J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

ボランティアの力250

2019-03-24 00:01:56 | 災害復興支援(東日本・コロナ等)

 ボランティアレポです。
 先日、また真備に行ってきました。7月から9回目の参戦です。今回から参加申込がネットの専用アプリのみになり、何度か上手くいかない中で何とか申込ができました。災害ボランティアで、こんな足切りみたいな事していいのかと一瞬思っていましたが、実際は依頼案件の減少が目立ち、参加者数の調整が進んだ結果のようです。後はFリーダーと、初参戦の知り合い岡氏。先日、Cスタデビューした人で、好奇心旺盛です。最初は雨っぽかったですが、すぐに上がりました。
   
 まだ早いという事で、写真洗浄に回らないように、少し早めの8時半に集合してみる。9時から受付開始でしたが、前回はすぐに受付できましたが、今回は結局9時まで待つ状態。つまり、参加人数が決まっているから予定どおり9時からミーティング開始という訳か。Fリーダーが来ない。聞くと寝坊とか(笑)。先に控室に入る。今回は年配層の顔ぶれが目立ち、若い人が少ない印象。保健師さんによる柔軟体操の後に黙とう。
 マッチングスタート。今回皆さんやる気満々なのか。早い挙手で人数が埋まっていく。どうします?と岡氏と顔を見合わせている間に何回か案件が通り過ぎていく。2回目の黙とうになった後に、担当現場が決定しました。
   
 今回は7人のグループで、支所近くの一般住宅に行く。若い方も比較的混じった顔ぶれで、リーダーに岡氏を(無茶ぶり?)推薦しました。単身赴任で「娘さんに後で自慢できる、簡単簡単」と言いながら(笑)。でもさすが表情が変わり、きちっとリーダーを務めていました。千葉からきた女性の方とは「千葉県のチームを観に行ったことがありますよ」とか、沼津から来た方とは「ゴン中山来てます?」とかどうしてもそこから入ってしまう。やはり、スポーツは交流ツールですね。
   
 この日の現場は、すでにほとんど綺麗になっており、作業的には前半は柱や壁の掃き拭き、後半はひたすら釘抜きです。この活動でしか決して手にする事にないバールをよく使いました。個人的に何となく機能美を感じる、バールを手にすると災害ボランティアやってるぞという気になるのは筆者だけでしょうか。一人学生さんが来ていて、聞くと大坂の大学生で帰省して参加しているとか。「若い時に真備に来ているのは、一生の経験になるよ」と言ってあげました。
   
 昼休みに、支所近くのコンビニにコーヒーを買いに行く。こういう日にコンビニの紙コップコーヒーを飲めるのは、ほんの少し贅沢気分を味わえていい。途中あった、先月行った現場である酒屋さんを覗くと、Fリーダーがいました。こちらの現場は何ケ月掛かりの長い現場の様子。そして、その向こうには空き家と思われる現場を目撃。たぶん、最初に10何人で向かわれた現場。被災初期のような景色で、一面がれきが広がっていて、しかも午前の雨で濡れている。うーむ、去年の夏頃の記憶が蘇る。あんな感じの所に行ったよなぁと。今後は、空き家など手付かずのこういう現場が出てくるんじゃないかと、詳しい方が言われていて緊張感が走る。
   
 作業終了。センターに戻る。倉敷市災害ボランティアセンターは、まびいきいきプラザは今月限りで、立ち並んでいるプレハブもすべて撤収されるとか。いい機会なので、控室に掲示されている全国からのメッセージ画像をすべて紹介させていただきました。来月からは市真備支所(真備保健福祉会館)に戻るそうです。さて、我々はどうするのか。当ブログの真備行きも卒業が近づいています。継続事業として9か月間続けてこられた事、何回も参加してくれたメンバー達に感謝です。皆さんは、他の人々とは違う人生の宝となる経験を味わったと思いますよ。実りある人生の糧を積めたと思います。世の中にはいろいろと「ボランティア」がありますが、このボランティアは、運営会社とかではなく、社会そのものをサポートした正真正銘「真」のボランティアだと思うし、誇りあるもの。胸を張って「ボランティアやってきた」と言って下さい。おっと、この日の夜は語る会でした。忙しい日ですわ。

 先日、FSSのリーダーの一人であるK山女史が、写真洗浄で真備に参戦されています。いい機会ですので、レポを紹介させていただきます。
「今日はアルバムからカッターで切り取る作業でした。水に浸かりふやけたり(現在は乾かしてあります)、青カビが生えたり、バクテリアにやられた写真は時には臭いもキツく、粉が舞いました。初めての経験で、つい入れ込んで疲れましたが先輩ボランティアが親切にしてくださり無事に終えることができました。
 グループで担当したアルバムでは、中学3年の女の子が二児の母になるまでの歩みを見守らせていただきました。時間を追うごとに愛着のようなものが生まれそこにある家族の幸せを願いながらの作業でした。
 明日(翌日)が雨予報で、現地の作業が中止になり写真洗浄へのお誘いの一枚とのことでfacebookに写真があがりました。驚いたのは手付かずの状態のものも多くあること、大学生の参加が年配者と同じくらいいたことです。自宅からも近いのでまた行きます。」
 FSSの他の皆さんも、ポジティブなボランティアだけでなく、こういうネガティブな経験として、真備の体験をして欲しかったですね。まだ終わった訳ではないので、K山女史が手を引っ張って参戦してもらう事を期待。と書いていたら、「昨日はFSSの若きリーダーWさんと一緒に写真洗浄に参加してきました」と連絡が入りました。さすがです。

この日のボランティア参加者数:▼現地活動者数(ボランティア登録受付人数) 44名
倉敷市災害ボランティアセンター公式HP:https://peraichi.com/landing_pages/view/kuravol
災害ボランティア(真備)第8回参加関連:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190228
   〃        第7回参加関連:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190124
   〃        第6回参加関連:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20181227
   〃        第5回参加関連:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20181120
   〃        第4回参加関連:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20181020
   〃        第3回参加関連:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180921
   〃        第2
回参加関連:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180816
   〃        第1回参加関連:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180717

コメント
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