碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

【気まぐれ写真館】 陽光

2021年04月21日 | 気まぐれ写真館


【気まぐれ写真館】 久しぶりの千歳「柳ばし」で・・・

2021年04月20日 | 気まぐれ写真館

しょうが醤油で「メンチカツ」 やっぱり、うまい!


女性セブンで、橋田壽賀子脚本「おしん」について解説

2021年04月19日 | メディアでのコメント・論評

 

 

橋田壽賀子さんと

おしんの生きた時代

『おしん』に込めた

「大切なもの」「女性の自立」

 

『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)、『おんな太閤記』(NHK)などいくつもの名ドラマを世に送り出した橋田壽賀子さん(享年95)が旅立った。市井に生きる女性に焦点を当てたドラマはお茶の間に愛され、なかでも大きなヒットとなったのが『おしん』(NHK連続テレビ小説)だろう。

平均視聴率は52.6%、最高視聴率は62.9%とテレビドラマ史上最高視聴率を誇り、日本国内のみならず海外60か国以上で放送された。なにより、1983年の放送から約40年が経ったいまでも作品の魅力は色褪せることはなく、まさに国境も時代も超えた名作。その名作に橋田さんはどんな「人生哲学」を込めたのか。

私たちに問いかけられる「大切なもの」

『おしん』が放送されたのはバブル景気直前。もはや戦後、ではもちろんなく、人々は好景気に浮かれていた。そんな時代になぜ、明治から戦中、戦後の苦労がブームになったのか。少女時代のおしん役を演じた小林綾子は橋田さんの言葉をこう振り返る。

「先生は、“高度成長の時代に、どんどん豊かになっているけれど、それとは逆に大切なものを忘れているのではないか”とおっしゃっていました。それを見つめ直すために『おしん』を書かれたそうです」。物にあふれ満たされているはずなのに、心が貧しくなっているのではないか、と危惧していたという。

お金を払えばなんでも手に入る時代だったからこそ『おしん』が生まれたと話すのは、メディア文化評論家の碓井広義さんだ。

「どこかでみな、“本当にこれがずっと続くのかな?”“これでいいのかな?”と無意識の不安感のようなものがあったのではないかと思います。この好景気があるのは誰のおかげか。明治、大正、昭和の時代に苦労を重ねてきた先人たちがあってこその“いま”であることを忘れていませんか?というメッセージだったのだと思います。

反戦・平和思想を強く持たれていた橋田先生ですから、戦争を引き起こす物質的な豊かさを追い求めるのではなく、心の豊かさ、心の平和の大切さを訴えていたのでしょう。誠実に生きるおしんの姿がそれを見せてくれていると思います」。

おしんは「女性の自立」の象徴だった

髪結いとして働いているときに出会った田倉と結婚したおしんだが、その後も苦労の連続。子供を抱えながら働く姿は、当時注目されていた“女性の社会進出”を体現していた。

「それは決して社会的になにかリーダーになるとかではなくて、一市民として生きる女性が堂々と自分自身を確立していくプロセスです。浮かれた時代に、女性というのはどーんと構えて地に足がついているんだ、ということも伝えたかったのだと感じます」(前出・碓井さん)。

男だらけの映画・脚本の世界にたったひとりで挑んだ橋田さん。苛烈なパワハラを受け、イヤというほど理不尽を味わったというが、「お茶くみをするために会社に入ったわけではない」と啖呵をきって10年勤めた松竹を辞めたとき、橋田さんの胸にあった信念こそ「私は、私の道を行くしかない」だったのだ。

バブル崩壊、不況、震災、そしてコロナ禍と、暗く先の見えない時代に何度でも『おしん』に励まされるのは、「命以外すべて失うことを何度経験しても、人のせいにせず、自分自身の力で立ち上がる。その姿に勇気をもらう」(前出・碓井さん)からではないか。

(女性セブン 2021年4月29日号)

 


言葉の備忘録229 願はず・・・

2021年04月18日 | 言葉の備忘録

富良野 2021

 

 

 

願はず、

わしらず(あくせくせず)、

ただ静かなるを望みとし、

憂へ無きを楽しみとす。

 

 

鴨長明 『方丈記』

 

 

 


朝日新聞で、「医療ドラマ」について解説

2021年04月17日 | メディアでのコメント・論評

 

今こそ!見たい

医療ドラマ 

強烈な主人公にドキドキ

 

医療ドラマといえば、刑事ドラマと並ぶ2大テーマです。生と死を扱い、医療現場のリアリティーを追求したものから、個人と組織との対立を描いたものまで様々です。また、恋愛や時代劇の要素が入ったものもあります。みなさんの「イチオシ医療ドラマ」は何ですか?

数ある医療ドラマの中で1位に輝いたのは「白い巨塔」。山崎豊子さんの同名の小説を元に、1960年代から何度もドラマ化、映画化された。大学病院を舞台に、権力を追い求める外科医・財前五郎と、人の命を無欲で救い続ける内科医・里見脩二の対照的な2人の生きざまや組織の暗部を描いている。

何人もの俳優が主役を演じてきたが、「田宮二郎派」と「唐沢寿明派」に分かれた。田宮派は「視聴者にとってはたまらなく魅力的なヒール・財前五郎のハマり役っぷりに後進の俳優さんたちは歯が立ちません。田宮さんが財前の中に息づいているのです」(兵庫、56歳女性)。一方の唐沢派。「唐沢さんの財前教授は、すごい演技だと思う。毎週ゾクゾク、ドキドキして見ていた」(奈良、48歳女性)

2位の「JIN―仁―」は、現代の医療知識と技をもったドクターが、タイムスリップをするという時代劇。「いわゆる医療ドラマの枠を超え、幕末へタイムスリップした医師を中心に、人間愛や家族愛を絡めた壮大な物語です」(静岡、64歳男性)。いまのコロナ禍に絡め、「現代と過去を行き来しながら過去の病を治療する、そんなことができたら今のこのコロナもいとも簡単に根治できるのでは」(京都、57歳女性)という意見もあった。

そして3位は、「私、失敗しないので」が決めゼリフの「ドクターX~外科医・大門未知子~」。滋賀の女性(31)は自身の境遇を大門に重ねる。「実社会ではあり得ないながらも、私の理想を大門が貫いています。上司にひたすら頭を下げる日々ですが、会社で言いたいことを言えたらどれだけ気持ちがいいか。私のできないことをしてくれて、人間関係の現実味も持ち合わせているので、何回みても楽しい」

トップ10には、アメリカのドラマが二つ入った。4位の「ベン・ケーシー」と6位の「ER緊急救命室」である。

60年代初めに放送されたベン・ケーシーには60~70代の方々から、多くのコメントが寄せられた。「ドラマの最初に、男、女、誕生、死亡、無限と記号を黒板に書いた後で病院のドアが開き、ストレッチャーに乗った患者が現れてエレベーターに乗り、連れて行かれた部屋でベン・ケーシー医師が登場するという場面が大好きで毎回見ていました」(東京、64歳女性)

鹿児島の男性(43)は「群を抜くリアリティーで『ER』です! 特にシリーズ初期、医療に映し出される社会問題を、圧倒的な作り込みとスピード感で描いています。繰り返し見返しました」。その影響か、いちどはあきらめた医療の道に進み、いまは看護師10年目となったという。

救急と対照的にへき地医療を取り上げたのが、5位に入った「Dr.コトー診療所」。「豊かな自然を背景に皆それぞれ悩みを抱えながら生きていて、沖縄らしさも満載で、ある意味今より良き時代だったなあとつくづく思います。吉岡秀隆さんや柴咲コウさんら、みな自然な演技で、涙したりため息が出たり、とても感情移入して見ていられました」(神奈川、75歳女性)

 ■社会システムえぐる

メディア文化評論家で、多くのドラマ評論を手がける碓井広義さん(66)に、今回のランキングや医療ドラマ人気の秘密などについて聞いた。

まず、ランキング1位の「白い巨塔」から。「何と言っても、山崎豊子さんの原作のすばらしさでしょう。財前五郎の魅力、奥深さだけでなく、それまで内部をうかがい知れなかった医学界や大学病院の内側、そこにうごめく人間模様を、見事にえぐり出していた」と評価する。

2位の「JIN―仁―」は、「異色ぶりが魅力」と評する。現代のドクターが、タイムスリップをするという面白さだけではないという。「坂本龍馬や勝海舟らも登場する、日本人が大好きな幕末歴史ドラマ、そして恋愛ドラマの要素もある、三位一体のぜいたくなドラマになっています」と分析する。

そして3位の「ドクターX~外科医・大門未知子~」。「来たか、という感じ(笑)。大学病院の権威などと闘う一匹狼(おおかみ)の女性医師の爽快感。医療ドラマにおける水戸黄門といえますね」

「ベン・ケーシー」の4位は、「ちょっとびっくりだった」というが、「日本人が初めて出会った医療ドラマでしたから、とても鮮烈で、思い出深いのではないでしょうか。脳神経外科医として成長し、次々と患者を救っていく姿はかっこよかった」。

同じアメリカのドラマでいうと、90年代から放映された「ER緊急救命室」も、日本人が初めて見る「救命モノ」だったという。原作は「ジュラシック・パーク」を書いたマイケル・クライトン。「彼は小説家で医学博士だったので、原作がリアルだった」

日本のドラマに戻ろう。5位に入った「Dr.コトー診療所」。「物語の舞台が島で、緊密な人間関係のなか、島の人とつながる医師を、主役の吉岡秀隆さんがナイーブに演じた。とても新鮮な印象を受けた」

7位の「コード・ブルー―ドクターヘリ緊急救命―」。「2008年から放映され、これからドクターヘリを全国配備していくぞ、というときで、ドラマが先取りして、その存在を知らしめた役割も大きかった」

 医療ドラマは、なぜこうも人気があるのか?

「まず、医療ドラマは、同時に社会派ドラマであるということ。医療システムイコール社会システム、でもあるんですね。さらに医療って、経済と同じように関心があるけど、なかなか実態が見えづらい。そこを見たいというのもあるのでしょう」

さらに碓井さんは続ける。「医療ドラマの主人公は、医師。病気を抑え、患者を助ける。強きをくじき、弱きを助ける存在。ヒーロー。生と死という究極のテーマを扱うヒーロードラマなんです。典型は『ドクターX』です」という。

ところがここ数年、この「ヒーロー路線」が若干変わってきているという。「ヒーローが1人ではない、また主人公自身も悩み、迷いながら生きていくパターンが出てきたんです」。

2015年に第1期放映の「コウノドリ」は、医療スタッフ全員で考え悩む「チーム医療」がテーマになり、放射線技師や薬剤師が主役になるドラマも登場してきた。

「コロナ禍で物事を単純に割り切れない時代、世の中にグレーな部分が増えてくると思います。人間的な葛藤を描いた医療ドラマは、今後も様々な形で出てくるのではないでしょうか」

 

<調査の方法> 3月中下旬、1498人が回答。11位以下は(11)監察医 朝顔(12)コウノドリ(13)宮廷女官チャングムの誓い(14)ナースのお仕事(15)透明なゆりかご(16)アンナチュラル(17)法医学教室の事件ファイル、などと続く。

【佐藤陽】

 

朝日新聞「be」2021.04.17


言葉の備忘録228 ひとは・・・

2021年04月17日 | 言葉の備忘録

空知川 2021

 

 

 

ひとは

思い出を忘れることで

生きていける。

だが、

決して

忘れてはならないこともある。

 

 

――碇ゲンドウ

映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』

 

 

 


サンデー毎日に、放送開始40年「北の国から」について寄稿

2021年04月16日 | メディアでのコメント・論評

「サンデー毎日」2021.4.25号


本邦初の超高齢妊娠出産ドラマ「70才、初めて産みますセブンティウイザン。」

2021年04月15日 | 「日刊ゲンダイ」連載中の番組時評

 

 

本邦初の「超高齢妊娠出産ドラマ」

NHKドラマ10

「70才、初めて産みます

  セブンティウイザン。」

 

妻から「私、妊娠しました」と告げられた時、夫はどう答えるべきか。正解はもちろん、即座に「おめでとう!」だ。

しかし夫が65歳で妻が70歳だったら、どうだろう。「70才、初めて産みますセブンティウイザン。」(NHK)である。

定年退職したばかりの 江月朝一(小日向文世)も戸惑った。妻の夕子(竹下景子)と結婚して40年。まさかの「おめでた」だが、夕子に産むことへの迷いはない。朝一も胎児のエコー画像を見て父親になろうと決意する。

とはいえ周囲の反応はほとんど否定的。夕子はパート仲間に「生まれてくる子に無責任」となじられ、兄(竜雷太)から は縁を切ると脅される。

これは本邦初の「超高齢妊娠出産ドラマ」だ。すべてが初体験の熟年夫婦には、喜びだけでなく不安もある。ママパパ教室で赤ちゃん人形の手に触れて、「この小さな手を私は守れるのか?」と自問する朝一。

だが、暗くなったりはしない。いつまで子供を育てられるかなど心配は尽きないが、「子供には子供の未来がある」と腹をくくる。

飄々とした生き方の奥に強さを秘めた朝一に、小日向がピッタリだ。また命懸けの出産に挑む超高齢妊婦をたんたんと、ごく自然に演じている竹下もいい。シーンによっては、2人の舞台劇を見るような充実感がある。

今週金曜が全3話のラスト。「奇跡の赤ちゃん」にも会えそうだ。

(日刊ゲンダイ「TV見るべきものは!!」2021.04.14)


言葉の備忘録227 まあ、・・・

2021年04月14日 | 言葉の備忘録

 

 

 

まあ、

進んでりゃあ、

そのうち着くわよ。

 

 

――葛城ミサト

映画 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』

 

 

 


『俺の家の話』の先へ! 没後40年の「向田邦子」を継承する<シン・ホームドラマ>への期待

2021年04月13日 | 「ヤフー!ニュース」連載中のコラム

 

 

『俺の家の話』の先へ! 

没後40年の「向田邦子」を継承する

<シン・ホームドラマ>への期待

 

3月まで放送されていた連続ドラマには、強い印象を残す「ホームドラマ」がありました。

その一つが、宮藤官九郎脚本『俺の家の話』(TBS系)です。

振り返ってみれば・・・

観山寿三郎(西田敏行)は、能楽の二十七代観山流宗家で人間国宝。脳梗塞で倒れて、車いす生活となり、認知症も抱えてしまいます。

長男の寿一(長瀬智也)は、プロレスラーでしたが、父の介護をするため、実家に戻ってきました。

介護する側も、される側も、初めての体験。当然のことながら、家族とはいえ、戸惑いや遠慮や誤解もたくさんあります。

このドラマは、介護を日常的な「当たり前のこと」として、ストーリーに取り込んでいました。

しかも、全編に笑いがあふれていた!

