウェー町田戦のPVに参加してきました。入店してみると、前より少し少ない客の入り。祝日の昼時間だからなのか、最近やや失速気味だからなのか。今回はいい席をキープできました。シマカズ氏と、おかやまマラソンの出場のために10km走って来て、終わったらまた10km走りに行くという山やん君、熊氏も参戦。
試合前から気にしているのがJ1の行方。シマカズ氏は浦和さんの年間1位を気にしてるし、こちらは残留争いも気にしているので、スマホでJ1とJ2の試合状況を同時にチェックしながら観戦していました。何でもつかっち氏は埼スタに行っている模様。年間1位おめでとうございます。
試合の方ですが、町田さんはカウンターでもなく、ポゼッションというよりは流れるパスサッカーでした。よく通すし、一つ一つのパスの出し受けの精度が高かったですね。岡山は解説でも言われていましたが、前半は相手のサッカーを見極めるために、ボールを持たせるサッカーで、後半くらいから攻め始めるとか。昨日もそんな感じでした。
前半、不運な形で篠原選手のクリアが上手くゴールに入ってしまい失点。嫌な予感がしました。ただ、片山選手のベストゴール選出レベルの見事なミドルが決まって同点に。その後は一進一退でスコアは動かずに終了。
この日、相手では矢澤選手が目立っていましたね。千葉から来ましたが、その前は柏所属で、当ブログでもだいぶ昔に「決めてくれ矢澤」というキャッチフレーズを紹介していた選手。やはり上手かったですね。あと、倉敷出身のリハンジュ選手もいたようですが、余り目に留まらず。
ネットの戦評です。【スカパー!ハイライト】
町田さんは試合の入り方が理想的な印象。DFラインを高く敷き、前線から連動したプレス。攻撃では左サイドから崩すホットラインを作り、好機を創出。先制点となったオウンゴールも、ワンツーから入れたクロスが篠原選手に当たったもの。しかし、岡山は無理に追い付こうとはせず、引いて組み立て直すことを選択。これによって町田さんは相手の最後列への圧力が弱まり、一瞬の隙を突かれ、ロングパスから片山選手が同点弾。後半は攻め合うが、決定力を欠く結果。
今朝の山陽新聞朝刊の「ファジ踏ん張る」というタイトルの記事の戦評です。
不運な形で1点のビハインドを背負った岡山は辛くも引き分け。前半26分、不運なオウンゴールでの失点だったが、気落ちせずに踏ん張った。少しずつボールを保持する時間を増やすと、前半36分に片山選手の豪快なミドルシュートで追いつく。3連戦の第2戦。過密日程や故障が相次いだ影響もあってか、攻守に精彩を欠いたのが気がかり。連敗は2で止まったが、白星も5試合無し。
自陣でのプレスが甘く、後手に回る場面が多かったのは反省点。個半は速攻やセットプレーで得点機を生んだが、単調さが目立った。町田さんはテンポの良いパス回しで攻め込んだが、フィニッシュの精度を欠いた。岡山は、J1自動昇格の可能性は消滅。
帰り際にT森店長から、次のアウェー戦の前に、黄色い天皇杯の試合を流すのでと誘われる。うーむ、今季もACL無かったし、時間的にもちょうどいいかもと思ってしまう。他の黄色い人は来るのかな。
岡山は勝ち点1を積み上げたが、5位のまま。この日、岡山が勝って、横浜さんが負けたら、岡山のプレーオフ出場が決まったのですが、横浜さんが勝って、町田さんと入れ替わりに7位に浮上。
次節、岡山は勝っても5位のまま、負けたら最悪で京都さんに抜かれて6位に落ちる可能性。横浜さんとの勝ち点差は6点。詰められなければいいのですが。上を見るとセレッソさんと5点差。昨日も負けていましたね。3位以上は順当勝ち。特に清水さんは強過ぎ。プレーオフで清水とは当たりたくないよなぁという声がありましたが、どのみち一緒ですが。
この日はJ1では浦和さんが年間勝ち点1位を達成。特にセレモニーとかは無かったのかな。そして、結局名古屋さんがJ2降格になりました。昨日からその報道でもちきりです。やはりオリ10がJ2降格というのは大きいニュースなのですね。お疲れ様でした。
リスペクト(事例紹介)コラムです。
先日、今季やや遅めでしたが、J2岡山の選手による地域貢献活動が実施されたレポを紹介させていただきました。昨季は夏頃で、どうして今季は今頃なのかよくわかりませんが、やらないよりは良かったと思います。いわゆる「給食先生」の第2回が開催され、今回は豊川選手などが参加したようです。
