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碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

アエラで、「笑っていいとも!」の終了についてコメント

2013年10月29日 | メディアでのコメント・論評

発売中の「アエラ」最新号の記事『「タモ」「みの」ロスの波紋』。

その中で、嵐山光三郎さん、コラムニストのペリー荻野さん、東海大の水島先生などと並んで、コメントしております。

記事全体は、例によって、ぜひ本誌をご覧ください(笑)。

私の部分は以下の通りです。



フジテレビ自体、長年守り続けてきた視聴率三冠王の座から、昨年は全日視聴率で日本テレビ、テレビ朝日につぐ3番手に転落。

今年10月には看板番組の「ほこ×たて」で収録と放送内容を大幅に組み替える不適切演出があり、当面放送を見合わせるなど不祥事にも見舞われた。

6月に「踊る大捜査線」などをヒットさせた亀山千広氏が異例の抜擢で社長に就任、視聴率向上を掲げる中で今回の「終了」が表明された。

碓井広義・上智大教授(メディア論)は、亀山新社長の起用は「いいとも」などの懸案番組対応の意味もあったと語る。

「トータルでフジテレビの全番組の視聴率を上げるのが目標なら、まずはダメなところを直す。その第一号が今回の終了だと思います。視聴率が低迷したとはいえ一定の視聴者もいるが、それを残す余裕がフジテレビにはもうないと思います」

「いいとも」立ち上げに携わっていた日枝久会長が「文芸春秋」10月号で「大なたを振るわないとうちはやばい」と表明した。

これは亀山新社長へのゴーサインだったと碓井教授は読む。

「タモリも画面から『そろそろ俺も疲れたし飽きた』という顔を隠さずに出していたし、タモリ的にもどこか納得の終了なんじゃないでしょうか」


(アエラ 2013.11.4号)



今週の「読んで、書評を書いた本」 2013.10.29

2013年10月29日 | 書評した本たち

このところ、仕事の合間に、先日亡くなった天野祐吉さんの本、
特にコラムを再読しています。

限られた字数の中に、鋭い観察と発見が、独特のユーモアと共に織り込まれていることに、あらためて感心するばかりです。


そして、今週の「読んで、書評を書いた本」は、次の通りです。

井上ひさし 『初日への手紙』 白水社

半藤一利・宮崎駿 『腰抜け愛国談義』 文春ジブリ文庫 
*文庫オリジナル

鴨下信一 『昭和芸能史 傑物列伝』 文春新書

山折哲雄 『危機と日本人』 日本経済新聞社

山口二郎 『いまを生きるための政治学』 岩波書店

柴田元幸:編・訳 『書き出し「世界文学全集」』 河出書房新社

町山智浩 『トラウマ恋愛映画館』 集英社

* 書いた書評は、
  発売中の『週刊新潮』(10月31日号)
  読書欄に掲載されています。


短期連続講義の終了

2013年10月29日 | 大学

新聞学科1年生向けの授業「コミュニケーション論」。

秋学期は、私たち新聞学科の全教員による“リレー形式”で行っています。

今週までの3回連続が私の担当でした。

ドキュメンタリー、ドラマ、報道など、テレビメディアの基礎編という内容でやってきましたが、1年生たちは、かなり熱心に受講してくれました。

ここを入り口に、興味をもったところを、とことん探究していって欲しいです。

まずは、おつかれさま!

で、恒例の記念写真(笑)。