J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

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1年で上へ23

2022-11-27 00:01:50 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 地元岡山が引き続き戦うJ2では来季、静岡県から3チームが所属する。J3から昇格してくる藤枝さんと、J1から降格してくる清水さんと磐田さん。オリ10の清水さんとJ1リーグ年間優勝3回、天皇杯と旧ナビスコ杯それぞれ2回の優勝を誇る名門の磐田さんがいなくなり、ついにJ1で静岡のチームはゼロになってしまいました。サッカー王国の静岡県からなぜJ1クラブがいなくなったのか、まずはJ1復帰1年で降格した磐田さんからリスペクトしていきたいと思います。 

  

【磐田】低迷招いたフロントの失態 白紙に戻ったクラブには「負の遺産」だけが残る - J1 : 日刊スポーツ

【磐田】低迷招いたフロントの失態 白紙に戻ったクラブには「負の遺産」だけが残る - J1 : 日刊スポーツ

来季のJ1から静岡県勢クラブが史上初めて姿を消すことになった。今季はジュビロ磐田が最下位で清水エスパルスが17位。初の「ダブル降格」となった。2クラブの降格は… - 日刊...

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【低迷招いたフロントの失態 白紙に戻ったクラブには「負の遺産」だけが残る】
〔J1消滅の真実:磐田編(上)〕
「今季の目標は残留だった。伊藤彰前監督(50)も始動時の1月に明言していた。最低限の目標を達成するためにフロントは十分なサポート体制を取れていたのか-。その点では疑問が多い。今夏の補強が象徴的だ。得点力不足は明白で補強ポイントはFW以外考えられなかった。小野社長も『予算は準備していた』。実際にはJ1所属のFW2選手に触手したが、契約には至らず。『交渉力』のなさを露呈する結果になった。
 最大の失態は監督の電撃交代だろう。8月の浦和戦でクラブ最多タイとなる6失点を喫すと、事態を重く見たフロントは指揮官を解任。同社長は『カンフル剤を入れる必要があった』と説明したが、現場との思いに相違があった。今季は伊藤監督のもとで土台を作るシーズンと位置付けていた。選手もその覚悟で戦っていた。何があっても監督は代えない、というのがフロントと現場の共通認識。『約束』と違う決断に選手は戸惑った。
 次第にフロントへ不信感を抱くようになり、クラブとしての一体感も薄れていった。後任の渋谷洋樹監督(55)はリスクを回避する『残留仕様』にマイナーチェンジしたが、戦い方のベースは伊藤前監督と同じ。監督交代後のチームの変化を明確に答えられる選手もほとんどいなかった。」

 今季の磐田さんの監督の変遷を見てみたいと思います。鈴木監督から伊藤監督になり、8月から渋谷監督になっています。2回目のJ2降格の時も監督人事に苦労されています。この年に成績不振で磐田監督を退任した名波監督はその後山雅さんに行きましたが、J2にあと一歩で復帰できず、退任されています。こういう磐田さんの状況を見ても、「監督」という部分は非常に重要と認識しています。サポーターのダンマクにもありましたが、フロント陣への不信感もにじみ出ていますね。不調なクラブはどこもそうなっていくのです。
 そして、この記事では交渉力を指摘されていますね。強化部の能力になりますが、ダメだったのですね。それにより、本来二輪であるはずのフロントと現場がかみ合っていないという事ですか。一体化できない組織は、上手くいかないでしょう。こういうパターンはすぐにJ1に戻れない事が多かったと思います。

【磐田】「守備的」か「攻撃的」か 確固たるスタイルないまま、後手に回り続けたチームの戦い方 - J1 : 日刊スポーツ

【磐田】「守備的」か「攻撃的」か 確固たるスタイルないまま、後手に回り続けたチームの戦い方 - J1 : 日刊スポーツ

来季のJ1から静岡県勢クラブが史上初めて姿を消すことになった。今季はジュビロ磐田が最下位で清水エスパルスが17位。初の「ダブル降格」となった。2クラブの降格は… - 日刊...

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【「守備的」か「攻撃的」か 確固たるスタイルないまま、後手に回り続けたチームの戦い方】
〔J1消滅の真実:磐田編(下)〕
「得点できずに失点する。ゴールを決めても『後の祭り』という試合を何度も見た。今季の磐田は常に後手で、試合巧者になれなかった。要因の1つは戦い方に一貫性がなかったことだろう。サッカーで極論を言えば、『守備的』か『攻撃的』かの、どちらかに分かれる。磐田はどちらでもなかった。指揮を執った伊藤彰監督(50)と、渋谷洋樹監督(55)の口からは『攻撃と守備は表裏一体』という言葉をよく聞いた。ただ、相手や試合状況に応じた柔軟な戦い方ができないのであれば、どちらかを切り離す必要があったと思う。結果が出ずに課題を修正して次戦に臨む。それでも、結果を出せず選手は徐々に自信を失っていった。『負のスパイラル』を抜け出せないままシーズン終盤に突入すると、チームはさらに迷走した。」
「勝ち点3だけが求められた一戦でも戦い方の意思疎通ができていなかった。エース不在による得点力不足や、前半に失点する悪癖。低迷した理由は1つではないが、選手が自信を持って戦える確固たるスタイルを確立できなかったことで降格を招いた。伊藤前監督を招聘(しょうへい)して始めた土台作りのシーズンは積み上げもなく『ゼロ』に逆戻り。」

 一貫性の無い戦いという事ですか、よく「切り替えの早さ」というキーワードが出てきましたが、切り替えれなかったのかな。渋谷監督は退任されますが、後任は未定で難航しているとの事。普通、何かしら後任候補の名前が報道されるのですが、今回は何も出ませんね。こういうのも珍しい。それくらい事は深刻という事ですね。
 また、来季に向けて頭が痛くなるニュースが流れました。20年に加入したファビアン・ゴンザレス線選手との契約規則違反が発覚し、FIFAから来季の補強禁止を通達されたのです。クラブはスポーツ仲裁裁判所に提訴しているが、裁定が下される時期は不明の様子。つまり補強無しで来季に臨むのです。ただ、ユースからのトップ昇格と、期限付移籍中の選手が移籍期間満了に伴いクラブに復帰する場合は対象外とか。少し良かったです。更にまずいのはU-18、U-15、ジュビロSS、サッカースクールにおいて、来季に新規入団する新高校1年生、新中学1年生、新小学5、6年生は来年1月から23年12月までの間、日本サッカー協会への登録が必要となる大会・活動への参加が認められないという事に。トップチームの不祥事で、アカデミーに迷惑をかけるという事態です。大会に出れないのは、伸び盛りのアカデミー生にとって、大きな痛手だと思います。
 来季のJ2は強敵が多そうと思っていましたが、磐田さんは脅威にはならないかもしれないと思っています。心配なのがかつての大分さんや山雅さんのように、そのまま更にJ3に降格するのではないかという懸念。頑張って欲しいと思います。
J1磐田関連⑭:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20221008
   〃    ⑬:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20211119
   〃    ⑫:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20201109
   〃    ⑪:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20191212
   〃    ⑩:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151128
   〃    ⑨:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131111
   〃    ⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131111
   〃    ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121020
   〃    ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120425
   〃    ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100628
   〃    ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100221
   〃    ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090929
   〃    ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080313
   〃    ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060713
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers 

コメント
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