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碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

週刊アサヒ芸能で、秋ドラマ「視聴率ダービー」に参加

2013年10月12日 | メディアでのコメント・論評
週刊アサヒ芸能 2013.10.17号


発売中の「週刊アサヒ芸能」最新号に、秋ドラマ「視聴率ダービー」の予想表が掲載されています。

参加しているのは、放送評論家の松尾羊一さん、記者さん、そして私の3人。

この予想は、秋ドラマの放送が始まっていない時点でのものであり、そこがまた面白い(笑)。

本命は、普通に考えると、どうしても「リーガルハイ」になります。

しかし、私はあえてこれを外して、「ドクターX」を本命◎にし、「リーガルハイ」を対抗○としました。

3人一緒じゃ、つまらないし。

へそ曲がり(笑)。

その理由について、記者さんに、以下のような説明をしました・・・・


碓井「本命◎をドクターXにします。リーガルハイを対抗○ですね。」

――なぜドクターXが本命なのでしょうか。

碓井「ドクターXとリーガルハイで迷いどころなんです。もちろん半沢直樹の堺雅人さんであり、それからリーガルハイの最初のシリーズが評価されていたというのもわかるんです。しかし、リーガルハイは良くも悪くも、クセのあるドラマです。前作の半沢直樹というキャラクターには幅広い人が共感を持てたのですが、リーガルハイの弁護士さんは相当な変わり者ですから、好きになる人は相当好きになるし、ちょっとこのキャラクター嫌だなって思う人はこのドラマにあまり付いて行かない。分かれる部分があると思うんですよ。半沢直樹のラストが四十二%だからと言って、リーガルハイがドカーンドカーンと(視聴率を取ると)いうふうになるかどうか。もちろん十何%はとるぐらいヒットはしますよ。ただ、非常に個性的な主人公というところで対抗に下げました。あくまでも対抗○なので一等賞をとるかもしれないですが。

本命にしたドクターX大門未知子、米倉涼子さんのスーパー外科医というのは(前作でキャラクターが)ハマっていたという印象が強いです。米倉涼子なのか大門未知子なのか、わかんないぐらいに彼女が入り込んでいます。また、ヒロイン(米倉涼子)は単純に手術が上手いだけではなくて、『私、失敗しないので!』という決め台詞があるほどの自信家ですが、同時に秘密を抱えていてどこか影があります。視聴者も単純明快なヒロインではなく、謎の部分を持っているヒロインの第二シリーズというところに期待感がある。前のシーズンよりパワーアップしている予感がします。

それと、今回のラインナップの中で医者モノっていうのが他にないんですね。刑事と医者は連ドラの定番。ある程度お客さんが付いています。そこに今回は単独のスーパー医者モノですから。リーガルハイとドクターX、それぞれシリーズモノですが、今回はドクターXが首位に来ると思っていて本命を付けました。



・・・・で、「リーガルハイ」は、さっそく初回で20%超え。

2回目が注目です。

そして来週、ようやく始まる「ドクターX」。

さあ、どこまで「リーガルハイ」に迫りますか(笑)。