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明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

癒し系の人。

2008-01-24 10:36:55 | 
今年は、えびすさんに行って、「商売繁盛」祈願をしてきた。
高い笹も買った。
飾りは「米俵」と「鯛」をつけてもらった。
(食べ物ばっかり……)

その効果か、年始から仕事依頼が止まらない。
22日で仕事は一段落……のはずだったのに、次から次へと仕事が入る。
ちっともゆっくりするヒマがない。
まあ、彼のお弁当を作るくらいの時間はできたので、
今週からまたお弁当も復活!

彼も忙しさがピークを迎え、最近はほとんど顔を合わせることもない。
昨日も帰宅は午前2時前……。
私は既にお布団に入っていて、寝たふりをしていたら、
彼が近くにやってきて、私に
「かおりはかわいいねー」と同意を求めるように言う。
黙って寝たふりを続けていたら、しつこく、
「かおりはかわいいねー」と言う。
仕方なく、コクっと頷いたら、満足したようで、部屋から出て行った。
・・・なんだったんだろう?

あと数日で一段落。
ちょっと休ませてあげないと、さすがに体が心配だ。
ただ、これだけ忙しくてもあまり愚痴を言わないのが彼のいいところ。
それどころか、私が忙しくて心が荒んでいるときでも、
彼の天然な言動に、結構癒されている。

この間、水コンロを出して、干物や肉を焼いて食べたときも面白いことがあった。
「キャベツが食べたい」というので、キャベツを切って焼いてあげたら、むしゃむしゃ食べている。
「めっちゃ、美味しい!新鮮さが違う!」と感嘆の声をあげて。
「そ、そうかぁ?」と私。
実は、そのキャベツはちょっと古かったのだが、……知らぬが仏。

「美味しい、美味しい」と言って、キャベツばかり食べているから、
「ほんまにキャベツ、好きやなぁ」と言ったら、何を思ったのか、
「うん。今日から俺のこと、キャベツ王子って呼んでいいで!」という。

……キャ、キャベツ王子?!

あんた、そんなマヌケな王子でほんとに満足……?

と心の中では思ったが、真面目に言っているのが面白くて、ケラケラ笑った。
私が笑うと、彼はすごく嬉しそうに「面白かった?!」と聞いてくる。

あー、癒されるぅー!

天然ものはやっぱりいいな。
他にもいろいろ天然エピソードがあって、私は疲れたときはそれを思い出して、クスクス笑っている。

よーし!もうちょっとだ、頑張ろう!

結婚は人生で最も賢い選択だった。

2008-01-07 16:53:34 | 
休憩。

昨日から仕事を始めたのだけど、全くもって終わりが見えない。
新年早々ありがたいことだ。

5000円、1万円、3万円といった、「小粒」な仕事をコツコツと重ね、暮らしていく毎日。
こうやってると、お金を稼ぐということの大変さが身にしみてわかる。
今更のように。

私は昨年からずいぶん仕事のことで悩んでいて、
仕事が少ない、お金がない、ヒマだと嘆いてばかりいた。
結婚しても自立した女でありたいし、
体が動く限りは誰にも養われたくないし、
夫とはいつも対等な経済力をもっていたいと思ってきたから、
何度も自分の不甲斐なさに苛立った。

でも、彼は言うのだ。
「去年はかおりが忙しくなくてよかった。
 結婚した年やし、生活のリズムも変わるし、
 そんなときに、前みたいに忙しかったら、絶対ぶつかる。
 家のこともきちんとしてくれたし、本当に感謝してる。
 かおりは自分の仕事量に満足してないみたいやけど、
 俺はこれでよかったんやと思うし、かおりもそう思ったらいい」

卑屈な私は、「そうやね、これでよかったんやね」なんて言えずに、
それでも否定はせずに、
「考えてみる」と言った。

年収が一気に半分近く減って、
いつの間にか、まともな洋服やバッグすら買わなくなって、
いつも「お金がない」とつぶやいてばかりの1年間。
貯金をつぶしながら、食道楽だけは続けた。