型破りな「ホームドラマ」であると同時に、秀逸な「介護ドラマ」でもあった所以(ゆえん)です。

もう一本が、北川悦吏子脚本『ウチの娘は、彼氏が出来ない‼』(日本テレビ系)。

「恋愛小説の女王」である作家、水無瀬碧(菅野美穂)と娘の空(浜辺美波)の物語です。

かなり浮世離れした母と、漫画オタクの娘は、大の仲良しですが、やがて「実の父親」をめぐって騒動が起きます。

血の繋がりだけでは測れない、家族の絆。コメディタッチでありながら、「そもそも家族って何だろう」と考えさせてくれる、異色の「ホームドラマ」でした。

家族の人間模様を描くドラマで思い浮かぶのが、『寺内貫太郎一家』(TBS系)や『あ・うん』(NHK)などで知られる脚本家、向田邦子さんです。

1981年に、台湾旅行中の航空機事故で亡くなったのですが、今年は没後40年に当たります。

向田さんが書いたセリフには、家族についての深い洞察が散りばめられていました。

たとえば『寺内貫太郎一家』では、父・貫太郎(小林亜星)への不満をぶつける息子・周平(西城秀樹)を、母親の里子(加藤治子)がたしなめます。

「一軒のうちの中にはね、口に出していいことと、悪いことがあるの」

それから、『だいこんの花』(テレビ朝日系)。

主人公、元巡洋艦長の永山忠臣(森繁久彌)は、息子の誠(竹脇無我)と二人暮らし。元部下に向って、こう言っていました。

「男は長生きすると子不孝だぞ、覚えとけよ」

考えてみれば、一つの家族って、ある期間しか、家族でいられないんですね。

親が亡くなることも、子供が独立していくこともあるわけで、一緒に暮せる時間は、意外と短い。

それに、家族なんだから、互いによく知っているかといえば、実はそう単純じゃない。

家族だからこそ、逆に知らないことも多かったりして、ちょっと不思議な関係です。

向田さんが精魂かたむけて書き続けた、「家族」というテーマ。そして自在に駆使した「ホームドラマ」という枠組みは、今も古びていません。

むしろ、コロナ禍が続く中で、「家族」は大いに見直される存在になっていると思います。

庵野秀明監督が、『シン・ゴジラ』『シン・エヴァンゲリヲン』『シン・ウルトラマン』などに続いて手掛けるのは、『シン・仮面ライダー』。怒涛の<シン・シリーズ>です。

今後、テレビ界にも、<シン・ホームドラマ>とか、<シン・向田ドラマ>とか呼ばれるような、ニュータイプの「ホームドラマ」が登場しても、いいのかもしれません。


「日清もちっと生パスタ」CMの江口のりこさん

2021年04月12日 | 「日経MJ」連載中のCMコラム

 

 

日清もちっと生パスタ

「こども相談室」編

スイッチON、怒涛の解説

 

かつて「全国こども電話相談室」というラジオ番組があった。前の東京オリンピックが開かれた1964年に始まり、44年も続いた長寿番組だ。今回、小学生の女の子が電話で江口のりこさんに質問する、「日清もちっと生パスタ」のCMを見ていて懐かしく思い出した。

お餅なのか、パスタなのか。問われた江口さんは、「冷凍の生パスタです」と穏やかに答える。ところが、「よく見るやつですね」と言われた途端、スイッチが入った。

「いいえ、全く違います! 日清食品だからたどり着いた、もちっとの中のもちっと!」などと怒涛の解説が止まらない。その生真面目かつ真剣な表情に、つい吹き出しそうになる。

ドラマ「半沢直樹」の国土交通省大臣も、「俺の家の話」の主人公の妹も、予測不能で目が離せない存在だった。そしてこの春、「ソロ活女子のススメ」では堂々の主演だ。生パスタの魅力を説いているのは、まさに〝旬の女優〟である。

(日経MJ「CM裏表」2021.04.11)

 


言葉の備忘録226 パリは・・・

2021年04月11日 | 言葉の備忘録

 

 

 

 

パリは四月である。

雨もひと月前ほど冷たくはない。

 

 

ギャビン・ライアル『深夜プラス1』

 

 

 


毎日小学生新聞で、カンニング竹山さん関連記事

2021年04月10日 | メディアでのコメント・論評

 

 

 

 

<NEWSの窓>

メディア

竹山さんの発言に抗議 

東京都、見せしめか当然か

 

山田やまだ道子みちこ サンデー毎日編集長

 タレントのカンニング竹山たけやまさんが、3がつ28にちのTBSけい生放送なまほうそう番組ばんぐみで、小池百合子こいけゆりこ東京都知事とうきょうとちじらが出演しゅつえんする広報動画こうほうどうが制作せいさくについて「1ぽんに4.7おくえんがかかっている」などとべました。その、「(東京都とうきょうとの)広告こうこく全体ぜんたい経費けいひでした」などと番組内ばんぐみない間違まちがいをただし、あやまりました。にもかかわらず、東京都とうきょうと放送ほうそう、「訂正ていせい内容ないよう都民とみん十分じゅうぶんつたわっていない」とTBSと竹山たけやまさんの事務所じむしょ抗議こうぎしたことが、「表現ひょうげん自由じゆう」をおびやかすのではと議論ぎろんになりました。

 毎日新聞まいにちしんぶんデジタルの4がつ4(よっ)配信はいしん記事きじ専門家せんもんか見方みかた紹介しょうかいしました。元上智大学もとじょうちだいがく新聞しんぶん学科がっか教授きょうじゅ碓井広義うすいひろよしさんは、すみやかに訂正ていせい謝罪しゃざいしたのだから竹山たけやまさんやテレビきょく問題もんだいはないとし、「テレビきょくに『このタレントを起用きようしたら面倒めんどうくさい』という印象いんしょうあたえ、圧力あつりょくをかけているようにしかおもえません。『前代未聞ぜんだいみもん対応たいおう』とかんがえます」と批判ひはんしています。

