J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

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勝利と平和の高みへ V.ファーレン長崎17

2022-11-04 00:01:38 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 以前に留守録していた事例の蔵出しです。テレビせとうち(テレビ東京)で9月23日放送の「WBS(ワールドビジネスサテライト)」での特集コーナーでした。この番組では時々スポーツビジネスでの特集が組まれ、よくリスペクトさせてもらっており、今回は長崎さんの新スタジアム建設でした。単なる専スタの建設ではなく、Bリーグのアリーナの同時建設もあり、街そのものの再開発事業になっていました。
   
【街ノベーション 人口減・・・長崎市に秘策あり 長崎を変える!ジャパネットの秘策】
 市区町村別で見ると、長崎市の転出超過は全国でワースト2位で人口減少が大きな課題。長崎県は全国の都道府県で唯一上場企業がゼロの県。若者の就職先が少なく、県外に流出してしまう事もあり、長崎市の人口は年々減少。今年7月には40万人を下回った。この課題を解決しようと立ち上がったのが髙田旭人氏。佐世保市に本社を構えるTV通販大手、ジャパネットの2代目社長。出身地でもある長崎を再生させようと、今新たなプロジェクトを進めている。
   
 長崎駅から徒歩で10分くらいの場所にある建設現場。広さは約7.5ha。元々は三菱重工の造船所があった場所。その工事現場の真ん中に置かれていたのはサッカーボール。ピッチのど真ん中で、センターサークルのここにボールを置いて試合が始まる場所として。ここでは2万人収容のサッカースタジアムができる。J2長崎を運営するジャパネット、駅からもアクセスしやすいこのエリアにスタジアムを中心とした施設(長崎スタジアムシティ)を建設し、賑わいを生み出す起爆剤にしようとするもの。
 しかし、サッカーの場合、ホームゲームの開催は(年間)30試合未満。そのため、大規模な事業費が必要となるスタジアムの多くは、自治体が主体となって建設されてきた。地域の活性化どころか、Uターン企業として利益を上げる事はできるのか。
   
「(敷地内に)6,000人が入るアリーナも作る。そこでバスケの試合と音楽イベントをやることで、年間150日くらいの稼働ができるので、日々人が流れるような場所にしたい」と髙田社長。
 サッカーとはシーズンが重ならないバスケの試合などで活用することで、年間を通してイベント開催が可能になるとか。さらに商業施設の最上階にスパを作るべく、今温泉を掘削中。地元の人たちが日常的に利用できる商業施設も建設予定。そして鍵を握るのがオフィスビル。企業だけでなく、長崎大学大学院を誘致。
「ここに大学がある。優秀な人材が揃っているという事は、そこをめがけて今度は全国規模の企業にオフィスに入ってもらおうと、そうする事で今後卒業生が働ける仕事が増える。なので、学校、オフィス、企業がここに集う事で若い人も残りたい場所にしたい」と髙田社長。

 長崎スタジアムシティは、総工費約800億円、2024年(予定)の開業に向けて、スタジアムを活用した異色の街づくりが進められている。JR長崎駅前には、JR九州が新しい駅ビルを建設中(2023年秋開業)。マリオットホテルや商業施設などが入る複合施設が誕生する。さらに長崎市も駅のすぐ隣に、ビジネスの展示会等が行える大規模ホールを建設するなど、官民が一体となって再開発を進めている。
 西九州新幹線(開通)をきっかけに100年に一度という大規模な再開発が始まった長崎、人口減少という課題につなげる事はできるのか。
「人口が増えているとか、観光客が増えているとか、給与水準が上がっているとか、感覚的に言うと単純に長崎を出たくないと思う人が増えて、長崎に行きたいと思う人が増える、そういう世界をつくりたい」と髙田社長。

 若者の県外流出を防ぎ、地元地域を観直してもらう取り組みというのは、岡山はもちろんの事、いずれの地方都市の課題でもありますね。駅から徒歩10分という事で、駅ちかスタジアムですが、アリーナと商業施設など、いい経済集積地になっていますね。温泉も掘るし、大学も誘致するというのはすごい力の入れようです。しかもその建設費用800億円を投じる社運を賭けた大事業とあり、ジャパネットさんすごいなと思います。いいタイミングで西九州新幹線も9月に開業となりましたね。

   
【課題抱え、西九州新幹線が開業】
 計画から半世紀近くを経て、9月23日に開業。区間は長崎駅(長崎県)から武雄温泉駅(佐賀県)まで、66kmの区間を最速23分で結ぶ。沿線では新たな集客につながるという期待の声が上がる一方、九州新幹線とつながる目途が立っていないため、課題を抱えた出発となった。日本一短い新幹線で、長崎・博多間は西九州新幹線の開業で最速1時間20分になり、約30分短縮となる。沿線の温泉街では新幹線効果が出た模様。
 武雄温泉駅~博多駅では新幹線が通っていないため、在来線(特急リレーかもめ)を乗り換える「リレー方式」になる。整備計画のうち、武雄温泉(西新幹線)・新鳥栖(北九州新幹線)間で、全線をフル規格とする方針の国側と、財政負担を懸念する県側との対立があるため、未だに整備方式は未定。直通する見通しが立っていない。

 西九州新幹線は九州新幹線は連結されてなく飛び地新幹線となっており、つながる目途は立っていないとか。番組では新幹線等による交通インフラの普及で逆に人流が動きやすくなるという逆効果が取り上げられていました。就職や進学で県外に出る動きを止める努力が必要。具体的にはその土地の独自性や魅力を高め、大都市から地方に移住する人が増えているので、そういう人達が住みやすい施策が欲しいと解説されていました。
 国側がフル規格を提案しているので、個人的にはたぶん最終的には西九州新幹線と九州新幹線はいつかはつながるんだろなと思っています。そうなると新鳥栖と長崎がつながるので、西九州新幹線ダービーで鳥栖さんと試合ができるではないですか。

 これらの話があったからこそ、昨季のB3で長崎さんがぶっちぎってB3を通過され、B2(現在西地区2位)に行ってしまわれたのかなと思います。2年後のスタジアムとアリーナのオープンに向けて、J1とB1に両長崎さんは行っておきたいのでしょうね。でもJ2長崎は今季は最初上の方におられましたが、結局11位フィニッシュと甘くなかったですね。でも、こういうモチベーションがあるのであれば、来季はJ2での脅威になるようなので、J2岡山にとっては頭の痛い話ですか。
長崎スタジアムシティプロジェクト公式HP:https://www.nagasakistadiumcity.com/
J2長崎関連⑰:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200910   
   〃    ⑯:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200709
   〃    ⑮:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190331
   〃    ⑭:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180724
   〃    ⑬:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180601
   〃    ⑫:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180426
   〃    ⑪:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180218
   〃    ⑩:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171119
   〃    ⑨https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170710
   〃    ⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170606
   〃    ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170413
   〃    ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130426
   〃    ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121117
   〃    ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061128
   〃    ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060807

   〃    ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060215
   〃    ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060125
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers

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