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東京ヴェルディを参考に10

2015-01-31 00:08:57 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 ヴェルディさんは昨シーズンも成績面(J3降格圏の一歩手前)でも経営面でも大変苦戦されていました。ただ、当ブログではヴェルディさんを昔から評価しています。Jリーグバブル時代の栄光が忘れられないとか、そういうものではなく、実は地域密着で地域貢献活動を行っている立派なクラブだと認識しているからです。格好だけで選手を街に出したがらない、親企業のない企業チーム化しているクラブがあるとすれば、そんなところよりよっぽど付加価値が高いかなと。ヴェルディさんは一昔前とは全く違う経営構造であり、昔の負の遺産、競争が激しい首都圏という不利な環境でなければ、きっとJリーグ百年構想の優等生になるのではないかとも思っています。そんな中で、いい事例がありました。まずは育成支援クラブ設立について。去年の秋の情報ですが、以下抜粋して紹介。
   
【東京ヴェルディ育成支援クラブ設立】
 J2東京Vは、未来の日本サッカー界を支える人材を育てることを目的とした、育成サポートクラブ「東京ヴェルディ育成支援クラブ」を設立。昨年11月より募集開始。
・設立趣旨(抜粋):
  「東京ヴェルディ育成支援クラブ」は首都・東京に本拠地を置く東京ヴェルディから、将来Jリーグや日本代表、さらには世界で活躍する選手を育てるために設立された協賛型の育成サポートクラブ。中期的には、東京オリンピック代表に、首都東京のクラブとして一人でも多くの選手を輩出することを目標。集めた会費は、クラブの伝統ある育成組織を維持・強化していくために、アカデミー部門を中心とした育成支援活動及びスクール事業を中心とした普及支援活動に活用」
・支援内容:
 ①アカデミー部門の合宿・遠征・練習試合等の費用補助
 ②アカデミー部門の環境整備費用補助
 ③その他普及活動費用補助
・会 費:
 ・個人:1口3,000円(税抜) / 法人:1口10,000円(税抜)
 ※複数口でのお申込も可能です。
・特 典:
 東京ヴェルディ育成支援クラブ設立記念会への参加権(育成選手との撮影会(集合写真)あり)
 個人:1口につき1名参加、法人:1口につき3名参加
 ※特典は予定です。変更になる場合がございますので予めご了承ください。
・申込期間:
 第一次募集期間:2014年11月1日~2015年1月31日まで
J2東京V公式HP該当ページ:http://www.verdy.co.jp/ikuseiclub/
J2東京V公式PeaTiXアカウント:http://verdyikuseiclub.peatix.com/

 こういう事例は、セレッソさんの「ハナサカクラブ」から始まり、すっかりJクラブ中に広がっていきましたね。いい取り組みだと思います。ヴェルディさんといえば、昨シーズンのJリーグアウォーズで「最優秀育成クラブ」を受賞しています。やはり、育成については誇りがあるのでしょう。ぜひ、育成クラブから見事復活され、J2いやJ1にもう一度戻ってきて、昔のような雄姿を見せて欲しいですね。次はホームタウン協定です。
    
【東京都板橋区とのホームタウン協定】
 東京ヴェルディおよび日テレ・ベレーザは、東京都板橋区とのホームタウン活動における協定を締結。
・連携協定締結日: 2015年1月29日(木)
 板橋区役所にて行われた「連携協定締結式」にて締結、発表いたしました。
・連携協定締結チーム
 東京ヴェルディ(明治安田生命Jリーグ)、日テレ・ベレーザ(プレナスなでしこリーグ)
・連携協定締結理由
 板橋区が「いたばし未来創造プラン」で展開されている成長戦略「感動を呼ぶスポーツによるホームタウンの創出」の一環において、両クラブがホームタウン東京都のスポーツ普及と振興、地域の活性化や青少年の健全育成に取り組んでいる点に着目し、事業協力を提案。共同事業を行うにあたり、連携をより明確にするため、包括的な協定を締結。
・共同事業内容
 ①「板橋区サンクスマッチ」の開催
   2015年4月1日(水)/2015明治安田生命J2リーグ北九州戦
 ②「いっしょにスポーツたのしみ隊!ヴェルレンジャー」の小学校派遣
   ※東京ヴェルディのサッカースクールコーチによるスポーツ振興活動
J2東京V公式HP該当ページ:アドレス

 板橋区から申し入れがあったというのはいいですね。日頃の地域貢献活動が評価された訳ですね。他のクラブの中には、営業の費用対効果を考えてホームタウンの区域を狭めようという残念なところもあるのかもしれませんが、今のJクラブの流れはホームタウンエリアの広域化です。ヴェルディさんでは、小学校訪問スクールを「いっしょにスポーツたのしみ隊!ヴェルレンジャー」という事業名に統一され、活発に活動されています。当ブログでは、学校訪問は選手が行くべきという考え方ですが、ヴェルディさんではトップ選手やベレーザ選手も飛び入りで顔を出すようですね。素晴らしいです。
 公式HPの「地域活動」ページを見ると、ホームタウン活動をきちんと報告されています。情報開示に重きを置いていないところ、情報開示はファン・サポーターへの義務として、きっちり報告しているところと、くっきりと分かれますね。当ブログでも、募金活動など他の分野も含めてきちんと報告できているところが、正しい「Jリーグクラブ」だと思っています。
 ヴェルディさんは、他にも多摩市稲城市ともホームタウン協定を締結されていますね。この調子でもっともっと地域に根差した素晴らしいクラブになって欲しいと思います。
J2東京V関連⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141019
   〃     ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140729
   〃     ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140305
   〃     ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140108
   〃     ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120514
   〃     ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070831
   〃     ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070318

   〃     ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070213
   〃     ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070205

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