 一方いっぽう芸能界げいのうかい法務ほうむなどにくわしい石井いしい逸郎いちろう弁護士べんごしは「社会的影響しゃかいてきえいきょうりょくのあるひとがテレビでコメントをする以上いじょう覚悟かくご必要ひつようで、間違まちがった情報じょうほうつたえてしまったとき抗議こうぎけるのは当然とうぜんのことです」との見方みかたをしました。そして、「行政機関ぎょうせいきかん基本的きほんてきにはマスコミや市民しみん批判ひはんをそのままあまんじてけるべきだ」としたうえで、あやまった情報じょうほう拡散かくさん過剰かじょう演出えんしゅつ抑制よくせいされるべきだと指摘してきしました。

 新聞記者しんぶんきしゃ時代じだい予算よさん保険ほけんなどおかねかんする記事きじいたあと関係かんけいする官僚かんりょうらが「説明せつめいしたい」というのでったら、「記事きじのここが問題もんだいだ」と“説明せつめい”されたことが一度いちどならずありました。「だったら訂正記事ていせいきじもとめればいいのに」とおもいましたが、今後こんご記事きじくときに慎重しんちょうになるよう「威圧いあつ」するためにたのだとめました。今回こんかい問題もんだいでも、東京都とうきょうとには、小池都政こいけとせいきびしい竹山たけやまさんの今後こんご発言はつげんをおさえようという意図いとがあるのでは?とかんぐってしまいました。


 毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ政治部せいじぶ夕刊ゆうかん編集部へんしゅうぶ政治せいじなが取材しゅざい週刊誌しゅうかんし「サンデー毎日まいにち編集長へんしゅうちょうとして新聞しんぶんそとから経験けいけんをして、メディアに関心かんしんつようになった。1961ねんまれ。


テレ朝「殴り愛、炎」 脚本・鈴木おさむの3原則が炸裂!

2021年04月09日 | 「日刊ゲンダイ」連載中の番組時評

 

 

テレ朝「殴り愛、炎」

脚本・鈴木おさむの3原則が炸裂!

 

2日に前編が放送された「殴り愛、炎」(テレビ朝日系)。結婚を控えた1組のカップルがいる。病院長の息子で、心臓外科医の明田光男(山崎育三郎)。肉体労働者を父に持つ、看護師の豊田秀実(瀧本美織)だ。

2人が働く病院に、秀実が高校時代に憧れた先輩で、現在は陶芸家の緒川信彦(市原隼人)が担ぎ込まれた。この偶然の再会から、殴り殴られる「愛の闘争」が始まる。3人を揺さぶる仕掛け人は、光男との結婚を夢見ていた社長令嬢、徳重家子(酒井若菜)だ。

このドラマ、いわば「絵にかいたような」ドロドロ愛憎劇の設定と展開を楽しむ一本と言える。格差恋愛、邪魔する者の存在、誤解の連続、疑心暗鬼、憎しみの醸成、そして暴発!

ドラマ「奪い愛、冬」などを手掛けてきた脚本の鈴木おさむは、今回も「照れない・ブレない・ためらわない」を3原則に、光男を狂気へと追い込んでいく。出張と偽り、秀実と信彦が会っている工房に乗り込んで、「(僕は)ここにいるよ~!」と目を見開いて笑う光男。

人の命を救うための手であり、一度も人を殴ったことがないと叫びながら、信彦に鉄拳を振るう姿が尋常ではない。後編では光男が抱える「心の闇」も解明されるはずだ。

笑ったのは、映画「ゴースト」ばりの、ろくろラブシーン。まさに泥(ドロ)キュンである。

(日刊ゲンダイ「テレビ 見るべきものは!!」2021.04.07)


言葉の備忘録225 一切の・・・

2021年04月08日 | 言葉の備忘録

 

 

 

一切の生きとし生けるものは、

幸せであれ。

 

 

中村元訳『ブッダのことば(スッタニパータ)』

4月8日はブッダの誕生日(前463年)