発売中の「アエラ」最新号の記事『「タモ」「みの」ロスの波紋』。
その中で、嵐山光三郎さん、コラムニストのペリー荻野さん、東海大の水島先生などと並んで、コメントしております。
記事全体は、例によって、ぜひ本誌をご覧ください(笑)。
私の部分は以下の通りです。
フジテレビ自体、長年守り続けてきた視聴率三冠王の座から、昨年は全日視聴率で日本テレビ、テレビ朝日につぐ3番手に転落。
今年10月には看板番組の「ほこ×たて」で収録と放送内容を大幅に組み替える不適切演出があり、当面放送を見合わせるなど不祥事にも見舞われた。
6月に「踊る大捜査線」などをヒットさせた亀山千広氏が異例の抜擢で社長に就任、視聴率向上を掲げる中で今回の「終了」が表明された。
碓井広義・上智大教授(メディア論)は、亀山新社長の起用は「いいとも」などの懸案番組対応の意味もあったと語る。
「トータルでフジテレビの全番組の視聴率を上げるのが目標なら、まずはダメなところを直す。その第一号が今回の終了だと思います。視聴率が低迷したとはいえ一定の視聴者もいるが、それを残す余裕がフジテレビにはもうないと思います」
「いいとも」立ち上げに携わっていた日枝久会長が「文芸春秋」10月号で「大なたを振るわないとうちはやばい」と表明した。
これは亀山新社長へのゴーサインだったと碓井教授は読む。
「タモリも画面から『そろそろ俺も疲れたし飽きた』という顔を隠さずに出していたし、タモリ的にもどこか納得の終了なんじゃないでしょうか」
(アエラ 2013.11.4号)
