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上 京

2008-07-06 | Weblog
『念佛ノ源流』

浄土真宗にも影響を与えた声 明と、

浄土真宗だけに伝わる節談説教を聴いて、

浄土真宗本願寺派の源流を知ってもらおうという公演会が

本日本願寺築地別院で開かれます。



これは本願寺築地別院が火災により

現在の地に寺基を移転してから

今年で350年になるのを記念して

本願寺築地別院が開催するもので今回が初の試み。

天台宗の慈覚大師円仁により伝えられた声明は

魚山声明(ぎょざんしょうみょう)といわ れ、

後に浄土真宗本願寺派の声明に大きな影響を与えました。

今回は水原夢江師(82、兵庫県・寶林寺前住職)ら

京都大原魚山声明を今に受けつぐ23人の僧侶が、

「如法念仏作法(にょほうねんぶつさほう)」という

おつとめを披露します。

この声明は昭和8年まで浄土真宗本願寺派でも

勤修されていたもので、音楽的にも興味深いものといえます。

一方、節談説教とは浄土真宗独自の言葉で、

高座の説教師が抑揚とリズムをつけて

法話をする独特の形式をさします。

宗祖親鸞聖人の教えを、努力と研鑚によって伝えようと

先人達が編みだしたこの説教の形は、

後に落語などの演芸につながったとも云われています。

講師は第一人者の廣陵兼純師

今回はこの公演にあわせ、

親鸞聖人御在世の頃の食事を再現した、

貴重なお弁当も用意されます。

このお弁当は築地本願寺日本料理「紫水」料理長が

文献を元に再現するもので、

五穀米や煮染めといった伝統的な食材を使った

貴重な味となりそうです。

今日は和子ちゃんと一緒に上記の勉強会に行ってきます。

声明はどなたでも自由に拝聴出来ますので、

もし宜しければ集ってみて下さいまし。

10時~と14:30~の2回です。