明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

最近の食卓。秋はおいしいものが多いよね。

2007-11-07 22:01:58 | 美味しいもの
料理の写真がたまってきているので、少しご紹介。

今、どんな野菜がおいしいか?
やっぱり「春菊」でしょう。
「水菜」もいいし、そういう葉物がおいしい時期。

春菊は熱を加えると独特の匂いがして、あれがあまり好きじゃない。
なので、だいたいサラダにして生で食べるのだが、
今日は火を通すことに。


↑新レシピ。
「春菊の豚肉巻き・照り焼き風」

春菊をさっと茹でて水に放ち、よく水気を切る。
それを豚肉(しゃぶしゃぶ用)を何枚か並べて大きくしたもので巻く。
フライパンで焼き、醤油・酒・みりん・砂糖という王道の4点調味料で照り焼きにするし、切って出来上がり。

この器、久しぶりに使ったけど、やっぱりいいなぁ。


↑いわしの生姜煮。
生姜・酒・酢・醤油で煮た後、さらにたっぷり生姜の千切りを乗せる。
これだけで、ご飯3杯はいけますね!
いわしは栄養価が高く、安くていい。


↑しろ菜と油揚げの煮物
「シロナ」って売られているのは、関西だけって聞いたことあるけど、そうなんかな?
小松菜のようなチンゲン菜のような・・・。
さっと茹でたあと、水に放ち、しぼって切って、油抜きした油揚げと一緒に炒め、そこに出汁・醤油・みりん・砂糖を。
肉厚の油揚げと一緒にさっと炊く。
こういうおかずは毎日食べても飽きないと思うのは・・・私だけ?


↑さつまいもの鶏そぼろあんかけ。
芋の時期なので、芋料理のレパートリーを増やそうと思って作った。
あっさりした鶏そぼろと、さつまいもの甘さ、それに生姜のピリッとした味が良いハーモニーです。


↑しいたけのおかかマヨネーズ焼き。
彼がしいたけを嫌いなため、これは私のお昼メニュー。
粉チーズとかつおぶしとマヨネーズを混ぜたものをしいたけにたっぷり乗せて、オーブントースターで焼くだけ。
簡単で、ビールに合う!


↑海老チリ卵。
栗原さんの本に、牡蠣で載ってるんだけど、それの海老バージョン。
辛味はほとんどなく、卵がさらにまろやかにしてくれる。
彼もお気に入りの1品。


↑いつのご飯だか・・・。
たまに、興がのって作りすぎると、こうなる。
定番料理ばっかりだから、作りすぎてもたいした時間はかからない。
芋が家に山ほどあったんだろう、芋料理のオンパレード。

きんぴらごぼう、万願寺唐辛子の煮浸し、チンゲン菜の卵とじスープ、里芋の含め煮、ジャーマンポテト、さつまいもと海老のかき揚げ。

食欲の秋だからね。
根菜、葉物、芋類、きのこ、秋刀魚、秋鮭など、おいしい食材がたくさんあって、料理も楽しくなる季節。
みなさんもおいしいもの食べて元気に頑張りましょう!

珈琲を飲めるようになった。

2007-11-07 12:11:31 | 美味しいもの
最近、私に驚くべき変化があった。
昔から私をよく知っている人なら、一緒に驚いてくれるだろう。

なんと、「コーヒーを飲むようになった」のだ。

実は今も、仕事をしながらコーヒーを飲んでいて、
おお、これは報告せねばと、仕事中断。(なぜ?)

私はずっとコーヒーが苦手だった。
「味」や「香り」が嫌いなわけではない。
むしろ、コーヒーの香りがしてくると「いい匂いだなぁ」と鼻をクンクンさせたし、「コーヒーゼリー」や「コーヒー味」のお菓子も喜んで食べた。

だが、この夏まで、コーヒーを出されて飲んで「美味しい!」と思ったことがなかったのだ。
なんだか水っぽく感じたし、変に苦さだけが舌に残る。
かといって、ミルクや砂糖をふんだんに入れると、コーヒー独特のもったりした甘みに変化し、後味が非常に悪い。
そのうえ、胃にもたれる。
なぜかわからないが、コーヒーを飲むと必ず気分が悪くなった。

それで、私はずっと「紅茶党」を貫いていたわけだ。
まあ、紅茶が好きなのは別にコーヒーが飲めないからではないが・・・。

でも、コーヒー道具って素敵なのだ。
豆をひくミルも、サイフォンも、いろいろかわいいのがある。
デロンギのコーヒーメーカーも、それ自体を所有したくて何度か買おうとしたことがある。
調理器具フェチの私には、たまらない。
一番欲しいのは、水出しコーヒーの装置。
1滴ずつ水で出していくコーヒーを家で淹れられたらどんなにいいだろうかと長年思っていた。
だけど、肝心の「コーヒーを飲む」という行為が無理なのだから、道具を揃えても意味がないと諦めていた。

「よし、結婚したらダンナさまのために美味しいコーヒーを淹れてあげよう」
なんて、昔は思い描いていたこともあったが、
実際結婚してみたら、なんと彼も紅茶党。
飲めないわけじゃないようだが、「コーヒーを飲みたい」とは一度も言ったことがない。

