碓井広義ブログ

<上智大学教授のメディア時評> 見たり、読んだり、書いたり、話したり、時々考えてみたり・・・

『24時間テレビ』の裏で、「障害者=感動」に問題提起

2016年08月31日 | メディアでのコメント・論評



フジテレビのニュース専門チャンネル「ホウドウキョク」。

30日の夜、「あしたのコンパス」に、電話で生出演しました。

テーマは、「『24時間テレビ』の裏で、「障害者=感動」に問題提起」。

MCは津田大介さんと、大島由香里アナウンサーです。




<報じられていること>

●8月28日に日本テレビの24時間テレビの裏で、障害者を感動のテーマとして扱うことを疑問視する生討論番組を、NHK Eテレのバラエティ番組「バリバラ」が放送し、ネットで議論を呼んだ。

●「バリバラ」では、28日19時~19時30分に「『検証!障害者×感動』の方程式」というテーマで生放送。障害者が努力する姿で健常者に感動や勇気を与えようとする番組を「感動ポルノ」と称し、障害者のイメージを固定化してしまっていると問題提起。

●登壇者は「笑いは地球を救う」とい書かれた黄色いTシャツを着たり、最後に「サライ」を口ずさんだりと、同じ時間に生放送されている「24時間テレビ39 愛は地球を救う」にぶつけた形。

●ネットでは、「最高に皮肉が効いている」「『24時間』都合よくデザインされた感動を垂れ流すよりも、よっぽど意義深い『30分間』だったんじゃないでしょうか」 「単なる24時間テレビのパロディでも敵対でもなく、立派なメタ分析であり、メディア批評」と、番組の報道姿勢を評価する声が相次いだ。

●また、「『24時間テレビ』的な障害者像を作ってきたのも我々大衆であるという視点は常に持つ必要がある」など、「感動ポルノ」を定着させたのはメディアだけの責任ではないという見方も。

●障害者をどう取り上げていくべきか、さまざまな意見があがっている。




以下は、論点と話したポイントです・・・・


『24時間テレビ』は「感動ポルノ」か?

障害をもつコメディアン&ジャーナリストだった、
ステラ・ヤングさんの言葉です。

「感動ポルノ」は確かに強烈な表現ですが、
まさに言い得て妙!です。

「感動」したいのは誰か?
「感動」を商品にしているのは誰か?


障害者のイメージは固定化されているか?

多くの人はたぶん無自覚なだけで、
固定化されているのではないでしょうか。


「感動ポルノ」を定着させたのはメディアだけの責任か?

もちろんメディアだけではないでしょう。
でも、メディアの影響は大きいと思います。


障害者をメディアでどう取り上げていくべきか?

バリバラを見習いたい。

つまり
障害を「個性」として捉え、
フツーに向き合っていくことです。









・・・・番組で話した詳しい内容は、あたらめてアップする予定です。


武井咲主演の「忠臣蔵」って?

2016年08月30日 | メディアでのコメント・論評



週刊新潮で、NHKの土曜時代劇「忠臣蔵の恋~四十八人目の忠臣~」についてコメントしました。


武井咲、48人目の忠臣に 
浅野家再興を描く

クライマックスの討ち入りで終わらぬ忠臣蔵――。しかも主演は女優の武井咲(22)というのが、9月24日にスタートするNHKの土曜時代劇「忠臣蔵の恋~四十八人目の忠臣~」(全20回、18時10分~)である。

「第1回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞した『四十八人目の忠臣』(諸田玲子著)を原作に制作することが発表されたのは今年3月でしたが、8月12日にようやくキャストと制作開始が発表されました」(放送記者)

それによると浅野内匠頭役にタッキー&翼の今井翼(34)、浅野の妻・阿久利を“なっちゃん”田中麗奈(36)、大石内蔵助は石丸幹二(51)、イケメン四十七士の礒貝十郎左衛門に福士誠治(33)、その礒貝と恋仲になる奥女中きよを演じるのが武井である。この“おきよさん”が誰かといえば、後に7代将軍・家継の生母となる月光院で、大奥の実力者となって浅野家再興を計る。それゆえ四十八人目の忠臣というわけだ。

上智大学の碓井広義教授(メディア論)はいう。

「土曜の夕方という時間帯は誰に見せたいのか。子どもに忠臣蔵はないでしょうし、年配者に武井咲の時代劇が通用するのか。それが来年2月まで……おそらく討ち入りシーンは12月でしょうから、その後は四十七士もいなくなり、彼女一人がクローズアップされるのでしょう。難しい役どころであることは間違いない。現代劇でもこれが代表作といえる作品がない彼女が時代劇で“咲く”ことが出来るのか、興味深いですね」


武井咲の再興がかかる。

(週刊新潮 2016年8月25日秋風月増大号)


