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ボランティアの力256

2019-07-07 00:09:12 | 災害復興支援(東日本・コロナ等)

 ボランティアレポです。
 西日本豪雨災害が発生して、今日6日でちょうど1年になるそうです。改めて、被害に遭われた方へお見舞い申し上げます。
 6月30日(日)にオーラスのラスト真備として、写真洗浄のボランティアに参加してきました。この日のちょうど1週間後はあの水害の発生日で、もう1年経つんだと思い起こしながら、真備に向かいました。結局参加したのは松君のみ。行く道中に、復興が進む真備の街並みを観ながら、1年前の風景を思い出す。この日もあの日も曇天でしたが、最初に真備に行った日は酷暑だったなぁとか、ああいう景色だったなとかいろいろ。メンバーも関心が薄くなってしまったのか、女性メンバーは写真洗浄に1回行って、2回目は当分いいかなと思ったのか、それは不明です。とりあえず初参加してみました。
   
 駐車場は同じで、市庁舎裏のいつもの場所。松君と合流してまずは正面の方へ立ち寄ってみる。先月までボラセンがあった場所にはテントは無く、市庁舎内の建物(真備保健福祉会館)に完全に移転した様子。この日の現場ボランティアの方々が何人か出入りしていました。中に入る事無く、会場へ向かう。駐車場におられたスタッフに聞くと、1週間前の日曜は案件が無いために活動が中止になったとか。この日も雨模様だったですが、屋内でやる作業があるため、中止にはならないとか。でもいくらか写真洗浄に流れてくるかもしれないと。
   
 活動日は基本土日だそうです。活動場所は市真備支所そばの元田集会所。小さな建物です。中に入ってみると、何人か参加者がおられましたが、席は結構空いている。それよりも目立ったのがTV局のクルー。参加者で大坂から来たグループがあり、TV局も大坂から来ている。顔を写さないようにすぐに伝えました(マスコミに対しては伝え慣れしてますので)。新たに大阪会場や東京会場として活動が始まったようですね。東京会場は3年ぶりの活動再開という事ですが、東日本大震災から考えたらそうなのかなと。
 最初にスタッフの方から説明がある。壁に写真洗浄の流れが掲示されてあり、わかりやすい。この日の作業は雨天気で乾かす工程ができないために仕上げ工程になったようです。以下が写真洗浄の流れです。
   
①乾かす
 写真アルバムを乾かす → 洗濯ばさみでページを開き乾かす
②はがす
 アルバムから写真を取り出す → 裏の接着剤を取る
③洗う
 写真洗浄 → 部分洗い/ウェットティッシュ水拭き
④干す
 水切り → 干す
⑤仕上げ
 エタノール拭き → OPP写真袋(クリアポケット)
⑥アルバム
 天地を整える → 順番を再確認する
   
 作業に入る前に自己紹介がありました。これは過去の現場ではない光景。屋内の軽作業ならではで、皆さんの顔が見えて良かったです。1人ベテランメンバーA氏がこっちのテーブルについてくれる。2月くらいに柱拭きになったので、現場を離れてこっちに来るようになったとか。この日の作業は「③洗う」かな。まずは1つ目が刷毛でカビを履き取り、定規とカッターで余白を切除して整える内容。次は「⑤仕上げ」で、エタノールで裏も表もしっかり拭いて汚れを取る作業。表側で写っている人物の顔など残したい部分は余り触らず、それ以外の黄色くなった部分を徹底的に拭き取りました。結構汚れが取れました。それを写真袋に1枚1枚入れていく。
 後は出来上がった洗浄後写真の紙製アルバムへの収納作業(⑥アルバム)。縦横の向きを揃え、ちょっとしたメモ書きも丁寧に写真同様に収納する。その方その方の思い出を包み込んでいくように。
   
 途中、依頼者の方への返却が数回ありました。拍手が起こり、セレモニー化していました。また、洗浄依頼の期限が近いのかな。この日も何人か依頼に来られていました。依頼件数等が掲示されていました。29日現在で依頼件数が328件、返却件数が135件、残り件数が193件。つまり1年経っても半分以上が残っている。もう1年くらいは全然かかるという事です。
 偶然にも6月30日というのが、真備の災害ボランティアの一つの端境期になっていたようです。6月で有料道路の通行料金無料措置が終了し、23日(日)は作業依頼件数の減少により休止になったり、7月からは追悼式や選挙で土日の活動中止日があふれています。この日の発表で豪雨災害の石碑が設置されたようですが、見れなかったのが残念。
   
 感想としては、いつもとは違った災害ボランティアという事で、貴重な体験をさせていただきました。作業中で手にした案件はたぶん80歳くらいの方の写真。お子さんの思い出が詰まっていましたが、撮影年から逆算すると40年くらい前のもの。大事な大事なアルバムですね。映っている一人一人の姿が歴史であり、思い出なのですね。その蘇生の手伝いができて光栄でした。受付で「真備洗浄」という缶バッジがあり、1個につき100円寄付をすればもらえるそうなので、今まで写真洗浄に参加された人達の分を手に入れました。また配布します。
 ただ、やはり筆者は現場向きなのか、長時間のデスクワークが苦手感が出ていました。この日が毎月参加で12回目という事で、区切りになりましたが、また機会があれば行ってみたいと思います。写真洗浄をやりたいというメンバーがいれば、連れて参加したいと思います。これにて当ブログの継続事業の一つ、真備災害ボランティア完結です。復興自体が完結した訳ではありませんが、個人的な区切りをさせていただくという意味です。今後、万が一近県で同じような災害が起こり、県外ボランティアも受入れOKであれば、メンバーと参加したいと思います。お疲れ様でした。
     ※7月記事の画像 
6月30日(日)ボランティア参加者数 ▼全体:76名 ▼現地活動者数:53名
まび復興支援ボランティア公式HP:https://peraichi.com/landing_pages/view/kuravol
 〃   内写真洗浄チーム「あらいぐま岡山」公式ツイッター:https://twitter.com/mabisenjo
災害ボランティア(真備)第11回参加関連:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190525
   〃        第10回参加関連:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190425
   〃        第9回参加関連:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190324
   〃        第8回参加関連:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190228
   〃        第7回参加関連:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190124
   〃        第6回参加関連:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20181227
   〃        第5回参加関連:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20181120
   〃        第4回参加関連:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20181020
   〃        第3回参加関連:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180921
   〃        第2
回参加関連:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180816
   〃        第1回参加関連:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180717

コメント
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