かっぱらぱ編集室 つれづれ

かっぱら編集長がつづる日常のあれこれ。

新型コロナを乗り越えるために、みんなで支え合いましょう

2020-04-06 22:00:48 | 新型コロナ

勤務している小中学校の保護者に向けて『スクールカウンセラーだより』を書きました。

学校のカウンセラーとして、子どもたちや保護者、先生たちのために何ができるかを

いつも考えています。

 

以下、『スクールカウンセラーだより』の内容です。

 

~新型コロナを乗り越えるために、みんなで支え合いましょう~

 

新年度が始まりました。進級、進学おめでとうございます。

新型コロナウイルスに関する報道が毎日テレビやネットから流れてきて、

見ていると子どもを学校にいかせることが不安になってしまうという保護者の方もいらっしゃると思います。

 

テレビやネットでは、連日新型コロナに感染した人数を映し出し、

国民の『不安』を喚起(相手を不安にさせることで行動をコントロールすること)しています。

 

『不安』は、人から考える力を奪っていきます。

『不安』は、人から行動する力を奪ってしまいます。

 

その報道を見ていると、目に見えないウイルスがそこここにいて、

なすすべもなく自分や家族がかかってしまうのではないかと不安を強めていってしまいます。

 

しかし、現実(事実)は本当にそうなのでしょうか。

たとえ新型コロナウイルスがそこここにいたとしても、私たちはそれを避ける術をもう身につけています。

 

静岡市立病院の看護師さんと接触した(家族以外)全ての人の検査結果が陰性でした。

この結果が意味することは、

①手洗いをする

②うがいをする

③人混みに行かない(人との距離をとる)

④マスクをする(ウイルスのついた手で顔を触らないように)

などを徹底することで、新型コロナウイルスは移らないということです。

 

家庭でできることとして、

仕事や外から戻ってきたとき、しっかりと手を洗ってコロナを家に入れないようにしましょう。

また、その姿を子どもたちに見せて安心させてあげましょう。

 

1ヶ月以上、家族以外の人と会えないで過ごすことは、子どもの心にとって大きな弊害になります。

人は人の中で生きて、人の中で社会性を学び、心が育っていきます。

『不安』な感情に負けず、子どもたちを笑顔で学校に送り出してあげてください。

 

そして、自分たち(大人)が今できることを一生懸命やること、

大人が協力し助け合っている姿を子どもたちに見せることが、子どもたちの『不安な心』を癒やしていきます。

 

今年度もスクールカウンセラーとして学校に勤務しています。

話したいこと、相談したいことがあればいつでも申し込んでください。お待ちしています。(^^)

 

『スクールカウンセラーだより』は以上です。

 

『不安な感情』は人の認知(物事を捉える力)を鈍らせます。

遠くの世界を見て不安になるのではなく、今日、今、この瞬間にできることを

丁寧にやっていきたいですね。

『今』の連続が未来につながって行きます。


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