【気まぐれ写真館】 台風、関東の東に接近 2016.08.29

2016年08月30日 | 気まぐれ写真館

怖いけど、笑える話

2016年08月29日 | 本・新聞・雑誌・活字



『鳥肌が』(PHP研究所)は、短歌、エッセイ、評論と横断的に活躍する歌人・穂村 弘さんの最新エッセイ集。

怖いけど、つい苦笑いしてしまう話が並ぶ。

言われてみれば、またよく考えてみれば、「そっくりさん」も、そして「原材料」もかなり不安だ。

著者の歌ではないが、本書に掲載されている、

 ほんとうは 
 あなたは無呼吸症候群 
 おしえないまま 
 隣でねむる


の一首が怖い。

ね、怖いでしょ?(笑)

何を“怖い”と感じるか。

実はそれが、その人の本質部分につながっているから面白い。



BPO「放送倫理検証委員会」の10年

2016年08月28日 | メディアでのコメント・論評



設立から10年となる、放送倫理・番組向上機構(BPO)「放送倫理検証委員会」。

毎日新聞の「論点」に寄稿しました。


<論点>放送倫理検証委を問う

 NHKと日本民間放送連盟が設置した第三者機関「放送倫理・番組向上機構(BPO)」の3委員会の一つ、放送倫理検証委員会が今年、10年目を迎えた。放送の自律を強化し、政治による介入を阻止すべく誕生した検証委は、その役割を果たせているのだろうか。


過ちを指摘し、志を評価 
川端和治・BPO放送倫理検証委員会委員長

 その都度起きる問題に対応していたら、10年が過ぎてしまった。
 これまでを振り返って、最初に頭に浮かぶのは、2001年に従軍慰安婦問題を取り上げたNHKの「ETV2001シリーズ戦争をどう裁くか『問われる戦時性暴力』」。NHKは公表した事実経過の中で、現場のトップである放送総局長が放送前、安倍晋三内閣官房副長官(当時)に番組内容を説明したことを認めた。そこで、こうした行為はNHKの自主・自律性への疑念を視聴者に抱かせるためすべきではないとする委員会決定を出した。番組の制作責任者が放送前に政府関係者に内容を説明することをやめさせたという点で意味のある意見だった。
 委員会の設立当初から最も意識してきたことは、我々は表現の自由を守るために存在する機関であるということだ。今まで公表してきた23の委員会決定を読めば分かるように、放送局が自ら定めた放送倫理を基準として判断しているが、制作者を萎縮させないように常に配慮している。
 例えば、09年11月に発表した「最近のテレビ・バラエティー番組に関する意見」。視聴者からバラエティー番組に対する不満や違和感が相次いで寄せられたため、応える必要があると考えた。視聴者が違和感を持つ例を挙げながらも、放送倫理違反とは決して言わなかった。反発を招く可能性を意識しながら、面白いと確信が持てるものなら自由にやっていいと、ある意味過激な結論を出した。
 それでも放送局からは、番組内容を規制する組織と見られている。しかし、電波法に基づいて放送局に免許を与えたり、奪ったりする強大な権限を持つ総務省とは明らかに立場が異なる。何の処分権限も持たない第三者だからこそ、放送局を萎縮させずに放送倫理の向上を求められる。
 総務省が行政指導を控え、我々の活動を見守ってきたことで、「日本モデル」とでもいうべき、このユニークな仕組みは機能してきた。しかし昨年、総務省は「事実の報道」や「政治的公平」などを求める放送法4条を根拠に、NHKに対して行政指導を行い、この仕組みが破られた。それは09年6月にTBSの情報・報道番組で虚偽報道があったとして同省担当局長名で厳重注意して以来のことだ。社会の同調圧力も高まっている。自由ではないと感じる放送関係者は増えているのかもしれない。
 しかし、それは制度として求められていることではない。放送法4条は放送局が自らを律するための倫理規定であり、行政指導の根拠となる法規範ではない。厳密な政治的公平公正さが求められる選挙報道でも、当たり障りのない放送や、機械的に両論を併記した番組ばかりでは、国民の判断材料として必要な情報が提供されなくなる。放送局が萎縮すれば民主主義は成り立たなくなる。
 委員会は、伝えるべきものを伝える過程での勇み足であれば、過ちの指摘はするにしても、番組制作者の志を適正に評価することにより、意見が萎縮効果を生じさせないよう一層配慮していきたい。【聞き手・須藤唯哉】


社会的存在感高めてきた 
碓井広義・上智大教授

 この10年間の検証委の活動を高く評価したい。その理由は、「もの言う」委員会という積極的な姿勢にある。発足当初は一種の駆け込み寺、もしくは静かなお目付け役という印象が強かった。また「第三者機関といいながら身内を守る組織ではないか」と皮肉る声もあった。しかしその後、検証委は活動そのものによって、社会的な存在感を高めてきた。
 多くの取り組みの中で、特筆すべきものが3件ある。
 一つは2009年11月に公表した「最近のテレビ・バラエティー番組に関する意見」だ。ジャンルとしての50年以上の歴史を踏まえ、「テレビの中核的な番組スタイルこそ、バラエティーだった」とした上で、視聴者に嫌われる「瞬間」を「内輪話や仲間内のバカ騒ぎ」「生きることの基本を粗末に扱うこと」などと分析してみせ、バラエティーの危機を訴えた。
 二つ目は11年7月の「若きテレビ制作者への手紙」である。情報バラエティー2番組3事案に関する意見書と共に発表された。この「手紙」は、若手制作者に向けて、まさにかんで含めるように、制作プロセスでの基本的な注意点を語っている。例えば、ネットの情報はうのみにせず、正しい情報をえり分けること。また、上司から事実関係の確認を指示された場合、取材対象に直接尋ねただけでよしとしないことなどだ。実に丁寧に制作者を諭している。
 ここにつづられていたのは、いずれも制作現場の常識ばかりだ。つまり、それまでの常識が通用しなくなっている現実があり、当たり前のことが、当たり前にできていないことを意味する。文面には委員会が抱いている危機意識がくっきりと表れていた。
 最後が、15年11月に出された「NHK総合テレビ『クローズアップ現代』“出家詐欺”報道に関する意見」だ。意見書全体から、誤った意識と方法による報道に対する強い憤りと、この問題が今後、放送の自律や表現の自由に悪影響を及ぼすことへの懸念がひしひしと伝わってきた。
 しかも意見の対象は、当事者である記者とNHKだけではない。政権与党に対して、個々の番組に介入すべきではないこと、またメディアの自律を侵害すべきではないことを強調したのだ。政権によるメディアコントロールがこれまで以上に強まることを警戒・けん制する内容に、検証委の見識と矜持(きょうじ)を強く感じた。放送に関わる者全員が読むべき、筋の通った意見書だった。
 検証委が随所で示してきた「あえて言う」姿勢は、放送界が表現や言論の自由への圧力をはね返す大きな原動力となっている。しかし、その一方で、作り手が自らの首を絞めるような、不誠実な番組作りが後を絶たないことも事実だ。検証委の働きかけが、実際の制作現場でどのように生かされているのか、いないのか、再確認していく必要がある。
 また視聴者の番組や放送局に対する目は、より厳しいものになっている。放送の自主・自律を守るため、検証委と視聴者のコミュニケーションの強化も、今後の課題の一つと言えるだろう。(寄稿)



現場の萎縮こそ危険 
金平茂紀・TBSキャスター

 BPO、なかでも検証委という存在は、テレビの報道・制作現場の人間からとても疎まれている。番組のあら探しをするだの、放送の中身を裁く「お白州」の場のようだの、果ては自由な表現を束縛するだの、さんざんな言われ方をされることがある。
 けれども僕は、どんなに疎まれようが、嫌われようが、政権や所管官庁から放送の中身について直接、統制を受けたり、指導されたりするよりは、はるかに健全な仕組みだと考える。なぜか。
 第一に、放送で流通している情報は、公共財としての性格をもっており、結局、社会の成員ひとりひとりに帰属する。政府や官庁のものではない。だから、国や役所が統制・規制することには最大限に抑制的でなければならない。
 世界的にみると、日本の放送を運営するシステムは、先進国の中では異質だ。一般的には、放送の独立性・自律性を担保するため、第三者の独立行政委員会が放送行政を運営している。例えば、イギリスでは情報通信庁(OFCOM)、アメリカでは連邦通信委員会(FCC)といった第三者機関があり、機能している。日本の場合、最近の放送行政は、むしろロシアや中国に近づいているのではないか。それらの国では、政府や所管官庁が直接放送をコントロールする。ロシアや中国にはBPOのような組織もない。放送の自由と独立の概念がそもそもないのだ。
 第二に、過去に政権や官庁の言いなりになった、あるいは一体化したマスメディアが、どれほど悲惨な役割を担ったかを私たちは知っている。
 先ごろ、オバマ米大統領は、原爆投下から71年にして初めて現職大統領として被爆地・広島を訪問した。歴史的訪問と評価された。だが、その広島への原爆投下の被害を、当時、僕らの国の報道機関はどのように報じていたか。
 大本営発表のみの言論統制下、ある新聞は翌日の紙面で、「若干の被害」としか報じなかった。放送は当時、ラジオのみだった。NHKの前身、社団法人日本放送協会の広島中央放送局は8月6日の原爆で壊滅し、翌日、郊外にあった予備の設備で県民向け放送を再開した。その最初の放送で広島県知事は「ひるむな、職場に戻れ」と呼びかけた。放送と国策が一体化すると、このような悲劇が起こる。
 こうした過去への反省から、戦後、放送の自由と独立をまもるために放送法が作られ、その後、BPOが設置された。しかし、放送現場では今、そんな過去へのまなざしが忘れられつつある。8月のテレビはリオデジャネイロ五輪に占拠された。選挙の事前報道は激減した。テレビなんてそんなものだよ、という訳知りの声が聞こえる。
 検証委の存在が危機に陥るとすれば、政治の介入や圧力によるよりも、放送現場の人間が、萎縮・そんたく・自主規制に走ることで、検証委が活動する余地がなくなる場合であろう。逆説的な言い方になるが、放送現場の人間は、政治権力や力の強い者におもねらず、擦り寄らず、隷従せず、監視犬(ウオッチドッグ)の役割を再認識する矜持(きょうじ)と、危機に対する覚醒が求められている。(寄稿)
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自律機能強化が目的
 検証委は弁護士や学者、評論家らで構成。現在は9人。虚偽の疑いがある番組について、取材や制作の過程、番組内容を調査し、結果を公表する。放送局に対し、再発防止策の提出を求めることもある。発足は2007年5月。当時、関西テレビによる番組捏造(ねつぞう)問題をきっかけに、政府が放送法改正を伴う番組内容に対する規制強化に乗り出した。自律機能の強化でこの動きを阻止しようと、放送界がBPOに検証委を設置した。
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 ■人物略歴
かわばた・よしはる
 1945年生まれ。東京大法学部卒。弁護士、朝日新聞社コンプライアンス委員会委員。日弁連副会長、法制審議会委員などを歴任。検証委発足時から委員長を務める。
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 ■人物略歴
うすい・ひろよし
 1955年生まれ。慶応大法学部卒。81年テレビマンユニオンに参加。20年にわたり番組制作に携わる。その後、慶応大助教授、東京工科大教授などを経て現職。専門はメディア論。
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 ■人物略歴
かねひら・しげのり
 1953年生まれ。77年TBS入社。社会部記者、ニュース23編集長、報道局長、アメリカ総局長を歴任。2004年度「ボーン・上田記念国際記者賞」を受賞。土曜午後5時半放送「報道特集」を担当。

