J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

勝利と平和の高みへ V.ファーレン長崎8

2017-07-10 00:17:27 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 今年いろいろ話題が出る長崎さん。先日はCスタで高田社長ほんものをお見かけして、その存在のインパクトの強さを実感するクラブです。で、今日の順位表を見ると4位。そのギャップをまた実感してしまう始末。その変革と改善はどのように進んでいるのだろうかという内容のコラムを見つけました。以下、抜粋して紹介。
   
【J2長崎、ジャパネット参画後の劇的変化。人員増加、職場環境の改善…着実に進められる変革:フットボールチャンネル】
〔スタッフの人員は大幅に増加。職場環境も改善〕
 4月に開催された定時株主総会で高田明新社長が就任し、㈱ジャパネットホールディングスのグループ会社として再出発したJ2長崎。それからの約2ヶ月、クラブは山積する経営や運営の問題と向き合いながら、静かにそして着実に変革と改善を推進。中でも新体制下で大きく改善されたのが、累積赤字に陥っていた経営問題。一時は給与遅配の可能性も言及されていた経営状態だが、ジャパネットの支援によって解消に成功。、補強などのチーム予算についても問題はない状態にまで改善される見込み。
 その一方で、クラブの経営環境は予想以上に深刻で、当初「3年で10億以上」としていた支援額を1年目から投入しなければならない可能性。今回の経営危機はジャパネットが大きな負担を負うことで救われたが、本当の意味での経営改善はこれからの大きな課題。中でも、2年前から急騰し、昨季はクラブスタッフの人件費をも超えた委託費をはじめとする支出の見直しは急務。
 4月の定時株主総会で表明されたとおり、組織体制と人事が大きく変革。YKKグループの高橋章二氏や、4月までJ2金沢の運営に尽力した由井昌秋氏を取締役として招聘。定時株主総会翌日からはクラブ運営メンバーの一般募集を開始。結果、既存スタッフやジャパネットグループ内からの社員とあわせてスタッフの人員は大幅に増加。単純な人員増員ではなく、既存スタッフにもあらためて適性試験を実施し、ジャパネットの人事制度やノー残業デーを導入等の職場環境の改善も推進し、クラブを意欲的に働ける場に改革。
〔「質と効率性」重視への転換。クラブ事務局のムードも明るく〕
 地方クラブがこういった職場環境の改善を優先させる例は少ないが、高田社長は人が足りないのなら、そこに投資も行ない、みんなで知恵を出し合って効率性を高めていく方針。これまでのクラブで見られた、少数精鋭を口にする「仕事量」重視の運営スタイルから、業務の「質や効率性」重視への転換を推進。
  そういった方向性の一端はクラブ事務局の様子に象徴。以前、大量の備品や資料の山に埋もれていた事務局は、断捨離を敢行した結果、見違えるように広くなり事務局内のムードも明るいものへと変貌。同時に、セキュリティロックの導入で、情報管理や保安面へも配慮するなどプロクラブ事務局としての質は確実に向上。今後もジャパネットグループのノウハウやスタイルを導入しながら、こういった質や効率性の向上を推進。
 こういった質の変化はスタジアムも例外ではなく、高田社長はスタジアムを「サッカーを見るだけじゃなく、試合前、試合やハーフタイム、試合後も楽しむ。5時間過ごしても楽しいなというスタジアムにしたい」と語っているとおり、ジャパネットDAYなど改革を実行。
〔数少ない誤算。クラブ運営引き継ぎの難航〕
 トップ自らが先頭に立つ中で、新しいアプローチのイベントやチームの好調さにも支えられ、長崎のスタジアムには徐々に「ワクワクさせる何か」が蘇生ぢているが、クラブ運営の引き継ぎに難航したことは数少ない誤算。難航した最大の理由は、前体制が「㈱V.ファーレン長崎」と「一般社団法人V.V.NAGASAKIスポーツクラブ」で分担しながら多方面に拡大していた業務の複雑さ。口頭で契約が交わされていたことも多く、一部社員のみで業務を担当していたために、内容、関係性、全体像がわかりにくく、情報収集や確認にも時間が必要。
〔真の意味で「長崎のプロクラブ」になるために〕
 「諫早市サッカー場」のクラブハウスについても、体制変更後の社団の方向性や状況が不明なままで、当初3月にはクラブハウスにトップチームが入るとされていた計画は延期されたまま。社団は3月の服部氏の代表理事辞任後、県サッカー協会小峰会長が代表理事に就任したが、相次ぐ理事の交代や、行政との情報共有や連携不足に陥り、国際戦略部門の担当予定だったスタッフや所属する各スポーツ団体も当惑している状態。その中でクラブが慎重に関係先と話し合いながら事態の打開を進めているが、こういった業務引継で時間がかかってしまったのは想定外で、本来はもっとイベントや集客に集中したかったという思いはあるとか。
  だが、それを必要以上に悲観する必要はなく、今のクラブは一度崩れてしまった土台を再構築している途上であり、新体制の運営能力もこれから徐々に発揮され、問われてくるものと言える状態。入場者数はその結果としてついてくるもの。確かにまだクラブには、改善の余地はあるが、数ヶ月前まであったスタジアムの重い空気は確実に変り、変革の風が吹いている。本当の意味で「長崎のプロクラブ」になっていくためにも、今は見守っていくことが必要と締めくくっています。
フットボールチャンネル該当記事:https://www.footballchannel.jp/2017/07/05/post220459/

 長崎さん、高田新社長のもとで、生みの苦しみから飛躍へのステップを着実に歩んでいる事を実感します。個人的に思う事はいろいろありますが、まずは成績。今日現在、何と4位です。プレーオフ圏内どころか、自動昇格圏内の2位と勝ち点5点差という距離。確か長崎さんはJ2昇格初年度だったかプレーオフに出場されていますが、その時とは段違いにJ1に近いクラブという印象。普通、経営危機になったクラブは成績も下の方でウロウロするはずが、ハンデを力に今季はばく進しています。著名な高田社長のもと、この勢いでJ1に行ってしまうかもしれません。ひょっとしたら、J1行ったきりの鳥栖さんのような存在になるかも。
 次に目に留まったのは、№2や3の外部招へい。どこのカテゴリ、どこ(サッカー以外かも)だったが忘れましたが、№2や3を出してそのまま№1だけの独裁状態のような事がずっと続いている、当ブログで言う「長すぎる『長』」をネットかどこかで見かけたような気がします。オーナーが資本の過半数を絶対に離さない個人商店状態になっている事例もどこかで見かけた気がする。長崎さんは近代的な経営構造になっていっているのかな。やはり、目に見えるオープンな経営構造になれば、価値観も正しいものに固まっていくのでしょう。
 といろいろとポジティブな事を書きましたが、違った側面も個人的には認識しています。去年までは「親企業のない市民クラブ」からジャパネットグループが資本の100%を保有した、「親企業のある企業チーム」になってしまったのです。ただ、現状がそうであっても、将来的にはJ1浦和のように、市民クラブ化にきっと変化していってくれると信じております。とにかく、長崎さんから目が離せません。今季注目の存在ですね。
J2長崎関連⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170606
   〃    ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170413
   〃    ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130426
   〃    ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121117
   〃    ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061128
   〃    ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060807

   〃    ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060215
   〃    ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060125

 話は変わり、今日イオン岡山で開催された、ファジのアウェーヴェルディ戦のPVに参加してきました。その模様は明日。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする