碓井広義ブログ

<上智大学教授のメディア時評> 見たり、読んだり、書いたり、話したり、時々考えてみたり・・・

週刊新潮で、紅白司会「広瀬すず」についてコメント

2019年01月19日 | メディアでのコメント・論評


ウッチャンがアシストするも… 人選ミス?
ポカつづきだった「広瀬すず」紅白司会

この4月から放送開始の「なつぞら」ヒロインが早速の「炎上」。紅白歌合戦の紅組司会も任された広瀬すず(20)が、大舞台でやらかしてしまったのだ。

昨年の大晦日の紅白。欅坂(けやきざか)46がダンサブルで激しい曲を歌い上げ、会場を盛り上げた直後、その勢いを駆って広瀬はこう叫んだ。

「乃木坂46の皆さん、ありがとうございました!」

「欅坂」を「乃木坂」と言い間違える、痛恨にしてまさかの「坂ミス」――。

「直後から、彼女はネット上で批判に晒されることになりました」

と、芸能記者が説明する。

「『いきものがかり』の出番でも、司会者を含めて会場が一体となってタオルを振っている際、広瀬がそれをせずに冷めた感じで耳の飾りをつけ直している姿が映ってしまったため、彼女に対して『やる気ないのか』といった非難が巻き起こったんです。広瀬自身、放送翌日のブログで『ぐだぐだの司会だったと思う』と反省していました」

弱冠20歳にして、初めての生番組の司会。若干のミスは致し方ない気もするが、国民的歌番組で歌手名を間違えるという失態は、さすがに看過されなかった。
.

ポカは誰のせい? 

「本番前は『大物ぶり』を見せていたんですけどね」

と、紅白の現場を取材した記者が振り返る。

「例えば12月29日に行われた司会3人の囲み取材の時、場慣れしたウッチャンと櫻井翔が答える場面が目立ったんですが、その間、広瀬は口をすぼめて他人事のように振る舞い、泰然自若としていました。そんな広瀬に、初司会にあたってウッチャンと櫻井に訊(き)きたいことはないかとの質問が出ると、『司会って、どこを見たらいいんですか?』と、ピントのずれたことを言っていた。彼女は天然ぶりが売りですが、まさに普段通りの姿で緊張しているようには見えませんでしたね」

先の広瀬の問いには、ウッチャンが「僕は歌手の人を見ています。基本はね」と答えて笑いに変えるアシスト。また櫻井が「この子、ドンと構えている」と評すると、ウッチャンは「(これまでも)緊張してませんでしたもんね」と混ぜっ返して場を和(なご)ませていた。

「ウッチャンは内心、もう少し緊張してもいいんじゃないかという意味で広瀬をイジったんだと思います。案の定、本番では緊張感が欠けたのかポカが続いてしまいましたね」(先の記者)

コンテンツビジネス業界について詳しいライターの松谷創一郎氏が解説する。

「広瀬が紅白の司会に抜擢されたのは朝ドラ『なつぞら』のヒロインに決まっているから。“NHKらしい”キャスティングと言えますが、年に1度の大舞台で、4時間半にも及ぶ生放送の司会を任せるには、彼女はあまりに若すぎます」

また、上智大学の碓井広義教授(メディア文化論)はこう同情する。

「広瀬は臨機応変なトークができる子ではない。あくまでも、台詞があってこそ活きる女優です。その広瀬を紅白の司会として上手く機能させようだなんて土台無理だということは、NHKだって充分承知していたはず。むしろ彼女なりによく頑張ったと思いますよ」


今回のポカは彼女の責任なのか、それともNHKの人選ミスと言うべきなのか、何とも判然とせず……。

黒白はっきりしない紅白の顛末。

(週刊新潮 2019年1月17日号)

週刊朝日で、NHK大河「いだてん」について解説

2019年01月13日 | メディアでのコメント・論評


NHK「いだてん」は「あまちゃん」と同じ?
話題先行で低視聴率の理由

ビートたけし、小泉今日子、役所広司、星野源、森山未來、松坂桃李、生田斗真、神木隆之介、橋本愛、川栄李奈……。

日本でのオリンピックをテーマに、中村勘九郎と阿部サダヲのW主演、脚本は“クドカン”宮藤官九郎がつとめるNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」。1月6日に放送された第1話では豪華キャストが次々と登場したものの、平均視聴率は15.5%(ビデオリサーチ調べ関東地区)で、初回として歴代ワースト3位となった。

上智大学の碓井広義教授(メディア文化論)は、視聴率が振るわなかった理由を分析する。

「いつもの戦国や幕末・明治維新と違う近現代を舞台にした大河ドラマ。大河ファンの中には、今回はパスという人も少なからず存在します」

碓井教授は、「いだてん」は、クドカンがかつてNHKで手掛けたドラマ「あまちゃん」と同じく「異端者」だと位置づける。

「社会現象になった『あまちゃん』は、朝ドラの保守本流のスタイルがあるからこそ、その対比から光ったわけで、視聴率自体は決して高くありませんでした。『いだてん』も、『大河らしい』ルールや既成概念にとらわれず、異端者として暴れてもいいぞという作品。ドカーンと高視聴率とまではいかないでしょうが、『異色の大河』として大河におけるダイバーシティー(多様性)を推進してくれるのではないでしょうか」


ドラマ評論家の吉田潮さんは、一回目を「豪華な前菜のよう」と表現した。

「打ち上げ花火としてはよかった一方で、あまりに登場人物が多くて、『主役は役所広司?』みたいな感じに、どの人物の成長や物語を見守ればいいのか分からなかった。視聴者を散漫にさせるという『新機軸』なのかと(笑)」

しかし、「初回でシャッター下ろしちゃうともったいない」と吉田さん。

「脇のキャラクターにもいろんな“濃い”アナザーストーリーがあって、それが重なり合って物語が進んでいくのがクドカンの持ち味。それを予感させるキャラクターはたくさんいましたので、それぞれどう凝縮させていくか楽しみですね」

 週刊誌の連載コラムでクドカン自身が<むしろ2話から見た方が、スムーズに物語が理解できる構造になってます>と書いた通り、本格的に物語が動きだすのは2話からだ。前菜を超えるメーンディッシュが楽しみだ。【本誌・太田サトル】

(週刊朝日 2019年1月25日号)


週刊朝日で、1月クールのドラマについて解説

2019年01月03日 | メディアでのコメント・論評


木村佳乃、北川景子、
竹内結子、深キョンら大物女優が激突 
ドラマ“冬の陣”2019


2019年1月スタート予定のドラマも、各局話題作がいっぱいだ。

発表されている主要キャストやあらすじをもとに、「2019年冬ドラマ」、現時点での注目作を、放送スタート前に聞いた。

上智大学の碓井広義教授(メディア文化論)は、

「ズバリ、女優の戦いです!」

と語る。

「『後妻業』(カンテレ・フジテレビ系)の木村佳乃さんに、人気ドラマ続編『家売るオンナの逆襲』(日テレ系)の北川景子さん。さらに竹内結子さんが6年ぶりに地上波連ドラ主演となる『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(フジテレビ系)、常盤貴子さんの『グッドワイフ』(TBS系)、高畑充希さんの『メゾン・ド・ポリス』(TBS系)、深田恭子さん『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)、真木よう子さん『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!~この女に賭けろ~』(テレビ東京系)。他に杉咲花さんや岡田結実さんなど若手女優の主演作もありますが、実績と実力のある30代40代女優の主演作がズラリと並びます。“大物女優の戦い・冬の陣”といったおもむきがありますね」