(毎日新聞 2016年8月26日)


【気まぐれ写真館】 大気は不安定 2016.08.27

2016年08月28日 | 気まぐれ写真館

書評した本: 川村二郎 『社会人としての言葉の流儀』ほか

2016年08月27日 | 今週の「書評した本」



残暑、お見舞い申し上げます!

「週刊新潮」の書評欄に書いたのは、以下の本です。


川村二郎 『社会人としての言葉の流儀』
東京書館 1512円

著者は元「週刊朝日」編集長。言葉に関して筋金入りの頑固者だ。「生きざま」「こだわり」といった言葉を無神経に使うことを戒め、「思う」と「考える」と「感じる」を正確に使い分けることの大切さを教えてくれる。正しい言葉を学ぶ日本語読本。言葉は人なり。


瀧口雅仁 『古典・新作 落語事典』
丸善出版 5184円

新作を含む約700席を収載した画期的な事典。あらすじに続く解説も秀逸だ。たとえば三遊亭圓朝作とされる「死神」では、グリム童話などとの関係を辿る一方で、六代目圓生や十代目柳家小三治、立川志の輔の型にまで言及している。個人で成し遂げた金字塔だ。


小屋一雄 『シニアの品格』
小学館 1620円

対話は哲学的思考の基本だ。本書は59歳のプレシニアと88歳の老人が語り合う設定の人生論。「ひたすら話を聞く」だけで相手が変化していくという視点がユニークだ。「であるべき」に縛られず、「生き続けること」を続けること。読後、心がやわらかくなっている。

(週刊新潮 2016年8月25日秋風月増大号)

BBCが選んだ「21世紀の偉大な映画ベスト100」

2016年08月26日 | 映画・ビデオ・映像



イギリスの公共放送局BBC(英国放送協会)が選んだ、「21世紀の偉大な映画ベスト100」というランキングが発表されました。

4位に『千と千尋の神隠し』が入っているというので、話題になっています。

というか、100本の中に、日本映画は、これ1本だけなんですよね。

そちらのほうを話題にすべきかも(笑)。


で、1位から10位までを見てみると・・・

1.『マルホランド・ドライブ』(2001、デヴィッド・リンチ)
2.『花様年華(かようねんか)』(2000、ウォン・カーウァイ)
3.『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(2007、ポール・トーマス・アンダーソン)
4. 千と千尋の神隠し』(2001、宮崎駿)
5.『6才のボクが、大人になるまで。』(2014、リチャード・リンクレイター)
6.『エターナル・サンシャイン』(2004、ミシェル・ゴンドリー)
7.『ツリー・オブ・ライフ』(2011、テレンス・マリック)
8.『ヤンヤン 夏の想い出』(2000、エドワード・ヤン)
9.『別離』(2011、アスガー・ファルハディ)
10.『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』(2013、ジョエル、イーサン・コーエン)


・・・うーん、かなりシブい選択であることが、わかります。

じゃあ、100本の全貌は? というので、確認してみました。

かなり壮観です。


BBC:
The 100 Greatest Films of the 21st Century

100. “Toni Erdmann” (Maren Ade, 2016)
100. “Requiem for a Dream” (Darren Aronofsky, 2000)
100. “Carlos” (Olivier Assayas, 2010)
99. “The Gleaners and I” (Agnès Varda, 2000)
98. “Ten” (Abbas Kiarostami, 2002)
97. “White Material” (Claire Denis, 2009)
96. “Finding Nemo” (Andrew Stanton, 2003)
95. “Moonrise Kingdom” (Wes Anderson, 2012)
94. “Let the Right One In” (Tomas Alfredson, 2008)
93. “Ratatouille” (Brad Bird, 2007)
92. “The Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford” (Andrew Dominik, 2007)
91. “The Secret in Their Eyes” (Juan José Campanella, 2009)
90. “The Pianist” (Roman Polanski, 2002)
89. “The Headless Woman” (Lucrecia Martel, 2008)
88. “Spotlight” (Tom McCarthy, 2015)
87. “Amélie” (Jean-Pierre Jeunet, 2001)
86. “Far From Heaven” (Todd Haynes, 2002)
85. “A Prophet” (Jacques Audiard, 2009)
84. “Her” (Spike Jonze, 2013)
83. “A.I. Artificial Intelligence” (Steven Spielberg, 2001)
82. “A Serious Man” (Joel and Ethan Coen, 2009)
81. “Shame” (Steve McQueen, 2011)
80. “The Return” (Andrey Zvyagintsev, 2003)
79. “Almost Famous” (Cameron Crowe, 2000)
78. “The Wolf of Wall Street” (Martin Scorsese, 2013)
77. “The Diving Bell and the Butterfly” (Julian Schnabel, 2007)
76. “Dogville” (Lars von Trier, 2003)
75. “Inherent Vice” (Paul Thomas Anderson, 2014)
74. “Spring Breakers” (Harmony Korine, 2012)
73. “Before Sunset” (Richard Linklater, 2004)
72. “Only Lovers Left Alive” (Jim Jarmusch, 2013)
71. “Tabu” (Miguel Gomes, 2012)
70. “Stories We Tell” (Sarah Polley, 2012)
69. “Carol” (Todd Haynes, 2015)
68. “The Royal Tenenbaums” (Wes Anderson, 2001)
67. “The Hurt Locker” (Kathryn Bigelow, 2008)
66. “Spring, Summer, Fall, Winter…and Spring” (Kim Ki-duk, 2003)
65. “Fish Tank” (Andrea Arnold, 2009)
64. “The Great Beauty” (Paolo Sorrentino, 2013)
63. “The Turin Horse” (Béla Tarr and Ágnes Hranitzky, 2011)
62. “Inglourious Basterds” (Quentin Tarantino, 2009)
61. “Under the Skin” (Jonathan Glazer, 2013)
60. “Syndromes and a Century” (Apichatpong Weerasethakul, 2006)
59. “A History of Violence” (David Cronenberg, 2005)
58. “Moolaadé” (Ousmane Sembène, 2004)
57. “Zero Dark Thirty” (Kathryn Bigelow, 2012)
56. “Werckmeister Harmonies” (Béla Tarr, director; Ágnes Hranitzky, co-director, 2000)
55. “Ida” (Paweł Pawlikowski, 2013)
54. “Once Upon a Time in Anatolia” (Nuri Bilge Ceylan, 2011)
53. “Moulin Rouge!” (Baz Luhrmann, 2001)
52. “Tropical Malady” (Apichatpong Weerasethakul, 2004)
51. “Inception” (Christopher Nolan, 2010)
50. “The Assassin (Hou Hsiao-hsien, 2015)
49. “Goodbye to Language” (Jean-Luc Godard, 2014)
48. “Brooklyn” (John Crowley, 2015)
47. “Leviathan” (Andrey Zvyagintsev, 2014)
46. “Certified Copy” (Abbas Kiarostami, 2010)
45. “Blue Is the Warmest Color” (Abdellatif Kechiche, 2013)
44. “12 Years a Slave” (Steve McQueen, 2013)
43. “Melancholia” (Lars von Trier, 2011)
42. “Amour” (Michael Haneke, 2012)
41. “Inside Out” (Pete Docter, 2015)
40. “Brokeback Mountain” (Ang Lee, 2005)
39. “The New World” (Terrence Malick, 2005)
38. “City of God” (Fernando Meirelles and Kátia Lund, 2002)
37. “Uncle Boonmee Who Can Recall His Past Lives” (Apichatpong Weerasethakul, 2010)
36. “Timbuktu” (Abderrahmane Sissako, 2014)
35. “Crouching Tiger, Hidden Dragon” (Ang Lee, 2000)
34. “Son of Saul” (László Nemes, 2015)
33. “The Dark Knight” (Christopher Nolan, 2008)
32. “The Lives of Others” (Florian Henckel von Donnersmarck, 2006)
31. “Margaret” (Kenneth Lonergan, 2011)
30. “Oldboy” (Park Chan-wook, 2003)
29. “WALL-E” (Andrew Stanton, 2008)
28. “Talk to Her” (Pedro Almodóvar, 2002)
27. “The Social Network” (David Fincher, 2010)
26. “25th Hour” (Spike Lee, 2002)
25. “Memento” (Christopher Nolan, 2000)
24. “The Master” (Paul Thomas Anderson, 2012)
23. “Caché” (Michael Haneke, 2005)
22. “Lost in Translation” (Sofia Coppola, 2003)
21. “The Grand Budapest Hotel” (Wes Anderson, 2014)
20. “Synecdoche, New York” (Charlie Kaufman, 2008)
19. “Mad Max: Fury Road” (George Miller, 2015)
18. “The White Ribbon” (Michael Haneke, 2009)
17. “Pan’s Labyrinth” (Guillermo Del Toro, 2006)
16. “Holy Motors” (Leos Carax, 2012)
15. “4 Months, 3 Weeks and 2 Days” (Cristian Mungiu, 2007)
14. “The Act of Killing” (Joshua Oppenheimer, 2012)
13. “Children of Men” (Alfonso Cuarón, 2006)
12. “Zodiac” (David Fincher, 2007)
11. “Inside Llewyn Davis” (Joel and Ethan Coen, 2013)
10. “No Country for Old Men” (Joel and Ethan Coen, 2007)
9. “A Separation” (Asghar Farhadi, 2011)
8. “Yi Yi: A One and a Two” (Edward Yang, 2000)
7. “The Tree of Life” (Terrence Malick, 2011)
6. “Eternal Sunshine of the Spotless Mind” (Michel Gondry, 2004)
5. “Boyhood” (Richard Linklater, 2014)
4. “Spirited Away” (Hayao Miyazaki, 2001)
3. “There Will Be Blood” (Paul Thomas Anderson, 2007)
2. “In the Mood for Love” (Wong Kar-wai, 2000)
1. “Mulholland Drive” (David Lynch, 2001)


