J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

1年で上へ21

2022-11-08 00:04:20 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 昨日、清水さんのJ2降格が決まり、サッカー王国の静岡県からJ1クラブがいなくなってしまった事は、Jリーグを30年観てきた当ブログにとってもショッキングではありました。なぜなら、過去にサッカー界で名をはせてきた人材はみんな静岡出身だったから。それくらい、静岡2クラブのJ2降格は痛い。まぁ新しい時代に入ったのかもしれませんが。その1週間前の10月29日に先んじて磐田さんがJ2降格になっています。今回はまず磐田さんをリスペクトしたいと思います。

ジュビロ磐田は「クラブとして全然足りない」。選手は敗者の沼に陥り、自信を失っていた|Jリーグ他|集英社 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva

ジュビロ磐田は「クラブとして全然足りない」。選手は敗者の沼に陥り、自信を失っていた|Jリーグ他|集英社 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva

10月29日、吹田。J1ジュビロ磐田はガンバ大阪の本拠地に乗り込み、2-0と敗れている。最終節を残し、クラブ史上3度目となるJ2降格が決まった。取材エリアに出てきた面々...

集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva

 

【ジュビロ磐田は「クラブとして全然足りない」。選手は敗者の沼に陥り、自信を失っていた】
「10月29日、吹田。J1ジュビロ磐田はガンバ大阪の本拠地に乗り込み、2-0と敗れている。最終節を残し、クラブ史上3度目となるJ2降格が決まった。取材エリアに出てきた面々は沈痛な表情だった。」
「足りないことは明白だった。たった1年でJ2に逆戻り。かつて最強を誇った磐田は、遠い昔話となった。G大阪戦は、そんな今シーズンの縮図だった。
 率直に言って、磐田は立ち上がりのパワーが不足していた。『90分間でのマネジメント』という戦略はあったにせよ、『勝つことが残留に望みをつなぐ条件』の挑戦者は、リスクを負うべきだった。しかし、ゴールが遠く、負け続けてきたツケか。前に入れるボールが入らず、シュートの場面でも足を振れない。消極的姿勢が目立った。捨て身とまではいかなくても、迫力を見せるべきで、それによって相手のミスも誘発できたはずだ。
『シュートで終わるべきところで、パスの選択をしたり、ターンしたり、大事にしすぎるところがありました。最後、思いきったプレーができるか。一瞬のタイミングのところで、結果に表れてしまったかもしれません』(磐田・渋谷洋樹監督)
 実力を出せるだけの練度を、チームとして積み上げられていなかった結果だろう。」
〔露呈した編成面の問題〕
「今シーズンを振り返ると、編成面から厳しかったと言える。期待された杉本健勇は完全に不発。ストライカー不在は深刻で、FWファビアン・ゴンサレスは契約の問題を抱え(タイのクラブと契約違反)、FIFAの裁定で磐田にも賠償金の支払いと新規選手登録の禁止処分が下されている(磐田は不服申立て)。また、守りも中心となる人材を欠き、人海戦術に頼るしかなかった。遠藤のプレーメイクは強みだったが、90分間、フルシーズンは無理だ。
 何より監督のシーズン途中での交代で、継続性も展望もなかった。過去10年、OB監督を甘やかせすぎたり、凡庸な外国人監督を引きずったり、じわじわとパワーダウンしてきた。それは強化の問題だ。選手が『敗者の沼』に落ちるように自信を失い、不信感に苛まれるのも必然だった。」

 J2降格は3度目なんですね。磐田さんの選手リストを改めて見る。遠藤、杉本、大津と有名どころの名前も見え、決して見劣りがする布陣では無かったと思います。実力を出せるだけの練度を、チームとして積み上げられていなかったとあり、杉本選手の不発によるストライカー不足ともありますね。杉本選手と言えば日本代表にも選出され、個人的にはセレッソさんのイメージが強い。でも怪我に加えて、多くの移籍から苦労人のイメージがありますね。
 そして、つい先日ニュースに出ていました。ゴンザレス選手の移籍トラブルで、何とクラブも選手の移籍獲得の禁止になってしまう。鈴木監督でJ1復帰したまでは良かったですが、鈴木監督の退任もあったのか、1年でのJ2降格となってしまいました。やはり「監督」なんですね。来季はまた鈴木さんの監督復帰になったりして。

なぜ磐田は残留できなかったのか。理想に現実が追いつかず、ビジョンの曖昧さが招いたJ2降格 | サッカーダイジェストWeb

なぜ磐田は残留できなかったのか。理想に現実が追いつかず、ビジョンの曖昧さが招いたJ2降格 | サッカーダイジェストWeb

 

 