情報を耳にし、いろいろとメディア情報を探しましたが、なかなか無く、山陽新聞でもまた岡山市民版のみの掲載なのか、倉敷市民には全く情報が入ってきません。今のところ、ファジ☆スタでも出ていないので、本当に知らずに終わっていました。またしても、フロントブログからのピックアップとなりました。画像も今回も使わせていただきました。以下、抜粋して紹介。
【“(食べる+動く)×地域の宝=‘えがお’いっぱいプロジェクト” 第2弾】
10月24日には、先週に引き続き、食育活動に6選手(林、竹田、関戸、藤本、豊川、篠原)が参加。これは、先週と同じく、岡山市と岡山市教育委員会との協働で実施する“(食べる+動く)×地域の宝=‘えがお’いっぱいプロジェクト”の一環で、今回は岡山市立富山小学校を訪問。
校内放送で好きな食べものやメッセージ等をアナウンスした後、クラスに分かれ、いざ給食。豊川選手と竹田選手は5年生を訪問して、児童と一緒に給食時間を過ごす。その後は、校庭で6年生と交流。最初に選手によるデモンストレーション。リフティングやゴール前でのセービングを披露。デモンストレーションの後は、サッカー、ドッジボール、しっぽとり鬼ごっこに分かれて皆さんとレクリエーションで交流。最後に、竹田選手から児童で閉会挨拶。その後に児童代表からお礼の言葉。
フロントブログ該当記事:http://ameblo.jp/fagiano-front/entry-12212806969.html
選手達は試合では見られない、また違った笑顔を見る事ができました。児童からたくさんパワーをもらって、満喫している笑顔ですね。J2岡山が今よりも、選手の地域貢献活動に対して消極的と個人的に思っていた時期に、記事に「選手による地域・社会貢献活動がなぜ大事なのか。それは地域からパワーをもらい、苦しい時に『○○の子たちが観ている』ともう一歩走れるから」とよく書いたものでした。あくまで個人の主観ですが。
いろいろネットを調べてみましたが、なかなか出て来なかったですが、竹田選手のツイッター記事がありました。他に、J's GOALに「岡山:大人気の豊川雄太選手」というタイトルで、写真レポがありました。以下のとおりです。
岡山市立富山小学校での食育活動、「ファジアーノ岡山×小学校給食」でのひとコマ。廊下を歩いて教室に向かう最中から名前を呼ばれていた豊川選手。5年1組の教室に入ると大歓声に迎えられました。「これ、どうやって食べるの?」と積極的に話をしていました。生徒たちも、「実物、最高です!」と目を輝かせていました。
J's GOAL該当記事:http://www.jsgoal.jp/photo/n-00010257/
交通安全にも参加したようです。これは夕方のニュースで一瞬映ったのですが、その後はどのメディアにも見つけられず。岡山市民版には出たのかもしれませんが、露出無かったですね。これもフロントブログからピックアップさせていただきました。以下、抜粋して紹介。
【交通安全の街頭啓発活動】
10月27日に開催された交通安全の街頭啓発活動に4名の選手(田中、小林、板野、岩政)が参加。岡山市北区下石井の信号交差点付近で、岡山県と岡山県警、J2岡山がコラボレーションした夜光反射リストバンドやLEDライトを、歩行者や自転車通行人に配布しながら交通安全を呼びかけ。この日は岡山県警LEDマン、交通警察協助員、県立朝日高校の高校生も一緒に活動。
フロントブログ該当記事:http://ameblo.jp/fagiano-front/entry-12213820085.html
広報さんのいい記事ですが、少しもったいないと思っています。せっかくの記事もブログでは日の経過とともに奥の奥へ沈んで行ってしまい、後で見つけにくくなるからです。先日より毎日、社員さんでフロントブログの記事をアップされていますが、情報周知力では正直ブログのみでは弱い時代になってきていると思います。次々と新しいSNSが登場し、mixiまでは廃れていませんが、以前より閲覧頻度が減っています。それは毎日アップしている当ブログが一番よく知っています。当ブログの11年の歴史の中で、ピーク時から訪問者が3/4に減ってしまいました。
