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サポーターについて46

2019-07-14 00:23:30 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 マリノスさんに「沸騰プロジェクト」なる事業があるそうです。知りませんでした。footballistaの記事に出てきたので、マリノスさんの公式HPを観に行ってみると、こりゃすごいぞという事で紹介させていただく事になりました。まずはそのfootballistaの記事です。
   
【サポーターと共創する未来へ。沸騰プロジェクトがマリノスを変える】
〔沸騰プロジェクトがマリノスにもたらしたものとは〕
「シティ・フットボール・グループ(以下、CFG)が横浜F・マリノス(以下、マリノス)との提携を通じて、最もポジティブな驚きの一つとして捉えているのがサポーターのロイヤルティだ。クラブに対してはもちろん、スポンサー企業の商品を感謝の気持ちと共にSNSに投稿する文化はJリーグが持つ魅力として認識され、CFGのパートナーシップ事業においても武器になっている。
 マリノスではそうした高いロイヤルティを持つファンを『スーパーファン』と呼び、彼らの声を顕在化させることでファン起点の新しい商品やサービスを生み出す活動に取り組んでいる。その名も『沸騰プロジェクト』。情報過多の時代において従来のプロモーション方法が通用しなくなりつつある中、コンテンツの主体をファン側に設定したCtoCプロジェクトがもたらすものとは。」
〔一緒に創っていく存在〕
「――まずは『沸騰プロジェクト』を発足させた経緯を教えてください。
永井『お金を払って実施する宣伝広告の効果を感じにくい現状をふまえて、口コミを増やそうというところから始まっています』
大多和『マリノスに関心がない人まで広告が届かない現状がある。あと、SNSの世界で考えるとマリノスのサポーターは多くのフォロワーを抱えている方が多いのもきっかけの一つです』」
「大多和『これまでの発想ではサポーターの方は享受する側だったのですが、発信者としてのサポーターがいる。一緒に(クラブを)創っていく存在だと今は考えています』
永井『だから、よりサポーターのみなさんを理解するためにオフラインミーティングも開催しています。テーマを決めて1回20名くらいの方に集まっていただきヒアリングしたり、ディスカッションしたり。直接意見を聞ける場はクラブにとって貴重です』
――現在、何人くらいの方が沸騰プロジェクトに参加されているのですか?
大多和『今(※取材日:5月下旬)、登録数で1800名程度。オフラインのミーティングは12回開催しています。過去にはこのミーティングがきっかけで進んだ企画で「昔のユニホームを着て来場したらプレゼント」というものがあったのですが、当日の運営まで全部やって頂きました。バイトを雇うのではなく、サポーターの方々が運営することで会話が発生し、笑顔が生まれます』」
「――マリノスにとってサポーターはお客様ではなく仲間ですね。
永井『一元的には捉えられませんが、沸騰プロジェクトに参加頂いている方に対しては仰る通り“仲間”“身内”“支持者”という言い方が出来ると思います。共にこのクラブを創っていきたいですね』」
〔サポーターにも主人公でいて欲しい〕
「――サポーターの声が実際に反映されると沸騰プロジェトはさらに盛り上がると思います。
永井『沸騰プロジェクトでの企画が実現するまでのスパンは色んな事情も絡むのでケースバイケースですが、伝えたいのはクラブスタッフも相当ツイッターやインスタグラムを見ているということです。多分、皆さんが想像しているより見ています(笑)。クラブが抱える課題や、それに対する改善案が(ツイッターに)投稿されていることが結構ありますが、そういうものはスクショを撮って社内で共有しています。それをきっかけに社内で議論が起きることもよくあります。』」
「――今後、沸騰プロジェクトはどのような共創関係を目指していきますか?
大多和『共に創ることを目的化するのではなく、その過程でサポーター同士がつながることも大切にしたいですね。最近はCtoBのつながりも出てきています。沸騰プロジェクトでマリノスのパートナーであるオウルテック社さん、三省製薬さんの商品を一緒に考えようというミーティングを実施しています。こうした関係性を築けるとパートナーさんにとっての広告価値の発想も変わってくる』
永井『マリノスは株式会社なので形としては一般的な企業と同じなのですが、公共性が高い団体という側面もある。だから、収益を上げてさえいればいいという話ではなく、文化を一緒に創っていく。それは自分達だけで実現できるものではない。共感してもらえる人がいてこそ成立する。そういう意味ではクラブの存在そのものが既に共創関係であると言っても過言ではないと思います』
大多和『一般的にはピッチで戦う選手が主人公で、それを応援するのがサポーターという関係性だと思いますが、サポーターにも主人公でいて欲しい。マリノスに関わる一人の主人公として、自分の楽しみ方を周りに共有してもらいつつ、クラブと共に歩んで欲しいです』」
引用:footballista
   
 いつの間にかそんなレベルになっていたのですね。「サポーターのロイヤルティ」って新語でしょうか、聞いた事が無いキーワードです。これも新語の「スーパーファン」によるプロモーションとして、コンテンツの主体をファン側に設定したCtoCプロジェクトなのですね。今回は結構専門用語が多いです。記事によると、お金を払って実施する宣伝広告の効果を感じにくい時代になっているんですね。そうなんだなと。そこから口コミによるプロモーションをやっていこうと、ファン・サポーターの口コミ(投稿)を通して。
 毎月のオフラインミーティングがいいですね。これは当ブログが大昔から今も口を酸っぱくして言っている「ファン感」、「ホームタウンミーティング」に近いもので、対話という点では同義語です。ファン感から逃げ続けているところに知って欲しいですね。ファン・サポーターは享受者ではなく一緒にクラブを創っていく、運営していく仲間の存在であると。CtoBってすごい言葉が出ていますね。これはすごい。まさに主人公。マリノスさんだったら主人公になれても、対話ができないところでは脇役、エキストラか。それは観客も目減りするでしょと。専用サイトを観てみました。
 
「プロジェクトチームには選手もプロジェクトマネージャーとして就任」
・スタジアム沸騰チーム: 大津選手、松原選手
・グッズ沸騰チーム:   喜田選手、仲川選手
・クラブ沸騰チーム:   栗原選手、飯倉選手、山田選手

 いい感じの交流サイトになっていました。いやぁマリノスさん、うらやましい。マリノスサポはこういうのがあって幸せですね。顔が見える選手。ファン・サポーターとチームの距離感が近く、「わがこと」になっているので、スタジアムにも自然と足が向かう事でしょう。こういう取り組みをやれば、数字の連呼とか、無料サービスの大盤振る舞いは必要が無くなる事がよくわかる事例でした。結局はエンドユーザー(ファン・サポーター)本位でやれば解決してくれるという事でしょうか。こういう交流サイトはよそでも観たなぁ。
J1横浜「沸騰プロジェクト」:https://mari-fan.jp/
J1横浜関連⑭:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20181005
   〃    ⑬:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161208
   〃    ⑬:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160613
   〃    ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160508
   〃    ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141106
   〃    ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140210
   〃    ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110910
   〃    ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100909
   〃    ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100829

   〃    ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100418
  〃   ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090627
  〃   ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090527
  〃   ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070615
  〃   ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070212
  〃   ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060914

コメント
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