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ワールドカップの事44

2022-11-22 00:01:24 | サッカー(日本代表、W杯等)

 リスペクトコラムです。
 昨日、カタールW杯が開幕し、開幕戦が行われました。結果はエクアドルの勝利。留守録ですが、さきほど開会式を観ました。どうしても五輪と比べますが、出場国が32ケ国という事もあって、やはりシンプルでした。演出は派手だが、国旗とかユニフォームとかW杯ならではのパーツが出てくるし、時間も短かったですね。
   
 開会式と開幕戦も終わり、今日から本格的に1次リーグが始まるし、日本が出場するのは明後日。試合時間は遅い時間だが、祝日だし・・・と。このままいつものようにW杯ウィークが続いていくんだと思っていましたが、今回のカタール大会はちょっと違った。いろいろ問題がにじみ出てきました。本番に入ったし、スルーしても良かったのですが、やはりリスペクトしなければなりませんね。これも歴史ですから。

情報BOX:買収疑惑や人権問題、カタールW杯に渦巻く批判

情報BOX:買収疑惑や人権問題、カタールW杯に渦巻く批判

サッカーワールドカップ(W杯)2022年大会が20日、カタールで開幕する。同国での開催は、正式に発表された12年前から様々な議論や批判を呼んできた。買収疑惑や人...

JP

 

【買収疑惑や人権問題、カタールW杯に渦巻く批判】
<開催時期>
「国際サッカー連盟(FIFA)は2010年に、同大会のカタール開催を決定した。気温が40度を上回る夏季の開催を前提としていた。だがFIFAは2015年、開催国のカタールに対し、涼しくなる11ー12月に例年より短期間で開催することを提言。この期間は主要な欧州リーグの開催時期と重なることから、リーグの運営団体などからの反発も予想された。」
<汚職疑惑>
「カタール大会の組織委員会は、12年前の開催国選定の際、確実に票を獲得すべく賄賂を支払ったとする米司法省の告発を強く否定している。FIFA理事会で2010年に投票が行われた2018年ロシア、2022年カタールの両大会については、うわさや疑惑が長きにわたってつきまとい、検察当局が2020年に正式な起訴を行った。大会インフラの整備や企画運営を担うカタールの最高委員会は、起訴内容を否定している。」
<移民労働者の権利>
「人口の大半を外国人が占めるカタールだが、国内の移民労働者の扱いを巡り、複数の人権団体から非難を浴びている。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルの48ページに及ぶ報告書「リアリティ・チェック2021」によれば、2014年に労働改革が行われたにも関わらず、賃金支払いの保留や、労働者が職場を変える際に金銭を請求するといった行為が横行しているという。」
<LGBTQ+と女性の権利>
「保守的なイスラム教徒が大半を占めるカタールでは、同性愛が法律で禁じられている。選手からは、カタールへ渡航するファン、特に、複数の人権団体がカタールの法律で差別されていると指摘する、レズビアンやゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーなどのLGBTQ+(性的少数者)や女性を心配する声もあがる。大会組織委員会は大会期間中、性的指向やバックグラウンドに関係なく、全員が歓迎されると繰り返し述べている。」

 この汚職疑惑は五輪でもある、いつもの話ですね。東京大会もまだ糸を引いている影響で、冬季札幌大会が難しくなりつつあります。思い出すに、五輪よりも汚職ネタが元々多かったのはW杯でしたね。今はどうか知りませんが、FIFAのそういう話題は一時期よく報道されました。最近知ったのが、移民労働者の不当労働などの人権問題。元々中東はジェンダー等の問題についていろいろ報じられていました。

ワールドカップ:カタールへの批判やまず…英紙は「W杯開催の決定後、移民労働者6500人以上が死亡」

ワールドカップ:カタールへの批判やまず…英紙は「W杯開催の決定後、移民労働者6500人以上が死亡」

【読売新聞】 サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会が20日に開幕する。120万人が訪れ、50億人が視聴すると見込まれる世界最大級のスポーツの祭典だが、現...

読売新聞オンライン

 

【カタールへの批判やまず…英紙は「W杯開催の決定後、移民労働者6500人以上が死亡」】
「ビル建設や道路工事などの労働を主に担う外国人が人口約280万人の9割を占め、外国人労働者を厳格に監視するため、転職や出国に事業者の許可を必要とする湾岸諸国独特の管理制度も設けられた。招致を巡る買収疑惑に加え、カタール側は「数字は不正確」と否定するものの、英紙ガーディアンが昨年2月、「W杯の開催決定後、6500人以上の移民労働者が死亡し、37人がスタジアム建設に関わっていた」と報道。W杯欧州予選ではドイツなどが抗議キャンペーンを実施するなど、批判が噴出した。中東の多くの国々と同様、イスラム教の聖典「コーラン」が認めていないとの解釈から同性愛も禁じられ、LGBTQ(性的少数者)の尊厳を守っていないとの批判もある。
 カタール政府は2020年に移民労働者の転職の自由を認め、最低賃金制度を導入。女性の権利を含めて一定の改善を図ってきた。だが、国際人権団体のアムネスティ・インターナショナルはFIFAなどに労働者への未払い賃金の支払いを求め、イングランドなど欧州勢の主将がLGBTQ支援へ試合で虹色のキャプテンマークを着けることを計画するなど、非難や抗議活動が加速している。」
「抗議行動がエスカレートすれば、大会運営などに影響が出ることが懸念される。かつてはスポーツの現場で選手が政治的なメッセージを発信することは厳しく制限されてきたが、近年の人権意識の高まりから、昨年の東京五輪では国際オリンピック委員会(IOC)が憲章を緩和し、特定の国や組織を対象としないことを条件に身ぶりなどでの意思の表現が認められた。今年の北京パラリンピックでは、ロシアの侵略を受けるウクライナの選手が表彰式で「戦争をやめてほしい」と訴える場面もあった。」

 労働者の死亡というのは穏やかではないですね。それらの問題に反対して、欧州の各国は「OneLove」と書かれたキャプテンマークを付ける抗議のメッセージを示す国が出てきそうしたが、結局FIFAに禁止されました。東京五輪では、ひたすらコロナ禍による開催反対が叫ばれましたが、今回のW杯では人権問題で抗議活動が目立っています。そこで、ふと思ったのがこれがロシア大会だったらどうなっていたのかと。
 とまあ、カタールW杯の別の一面をリスペクトしました。今日、ちょっとABEMAでW杯の無料配信を観てみました。ストレス無く観れましたが、今後何十の試合が開催されたら、画面上でどう区分するんだろと思ってみたり。
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers 

コメント
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