お金が欲しいわけではない。
それなら、他の仕事をみつけるなり、すればいい。
思うように成功していない自分への苛立ちだった。

だけど、彼に言われて考えてみて、
やっと「これでよかったんだ」と答えを出すことができた。

これでよかったんだ。

年末は、裕福な生活をしている友達を見て、
いつもみすぼらしい格好をしている自分が、
なんだか急に恥ずかしく思えたり。

ちゃんとしたところでバリバリ働いている友達を見て、
エリートコースを歩む同級生を見て、
自分が失敗作に思えたり。

あれ?と思った。
どこかで全部、道を外した?と。

だけど、安いお好み焼き屋で、
彼と「美味しいね、安いね」って食べて、飲んで、いっぱい話をして、
小さな古いハイツに戻ってきたら、
そこはとても優しい灯りがともっていて。
彼がいつも「この家、好きやわぁ」って言うから、
私はなんだか胸がいっぱいになる。

少なくとも、この人を選んだことだけは失敗じゃない。

どんな状況でも、不平不満を言わないこと。
その状況の中で楽しい、嬉しいを見つけること。
その状況に感謝すること。

これをいつも目標にしているのだけど、12月は前半に全く仕事がなくて、
鬱になって、悪循環の思考回路にはまってしまい、
なんだかわからないけれど、何かに焦っていたし、みじめだった。
「足りないこと」ばかりが気になってしまって。
友達と会っても、何をしても、なぜか心が弾まなくて。

実際は、そんなに状況は悪くないのに、
もう習慣のように、悪いほうへ悪いほうへと考えてしまう毎日だった。

でも、やっと目が覚めた。

昨日、大阪に帰ってきていたもんちゃんと、いあん(ダンナ)と、なかのがうちに来てくれて、3時間くらい怒涛のようにしゃべって盛り上がった。
すごく笑ったし、すごくしゃべった。
みんなに笑いの神様が降りてきている感じで、
久しぶりに自分のしゃべりが「のっている」のがわかったし、
何を話してもドッカン、ドッカンうけて(お互い)、楽しかった。
酒も入ってないのに。

そのときも、本当はこのお正月に2日もさめざめと泣いていた悩みを話したのだけれど、愚痴ではなく、自虐的なユーモア話に変えてしゃべってみたら、自分でもすごく楽しくなって、みんなが帰った後、何をそんなに悩んでいたのかわからなくなってしまった。
たいしたことじゃなかったんだ、と思った。

いつも、何事かが起こったときに、人生の非常事態にしてしまっているのは、自分自身の思考。
なんでもないことだと思って、ユーモアに変えてしまえば、
人生は楽しくなるのに。
たぶん、私は無意識のうちに、メロドラマの主人公になるのが好きなんだろう。

そういえば、去年、なぜか二人の人に別々に、「赤毛のアンみたいな人」と言われたけれど、
すぐに「悲劇的な気分」になったり、
一瞬のうちに「人生がばら色」に見えたり、
それをまたいちいち人に伝えてしまう傾向は、確かにアンのようだ。
(二人がどういう意味で言ったのかはわからないが、アンにたとえられるのは光栄だ)

だけど、自分で自分をみじめにするのは、やめよう。
卑屈になることも。
仕事も1年で軌道に乗せられたし、よくやったほうだと思う。
まだまだ「これから」だ。

とりあえず。
今日、彼が帰って来たら、こう言おう。
「これで、よかったんだと思う」と。

3連休は、ほのぼの。

2007-12-25 14:16:24 | 
22日は久しぶりにケーキを焼いた。
四角いほうが飾りつけたときにアンバランスでも見栄えがいいと思い、
丸はやめて四角い型で焼いた。

私のクリスマス定番ケーキは、ブッシュ・ド・ノエルか、
ホワイトチョコを使ったケーキなのだが、
彼はチョコレートがダメ。
それで、久しぶりに苺と生クリームを使った普通のケーキにした。

クリームを絞るのも面倒なので、全体に塗った後は
ツノを立ててごまかす(笑)。
これだと、きちんとクリームが塗れていないのもご愛嬌みたいになる。

久しぶりにやるとケーキ作りも楽しい。
飾るものが苺以外になかったので、ベランダの木の実と、リースのモミの木をちぎったのとを乗せた。
実家にいたときは、母が隣の家の庭からヒイラギを2、3枚取って来てくれたのだが……。(いいのか?)
見た目はともかく、子供の頃からやっているので、手際だけはよい。
ハンドミキサーすら出すのが面倒だったので、
泡だて器1本で別立てにして適当にやったわりには美味しくできた。

