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2023-03-09 00:01:29 | スポーツ文化・その他

 リスペクトコラムです。
 昨日の記事画で村井さんのJリーグチェアマン時代の想い、考え方をリスペクトしました。それを受けて、今回のバドミントン協会入りです。サッカー界へ恩返しする新会社を設立されて、その道でこれからは行かれるんだな、Jリーガーのセカンドキャリア問題の解決を図って欲しいと思っていました。ところが今回のバド協会副会長就任。それほど、バドミントン協会が切羽詰まっていたのか。思い出すのがバスケット協会ですね。あの時もFIBAから日本代表チームが国際大会から締め出されて、東京五輪の前にまさに切羽詰まっ状態でした。そこに現れたのがFIBAのタスクフォースであり、川淵チェアマンでした。少し、あの時のリプレイを見ているような感覚も覚えます。

元Jリーグチェアマン村井、今度はバドミントン組織を天日にさらす | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

元Jリーグチェアマン村井、今度はバドミントン組織を天日にさらす | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

­­­­Jリーグチェアマンを4期8年にわたって務め、2022年3月に退任した村井満氏が異例の転身を遂げた。23年1月22日付で日本バドミントン協会の副会長に就任。さらに6月の役員...

 

 

【元Jリーグチェアマン村井、今度はバドミントン組織を天日にさらす】
「­­­­Jリーグチェアマンを4期8年にわたって務め、2022年3月に退任した村井満氏が異例の転身を遂げた。23年1月22日付で日本バドミントン協会の副会長に就任。さらに6月の役員改選後の会長就任予定者となった。」
〔緊張のデジャブ〕
「目の前で道が二手に分かれるとき、予想もしていなかった事態が生じたらどちらへ進むのか。村井満は言う。「緊張する方を選ぶのが、常に私の判断基準でした』と。
「できるかできないか、というギリギリの仕事を前にしたときは緊張する。簡単にできる、もしくは絶対に無理だというときは緊張しない。Jリーグのチェアマンという大役を求められたとき、全身が震えるような緊張感を抱きながら『やります』と言った自分がいた」」
「副会長に就任した日本バドミントン協会は、村井自身が『まったくの門外漢である分野』と公言してはばからない。接点が生まれたのは22年12月だった。
 当時のバドミントン協会は不祥事の連鎖に揺れていた。同年3月。選手の賞金や合宿時の負担金など約680万円を、元職員が私的流用していたトラブルが公表された。着服行為は18年度に行われていた。協会側も事実を把握していたが、東京五輪への影響を考慮して表沙汰にせず、理事らが私費を出し合う形で補填していた。スポーツ庁や日本オリンピック(JOC)は、隠蔽行為を含めて不祥事事案として認定した。
 一連の事態を受けて、22年11月に関根義雄前会長と銭谷欽治前専務理事が引責辞任。事業副本部長だった中村新一理事が暫定的に会長を務める中で、外部から新会長を招へいしたうえで、協会組織全体の抜本的な改革を行うべきだ、という声が上がった。中村会長らは推薦された複数の候補者の中から、スポーツ団体運営における実績と経験、ノウハウを持ち合わせる村井に一本化。」
「村井は日本バドミントン協会のオファーを受諾した。
『バトミントンは世界的にも極めて高い競技レベルを持ちながら、日本の選手たちは非常に苦しい思いを強いられていたのではないか。スポーツは国民みんなのものですし、開かれたものでもあるし、国民に活力を与えられる本当に重要な資産でもある。それが数多くの課題で信用が失墜してしまい、その原因がマネジメントの不作為だとすれば残念でならない。
 門外漢である分野でどこまでできるか、という点で多少のしゅん巡がありましたが、私の中には、日本スポーツ界に対して必ず恩返しがしたい、という思いが常にありました。バドミントン協会が直面している窮状から逃げてはいけないと感じる自分がいた。こうした思いのもとで困難な方を、私自身が、より緊張する方を選んだ次第です』
 23年1月22日に開催された日本バドミントン協会の臨時評議員会で新理事に選任され、続けて開催された臨時理事会で代表理事および副会長への就任が全会一致で承認された。」
〔村井3ケ条とは〕
「チェアマンを務めた8年間で貫いてきた3カ条の信念を、バドミントン界にも持ちこむ決意と覚悟はできている。真っ先に実践するのが『魚と組織は天日にさらすと日持ちがよくなる』だ。
『Jリーグ時代の私は「魚と組織は天日にさらすと日持ちがよくなる」と、口が酸っぱくなるほど言ってきました。ハラスメント行為や経済的な不正を含めて、数多くの不祥事は人の見ていない風通しの悪い密室で起こると私は思っています。なので、今後は徹底して透明性を高めていく。日本バドミントン協会の都合の悪い部分も含めて、すべてを開示していく。これが私に課せられた使命だと思っています」
「時代の流れにあらがう改革は、すべて『天日にさらす』というテーマから導かれたものだ。ならば、日本バドミントン協会では何を『天日にさらす』のか。村井は『ガバナンス改革が喫緊の課題だと思っています』と副会長への就任会見で語っている。
「組織の司令塔となる評議員会、そして理事会が極めて重要になってきます。特に今回は理事会がしっかりと機能していたかどうか。ほとんどの場合において、交通渋滞は先頭がまごまごしていると発生します。なので、スピード感を持って、司令塔となる理事会の改革ができるかどうか。開かれた理事会になっていくためには外部の血を入れて、多様性を重視していく。こうしたところから始めていければと思っています」
 日本バドミントン協会の定款で、理事は15人から20人の間にすると定められている。村井を招へいする前の時点で、中村会長は女性理事を40%、外部理事を25%とする改革案を示していた。会長を引き継ぐ予定の村井も、もちろん異論はない。
「具体的にどのような人材が必要なのかが自分の中でまだ定まっていないので、まずは独り身で入ったうえで、必要な条件を自分なりに踏まえて人選していきたい。
 ただ、これまで許されていたことが許されなくなった時代観、閉鎖的な中では認められることが外では認められない、といった観点のずれが生じていたとすれば、他の競技を知る方や日本社会のすう勢や変化を知る方に指摘してもらわなければいけない。未来志向を客観的に指摘できる方を起用したいと思いますし、時には私に対して耳障りの悪いことも言っていただける方を身近に置けるかどうかがポイントになると思っています」
『数多くのメディアの方々が発信者となっている中で、ここだけの話といったことは通用しない社会になっています。逆に言えば私たちにとって不都合なことであるとか、まずいと思うことから真っ先に開示していく姿勢でなければいけない。なので、私はJリーグ時代から「記者と犬は逃げると追ってくる」と言い続けてきました。」
「メディアにも常に真正面から、真摯に向き合っていく。Jリーグ時代から変わらない村井の姿勢に2つ目の信念となる『記者と犬は逃げると追ってくる』が反映されている。」
〔「否決」の壁〕
「村井が新理事に選任された臨時評議員会では、実は、今後に大きな影を落とす“事件”が起きていた。元職員による横領の隠蔽に関与したとされる理事6人・監事2人に対して提出されていた解任動議が『否決』されたからだ。
 日本バドミントン協会の事務局によれば、全55人の評議員のうち4人が欠席。リモートで出席を含め51人による採決における解任賛成は、過半数で可決される理事、2/3で可決される監事、それぞれたったの15票と20票にとどまった。」
 「解任動議が否決された理事と監事に対する基本的なスタンスとして、村井は『罪を憎んで人を憎まず』を掲げている。これが三つ目の、最後の信念となる。
 「日本のバドミントン界のために井戸を掘った方々だったはずですし、その過去の功績や努力に関してはもちろんリスペクトします。これは推測ですけれども、自分たちにとって都合のよいことのために、私利私欲のためにやっていいのかどうかはわかりません。よかれと思ったことが、もしかしたら時代の感覚からずれていた部分もあるかもしれない。基本的には『罪を憎んで人を憎まず』となるかもしれませんが、一方でボードメンバーとして経営判断を誤るとか、誤った方向に導いたことは絶対に曖昧にしてはいけないし、ここに関してはしっかりと識別する必要がある。リスペクトの心を持って対峙していきながら、是正を求めるところははっきりと申し上げるつもりです」
   
 村井さんの3カ条の信念は以下のとおり。
①「魚と組織は天日にさらすと日持ちがよくなる」
②「記者と犬は逃げると追ってくる」
③「罪を憎んで人を憎まず」

 ①はよく聞いて来た言葉、②は初めて聞きましたが、面白いですね。何事も堂々と構えろという事か。③は何か時代劇のようなセリフですが、なかなか言えるものではなりません。「緊張する方を選ぶのが、常に私の判断基準」これもなかなかできない事。尊敬しますね。まさに抵抗勢力が勢ぞろいの壁に立ち向かっていく事、平凡なサラリーマンである当ブログではそんな勇気は持ち合わせていません。
 ふと、村井さん時代のJリーグを思い出します。役員名簿を見ると、コンサル職ばかりでサッカーとは無関係そうな外部の人ばかりが並んでいました。そういう時代を過ぎて、フットボール色が少し戻って来た、今の野々村チェアマン時代の顔触れになっています。6月が楽しみです。
 バドミントン界のコンプライアンスといえば、選手レベルでも見受けられましたが、今は改善されたのでしょうか。かつて桃田選手のスキャンダルですね。その辺りもぜひ村井さんに改めてチェックして欲しいと思います。
公財)バドミントン協会公式HP:https://www.badminton.or.jp/

村井(前)チェアマン関連⑮:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230308
  〃           ⑭:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20221221
  〃           ⑬:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20221120
  〃           ⑫:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220716
  〃           ⑪:
https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220520
  〃           ⑩:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220502
  〃           ⑨:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220403
  〃           ⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220211 
  〃           ⑦:
https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20211202 
  〃           ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180721 
  〃           ⑤:
https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160917
  〃           ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160206
  〃           ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150731 
  〃           ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141225 
  〃           ①:
https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140116
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers

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