ミラクルフルーツ
和名：ミラクルフルーツ （アカテツ科）
学名：Synsepalum dulcificum
別名：ミラクルベリー
特徴：
西アフリカ原産の低～小木。米粒大の白い花を多数まとまってつけ、果実はオリ－ブやアオキの実ほどの大きさで、初め緑色、熟すと赤くなる。果肉には少し甘みがある。
ミラクルフルーツは、その実を食べてレモンを食べると、レモンが劇的に甘く感じるようになるなど、酸味を甘みに変える性質を持っている。
これは果肉中のミラクリンと言う糖たんぱく質によるもので、ミラクリンと酸味が一緒になると、味覚の甘み受容部を刺激し、脳に甘味信号を送るためと言う。この作用は約２時間続く。ミラクリンは赤く熟した実に含まれ、青い実には含まれない。
初めて育てようと思っている方には申し訳ありませんが、ミラクルフルーツは育てるのが難しく、植物園でも結実しないところも多く、植物園の技術指導に呼ばれることもしばしばあります。日本で、ミラクルフルーツの栽培を研究している方が少ないのもそのためです。
撮影：フラワーパークかごしま。売店内参考：Webサイト