ちなみに、今年は食に関する目標を2つ掲げていた。
1つは「チーズを極める」で、
もう1つが「コーヒーを飲めるようになる」だった。

「チーズ」のほうは、ただチーズを食べまくっていただけで、「極める」にはほど遠いまま、今年を終えようとしている。(来年に持ち越そう)
が、「コーヒー」のほうは、なんとかクリア!
来年はコーヒー道具を揃えてみようかとも考えている。
凝り性だからなぁ、私は!
ハマッたらどうなるかわからない。また散財しそうで怖い。

ところで、なぜ急にコーヒーが飲めるようになったのか、ということだが、これはゆうちゃんのお陰である。
京都に行ったとき、UCCが経営している「上島珈琲店」に連れて行ってくれたのだ。
全国に数店舗展開している「上島珈琲店」。
京都にも河原町・烏丸辺りに2、3店できている。
大阪だと、キタにはあまりなくて、心斎橋や北浜などだ。

ブログにも書いたけれど、ここで「オレンジミルク珈琲」を飲んだのだ。
これが、まあ、旨くて!
それ以来、寝ても覚めてもこの珈琲のことばかり!

先日も、取材の後、近くだったので北浜のお店まで行ってきた。
夏限定だったので、もうこの珈琲はなく、代わりに黒糖ミルク珈琲を飲んだのだが、これも美味しかった。

それで気付いた。
そこそこ美味しい豆を使っていれば、甘くしてもコーヒーは美味しい。
缶コーヒーの砂糖が入っているのは後味が悪いし、取材先の会社などで出されるコーヒーもたぶんインスタントを溶かしているから水っぽく、砂糖を入れるとおかしなことになる。
でも、この甘くて美味しいコーヒーなら、飲める!

また、砂糖を入れなくても、甘いフレーバーコーヒーなら飲めるようだ。
これもあまりに安物はたぶんダメだけど。
ちなみに今飲んでいるのは、1つずつパックされたドリップコーヒーだけど、クレーム・ブリュレのフレーバーコーヒーだ。
1杯分100円なので、めちゃくちゃ安くはないし、それほど高くもない。
これだと、ほのかに甘い香りがして、砂糖やミルクはなしでも美味しい。

まだまだコーヒーに関しては邪道な私。
紅茶だったら、「フレーバーティーが一番好き」なんて言っている人がいたら、メッタ斬りにしてしまうだろうに(笑)。
フレーバーティーは気分を変えるのには悪くない。
私もいくつか持っているし、気に入ったフレーバーのものは飲んでいる。
だけど、紅茶の本当の美味しさには、茶葉にしかないし、その茶葉をいかに極めるかが紅茶の面白さだ。

だから、たぶん本当のコーヒー好きな人に言ったら、同じことを言われるだろう。
コーヒーは「豆」だと。
豆と焙煎と、淹れ方で決まるんだ、とかなんとか・・・。

でも、まだまだ私はコーヒー初心者。
人生でまだ30杯も飲んでないんじゃないか?
そんなコーヒー界の新参者だから、許してもらおう。

とりあえず、今年7杯目のコーヒーを飲んでいる。
それも、自ら淹れて!
これがすごいことだ。

また、これだけ大人になってから、新しい味を好きになるというのは、なんだかとても新鮮で嬉しい。
ビールが苦くなくなったときや、
40度のウイスキーをストレートで飲み干せるようになったときや、
芋焼酎の匂いが気にならなくなったときや
寿司の酢の酸味が喉を通ったときの、
あの喜びに似ている。
(今でも悪い寿司は、ネタよりシャリの酢の匂いが気になって食べられないけど。)

「食」というのは、単に「美味しい」かどうかだけでなく、素材や製法まで知ってこだわり続けると、とても面白いものだ。
身近な例でいうと、ウイスキーでも、ただ「美味しいなぁ」と飲んでいるだけじゃなくて、工場へ行ってその製造の過程を見れば、歴史と開発し続けた人々の想いを感じ、そこにある種の「ロマン」を垣間見ることができる。
何年もの間、貯蔵庫で寝かされ、熟す機をじっと樽の中で待っているのを感じると、その琥珀色の液体が愛しくさえ思えてくる。
だから、実際に口に含んだ時、感動する。
美味しいんじゃない、「感動する」のだ。
美味しいだけなら、本能で動物でも感じられる。
食に関して感動できるのは、人間だけが与えられた感謝すべき特権だ。
でも、それは、素材や製法、そこに関わる人々の思いや歴史を知らなければ得られないものだ。
だから、「食」は奥が深くて面白い。飽きない。

話が思い切り逸れたが、とにかくコーヒーを飲めるようになった私。
これから少しずつコーヒーのことを知って、極めていこうと思う。
私をそんな気にさせたUCC「上島珈琲店」、本当の珈琲好きからしたら邪道かもしれないけれど、好きになるきっかけを与えてくれた店だから、なかなかのツワモノだと思う。

来年は、珈琲とチーズ。
そう、チーズに関しても、今年は「チーズが家にないと落ち着かない」という、チーズ大好き人間になっただけで、全くの無知。
来年こそ、ちゃんと勉強しないとね。

※「○○大好き人間」って、死語っぽい。