山雅さんのようにホームタウンページで、きちんと整理して残せば、永久にファン・サポーターの視野に残ると思います。また情報発信も、昔のメルマガのような存在であるLINEは、閲覧者限定なので発信力は物足りず、ブログだけでも同様かな。なぜ、J1川崎があれだけSNSを多用しているのか、その辺に何か学ぶべきものがあるのではないかと個人的に思っています。
あと、ここ最近電話でのご来場呼びかけを社員さんで実施されているようですが、もし、新潟さんのように地域に根を張る後援会があれば、フロント社員は各地区の主だった人に連絡するだけで、地域全体に多くのメッセージが行き渡ると思います。事務局から頼まれるのと、地域のお役に頼まれるのでは説得力が違うでしょうし。これはアウトソーシングの部分も出てくるので、簡単には言えませんが、いつも新潟さんをうらやましく思っています。今日はやや込み入った話になりましたが、頑張っておられる姿を目にするからこそ、一言口に出したかったのかもしれません。失礼いたしました。読者の方のリクエストで、今度J1をキープしている市民クラブとJ2岡山を比較する記事を書く事になっています。大変ですが、自分自身のリスペクトにもなると思って頑張ります。
J2岡山選手による地域貢献活動関連①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161023
話は変わり、今日はJ1でいろいろありました。その模様は後日。ウルトラスで開催されたファジのアウェー町田戦のPVに参加してきました。その模様は明日。
リスペクト(事例紹介)コラムです。
少し遅れましたが、U-19日本代表メンバーの皆さん、優勝おめでとうございます。いやぁ強かったですね。小野、稲本の黄金世代の時が一番印象に残っていますが、無失点でのアジア制覇はあの時より強いんじゃないでしょうか。まずは結果です。
U-19アジア選手権は10月30日に、バーレーンで決勝が行われ、日本はサウジアラビアを相手に0―0からPK戦を5―3で制して初優勝。日本は5人全員が成功し、サウジアラビアは4人目が失敗。今大会は2020年東京五輪で中心となる世代で争われ、日本は4強以上に与えられる来年のU―20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)の出場権も獲得。あれから、いろいろといい記事を探していましたが、やっとTHE PAGEで見つけました。ヤフースポーツで出ていました。以下、抜粋して紹介。
【U-19日本代表がなぜ快挙を?その舞台裏とは:THE PAGE】
U‐19アジア選手権2016で、日本はグループを1位突破し、来年5月に韓国で開催されるU‐20W杯への出場権を実に5大会ぶりに獲得。その後、準決勝ではベトナム代表に快勝し、決勝でPK戦で勝って7度目のファイナル挑戦で初めて優勝。MVPを獲得した堂安選手がMVPと思いこんだ名前として口にしたのは中山選手(J1柏)と冨安選手(J1福岡)の両CBと、GKの小島選手(早稲田大)。
控えメンバーで臨んだ準決勝を除く5試合で、3人は延長戦にもつれ込んだ決勝を含めた全480分間に先発フル出場。大会史上で44年ぶりとなる全試合完封の偉業を達成し、過去のどの世代も手の届かなかったアジア制覇を達成。
特に中山選手は今シーズン前期開幕直後から、J1柏でレギュラーポジションを獲得して急成長。大きなサイズを生かした対人守備の強さに加えて、日本でも稀有な左利きのCBというストロングポイントを生かした、正確で素早いフィードを前線へ供給。J1福岡の冨安選手も、後期からボランチでレギュラーを獲得。185cm、70kgのサイズを生かした守備で奮闘。
Jリーグが十数年来も抱えてきた課題に、高校やユースからプロになった選手が最初の1、2年で実戦の出場機会を激減させる点があり、サテライトリーグが経費節減のために廃止された'09シーズン以降は、若手が伸び悩む傾向がさらに顕著化。
危機感を抱いたJリーグは、J3にJリーグU-22選抜を参戦。J1・J2でベンチ入りしない22歳以下の選手から、試合ごとにチームを編成。真剣勝負を通して成長を促す狙い青写真を描いたが、試合前日に集合して練習を一度だけ行う寄せ集め感のもとでチーム内の士気や緊張感が上がらず、2年で活動停止。
若手の強化育成が再びクラブに委ねられたなかで達成された、今回の二重の快挙。村井チェアマンは「代表チームや選手たちの努力はもちろんのこと、Jクラブが日常的に選手育成に励んだ成果が出たのではないか」とコメント。
PK戦の末に準々決勝で北朝鮮に負けた2年前のメンバーを見ると、J1でコンスタントに出場していたのはJ2・C大阪の南野選手くらい。
「公式戦で、試合勘を含めたコンディション不足という問題が、今まではどうしても否めないところがあったが、今回のチームはJ1で試合に出ている選手が増え、J3で毎週末に試合をしている選手たち。コンスタントに公式戦でプレーすることは、試合勘に対しては非常に大きい。18歳までは高校やユースで毎週のように試合をしているので、それがガクッと落ちるととても不安になる。いくらいい練習をしても、試合をしなければサッカー選手ではない。たまに試合にでも『90分間もつかな』と考えるなど、メンタル面も同時に左右」と、2年前はU‐19日本代表コーチだった内山監督のコメント。
今季からG大阪、C大阪、FC東京はU‐23チームを編成してJ3に参戦。G大阪では堂安選手、大会途中からボランチに定着した市丸選手がそれぞれ19試合に出場。クラブと協会が車の両輪を形成し、ようやく力強く前へ進みはじめたところへ、Jリーグもクラブ単位でU‐23チームをJ3に参戦させた今季に続き、来季からはルヴァン杯で東京五輪世代の出場枠を設定。日本サッカー界が一丸となって、4年後のメダル獲りを目指していくと締めくくっています。
という内容でした。本当に東京五輪に向けて未来は明るいですね。J3でJリーグU-22選抜の参戦もいろいろと言われましたが、このコラムを読むと、一定の効果があったようですね。アジア選手権では結局一回もTV中継は無かったですが、ぜひU-20W杯ではTV中継して欲しいですね。というか、前にワールドユースに出場した時も同じような事を書いていましたが。
今回のチームの名簿を見ると、某黄色いチームから2人出ていますね。中山雄太選手と中村駿太選手。中村選手はサッカーキングのコラムを発見しました。中山選手は所属チームでもトップチームに所属し、コンスタントに試合出場しています。航輔選手もリオ五輪で活躍し、先日ハリル監督のGK合宿に呼ばれました。某黄色いチームは前からですがこのようにうまく育成が回っていますね。来年のU-20W杯でも世界でひと暴れし、2020年につなげて欲しいですね。来年のルヴァン杯も楽しみにしています。
THE PAGE該当記事:https://thepage.jp/detail/20161102-00000001-wordleafs
日本協会該当ページ:http://www.jfa.jp/national_team/u19_2016/
リスペクト(事例紹介)コラムです。
今日、また面白いニュースが流れました。サッカー界では今まで聞いた事が無い「敗者復活戦」というキーワード。敗者復活方式といえば、五輪正式競技時代に目にした野球とソフトボールの大会スタイル。日本負けたか・・・ しばらくして優勝しちゃった、なぜ?と驚き、「サッカーじゃあ考えられないやり方だよなぁ」とよく思ったものでした。そんな大会方式を導入するという話が浮上したそうです。スポーツ報知の報道です。以下、抜粋して紹介。
【Jリーグ、カップ戦「ルヴァン杯」が来季、新方式導入へ、敗者復活戦の導入が浮上:スポーツ報知】
Jリーグ杯であるYBCルヴァン杯(昨季まではナビスコ杯)に、来季から新方式として「敗者復活戦」が導入される可能性。現行方式はグループステージ(GS)を勝ち抜いた上位チームが決勝トーナメントに進出するが、来季からはGSの2~4位が決勝T進出をかけたプレーオフ(PO)ステージを戦う方式を検討。11月8日のJリーグ実行委員会で最終的に議論されるが、大会活性化の新たな試み。
来季は、前身のナビスコ杯から数えると25回目の開催。例年通り、ACLの本大会出場チーム(2~最大4枠)は決勝Tから出場。それ以外の14~16チームが2グループに分かれてGSを行う方向で話が進んでいる。ACL出場が4チームの場合、GS1位の2チームが決勝T進出。残り2枠をかけて、GSの2、3位でPOステージを実施。ACL出場が3チームなら1位の2チームが決勝Tに進み、GSの2~4位が残り3枠をかけて戦う。ACL出場2チームの場合はGSの2位以上の4チームが決勝T進出。残り2枠をGS3、4位が争うことになるとか。
従来方式では終盤に消化試合が増え、面白みを欠くなどの問題点もあり、来季から東京五輪世代の試合出場、ベンチ入りを義務づける「指定選手枠」の設置等ですでに合意。試合数の増加で、若手の公式戦での経験値を上げる目的も。