BBCが選んだ「21世紀の偉大な映画ベスト100」

100位 『トニ・エルトマン』(マーレン・アーデ、2016)
100位 『レクイエム・フォー・ドリーム』(ダーレン・アロノフスキー、2000)
100位 『カルロス』(オリヴィエ・アサヤス、2010)
99位 『落穂拾い』(アニエス・ヴァルダ、2000)
98位 『10話』(アッバス・キアロスタミ、2002)
97位 『ホワイト・マテリアル』(クレール・ドニ、2009)
96位 『ファインディング・ニモ』(アンドリュー・スタントン、2003)
95位 『ムーンライズ・キングダム』(ウェス・アンダーソン、2012)
94位 『ぼくのエリ 200歳の少女』(トーマス・アルフレッドソン、2008)
93位 『レミーのおいしいレストラン』(ブラッド・バード、2007)
92位 『ジェシー・ジェームズの暗殺』(アンドリュー・ドミニク、2007)
91位 『瞳の奥の秘密』(フアン・ホセ・カンパネラ、2009)

90位 『戦場のピアニスト』(ロマン・ポランスキー、2002)
89位 『頭のない女』(ルクレシア・マルテル、2008)
88位 『スポットライト 世紀のスクープ』(トム・マッカーシー、2015)
87位 『アメリ』(ジャン=ピエール・ジュネ、2001)
86位 『エデンより彼方に』(トッド・ヘインズ、2002)
85位 『預言者』(ジャック・オーディアール、2009)
84位 『her/世界でひとつの彼女』(スパイク・ジョーンズ、2013)
83位 『A.I.』(スティーヴン・スピルバーグ、2001)
82位 『シリアスマン』(コーエン兄弟、2009)
81位 『SHAME -シェイム-』(スティーヴ・マックイーン、2011)

80位 『父、帰る』(アンドレイ・ズビャギンツェフ、2003)
79位 『あの頃ペニー・レインと』(キャメロン・クロウ、2000)
78位 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(マーティン・スコセッシ、2013)
77位 『潜水服は蝶の夢を見る』(ジュリアン・シュナーベル、2007)
76位 『ドッグヴィル』(ラース・フォン・トリアー、2003)
75位 『インヒアレント・ヴァイス』(ポール・トーマス・アンダーソン、2014)
74位 『スプリング・ブレイカーズ』(ハーモニー・コリン、2012)
73位 『ビフォア・サンセット』(リチャード・リンクレイター、2004)
72位 『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』(ジム・ジャームッシュ、2013)
71位 『熱波』(ミゲル・ゴメス、2012)

70位 『物語る私たち』(サラ・ポーリー、2012)
69位 『キャロル』(トッド・ヘインズ、2015)
68位 『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』(ウェス・アンダーソン、2001)
67位 『ハート・ロッカー』(キャスリン・ビグロー、2008)
66位 『春夏秋冬そして春』(キム・ギドク、2003)
65位 『フィッシュ・タンク』(アンドレア・アーノルド、2009)
64位 『グレート・ビューティー/追憶のローマ』(パオロ・ソレンティーノ、2013)
63位 『ニーチェの馬』(タル・ベーラ、アニエス・フラニツキ、2011)
62位 『イングロリアス・バスターズ』(クエンティン・タランティーノ、2009)
61位 『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』(ジョナサン・グレイザー、2013)

60位 『世紀の光』(アピチャートポン・ウィーラセータクン、2006)
59位 『ヒストリー・オブ・バイオレンス』(デヴィッド・クローネンバーグ、2005)
58位 『母たちの村』(センベーヌ・ウスマン、2004)
57位 『ゼロ・ダーク・サーティ』(キャスリン・ビグロー、2012)
56位 『ヴェルクマイスター・ハーモニー』(タル・ベーラ、2000)
55位 『イーダ』(パヴェウ・パヴリコフスキ、2013)
54位 『昔々、アナトリアで』(ヌリ・ビルゲ・ジェイラン、2011)
53位 『ムーラン・ルージュ』(バズ・ラーマン、2001)
52位 『トロピカル・マラディ』(アピチャートポン・ウィーラセータクン、2004)
51位 『インセプション』(クリストファー・ノーラン、2010)

