感想の第一声としては、「よく分かんなかったなあ」であります(笑)。
「自身の導き出した理論から自分自身が100%の確率で数時間後に殺され、更にその数十時間後には自分の婚約者も殺されると悟る」。
自身の導き出した理論?
悟るって、なんだ?(笑)
まずは目いっぱい風呂敷を広げておいて、「だんだんわからせます、次回も見てね」という意味で、わざと分らないようにしているのかもしれないけど。
でも、第1回だからなあ。
1回目ってのは、このドラマがどんなものなのか、視聴者に理解してもらわないと。
その方向性というか、少なくとも「こんなふうに見てね」という、「見方」を提示する必要がある。
それと、1回目で必須なのは、登場人物たちのご紹介だ。
このドラマの人々、謎があるのは構わないけど、何か月か、つき合うだけの魅力があるかどうか。
前述の「見方」もそうだけど、この物語における現在と未来、沫嶋黎士と安堂ロイド、その関係性、いや全体の「構造」がイマイチ見えない。
これまた、小出しにしていくつもりかもしれないけど。
それと、いろいろ混じっていたなあ。
「引用」と「オマージュ」ですか?
「ウルトラマン」や「ウルトラセブン」のポーズが、「あまちゃん」でウケた、“小ネタ”のつもりですか?
少しはテレましょうよ(笑)。
見ている側が恥ずかしくなる。
出典としては、「ターミネーター」が多かったかも。
これで、安堂ロイドを送り込んできたのは、未来に住む沫嶋黎士の子孫だったとか、姿かたちを変えた黎士自身だったとか、言わないで欲しい。
それと、「机の引き出し」から未来のアンドロイドたちが出てきたけど、「ドラえもん」へのオマージュです、とか言わないで欲しい。
そもそも、2013年秋に、このドラマを放送する意味って何だろう。
いや、そんな七面倒くさいこと、考える必要なし。楽しめばいいじゃん、って考え方もあるけど。
ならば、何を楽しむドラマなのか。
やっぱ、キムタクさんを楽しむしかないのか?
じゃあ、私はいらない(笑)。