高視聴率もなかなか期待できない昨今だが、これら大物女優にとっては、数字はあまり影響はないのではと碓井教授はみる。

「たくさんある出演作のワンオブゼムなので、今回の作品が当たるかどうかよりも、それぞれ自分が納得いく演技のできる作品選びをしている印象ですね。これまでのキャリアに、さらにもうひとつ上乗せしたい、そんな思いを感じます」

豪華女優陣の登場は、ある意味冬にふさわしいのではと、碓井教授。

「冬場で視聴者が茶の間にいてくれるからこそ、いい物を見せたいという意気込みも感じます。30~40代の女性視聴者にはなじみ深い同世代の顔ぶれであり、50~60代の男性視聴者にも人気がある女優が多い。内容的にみると、常盤貴子と竹内結子が女性弁護士対決することになる。これも見ものですね。警察モノは飽和状態になりましたが、事件や推理モノは見たい。そういう需要に弁護士モノというのがちょうどいいのではないでしょうか」


「週刊朝日」で「てれてれテレビ」を連載するコラムニストのカトリーヌあやこさんは、ドラマ「後妻業」の中での“女の戦い”に注目する。

「木村佳乃VS木村多江、“Wヤバイ木村”対決です(笑)。以前、木村佳乃さんが夫に毒を盛る妻を演じた『僕のヤバイ妻』と同じカンテレ制作なので、かなり振り切った作品になるのではという期待があります。木村多江さんとW木村でのビンタ合戦や、『アンタ何様なの?』『奥様や!』みたいな関西弁での罵り合いもあるそうなので、どこまでえげつなくやってくれるかが楽しみですね」

カトリーヌさんは、テレビ朝日系で放送される「ハケン占い師アタル」(主演:杉咲花)が遊川和彦作品であることで、目が離せないという。

「テレ朝の遊川作品といえば、『はじめまして、愛しています。』という特別養子縁組をテーマにしたドラマがありました。このドラマでは尾野真千子が、まったくストーリーに関係ないのに“痔持ち”という設定で、唐突に痔の痛みに苦しむ場面があったりして、必要なの?その設定と、最後まで謎でした。遊川さんは、今回は脚本だけでなく演出もされるそうですが、かつての朝ドラ『純と愛』で、ヒロイン夏菜にモーレツなダメ出しをした伝説だあります。杉咲花さんは名子役出身なので大丈夫だと思いますが、現場恐ろしそうだな……と、ある意味裏側もドキドキするドラマです」

遠藤憲一さんの活躍にも、カトリーヌさんは期待する。

「岡田結実さん主演の『私のおじさん~WATAOJI~』(テレビ朝日系)で、主人公の本音を代弁する“妖精のおじさん”役で出演するんです。どんな妖精のおじさんなのか、気になります。遠藤さんはテレ東系でも『さすらい温泉 遠藤憲一』という温泉ドキュメンタリードラマにも同時に出演するんです。妖精と温泉、2つのエンケンに癒される冬になりそうです」

いずれも第1話の放送が楽しみだ。【本誌・太田サトル】

(週刊朝日オンライン 2019.01.01)




週刊朝日オンラインで、「朝ドラ」戸田恵梨香について解説

2018年12月16日 | メディアでのコメント・論評


戸田恵梨香がNHK朝ドラのヒロイン
「大恋愛」で実力を評価された?

来年9月30日にスタートするNHK連続テレビ小説が「スカーレット」に決まり、女優の戸田恵梨香が主演を務めることが3日、発表された。現在放送中の主演ドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」(TBS系)は大好評で、公式SNSにはあふれんばかりのファンからの歓喜とお祝いのコメントが寄せられた。

「戸田さんなら、どんな役柄、ヒロインであれ安心」

そう太鼓判を押すのは、上智大学の碓井広義教授(メディア文化論)だ。今回はオーディションではなく、NHKからのオファーによって、戸田の出演が決まった。

「『大恋愛』なんかは典型かもしれないが、ここ数年、ステップ・バイ・ステップでどんどん実力をつけて、安定感が出てきている。成功作にしよう、というNHKの気概を感じます」(碓井教授)


今年8月に30歳を迎えた戸田。直近10年間で30代のヒロインは、現在放送中の「まんぷく」の安藤サクラだけ。もともと演技力の評判が高かった安藤の「まんぷく」が好調なだけに、映画・ドラマ・CMで着実に実績を積み重ねてきた戸田の演技にも期待がもてそうだ。

物語の舞台は、滋賀県甲賀市にある焼き物の里・信楽。信楽焼に情熱を注ぎながら、結婚、育児、後継者育成を経て、昭和の高度経済成長期を生きる女性陶芸家の半生を描く。タイトルの「スカーレット」は、黄色味を帯びた鮮やかな赤のこと。陶芸作品における理想の色の一つであり、主人公の情熱的な人生にもつながっている。

毎年さまざまな職業のヒロインが演じられてきたが、陶芸家、すなわち芸術家という役どころはひじょうに新鮮に感じられる。

碓井教授も今までのラインナップを思い返し、「めずらしい」と感じたという。

「おもしろいところに目をつけたな、と。女性のクリエーターも“あり”だなと思いました。それも、絵画や彫刻ではなく、芸術性と実用性をあわせ持つ陶芸という点がおもしろいです」(同)

また、定年後の余生を過ごすシニア視聴者に番組がマッチすれば、ブームも期待できるという。

「“団塊の世代”(1947~49年生まれ、70歳前後)は数が多いので、火がつけばブームが起こりやすいんです。うまくいけば、社会現象のように陶芸ブームが起きる可能性もあるでしょう」(同)

脚本は、「夏子の酒」(フジテレビ)、「ホタルノヒカリ」(日本テレビ)、「つるかめ助産院」(NHK)などを担当した水橋文美江さん。朝ドラは初登板となるが、碓井教授は「適役」とみる。

「女性主役のドラマをひじょうに丁寧に書ける方。ふつうの女性が自分の力で自分をつくり上げていったり、やりたいことを見つけてそこに進んでいったりするような物語については、いい書き手だと思います」

最高の化学反応が生まれそうな脚本家と主演女優が手を組み、ブーム到来の可能性を秘める朝ドラ第101作。

「いい素材、いい書き手、いい女優と並んできた。新鮮さとぜいたく感が両方ある番組になるだろう、と期待しています」(同)


新元号最初の秋は、楽しくなりそうだ。【本誌・緒方麦】

(週刊朝日オンライン 2018.12.12)


デイリー新潮で、NHK「受信料」値下げと「チコちゃん」について解説

2018年12月15日 | メディアでのコメント・論評


NHK受信料値下げはたった35円、
ならば「チコちゃんグッズ」を無料で配布せよ!

11月27日、ついにNHKが受信料の値下げを発表した。現在の月額1260円(地上契約の口座振替・クレジットカード払い)が、なんと1225円! 月35円の値引きという出血大サービスだあ! 

返す刀で28日には、子会社のNHKエンタープライズが人気番組「チコちゃんに叱られる!」のキャラクターグッズを販売すると発表した。

受信料はたった35円の値引き、チコちゃんグッズでいくら取り戻すつもりなのか。そんなに値下げが嫌なら、グッズぐらいサービスとして契約者に配ったらどうだ! NHK。

受信料を値下げするNHKの意図については、すでにデイリー新潮の「NHKが突如『受信料値下げ』を表明、視聴者不在の極めてうさん臭いウラ事情」(10月30日掲載)で既報の通りだ。

NHKは2020年の東京オリンピック開催までに、ネットでの常時同時配信をやりたくてやりたくて仕方ないのだが、現行の放送法では認められていない。そこで、値下げと引き換えに法改正を認めてもらおうという腹がある。

そこでNHKが出してきたのが、月35円という、しみったれた値下げなのだ。

「NHKとしてはこれが史上2度目の値下げとなります。12年10月に、8.9%(月額120円)という値下げをしたときも、“まったく値下げ感がない”と言われたものですが、今回はそれをさらに下回る値下げだったのには驚きました。どうせ大幅値下げはないと踏んでいたものの、額面ではわずか2.8%。それでもNHKとしては、来年10月の消費増税時には据え置き、さらに20年10月に35円値下げ、2年連続で計59円の大きな値下げとでも言いたいかもしれませんが、その程度なら誤差の範囲ですよ。
 契約者への還元規模は単年度で422億円と言っていますが、受信料収入は年々伸びており、昨年(6913億円)までは4年連続で過去最高を記録し、内部留保は1千億円にまで達しています。さらに今年は4月から半年で50万9千件も契約者が増加しており、今年度の収入は7060億円を見込んでいます。それもこれも、昨年、最高裁が受信料制度を合憲と認めたからです」(放送業界誌記者)

NHKは11月29日、受信契約の締結と受信料の支払いを求めて新たに大阪府の未契約世帯6件に対し、民事訴訟を起こした。

「NHKはこれまで、365件もの民事訴訟の提起を行い、うち183件については、契約に応じたために訴えを取り下げ、さらに82件で和解し、82件でNHKが勝訴。残りの18件は係争中です。かなり強気です」(同・放送業界誌記者)

いったい皆様のNHKはどこに行ってしまったのか。

子会社は商売上手
「NHKも必死であることは間違いないのです。少子化も進む中、スマホの普及により、若年層を中心にテレビ離れが進んでいるからです。総務省の発表(平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書)ではテレビの視聴時間は、10代の場合、平日1日の視聴時間は73.3分で、ネットの128.8分大きく下回っており、その傾向は年々悪化しています。
 テレビで受信料が取れなくなれば、NHKにとっては死活問題ですから、ネットにもテレビと同じ番組を配信することで、ゆくゆくはそこから受信料を取りたいわけです」(同・放送業界誌記者)

そのための常時同時配信であり、それを実現するために総務省の条件を呑み、35円の値下げに踏み切ったわけである。「損して得取れ」とはこのこと。だが、その「損」ももったいないのか、子会社のエンプラがチコちゃんグッズを販売すると発表したのである。

「NHKには子会社が13、関連会社が4つ、関連公益法人などが9団体あります。放送法によりNHKは営利目的の事業、つまり商売をしてはいけないことになっていますが、1982年の法改正で営利企業への出資が認められるようになったために、不安定だった受信料収入を補完する目的で作られたのが関連会社です。
 NHK職員の天下り先でもあり、関連会社に出向し、また本体に戻ってくるなど密な関係で知られています。関連団体からNHKへの副次収入は毎年50~60億円に上る。なかでもエンプラは、子会社の中でも最大の利益を生み出す企業で、番組制作はもちろん、番組のソフト販売、番組グッズの販売なども行っています」(同・放送業界誌記者)

“どーもくん”や“にこにこ、ぷん”、朝ドラグッズなども幅広く手がけており、東京駅やスカイツリーなど、期間限定のショップも含めると、現在、全国11カ所に店舗を設けている。そのグッズは結構なお値段なのだ。例えば……。

●どーもくん 20th Anniversary 袴ぬいぐるみ:3780円

●大河ドラマ どーもくんセット(西郷どん、新撰組! ):5184円

●にこにこ、ぷん ぬいぐるみSS ぽろり:2268円

●おじゃる丸 ランチトート おじゃる17:2376円

●とと姉ちゃん キャンバストートバッグ:1620円

などなど、どーもくんグッズは19種もあったりして、民放のグッズ販売よりも充実している。さらに、大人気のチコちゃんグッズを加えるというわけだ。

チコちゃんのファンという上智大学の碓井広義教授(メディア文化論)は言う。

「私も欲しくなるもんなあ、チコちゃん。大ヒット間違いないと思います。商売が上手いですよ、NHKは。だけど、こと受信料となると、まったく視聴者のことを考えていない。数十円の値下げなら、ありがた感は全く無いし、かえって寝た子を起こすようなものです。こんなに払っていたのかと。その程度の値下げなら、番組の中身の向上に使ってもらってかまいません。
 12月1日からは4K・8Kの放送も始まるわけですが、いまのところ富裕層しか関係ありません。いくら画像が綺麗、音もいいとか言われても、ハイビジョンのときの宣伝文句とどう違うのか分からない。約400億円もの視聴者還元が月に数十円にしかならないのなら、戦後の街頭テレビじゃないけど、4K・8Kがどれだけすごいのか、駅前にでも設置して見せてほしい。4Kテレビを配布しろとまでは言いませんから。もしくは、シールでもいいからチコちゃんグッズを配布したほうが、よっぽど視聴者はありがたがるかもしれません」


いつもお世話になっております。粗品ではございますが……くらい言ってみたらどうですか。【週刊新潮WEB取材班】

(デイリー新潮 2018年12月11日)

AERA dot.が、「五輪解説者」記事を再録

2018年12月12日 | メディアでのコメント・論評


【2018年ベスト20】〈週刊朝日〉
浅田真央、安藤美姫、里谷多英ら
解説者に採用されない元スター

2018年も年の瀬に迫った。そこで、AERA dot.上で読まれた記事ベスト20を振り返る。

14位は「里谷多英、浅田真央、安藤美姫ら解説者に採用されない元スター」だった。すっかり記憶から遠くなってしまったが、今年は平昌五輪の年だった。五輪の元スターを解説者に据えることは珍しくない。だが、必ずしも一流の競技者は、一流の解説者とは限らないようだ。

*  *  *

五輪会場の外で熱いバトルを繰り広げる五輪解説者たち。NHKは元女子モーグル選手の上村愛子さんが現地からの解説を務めたが、長野五輪の金メダリスト、続くソルトレーク五輪で銅メダルも獲得した里谷多英さん(41)の姿は、平昌五輪で見られなかった。

里谷さんは99年にフジテレビに入社、今も現役社員なのに……。

「現在は総合事業局イベント事業センター販売企画部に勤務しております。フジテレビが主催や共催をしているイベント事業の営業活動が仕事です。イベント事業の企画ではなく、チケットを販売したり、スポンサーをまわるセールスのほうが担当です」(フジテレビ広報担当者)