ルヴァン杯は国際Aマッチウィークに開催されることが多く、日本代表の活動中に若手に出場機会を与えられることが多い状況。来季のルヴァン杯の詳細は8日のJリーグ実行委員会で議論。
〔これまでのカップ戦〕
前身のナビスコ杯は'92年に始まり、'95年をのぞいて通算24回開催。基本的に予選Lと決勝Tの方式だが、過去には'94年、'99~'01年、'11年にすべてトーナメント方式で開催。J2が発足した'99年から3年間はJ1に加えてJ2も含めた26~28チームが参加し、ホーム&アウェー方式のトーナメント戦(決勝は1試合)。'02年以降はJ1のみの参加になり、'05年からはACL本戦出場チームはグループリーグはシードされ、決勝Tから出場する仕組みを導入。
という内容でした。まあ、J1リーグ戦とは違ってある程度柔軟に運営ができるカップ戦なので、そこまで目くじらを立てるべきでもないと思います。いろいろ試してみるのもいいのではないでしょうか。ただ、当ブログから見ると、「第2の2ステージ制」です。天下の悪法ではありませんが、また反対運動が起こりそうな大会形式ですね。
わかりやすく解説すると、グループステージ最下位のチームが、最後に優勝する可能性が出てくるという事。一度グループステージを敗退したチームが優勝まで行く可能性がある方式は今まで存在していないんじゃないかな。野球ファンと違って、サッカーのサポーターは実直です。野球ファンはCSを受け入れましたが、サッカーサポーターは2ステージ制を葬り去りました。余りおかしな事はやらない方がいいのではないでしょうか。育成世代の出場機会を増やしたいのなら、当ブログで何度か言っている、J1リーグ戦で育成世代のベンチ入り数を義務化すればいいのです。ドイツのように。ドイツは自クラブの育成選手ですが、日本ではまだユース組織が出来上がっていないところがあるし、すぐに大きいところに出て行ってしまう。だから、出身は問わずに所属選手の23歳以下で考えたらいいと思います。
旧ナビスコ杯で、過去にJ2も加わった事がなるのに、なぜ'02年以降はJ1のみになったのか。それはJ2相手では客が入らないという理由でJ1クラブが猛反対したからです。日本のクラブや選手を強くしたいのか、育成世代を強化したいのか、儲けたいのか、どれなんでしょうか。全部はできません。思惑がバラバラだったら、またおかしな流れになると思います。今度はルヴァン杯の表彰シーンで、ブーイング受けますよ、村井チェアマン。村井チェアマンの本音を聞いてみたいところですが。
スポーツ報知該当記事:http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20161101-OHT1T50048.html
Jリーグ組織問題関連 (その他):38 / 37 / 36 / 35 / 34 / 33 / 32 / 31 / 30 / 29 / 28 / 27 / 26 / 25 / 24 / 23 / 22 / 21 / 20 / ⑲ / ⑱ / ⑰ / ⑯ / ⑮ / ⑭ / ⑬ / ⑫ / ⑪ / ⑩ / ⑨ / ⑧ / ⑦ / ⑥ / ⑤ / ④ / ③ / ② / ①
Jリーグ組織問題関連(2ステージ制騒動):47 / 46 / 45 / 44 / 43 / 42 / 41 / 40 / 39 / 38 / 37 / 36 / 35 / 34 / 33 / 32 / 31 / 30 / 29 / 28 / 27 / 26 / 25 / 24 / 23 / 22 / 21 / ⑳ / ⑲ / ⑱ / ⑰ / ⑯ / ⑮ / ⑭ / ⑬ / ⑫ / ⑪ / ⑩ / ⑨ / ⑧ / ⑦ / ⑥ / ⑤ / ④ / ③ / ② / ①
PV留守録生観戦レポです。
昨日、ウルトラスで開催されたファジのアウェー京都戦のPVに、参加してきました。今回は夜に開催される語る会に合わせて、再度録画映像をお店に流してもらい、参加者も皆情報を遮断して生中継状態で参戦しました。ただ、常連メンバーの半分以上が現地に行っており、Fリーダーと隅氏だけでしたが、充分楽しめました。やはり生中継状態は展開が全くわからなくて観るので、面白かったです。