50位 『黒衣の刺客』(ホウ・シャオシェン、2015)
49位 『さらば、愛の言葉よ』(ジャン=リュック・ゴダール、2014)
48位 『ブルックリン』(ジョン・クローリー、2015)
47位 『裁かれるは善人のみ』(アンドレイ・ズビャギンツェフ、2014)
46位 『トスカーナの贋作』(アッバス・キアロスタミ、2010)
45位 『アデル、ブルーは熱い色』(アブデラティフ・ケシシュ、2013)
44位 『それでも夜は明ける』(スティーヴ・マックイーン、2013)
43位 『メランコリア』(ラース・フォン・トリアー、2011)
42位 『愛、アムール』(ミヒャエル・ハネケ、2012)
41位 『インサイド・ヘッド』(ピーター・ドクター、2015)

40位 『ブロークバック・マウンテン』(アン・リー、2005)
39位 『ニュー・ワールド』(テレンス・マリック、2005)
38位 『シティ・オブ・ゴッド』(フェルナンド・メイレレス、2002)
37位 『ブンミおじさんの森』(アピチャートポン・ウィーラセータクン、2010)
36位 『禁じられた歌声』(アブデラマン・シサコ、2014)
35位 『グリーン・デスティニー』(アン・リー、2000)
34位 『サウルの息子』(ネメシュ・ラースロー、2015)
33位 『ダークナイト』(クリストファー・ノーラン、2008)
32位 『善き人のためのソナタ』(フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク、2006)
31位 『マーガレット』(ケネス・ローナガン、2011)

30位 『オールド・ボーイ』(パク・チャヌク、2003)
29位 『ウォーリー』(アンドリュー・スタントン、2008)
28位 『トーク・トゥ・ハー』(ペドロ・アルモドバル、2002)
27位 『ソーシャル・ネットワーク』(デヴィッド・フィンチャー、2010)
26位 『25時』(スパイク・リー、2002)
25位 『メメント』(クリストファー・ノーラン、2000)
24位 『ザ・マスター』(ポール・トーマス・アンダーソン、2012)
23位 『隠された記憶』(ミヒャエル・ハネケ、2005)
22位 『ロスト・イン・トランスレーション』(ソフィア・コッポラ、2003)
21位 『グランド・ブダペスト・ホテル』(ウェス・アンダーソン、2014)

20位 『脳内ニューヨーク』(チャーリー・カウフマン、2008)
19位 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(ジョージ・ミラー、2015)
18位 『白いリボン』(ミヒャエル・ハネケ、2009)
17位 『パンズ・ラビリンス』(ギレルモ・デル・トロ、2006)
16位 『ホーリー・モーターズ』(レオス・カラックス、2012)
15位 『4ヶ月、3週と2日』(クリスチャン・ムンギウ、2007)
14位 『アクト・オブ・キリング』(ジョシュア・オッペンハイマー、2012)
13位 『トゥモロー・ワールド』(アルフォンソ・キュアロン、2006)
12位 『ゾディアック』(デヴィッド・フィンチャー、2007)
11位 『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』(コーエン兄弟、2013)

10位 『ノーカントリー』(コーエン兄弟、2007)
9位 『別離』(アスガル・ファルハーディー、2009)
8位 『ヤンヤン 夏の想い出』(エドワード・ヤン、2000)
7位 『ツリー・オブ・ライフ』(テレンス・マリック、2011)
6位 『エターナル・サンシャイン』(ミシェル・ゴンドリー、2004)
5位 『6才のボクが、大人になるまで。』(リチャード・リンクレイター、2014)
4位 『千と千尋の神隠し』(宮崎駿、2001)
3位 『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(ポール・トーマス・アンダーソン、2007)
2位 『花様年華』(ウォン・カーウァイ、2000)
1位 『マルホランド・ドライブ』(デヴィッド・リンチ、2001)


・・・恥ずかしながら、観てない作品が結構ありますねえ。

まあ、今後のお楽しみ、ということで。



『マルホランド・ドライブ』



【気まぐれ写真館】 まだまだ30度超え 2016.08.25

2016年08月26日 | 気まぐれ写真館

「ヤッさん」は食ドラマというより人情ドラマ

2016年08月25日 | 「日刊ゲンダイ」連載中の番組時評



日刊ゲンダイに連載しているコラム「TV見るべきものは!!」。

今週は、テレビ東京のドラマ「ヤッさん~築地発!おいしい事件簿」について書きました。


ただの食ドラマにあらず
伊原剛志「ヤッさん」が醸す人情

主人公の設定が秀逸だ。テレビ東京系のドラマ「ヤッさん~築地発!おいしい事件簿」である。

ヤッさん(伊原剛志)はホームレスだが、銀座の高級店で賄い飯をごちそうになる。また築地市場の仲買人とも対等だ。食の知識が豊富で料理の腕も一流。築地と銀座を結ぶ隠れコーディネーターのような存在なのだ。