2010年のバンクーバー五輪で浅田真央、鈴木明子、安藤美姫らと競い、惜しくも代表の座を逃したものの、「世界一のドーナツスピン」と称賛された元フィギュアスケーターの中野友加里さん(32)も、10年にフジテレビに入社しているが、テレビでは見られない。

「中野は現在はフジテレビのスポーツ局スポーツ業務推進センタースポーツ業務部に勤務しております。スポーツ番組の予算の管理などを行う部署です」(同)
中野さんは昨年9月、著作『トップスケーターのすごさがわかるフィギュアスケート』を発売し、以前はフジで解説の仕事もしていただけにもったいない。

今回の平昌五輪のフィギュアスケート解説者はフジテレビでは高橋大輔、日本テレビでは荒川静香、テレビ朝日は織田信成がその座を獲得した。ソチ五輪に出場した村上佳菜子(23)はワイドショーに五輪コメンテーターとしてひっぱりだこだ。

「冬季五輪ということでは金メダルを取った荒川静香さんというのはぴったりだとは思います。織田信成さんは五輪で7位、村上佳菜子さんは入賞もできませんでしたが、キャラクターがおもしろいので解説力というよりはタレント性で起用されてますね」(上智大学の碓井広義教授)

一方、安藤美姫(30)はSNSでの情報発信を駆使。ツイッターで羽生結弦選手らの演技を詳しく解説。今回の平昌で争奪戦があったのに、姿が見られなかった浅田真央はどうか。

「浅田さんはご本人が解説者として話をする自信がないということをどこかで話していた。非常に賢いなと思います。一流の競技者=一流の解説者ならず。コメント力が必要なのです」(同)


(本誌・上田耕司)

※週刊朝日  2018年3月2日号

(AERA dot. 2018.12.09)

毎日新聞で、「リバイバル女優」について解説

2018年12月10日 | メディアでのコメント・論評


特集ワイド
「リバイバル女優」花盛り 
今も昔も変わらぬ存在感

近ごろ、長期の“休業”を経て復帰した女優が目立つ。多くは1980年代後半から90年代前半のトレンディードラマで名をはせた主演女優である。似たようなタイミングで、なぜ「リバイバル(復活)」しているのだろう。【小松やしほ】

今年7~9月にTBS系で放送された連続ドラマ「この世界の片隅に」は、ちょっとした驚きだった。なぜなら仙道敦子(のぶこ)さん(49)が、実に23年ぶりのドラマ出演を果たしたからだ。

仙道さんは90年代に連続ドラマ「卒業」「クリスマス・イヴ」(いずれもTBS系)で主演として活躍。93年に俳優の緒形直人さんと結婚したのち、95年の単発ドラマ「テキ屋の信ちゃん5」(同)以来、芸能活動から遠ざかっていた。

仙道さんは雑誌「婦人公論」(8月28日号)のインタビューで、復帰の感想をこう述べている。

<ドラマの衣装合わせの時、スタッフから「お帰りなさい」と声を掛けられ、「ただいま」と返して。この世界に帰ってきたんだと、思わず胸がジンとしました>

仙道さんだけではない。現在放送中のドラマ「SUITS/スーツ」(フジテレビ系)では、鈴木保奈美さん(52)が「東京ラブストーリー」(同)以来27年ぶりの織田裕二さんとの共演で話題になっている。

鈴木さんは、98年に芸人の石橋貴明さんとの再婚を機に芸能界を一度引退。約10年ほどの休業を経て、2008年ごろから復帰。今年10~11月に放送された「主婦カツ!」(NHK)では主演を務めた。

同じく「黄昏(たそがれ)流星群」(フジテレビ系)に出演している中山美穂さん(48)も、02年に小説家の辻仁成さんと結婚して、フランス・パリに移住。日本での芸能界活動を一時期休止していた。

映画界でも、フランス人F1レーサーと結婚し、女優業を引退していた後藤久美子さん(44)が、来年12月に公開予定の「男はつらいよ50 おかえり、寅さん」(仮題、山田洋次監督)で、23年ぶりに復帰することがニュースとなった。

まさに「リバイバル女優」花盛りといった趣だ。子育てが一段落したり、離婚してシングルになったり、個々の事情は当然あるだろうが、軌を一にするかのように次々復活しているのには理由があるのだろうか。

「50歳前後になって、10年も20年も女優として出演していなかった人が復帰して、午後7時から10時のゴールデン・プライムタイムのドラマに出るなんて、20年、30年前だったら考えられないですよね」と驚くのは、コラムニストでアイドル評論家の中森明夫さんだ。「ここ最近、ドラマの作りが、若者ではなく50歳前後の大人向けになっています。当然、主役にも若い子ではなく、同年代の女優を起用する。それが、彼女たちが復帰しやすい土壌をつくっているのでしょう」

NHK放送文化研究所が16~69歳の男女を対象に今年行った調査によると、テレビを毎日のように利用する人は、20代男性では32%、同女性では48%なのに対し、50代の男性は64%、女性は70%、60代では男女とも70%以上となっている。スマートフォンの普及とともに、テレビの主要視聴者は若者から中高年層へと変わってきているのだ。

中森さんは「社会の自由度の変化も復帰を後押しした要素の一つ」と、得意分野のアイドルを例に解説してくれた。

「21歳で引退して、表舞台に全く出てこない山口百恵さんが象徴的ですが、30年ほど前は企業でも寿退社や腰掛け就職があったし、結婚して子どもを産んだ後、アイドルに復帰する人はいなかった。松田聖子さん以降は引退しないのが当たり前。ベビー用品のCMに出たり、子ども服をプロデュースしたりと仕事の幅も広がるし、人気も落ちない。鈴木さんは再婚だし、中山さんも離婚を経験しているが、今の世の中では珍しいことではなく、非難されることもない。ましてや彼女たちは、50歳前後の人たちにとって憧れの存在だった。復帰するための時代の下地は整っていたのです」

 ◇同年代の視聴者、人生重ね共感

コラムニストの山田美保子さんも同じような見方だ。

「ゴールデン・プライム帯のドラマを見ているのは、元祖トレンディードラマのファンです。すなわち、それは“リバイバル女優”さんたちと同年代の女性たち。リアルタイムでテレビを見ない人が多い中、アラフォー、アラフィフ、アラ還の人たちはリアルタイムでドラマを見てくれる、テレビ局にとっては大事なお客様なんです。その人たちにとって、見ていてしっくりくる女優さんとなると、彼女たちなのかなという感じがします」

共感しやすいというのもポイントだ。「相手は女優ではあるけれど、自分と同じように年齢を重ねてきて、プライベートもある程度、報道などで知っているので、結婚して子育てが落ち着いてとか、夫を支えたり離婚したり苦労したのねとか、シンパシーを感じやすい。『いい女優になったわね』って、成長を楽しむみたいなところもあると思います」

今の若手人気主演女優といえば、綾瀬はるかさん、新垣結衣さん、石原さとみさん、戸田恵梨香さんらの顔が浮かぶが、山田さんは「演技も上手だし、視聴率も取れるが、ヘビーローテーション過ぎて『またこの人』感は否めない。次回はこんな役ですと言ったところで、同じように見えてしまう。その点、リバイバルの人たちは、長年出ていなかったわけだから、ベテランながらある意味、新鮮。仙道さんなんて、よくぞ出てきてくださいましたって感じですよ」と話す。