3人でわいわいやりながら飲み食いしましたが、前半で結構お酒も進んでしまいました。メンバーの名前を挙げながら、「あそこに行ってるんだろな」「映らないかな」と口にするが、実際はその時は山陽道を疾走していた事でしょう。
試合ですが、この日は守りの要の岩政選手と、前のボールの収め役の赤嶺選手、そしてケガの加地選手を欠いていて、イメージ的には天皇杯の鹿島戦でしたが、藤本選手は活躍できず、他の代わりに出場した選手も輝けず。本当に完敗でした。印象に残ったのが京都の外国人選手達。10番のエスクデロ選手は風貌がスペイン商人みたいでしたが、矢島選手との10番対決を圧倒的な存在感で制しました。矢島選手は途中でスタミナ切れ。90分走れなかったU-23代表の初期のような姿でした。凄みのある3人の外国人選手達。豪華だな、やっぱ京都さんは資金があるんだなと思っていましたが、売上は岡山の11億円に比べて京都さんは19億円。確かに多いですね。
試合が終わって、T森店長が顔を出す。「全然絡んでこないから、今日は勝ってはないなと思っていましたよ」と言うと、苦笑いしていました。ウルトラスさんは、J2の試合時間が発表になると、すべて予約受付をストップするが、発表前に予約が入ると止めきれないそうです。それがブルーの日なんですね。ここにもファジアーノ愛に溢れたお店がありました。この日11年目にして再発見がありました。ウルトラさんはこの地の前は表町3丁目で、その前は県庁通りの雑居ビルの2Fの狭い場所だったのですが、語る会は表町時代から。Fリーダーは県庁通り時代には行っていないと思っていましたが、何と行ったよと! あの、フードがポテチしか無かった時代を知ってるのですね。まさに「ルーツオブ語る会」です。という事は2004年なのかな。
昨日はGKスゲ選手にもやられましたね。昨季までは某黄色いJ1チームの正GKで実は見慣れた顔でした。メンバー2人に「セーブもキックも上手いが、実はPKは苦手なんだよ」と言いましたが、ただただ上手さを見せつけられた試合でしたね。主将なんですね。京都さんは7試合連続無失点か・・・
ネットの戦評です。【スカパー!ハイライト】
上位対決を制した京都さんが岡山に肉薄。京都さんは開始早々に先制点を奪えた結果、ゆとりを持ったボール回しが可能に。岡山を脅かす一方、守備では高い最終ラインの背後を狙われてあわやの場面もあったが、岡山の前に立ちはだかったのはGK菅野選手。飛び出しかステイかの判断に優れ、好セーブを連発してゴールを死守。京都さんはホームでの連続無失点記録を7に伸ばし、記録の更新と勝点3に大きく貢献。
続いて、日刊スポーツの記事です。
5位岡山がJ1昇格プレーオフのライバル6位京都に完敗。矢島選手は「前半、京都と同じくらいのチャンスがあったが、最後の決めきるところは個人の力で、そこが相手の方が上」とコメント。矢島選手は後半32分に負傷交代。エスクデロ選手のカウンターに並走した時に「足をつってしまう形になった」そうですが、次の試合には支障はないようです。チームは2連敗で、勝ち点63で京都さんに並ばれ、得失点差も2に縮まった状況。
続いて、今朝の山陽新聞朝刊の「ファジ連敗」というタイトルの記事の戦評です。
岡山は前半3分にクロスから失点。後半39分にはカウンターから追加失点し、勝負を決められる。岡山は相手DFの背後を何度も突いて、好機は多かっただけに悔いも。目立ったのは中林選手のミスキックなど無駄なボールロス。京都さんはホーム7戦連続無失点。GK菅野主将を中心に最後まで集中を切らさず、カウンターも協力。
十分に勝つチャンスはあったが、最後まで決めきれず。それに対し、先制点、追加点と好機を逃さなかった京都さん。ライバルにフィニッシュの精度の差を見せつけられ、チームは余りに痛い今季初の連敗。岩政、赤嶺両選手という攻守の要を出場停止で欠く中での一戦。得点や失点につながる最後の部分で物足りなかった印象は否めず。10月の上位対決で松本、C大阪、京都には1勝もできず。ラストスパートに向け、不安が残る結果。
これで岡山は薄氷の5位。次のアウェー町田戦に勝てば、最良でも5位のままか。負ければ最悪で6位に下降。この日、7位の町田さんの結果がずっと気になっていましたが、讃岐さんに負けたそうです。これで7位までは勝ち点8点差。余裕かと思えますが、確か先月は京都さんとの差がこれくらいだったのかもしれません。その町田さんと明々後日戦います。しかもアウェーで。