NHKスペシャル「日本人はなぜ戦争へと向かったのか」。
27日、その第3回「"熱狂”はこうして作られた」を見た。
テーマはメディア。
「日本が戦争へと突き進む中で、新聞やラジオはどのような役割を果たしたのか」を検証していたが、メインは新聞だった。
印象に残った部分は・・・・
・新聞記者や軍幹部が当時を語る肉声テープ
・「軍」「メディア」「民衆」のトライアングル
・「信濃毎日新聞」への圧力と新聞側の対応
・元朝日新聞記者、そしてジャーナリストである、むのたけじ(武野武治)さんの証言など
「世論」という名の、世の中の“空気”が形成されていく過程には、何だか得体の知れない怪物の成長を見るような不気味さがあった。
怪物は一定以上に巨大化すれば、そのコントロールは極めて困難になる。
そうそう、番組の中で、新聞に比べてラジオについて扱う時間がかなり少なかった。
まさか自分たち(NHK)の足元というか、根幹部分に触れることになるから、ではないと思うけれど。