元テレビプロデューサーの碓井広義・上智大教授は「往年の主演女優をありがたがっているのは視聴者より作り手側」だと指摘する。

「彼女たちは主演女優として一時代を築いた。当時、キャスティングしていた人たちは偉くなっているか、リタイアしていて、遠巻きに見上げていたAD(アシスタントディレクター)やAP(アシスタントプロデューサー)が今、女優を起用する側にいる。彼らにとって彼女たちは今もすてきな存在なんです。他の女優でも構わない役であっても、彼女たちを据えることで物語に厚みが出る。やはり主役を張った人たちですから、画面に出てきた時の存在感が違うんです。ドラマにとってのカンフル剤とまではいかなくても、トッピングとして非常にいいものになっている」

一方で、碓井さんは「昔のイメージを壊すようなオファー(依頼)には乗らなければいいのだから、“リバイバル女優”側にとっても悪い話ではない」とも話す。

ドラマの大事な支持層である中高年視聴者、作り手、起用される女優――。三方にメリットがあるというわけだ。

「鈴木さんたちの成功が、我々が忘れていた人がひょっこり出てくる呼び水になるんじゃないですか。今、必死で探していると思いますよ。あの人は今?っていうのを」と碓井さん。


これからも、テレビに返り咲く女優は増えるかもしれない。

(毎日新聞 2018.12.05 東京夕刊) 

週刊新潮で、深キョン「4K・8K」キャラクターについて解説

2018年12月05日 | メディアでのコメント・論評



深キョンが誘う別世界――
「4K・8K」の目玉番組は

「もうすぐですよ別世界」、そう深キョンが微笑む――。

12月1日から始まる4K8K衛星放送。その推進のため民放キー局などで作る「放送サービス高度化推進協会(A‐PAB)」のキャラクターを務めるのが深田恭子(36)だ。彼女が注目番組などを紹介する4K画像のPRスポットが、11月19日から民放BS局、NHKなどで流れている。

それにしても深キョン、30代後半とは思えぬ肌の色つや。これなら4K8Kアップにも充分耐えうる。

「うまい起用ですよ。4K8Kテレビを買って見ようとするのは中高年の富裕層。深田はそうしたオジサンたちのアイドルですからね」

とは、上智大学教授(メディア文化論)の碓井広義氏。

そんな深キョンが誘う“別世界”。ハイビジョンの4倍の画素数を持つ4K、さらにその4倍の8K。8Kにいたっては画面が立体に感じられるとかナントカ。
 
で、12月1日からの見るべき目玉番組とは? 

「初日の特番『大いなる鉄路16,000㎞走破』は見てみたいですね。民放4社がリレー式で東京からパリまでの鉄道旅を紹介してくれます。3日放送のBS‐TBS4K『吉田類の酒場放浪記』も面白そう。でも一番の目玉は、NHK BS8Kで2日放送の乃木坂46のライブかな。この年ではなかなか行けないアイドルのライブ。しかも大人数の一人一人の表情が窺え、客席以上の醍醐味が味わえるんですから」(同)


対応テレビやチューナーを揃えるとなると、4Kで20万~30万円ほど、8Kなら約100万円から。買いか、いやまだ早い?  番組はソレがなくても見られます。

(週刊新潮 2018年12月6日号)

週刊新潮で、広瀬すず「紅白」司会について解説

2018年11月29日 | メディアでのコメント・論評


紅白司会に抜擢の広瀬すず、
ノルマは“39・4+3”%

NHKもずいぶん露骨なことをおやりになる。

大晦日の紅白歌合戦の紅組の司会に、来春の連続テレビ小説「なつぞら」主演の広瀬すずを持ってきたのだ。

このパターンはそう、2年前の有村架純がやはり朝ドラの「ひよっこ」主演を控えて、紅白司会に抜擢されたのと同様だ。

有村は23歳だったが、広瀬すずは20歳。1996年の松たか子19歳に次ぐ、史上2番目の若さでの抜擢となる。

まぁ、新ドラマのお披露目をしながら、昨年39・4%の歴代ワースト3まで落ちた紅白視聴率を、V字回復させようという“商魂”なのだろう。

40%超えが最低ライン、ここ5年で最も高い42・2%に並ぶには、あとざっと“3%”――。

この上乗せが広瀬すずの双肩にかかる。

もちろん、総合司会は昨年に引き続き内村光良と桑子真帆アナ、白組はこちらも「嵐」から今回は櫻井翔など、心強い面々が広瀬のフォローをする。

上智大学教授(メディア文化論)の碓井広義氏はいう。

「かつて紅組は、江利チエミや美空ひばり、水前寺清子など、司会を大物歌手が務めることが多かった。歌手が唄うだけで数字が取れた時代でした。でも今は、そうはいかない。NHKは紅白の視聴率にだけは異様に拘ります。その結果、バラエティ色が強くなり、若手女優を起用するようになっていったんです。でも視聴者が大晦日、紅白にチャンネルを合わせるのは、今年一年の音楽シーンを振り返りたいと思うから。もっと“原点”に立ち返ってほしいですね」


いくら演技派とはいえ、まだ弱冠20歳の広瀬、ある程度トークが稚拙なのも仕方ないだろう。

ただ変に媚びたりせず、のびのびと“すず”らしさを出してほしいもの。平成最後の大晦日が楽しみだ。

(週刊新潮 2018年11月22日号)

週刊新潮で、元NHK「登坂アナ」について解説

2018年11月19日 | メディアでのコメント・論評


セクハラ騒動の登坂淳一、
なりふり構わぬ姿 バラエティで下ネタも

かつてのお堅いイメージは、どこへやら。端正な公家顔から、NHK時代は“麿(マロ)”の愛称で親しまれた登坂淳一アナ(47)。フリーになって早々にセクハラ問題でミソを付けた。

復帰を目指し、なりふり構わずか、バラエティ番組では、なんと性に目覚めた時のことまで告白。これには、あのマツコ・デラックスも大仰天で……。

その“ぶっちゃけトーク”が飛び出したのは、10月29日の深夜番組「月曜から夜ふかし」(日テレ)でのことだった。放送記者が言う。

「全国の注目されないニュースを取り上げるという企画で、登坂アナがキャスターとして登場しました。ニュース原稿を読んだのですが、そこで登坂アナについての様々な質問も、番組側から投げかけられたのです」

例えば、今回の出演依頼を受けた理由について聞かれると、次のように回答。

「僕には選ぶ権利はございませんのでオファーを頂いたら出させていただこうと」

また、NHKを退職した際に門出を祝ってくれたかと聞かれれば、

「いやいやいや門出は……、門出はちょっと祝ってはくれないと思います」

さらに白髪が増えた事情も披露。すでに十分開けっ広げだが、何よりも驚かされたのは、“オ○ニー体験”を聞かれた時のことである。

「初ニーは、中イチニー」

登坂アナは、ニュース原稿を読むかの如く、何の躊躇もせずに打ち明けたのだ。これには、番組MCのマツコと関ジャニ∞の村上信五も慌てふためき、

マツコ「この潔さがいい方向に行ってほしいね」

村上「ちょっともう、きれてはったで」

NHK時代の姿とあまりにもギャップがありすぎて、2人のリアクションもぎこちなくなるほど、笑撃的な告白だったというわけだ。

いつまでも続かない

登坂アナと言えば、今年1月、NHKを退職してフリーに転向。4月からフジテレビの「プライムニュース イブニング」でのキャスター起用が決定していた。ところが、その矢先に7年前の札幌放送局時代に起こしていたセクハラ行為を週刊文春が報じたことで、御破算となった。

テレビ関係者によると、

「NHKを辞めて、収入は1億円近くになると言われていたのですが、それもパーとなりました。代わりに単発のバラエティ番組に出演し、セクハラの話題でイジられることが多い。再現VTRの役者をしたこともあります」

ただし、バラエティのギャラは1本当たり、10万からせいぜい20万円程度。人生設計は大きく狂ってしまったに違いない。

上智大学の碓井広義教授(メディア文化論)は、

「ご本人は、将来的にはキャスターとして復帰したいと思っているかもしれませんが、セクハラ騒動を起こしていたとあっては、正直、難しい。今は、下ネタOKのキワモノやヨゴレ扱いでもいいから、とにかく売り込みたいという考えなのでしょう。とはいえ、今のようにバラエティ番組からの依頼が、いつまでも続くはずはありません。現状のキャラを消費し尽くされてしまった時が心配ですね」


もはや元NHKアナウンサーの勲章は見る影もなく……。身から出たサビとはいえ、無我夢中のキャラが痛すぎる。

(週刊新潮 2018年11月15日号)

デイリー新潮で、「後藤久美子」について解説

2018年11月18日 | メディアでのコメント・論評


「後藤久美子」が23年ぶりに女優復帰 
演技力は?でも大御所から大人気のナゾを解く

第1作(1969年)の公開から来年で50周年ということで「男はつらいよ50 おかえり、寅さん(仮題)」が製作されることに。製作発表会見の場に、もちろん寅さん(渥美清[1928~1996])の姿はなく、主役は23年ぶりの女優復帰という後藤久美子(44)である。“おかえり、ゴクミ”状態で、彼女の人気は衰え知らずのようで――。

製作の松竹は「シリーズ第50作」と謳っているが、「男はつらいよ」って第48作「寅次郎紅の花」(1995年)が最後だから、本来、新作は49作じゃないの? という疑問はさておき――。
ゴクミが女優に復帰だそうだ。それもスイスのジュネーブで元F1ドライバーのジャン・アレジ(54)と悠々と暮らすゴクミの元に、“松竹の天皇”山田洋次監督(87)がわざわざ長文の手紙を送ってのオファーだったという。

「ジュネーブの自宅に山田監督からお手紙をいただきまして、『こういう作品を作りたい。それにはどうしても君が必要だ。どうにか考えてもらえないか』と。その長いお手紙を読んで、監督の『男はつらいよ』に対する大きな愛情、今作への情熱がひしひしと感じられ、引き受ける、受けないを、私が考慮する権利はないと。山田監督から呼び出されたら、二つ返事で向かうんです。ハイって」(ゴクミ)

山田監督をして「どうしても君が必要だ」と言わしめるゴクミのことを、若い方はご存知ないだろう。なにせ23年ぶりの女優復帰である。いまや長女でモデルのエレナ・アレジ・後藤(21)が、日本で芸能活動をしているくらいなのだから。

ゴクミとは何者なのか、芸能記者に解説してもらおう。

「小学生の頃からモデル活動をしていましたが、84年にオスカープロモーションのオーディションに応募して4万8000人の中から1位を勝ち取りました。女優デビューは86年、『テレビの国のアリス』(NHK)でヒロインをつとめ、翌87年の大河『独眼竜政宗』(同前)では主演の渡辺謙の奥方になる愛(めご)姫の少女時代を演じて、“国民的美少女”として人気に火がつきます。

オスカーは早速、この年から、“第2のゴクミを探せ”と“全日本国民的美少女コンテスト”をスタートさせます。のちに米倉涼子(43[92年・審査員特別賞])、上戸彩(33[97年・審査員特別賞])、剛力彩芽(26[02年・予選敗退])、武井咲(24[06年・マルチメディア賞およびモデル部門賞])らを生んだミスコンです。ゴクミがオスカーをモデル事務所から芸能事務所に発展させた立役者であることは有名な話。古賀誠一社長(76)のお気に入りで、女優活動を離れたいまもオスカー社員の名刺にウラには所属タレントのトップとしてゴクミがプリントされています」

さて、女優としてはどうだったのか。

「古賀社長は、オーディションからデビューまでの2年間、ゴクミに歌や演技の英才教育を施したと後に語っています。確かに大河をはじめドラマにも立てつづけに出演しましたし、デビュー映画『ラブ・ストーリーを君に』(88年)では日本アカデミー賞の新人俳優賞は受賞していますが、その後の受賞はなかったはずです。実際、いつまでたっても台詞は棒読みでしたし、“演技が上手い”という話は聞いたことがない。ただし不思議なことに、“ゴクミは芝居が下手”と酷評するのも聞いたことがありませんね」

論評されない演技力

山田監督が熱望する「男はつらいよ」にも、ゴクミは最多出演のマドンナ(相手は寅さんでなく、甥っ子・満夫のマドンナ役)である。とはいえ、アレジを追って渡仏する前年(95年)に出演した第48作「男はつらいよ 寅次郎紅の花」でも、相変わらず台詞は棒読みだった。

上智大学の碓井広義教授(メディア文化論)は言う。

「“女優・後藤久美子”なんて思っちゃイケない。“ゴクミはゴクミ”なんですから。確かに結婚前から、彼女の演技力云々が論評された記憶がありません。たとえ台詞が棒読みだろうと、演技が下手だろうと、それを補ってあまりある美貌が彼女の武器なんです」


そこに惚れ込んだのが、山田監督をはじめとする大御所たちだ。脚本家の倉本聰(83)もその一人だったようだ。ドラマ「火の用心」(1990年、日本テレビ)でゴクミを起用。倉本といえば、台本を一字一句変えさせないことで有名だが、ゴクミはそれを勝手にアレンジ。もちろん倉本はゴクミを呼びつけたが、内心、後悔していたとインタビューで答えている。その理由こそ、「だれだって、あの圧倒的な美少女に嫌われたくない……」(90年11月18日付日刊スポーツ)。さらに倉本は、「何年に1人という輝きを持っており、大女優になる」(90年8月3日付朝日新聞)とも……。

倉本脚本を勝手に変えるほどの気の強さも持ち合わせているゴクミだが、そこを気に入った坂本龍一(66)は、「ゴクミ語録」(角川書店)のプロデュースを買ってでたほど――。

「ゴクミ本人にその意思はなくとも、出逢ったおやじが勝手に好きになってしまう、天性のおやじキラーだったんでしょうね。その人気は全国的で、87年の新語・流行語大賞の流行語部門で“ゴクミ”が銅賞に輝きました。個人の愛称が流行語となったのは初めてでしょう」(碓井教授)

しかし96年、22歳のゴクミは、芸能界をあっさり捨ててアレジの元へ行ってしまったのだ。女優としての活動はわずか10年ほどだった。そのゴクミが帰ってくるわけである。

「男はつらいよ」全作を劇場で見ているという碓井教授が、こんな期待をする。

「シリーズの終盤では、寅さんは恋愛の指南役となって甥の満男(吉岡秀隆[48])と泉ちゃん(ゴクミ)の恋を見守る立場となり、結局、最後の48作では、加計呂麻島(鹿児島県)の海岸で、吉岡とゴクミが互いの気持ちを確かめ合って終わりました。ゴクミは実生活では、翌年にアレジと結婚(編集部註:婚姻手続きはとっておらず事実婚)するわけですが、振られた吉岡は、今度は倉本脚本のドラマ『北の国から'95 秘密』(フジテレビ)でシュウ(宮沢りえ[45])と恋に落ちます。ゴクミと人気を分けあったりえちゃんですが、彼女も貴乃花(46[当時・貴花田])との婚約破棄(93年)を経て、まだ激ヤセが報じられるなどしていた頃でした。

しかし、『北の国から2002 遺言』で、吉岡はりえちゃんにも振られ、今度は結(内田有紀[42])と出逢い、シリーズは終了する。その後、実生活では、吉岡は内田と結婚、そして離婚しました。現在、45歳のりえちゃんと43歳の内田は女優として復活していますが、そこへ44歳のゴクミが帰ってくる。どうせなら新しい『男はつらいよ』には、りえちゃんと内田も出してもらいたいですね。寅さんも、おいちゃん、おばちゃん、御前様、たこ社長も、みんないなくなっちゃってますから、彼女たちを登場させてもいいでしょう。とにかく帰ってきたゴクミに、おやじキラーとしての神通力がどれほど残っているのかにも注目したいですね」


(デイリー新潮 2018年11月11日)



朝日新聞で、日テレ「イッテQ」問題についてコメント

2018年11月16日 | メディアでのコメント・論評


Media Times
バラエティー、演出どこまでOK? 
イッテQ疑惑

日本テレビのバラエティー番組「世界の果てまでイッテQ!」に祭り企画の「でっち上げ」の疑いがあるとの報道を受け、各局の情報番組が大きく報じ、ネット上でも議論が盛り上がっている。バラエティーゆえに「でっち上げ」があっても問題ないと擁護する声も多いが「本当なら裏切られた気分」などの意見も。報道後の日テレの対応を疑問視する声も出ている。

■BPO、報告書提出求める

8日発売の週刊文春が、5月20日の放送でラオスの「橋祭り」に芸人が参加した企画を疑問視する記事を出すと、8日のフジテレビの情報番組「直撃LIVE グッディ!」は、40分にわたってトップでこの話題を放送。

本当に橋祭りが存在するのか意見を交わすなど、各局が連日、独自にラオス関係者への取材も交え疑惑を取り上げている。放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は9日夜、日テレに番組の映像と報告書の提出を求めたことを明らかにした。

ツイッター上では「やらせだったらショック」などの声が上がる一方「バラエティーなんてヤラセなのは前提では」「面白ければヤラセでもいい」「視聴者は織り込み済みで楽しんでいるのでは」などと訴える人たちも多い。

バラエティー番組ではどこまで脚色や演出が許されるのか。一つの考え方を示しているのが、2014年にBPOの放送倫理検証委が出した意見書だ。

このときBPOはフジのバラエティー番組「ほこ×たて」が架空の対決を放送したことについて重大な放送倫理違反があったと認定したが、一般論としては、「どこまで事実に即した表現をすべきかについての放送倫理上の判断は、ジャンルや番組の趣旨を考慮した幅をもつものになる」と説明。

判断基準は「出演者や視聴者をも含む人々の間において互いに了解された『約束』として築かれるもの」だと指摘している。

ケース・バイ・ケースでの判断が必要だとの指針だ。今回の場合はどうか。ジャーナリストの武田徹さんは、番組がこれまで芸人のイモトアヤコさんのエベレスト登頂企画で人気を博すなど「ドキュメンタリー性」を強く打ち出してきたことに注目する。「バラエティー番組ではあっても今回の場合は、その真実性を揺るがす問題に厳しい目が向けられるのは避けられないのではないか」とみる。

■日テレ「現地提案」に批判も

他の在京民放キー局の幹部は「イッテQの場合、ある程度の脚色は承知した上で楽しんでいる視聴者が多かったはず。今回の疑惑への反感はそれほど大きくないだろう」とみる。ただ、文春の報道後の日テレの対応には驚いたという。

同局が8日、「企画は、現地からの提案を受けて成立したもので、番組サイドで企画したり、セットなどを設置した事実はなく、番組から参加者に賞金を渡した事実もございません」との見解を出したからだ。

「現地のコーディネーターのせいにしているように読める。放送責任のあるテレビ局として絶対にやってはいけないことだ。看板番組に傷をつけないために守ろうとしたのだろうか」

元テレビプロデューサーの碓井広義・上智大教授(メディア文化論)も、「視聴者からみれば、エンドロールに名を連ねる以上、『現地』も番組制作陣の一員だ。人気番組だからこそきちんと検証し、視聴者が納得できるように説明する責任を日テレは負っている」と話す。
【真野啓太、河村能宏】

(朝日新聞 2018.11.10)

週刊新潮で、ドラマ「僕坂」の加賀まりこさんについて解説

2018年11月14日 | メディアでのコメント・論評


「僕坂」で好演の加賀まりこ、
現実でも愛猫と生活 本人語る

「嵐」の相葉雅紀主演の連続ドラマ「僕とシッポと神楽坂」(テレビ朝日系)。動物病院を舞台に獣医の相葉、看護師の広末涼子らと、動物や飼い主たちとの心の交流を描く物語だ。

初回視聴率は6・6%、2回目は5・4%と、テレ朝の金曜23時15分からの枠としては、やや苦戦が続く。

10月26日放送の第3話には、加賀まりこが神楽坂の老舗扇屋の女将役で出演。夫に先立たれ子供もおらず、愛猫と暮らす孤独な女「千津(ちづ)」をしんみりと演じてみせた。

「相葉や広末に比べ、存在感は別格。加賀さんの貫禄を感じさせる回でしたね」

とは、上智大学教授(メディア文化論)の碓井広義氏。

「最後は唯一の家族であるネコに見守られ、眠るように息を引き取っていく。ほのぼのしたドラマの中、彼女の演技で、生と死のテーマが重くならず、でも訴えかける内容で“引き締まって”いました」

若い頃は“和製ブリジット・バルドー”との異名を取った彼女も74歳。昨年放送された倉本聰脚本の「やすらぎの郷」では、かつて大女優で、今では老人ホームで暮らす老女を浅丘ルリ子らと熱演し、話題となった。

「『やすらぎの郷』の出演が転機となったんでしょう。ありのままの自分を出せるようになり、生き生きとした美しさを感じさせるようになりました」(同)


