明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

ああ、綱渡り人生

2010-12-24 20:44:38 | 仕事
今週は本当にひどい毎日だった。

今日はクリスマスイブか・・・
浮かれている場合でもなく、とにかく景気が悪い。

今月に入ってから仕事がうまくいかず、というか、ぱったりと仕事がなくなり、
ひどく情緒不安定な日々を送っている。
月初めに予定を空けておいてください、と言われていた東京の取材もなくなり、
レギュラーでやっているコピーの仕事も今月は臨時休業?やし、
唯一頼りにしていた「年末ギリギリにお願いします」と言われていたワインサイトの案件まで、
今日になって「年内は無しで」と伝えられた。
細々と小さな仕事をいくつかと、企画の仕事をこなして過ごしただけの12月……。

ああ、死活問題。
ほんまに、来月もこんなだったら……と考えてしまって、ぞっとする。
こんなんが続いたら、生活するためにパートにでも出ないとあかんのちゃう?
でも、ライターを廃業してパートに出るのはいやだ。
自分が信じて歩いて来た道やのに。

とはいえ、今月の稼ぎがこんなのでは、来月はわずかな貯金を崩して生活費やら保険やらを払わなければならない。
仕事がなければ、いつかこれも限界が来る……

こうやってお金のことを考えながら生活していると、絶望的な気持ちになってくる。
朝、「今日もたいして仕事ないな」と思うと、なんだかブルーになって、
夫を送り出した後に、さめざめと泣いて、
現実逃避するために本ばかり読んで過ごしてしまう。

典型的キリギリスの私は、たいした蓄えもないので、
ただ、遊びまくって散財していた日々を振り返って、
「ああ、あの時なんでバーで高いウイスキー飲んだんやろ」とか
「あー、あの時、なんでタクシーで帰ったんや」とか
「なんで気前よく、すぐ人におごるんや」とか
そんなことを思い出しては後悔する。

ふと思い立つ。

節約しかない……

そうだ、節約だ……!

急にお金がもったいなくなり、「節約する!」と思い立つ私。
もう遅いって……。
第一、本当にそんな人生でいいのか?とも思う。
「節約」するんじゃなく、「稼ぐ」人生を送りたいのだ、私は。
ずっとそうやってきたのに、今更ムリやろ……

家でもずっと「仕事がない……」と暗いので、夫が優しく慰めてくれる。
「そういうときもあるよ。今はゆっくりしたらいいよ」と。
その優しさが、身にしみて、痛い
ああ、痛い。

こんな不良妻に優しくしないで!!と、よけい悲しくなってしまう。
本当に痛い……

そんなこんなで、今週は何もやる気が起きず、ほとんどの時間をただ本を読んでぼんやり過ごしてきた。
そして、いろんなことを反省してみたり、自分を責めてみたり。

今年もあと1週間なんやから、少し早めの年末年始休暇だと思えばいいとか、自分を慰めてみたりも。
でも、やっぱり元気が出ない。
同業者も友達もみんな「忙しい」と言うのを聞いて、ますます落ち込む。
淋しくなる。
自分だけがこの世からつまはじきにされているみたいな、役立たずと言われているみたいな、そんな気分。
毎日が孤独で仕方がない。

人間にとっての幸福は、仕事があることだ、と私は思っている。
労働こそが、楽しみであり、幸福に繋がると。
お酒だって、働くから旨いわけで。

でも、働ければ何でもいいというわけでもないのだ、やっぱり。
自分が何のために生まれてきたのか、意味を知りたいから。
ものを書いて、ものを作って、創造して、生きていきたい。
もうずっと前に、そう決めたから。

でも、今年はもうムリやなー。
こんな年末が押し迫って、今から新しく仕事をとるというのも考えにくい。
開き直って、のんびり過ごすしかない……
そして、年明けからまた営業を始めよう。
こんなややこしい時代には、やっぱり常に新規開拓をしていかないと、生活できないと実感。
「安定」なんて望んでいなかったけど、別に「不安定」を望んでいるわけでもないのだ。

一つ、仕事がくれば、一つ、仕事は終わり……
永久に営業を続けなければならない。
そんな綱渡り人生。
それがフリーの面白さでもあり、辛さでもある。
そんなことわかっているけど、年末にヒマなのは、なんか辛いなぁ

とにかく、気持ちを切り替えたいのだが……
完全に鬱モードが続いている。あかんね。


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