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地域に溶け込む川崎フロンターレ79

2019-01-19 00:35:31 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 先日放送されたFOOT×BRAINで、「サッカーのチカラ×日本の未来」というテーマの事例で、サッカーが社会に貢献する事例として川崎が紹介されました。番組内容は後日詳しく紹介するとして、一足先に川崎さんの活動内容を調べてみました。すごいです。Jクラブで雇用機会の創出を実現しています。
   
【清掃などで障害者の就労アシスト 川崎フロンターレ】
 「川崎フロンターレのピッチ外の活動にも熱い視線が注がれている。ホームスタンドの清掃員などとして、障害者や引きこもりの人たちに就労体験の場を提供する試みが成果を上げているためだ。働く楽しさを体感してもらい社会へ踏み出す一歩を今後も“アシスト”できればと、チーム関係者は意義を強調する。
『自信になる』
 9月15日、等々力陸上競技場(川崎市中原区)での北海道コンサドーレ札幌戦。キックオフ4時間半前に、この日の参加者7人が集まった。そろいのキャップとビブスに身を包んだ7人は、健常者のボランティアスタッフとともにスタンドの座席を丁寧に清掃し、観客の入場後はごみの分別作業を手伝った。ボランティアスタッフと同部屋で休憩を取るなど特別な気遣いは一切ない。キックオフの午後7時に業務は終了し、交通費として2千円とこの日の観戦チケットが各自に渡された。」
〔成果は如実に〕
「活動のスタートは2014年7月、『心のバリアフリー』の実現を掲げるNPO法人ピープルデザイン研究所(東京都渋谷区)が同競技場を所有する市と協定を結び、フロンターレ戦での就労体験を提案したことだった。フロンターレ側も申し入れを快諾し、15年から毎回のホームゲームで就労体験が実現。当初は障害者支援が目的だったが、現在では引きこもりやホームレスにも対象が広がった。
 同研究所の田中真宏さんは『元々仕事の選択肢が少ない中で、エンターテインメントの場で働くこと自体が新鮮』と狙いを明かす。市障害者雇用・就労推進課も『企業で安定就労するためにも、自分が何をできるのか実習できる意味は大きい』と意義を語る。成果は如実に表れ、17年度までに延べ1803人が就労体験に加わり、159人を正規就労に結び付けた。」
〔他市に波及も〕
「フロンターレでの確かな活動内容が評判を呼び、就労体験の場は今では、バスケットボール・Bリーグの川崎ブレイブサンダースなどにも拡大した。他の自治体も関心を寄せ、同競技場への視察が増加。Jリーグ幹部も足を運び、全54クラブへの展開も視野に検討を進めているという。」
「ピッチの内外でJリーグをけん引する存在になりつつあるフロンターレの藁科(わらしな)義弘社長は言う。『特別なことはしていないし、強制もしていない。一人でも就労体験がしたいという人がいる限り、活動への協力を続けていきたい』」
引用:神奈川新聞

  やはり川崎は異次元の世界に行っています。先進性で。障がい者の就労支援というのは県内でも、様々なNPO法人が活動されています。ただ、苦労されているようです。そんな中で川崎さんは、クラブ経営の中でサラッと実現されています。J2岡山でも車椅子ボランティアの富氏がいますが、就労支援という訳ではなく、ボランティアメンバーの一員。
 この事例が素晴らしいのはNPO法人から川崎市へ就労体験の依頼があり、クラブ側が快く受け入れた事。通常であれば、「スタッフの数が少ない」「前例がない」とかできない理由を並べてお引き取りされそうなところですが、川崎さんは「まずやってみましょう」と。それが親企業の無い企業チームとの違いでしょう。あと、違うのがアウトソーシングに慣れている点。できないところは、当ブログでは「アウトソーシングできない人達」とも呼んでいます。自分達で囲って管理したいから、決して外部に任そうという発想が少ない。「クラブの名前が出るから責任が出る」という理由で管理したがるのでしょう。あくまでネットで見かけた違うカテゴリのどこかですのであしからず。
 すごいですね。評判を呼んでBリーグにも波及しているとか。これも横の連携ができているから実現したのだと思います。いつになっても、川崎さんはJリーグ百年構想の模範であり、これからのシャレン「社会連携」の牽引役ですね。できていないところは、耳の穴をかっぽじいて学んでほしいです。
NPO法人ピープルデザイン研究所公式HP:http://www.peopledesign.or.jp/
J1川崎関連:7978777675747372717069686766656463626160595857565554535251504948474645444342414039383736353433323130292827262524232221

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