実は加賀さん、実際でも神楽坂に長年住み、ネコを飼っている。

「だから演技も入りやすかったんですよ。ドラマで登場したネコも私が飼っている子にそっくり。ただ、今回のような寂しげなお婆さん役は、本当は苦手かな」

そう話すのはご本人。

「でも、今回のドラマで自分と重ねて感じたことは、“命”に対する思い、そして“死”に対して。今、飼っているネコは16歳。人間なら私と同じくらいか、年上。できるなら一緒、同時に逝きたいわね。私が先に逝った場合、一人残すのは心配。その気持ちは千津と同じ」

1回だけのゲスト出演ゆえ光る、いぶし銀の名演であった。

(週刊新潮 2018年11月8日号)

産経新聞で、「番組関連本」について解説

2018年11月13日 | メディアでのコメント・論評


「ブラタモリ」シリーズ、累計100万部突破 
番組と出版社、ヒット“両得”



■ファンの購入見込み

出版不況といわれる昨今、NHK総合の紀行番組「ブラタモリ」の公式本(KADOKAWA)が、今秋発売された13、14巻で、シリーズ累計100万部を突破した。人気の理由は潤沢な番組写真と丁寧な編集。番組関連本の出版が続く背景には、テレビ局と出版社の利害の一致がある。(三宅令)
                  ◇
◆人気を上回る数字

「ブラタモリ」は、タレントのタモリ(73)が、さまざまな街を“ブラブラ”歩きながら土地の歴史や暮らしを紹介する人気紀行番組。毎週土曜午後7時半からNHK総合で放送されている。

地理学や地質学マニアのタモリの語り口が人気で、2桁の視聴率を切ることはまずなく、過去最高は平成28年6月4日放送の、お伊勢参りを特集した18・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。土曜夜の激戦区でトップ争いの一角を担っている。

出版の動向などを調査研究する出版科学研究所の久保雅暖(まさはる)研究員は、「本来、紀行・ガイド本は5万部売れれば大成功。番組人気を考えても、シリーズ累計100万部とは、かなり頑張っている」と評価する。

◆書籍化向きの番組

番組関連本の購入者は、もともと番組のファンであることが多い。「『ブラタモリ』の場合、特に読書好きの中高年にファンが多いようだ。その点も、公式本の売れ行きに追い風となっているのでは」と分析する関係者もいる。

番組の二次利用の窓口であるNHKエンタープライズによると、「もともと番組自体が書籍化に向いていた」という。番組関連本の多くは、放送用の動画から取り込んだ静止画を掲載するため、どうしても良質な画像が掲載できない。ブラタモリは番組の演出で写真を随所で使用するため、スチール(静止画)カメラマンを同行させており、「その写真を公式本に転用できた」という。

また掲載した地図に盛り込まれた情報などをQRコードを通じてスマートフォンで確認できるようにするなど、「編集にあたり、読者に番組を追体験してもらえるように気を配っている」(KADOKAWA担当者)。

◆出版社からも垂涎

久保研究員によると、番組関連本は出版社から見ると「番組自体の知名度があり、出版前から売れ行きを見込める“おいしい仕事”」だという。

一方、「テレビ局にとって番組関連本は、かつては番組PRのためだけに作られていたが、今は著作権料で収益が見込める事業のひとつ」と指摘するのは、上智大学の碓井広義教授(メディア文化論)だ。

近年は書籍化やDVD化などを見込んで番組予算を組むことが当たり前となってきており、「制作現場にとっては、より番組作りに金を掛けることができ、経営的にも1つの番組で2度おいしい。今後も番組関連本の出版は進むだろう」と話した。


                  ◇
■根強い実用系 ドラマ公式本も

番組関連本で売れるのは「実用系テキスト」「知的エンタメ」「人気ドラマ」の3分野-。

番組関連本の歴史は、大正14(1925)年7月、東京放送局(現NHK)のラジオ番組「英語講座」のテキストから始まるとみられる。

定期購読者による安定収益が見込めたことから、テレビ番組の放送開始後、各局が料理や健康など多くのジャンルでテキストを刊行。
今も実用的な番組関連本は人気を集める。

近年は体験型の知的エンターテインメントが求められる傾向が強い。番組の内容を追体験しようと、「ブラタモリ」やクイズ番組「東大王~」などの公式本が流行する一因でもある。また「コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-」など人気ドラマのノベライズも盛んだ。

「おっさんずラブ」公式本は、予約が殺到し、販売前から重版が決定。上智大学の碓井広義教授は「一種のファングッズとしての需要だろう」と分析している。

(産経新聞 2018.11.07)



「テレビ局のSNS活用」についてコメント

2018年11月12日 | メディアでのコメント・論評


ドラマ宣伝 若者に照準 
SNS活用/拡散力絶大 
テレビ局 可能性を実感

若者のテレビ離れが進む中、各局による会員制交流サイト(SNS)の活用がドラマの分野で広がっている。複数のSNSでアカウントを作るのは当たり前。工夫を凝らす挑戦からは、新たな可能性も見えてくる。

「カワイイすぎる」「応援してるだお」。今年、男性同士の恋愛を描き話題となったテレビ朝日の「おっさんずラブ」。吉田鋼太郎演じる部長が、愛する部下を隠し撮りしてインスタグラムに投稿する設定の「武蔵の部屋」に、ファンの熱いコメントがあふれた。

最盛期のフォロワーは約51万人。テレビ朝日は「ドラマが終わってからもSNSで盛り上がりが衰えず、放送終了後のグッズ販売など異例の展開も生んでいる」と驚く。

日本テレビは2017年放送の「過保護のカホコ」を宣伝するため、友達登録すると主人公を模した人工知能(AI)が受け答えをしてくれるLINE(ライン)のアカウント「AIカホコ」を開設。SNSなどで評判が広まり、友達は44万人、ラインのやりとりは計1億回以上に上った。

利用停止の際には「やめないで」と多くの声が上がり「AIカホコロス」も発生。宣伝部専門副部長の西室由香里は「現実とフィクションがボーダーレスになった」とみる。主な利用者は10~20代の女性で「テレビを見ない層への効果が大きかった」。AIを使ったSNSでの新たな計画も進む。

NHKは大河ドラマ、連続テレビ小説、その他のドラマで、それぞれアカウントを設ける。9月まで放送した朝ドラ「半分、青い。」では、ツイッターでリハーサルの様子など話題になりやすい素材を提供し、インスタグラムでは若い世代を狙った動画を多く使うなど、メディア特性に応じた展開を試みた。

ツイッターのフォロワーは最多約15万人、インスタグラムは約43万人にまで増加。広報プロデューサーの川口俊介は「放送後に情報を発信し、反応がニュースになるなど新しい情報の転がり方が生まれつつある。可能性が広がった」と話す。

他のテレビ局も「番組に対する興味を高めるのに最適なツール」(TBS)、「既になくてはならない存在」(フジテレビ)と高く評価。

上智大の碓井広義教授(メディア文化論)は「ネット動画の利用など視聴スタイルは変化しているが、面白ければ若者もドラマを見る。むしろ、連続ドラマでは次回の放送までをSNSがつなぐ形となり、良いとなったら拡散力がすごい」と指摘。

「テレビ局には、インターネットと一緒にドラマを育てていくという姿勢で臨んでほしい」と話している。


(共同通信発、河北新報2018.11.05ほか)