【なぜ磐田は残留できなかったのか。理想に現実が追いつかず、ビジョンの曖昧さが招いたJ2降格】
「伊藤彰前監督(現・ベガルタ仙台監督)が0-6で敗れた8月13日の浦和戦(25節)の直後に解任、残り9試合はヘッドコーチから昇格した渋谷洋樹監督に託されたが、ここまで8試合で1勝4分3敗と挽回できずに、最下位からの脱出もできなかった。
 結論から言うと、最低でもJ1残留というノルマがあるなかで、理想に現実が追い付かなかった。J1というトップカテゴリーの基準で見た場合の選手のクオリティもそうだが、伊藤前監督が掲げた“ボールも人も動いてアクションを起こしていくスタイル”が、チームに浸透するまでに時間がかかった。ACL圏内という願望に近い目標も掲げてはいたが、それも“絵に描いた餅”に過ぎなかった。」
「J2昇格に導いた鈴木政一氏からベースを引き継いだ主力メンバーは平均年齢が高く、シーズンを戦いながら若手の組み込みも進めないといけないのは明らかだった。やはり途中解任となったガンバ大阪の片野坂知宏前監督にも言えることだが、新監督が同時にいろんなタスクを担うと非常にリスクが大きい。まして、J1チームを率いた経験が無い新監督のもとで、“昇格組”がいきなり“自分たちのサッカー”を簡単にやらせてもらえるほど甘い世界ではない。」
「おそらく、その時点での成績から当時の鈴木秀人強化部長からも、このままではまずいという声がかかったと考えられる。ボールを動かしながら可変していくスタイルから、ロングボールで一気に背後を取るスタイルにモデルチェンジし、機動力や運動量を重視したメンバー構成に。4連敗後、7月30日の湘南戦(23節)はそれが見事にハマり、1-0。リーグ戦では6月以来の勝利となった。しかし、そうしたカンフル剤も一瞬で終わり、続く敵地での鳥栖戦で0-2の敗戦を喫すると、続くホームでの浦和戦で0-6の大敗。前述したとおり、それが伊藤前監督のラストゲームになった。」
「渋谷コーチが繰り上がる形で監督に指名された。もともと伊藤前監督の先輩にあたり、かつて大宮をJ1の5位に導いたこともある渋谷監督の手腕に疑いはない。
 ただ、残された9試合を戦うにあたり、腹を括った戦いは難しい。これまで築いてきたベースを信じながら、ディテールを整えていく作業になることは自然だった。そのなかで結果がついてこなかったわけだが、やはり悶々としたものが残ってしまう。」
「もうひとつの問題がある。昨夏のF・ゴンザレス移籍に伴い、その前に契約していたとされるタイのクラブからの訴えで、FIFAの紛争解決室(DRC)により同選手の4月間の出場停止、さらに来シーズンにおける新規の選手登録の禁止処分を受けている。トップチームだけでなく、下部組織にまでおよぶ非常に重い措置で、磐田はこれを不服としてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に上訴している。正直、チーム最大の得点源であるF・ゴンザレスをここ数試合で起用できなかったことが大きく響いたが、このまま決定となればJ2を戦っていくにも大きな痛手となるのは間違いない。裁定がいつ降りるのか、それまでは選手登録の問題に執行猶予が付くのか不明で、実際、現状では裁定待ちで動けていないようだが、来シーズンの監督やスタッフの人事とともに、推移を見守っていくしかない。」

 ボールを動かしながら可変していくスタイルから変えたのが、ロングボールで一気に背後を取るスタイルって、どこかで見たスタイルですね。やはりカウンターサッカーというのは、ポゼッションサッカーをやりたくても技術的にできないチームがやるスタイルなのかなと思ってしまう。読んでいると、カウンターサッカーはやはり長く勝てないシステムなのかなとも思ってしまう。いろいろ参考になりますね。
 あと、FIFAにペナルティですが、調べて見るとトップチームだけでなく、アカデミーも来年1年間ペナルティを食らうようですね。結構厳しい。そんな中での2023年シーズンは厳しそうですね。磐田さんといえば、一番に思い出すのは2ステージ時代の完全優勝か。あの時の強い磐田さんはどこへ行ってしまったんだろう。それにしても、来季のJ2は磐田さんもやってくるし、清水さんもだし、何とも厳しそうだな。
J1磐田関連⑬:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20221008
   〃    ⑬:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20211119
   〃    ⑫:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20201109
   〃    ⑪:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20191212
   〃    ⑩:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151128
   〃    ⑨:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131111
   〃    ⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131111
   〃    ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121020
   〃    ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120425
   〃    ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100628
   〃    ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100221
   〃    ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090929
   〃    ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080313
   〃    ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060713
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする