明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

神様からの新居祝い?

2007-04-02 02:19:11 | 想い
新居に引っ越した最初の夜に見た夢は、とても幸せな夢だった。
起きてからも、じんわりとして、少し泣いた。

それは、17歳からトータル10年も付き合っていた人の夢だった。
私は、その人に、今自分がどんなに幸せか、
これからどんなに幸せになるかを、
とても幸福な笑顔を浮かべて話していた。

その人も、笑顔だった。

起きてから、ああ、やっと笑顔が見れた、と思った。

24歳から10年以上、その人の「いい夢」は見たことがなかった。
いつも悲しい夢ばかりで。
いつも、泣き出しそうな顔や、恨みがましい顔で、私を見ている夢だった。
ごめんなさい、ごめんなさいと、私はただ謝るだけで。

最終的に「一緒にいない」ということを選択したのは、私のほうだった。
それまで、確かにいろんなことがあり、その人から私を捨てたこともあったのだけど、それでも、私が「一緒にいないこと」を選んだ。

  僕は、本当にこの世の誰ともわかりあえないらしい。
  かおりを除いては。

そう言っていた人だから、ずっと心配だった。
私がいなくなったら、この人は本当に孤独になってしまう・・・
いつも、その人の「孤独」を心配していた。
誰ともわかりあえないくせに、淋しがりやの人だったから。

だけど、本当に孤独だったのは、私のほうだった。
心配無用。
いつの間にか、その人は結婚していた。
この世に、私以外にも、わかり合える人は存在していたらしい。
その知らせを人の噂で聞いたのは、もう随分前だ。
まだ、私も彼と出会っていなくてひとりぼっちだった頃だ。
だけど、心からほっとした。

その後、その人の夢を見たことがあったかどうかは、定かではない。
だけど、記憶のある限り、その人の夢ではいつもうなされた。
ごめんなさい、ごめんなさいと、罪悪感で押しつぶされそうになる夢ばかりで。

だけど、幸せな夢を見た。
それも、新居に引っ越して、初めての夜に。

暖かい朝の光が差し込む中、私は何度も何度もその夢を思い返した。
これは、神様からの新居祝いだろうか・・・。
なぜ、「今日」なんだろう、と思った。
新しいスタートを切る私に、神様がちょっとサービスしてくれたのか?

懐かしい、笑顔だった。

神様、ありがとう。
いろんなことを清算して、新しい私になっていく。
今、本当に幸せだ。

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