IT企業から落ちこぼれ、宿無しだったタカオ(柄本佑)は、ヤッさんに拾われて弟子になった。このドラマは、異色のホームレス2人が、築地や銀座で起こる事件を解決していく物語だ。個人の洋食店を乗っ取ろうとする悪徳外食グループと戦ったり、世代交代に悩む築地の人たちのために一役買ったりと忙しい。

人としての矜持を持ち、ホームレスという生き方を選んだヤッさん。困っている人を、「ありきたりな身の上話なんか聞きたくねえ」と言って、ある距離感を保ちながら助ける姿勢も好ましい。確かに、「どん底に落ちた人間を救うのは人とうまいメシ」かもしれない。一見、いわゆる食ドラマを思わせるが、実は脚本も含め、丁寧に作られた人情ドラマなのである。

脇役陣も2人をしっかり支えている。ヤッさんを応援するそば屋の主人(里見浩太朗)、ヤッさんを慕う韓国料理店主(板谷由夏)、そば職人を目指す女子高生(堀北真希に似た山本舞香)など、それぞれに適役だ。

(2016.08.24)

「日本民間放送連盟賞」審査会 2018.08.23

2016年08月24日 | テレビ・ラジオ・メディア



紀尾井町の日本民間放送連盟へ。

終日、連盟賞「放送と公共性」部門の最終審査会。

今年もまた、優れた事績が並びました。

結果ですが・・・

発表は後日になります。

テレビ観戦の夏が終わる

2016年08月23日 | 「ヤフー!ニュース」連載中のコラム



記憶の中にある、一番古いオリンピックの映像は1964(昭和39)年、小学4年生の時に見た東京大会だ。三波春夫の「東京五輪音頭」は、今でも歌詞を見ないで歌える。次のメキシコ大会はカラーテレビで見た。

それ以降のオリンピックは正確な順番も言えないが、それでも毎回テレビの前にいた。そして今回のリオも、かなりの時間、テレビ画面に目を向けた。

とはいえ、2016年の今、すでに私たちはオリンピックについてさまざまなことを知っている。それは単なるスポーツの祭典ではない。テレビをはじめとするメディアによって、劇的に演出された“メディアスポーツ”である。マーケティング戦略を駆使した”ビッグビジネス”の側面をもつ、“世界最大規模のイベント”だ。

また、トップクラスの選手にもドーピングなど薬物に依存する者がいる。そして、“平和の祭典”であるはずのオリンピック開催中も、世界各地の紛争や戦闘は止むことがない。

しかし、それらを承知の上で、「人はオリンピックに何を見ようとするのか。たぶん、私はスポーツにおける《偉大な瞬間》に遭遇したいと望んでいるのだ」(『冠 OLYMPIC GAMES』)という沢木耕太郎さんの思いは、私たちの胸の内にもある。

4年に1度という舞台に、世界中から選手たちが集まり、全力で走り、投げ、打ち、跳び、泳ぎ、舞う。その姿は、確かに、見る者の何かを揺さぶる大きなチカラをもっていた。

リオのオリンピックが終わる。テレビ観戦の夏が終わろうとしている。

昭和20年8月15日、反乱部隊に抵抗したNHK女子アナ

2016年08月22日 | 本・新聞・雑誌・活字



作家の近藤富枝さんが亡くなったのは、ついひと月ほど前、7月24日のことだ。享年93。

お目にかかったのは80年代末で、当時、制作を進めていた番組のために、明治の鹿鳴館について教えていただいた。

お話がとても明快で、分かりやすかったことを覚えている。

『本郷菊富士ホテル』(中公文庫)、『田端文士村』(同)などで知られる近藤さんは、昭和19年にNHKのアナウンサーになった。

元放送人の、またこの時代を生き抜いた一人の女性の回想録『大本営発表のマイク~私の十五年戦争』(河出書房新社)が出版されたのは3年前だ。

この本の読みどころは、放送に関する話だけではない。第1章が「昭和ノスタルジー」と題されているように、前半部分には著者が少女から大人になる昭和初期の生活が活写されている。

足繁く通った歌舞伎座。女優修行。東京女子大で出会う親友、のちの瀬戸内晴美(寂聴)等々。若い女性である近藤さんにとって、昭和は決して暗いだけの日々ではなかったのだ。

しかし、NHK入局後は、あの大本営発表も読むことになる。その最初が神風特攻隊に関するものだった。

そして昭和20年8月15日、反乱部隊がNHKに押し寄せる。マイクを奪おうとした将校に、決然として抵抗したのは同僚の女子アナだった。これもまた、“当事者”ならではの貴重な証言だ。

【気まぐれ写真館】 台風前の夕暮れ 2016.08.21

2016年08月22日 | 気まぐれ写真館

HTB北海道テレビ「イチオシ!モーニング」 2016.08.20

2016年08月21日 | テレビ・ラジオ・メディア




野球解説の岩本さん


ファイターズガールの谷口さん、安念さん


ニュースの柳田アナ、岩本さん




愛里さん、依田アナ、オクラホマ藤尾さん


今週の「木村愛里さん」