土曜日だけど、彼は相変わらず仕事で。
8時までに帰ってきて!と強く言っておいたら、帰ってきてくれた。
家で二人だけの小さなクリスマスディナー。




ローストチキンはオーブンで焼いたので、中がしっとりやわらか。
肉汁が溢れるほどジューシー。
それから、彼が好きなカキフライと、大きなエビフライ。
もちろん手作りのタルタルソースをかけて。
半熟卵とベーコンのソースでいただくレタスと春菊のサラダ。
野菜たっぷりのコンソメスープ。

ケーキも二人で半分をペロッと食べ、
翌朝、もう半分をペロッと……。
美味しかった。

しかし……。
久しぶりにケーキやら洋食やらを作って思った。
うちには洋食器がない!!
ケーキ小皿とティーカップは、ウェッジウッドのワイルドストロベリーのセットを持っているのだが、それ以外は何もない。
だから、今回のケーキも、徳岡円心氏の唐津大皿に盛り付けてみたら、
彼は最初に見て一言。
「和風やなぁ

来年は、洋食にも合う純白のお皿を大・中・小くらいは揃えようかと思う。
まあ、見た目はともかく、我ながら美味しいディナーだったし、
とても楽しく幸せな時間だった。
「あー、美味しい。あー、幸せ」と彼は満面の笑み。
それだけで、私も幸せになる。

23日は本当のクリスマスディナー。
またもや日曜だというのに会社に行ってしまった彼と、梅田で待ち合わせ。
結婚式を挙げたレストランで豪華なディナーを食べてきた。
これがまた旨い。



二人の思い出の場所。
いろんなことを思い出し、この日もとても楽しかった。
帰って、録画しておいたM-1を観た。
意外な結末にびっくり。

24日はうんと朝寝坊した後、二人でてくてく歩いて山崎のウイスキー工場へ。
そこで、美味しいウイスキーを2杯ずつ。(昼間っから)
夜は、高槻の居酒屋で少し飲んだ。

彼が「ロフトに行きたい」と言うので、
「何買うの?」と聞いたら、
「マジックセット」と言うからウケた。

私がケラケラ笑っている理由が彼にはわからないようで、
真面目な顔で
「練習して、年末年始にみんなにやってあげようかと思って
なんて言う。
またおかしくなって、笑っていると、
「何がおかしいの?」と憤慨しながらも、私が笑っていることが嬉しいようで、彼もニコニコしている。

22日の夜も、「どうしたら面白くなれるんかなぁ」と本気で悩んでいたが
(またそれが面白い)、
作った面白さより、この「じわじわくる」天然の面白さのほうが価値があるってことを、彼はわかっていないのだろうか。

この間も、会社の人にクリスマスの予定を聞かれ、「思い出の式場で……」と、式場になったレストランで食事をすることを話したら、みんなが「えー、どこのスキー場で?」と聞き間違えて聞いてきて、それがかなり話が進むまで誤解されていることがわからなかったという。
いいなぁ、こういうキャラ。罪も毒もなくて。

「もっと面白い話ができるようになりたい」と彼は言うが、
私は別にこのままでいいんじゃないかと思う。
少なくとも、私にとっては。

「何もクリスマスプレゼントあげてないね」と言ったら、
「じゃあ、マジックセット買って」と、まだ本気で言っている。
彼と一緒にいたら、なんだかほのぼのする。
幸せって、こういう「ほのぼの」に限りなく近いよねぇ、きっと。

エルエルさんは船の上

2007-10-20 00:59:29 | 
彼の会社は40周年か何かで、社員旅行をするという。
今日から1泊。

なんと、横浜港から神戸港までのクルージング!
タイタニックみたいなもんだ。
あれの、もっと庶民的なちっちゃいやつ。
24時間、船中で過ごすらしい。

パンフレットを見せてもらって気になったのが、ご飯。
モーニングコーヒー⇒朝食⇒朝寝坊した人用の朝食⇒昼食⇒アフタヌーンティー⇒夕食と、とにかく1日中、食ってる。もちろんタダ。
いいなー。
バーもあって、夜は飲める。
カジノもあるらしい。
2泊以上する人は、美容院、エステなんかもあって。

わざわざ横浜まで新幹線で行って、24時間もかけて船で神戸まで帰って来るという、この「無駄」な企画が、逆に「贅沢」な気がするのは、私だけ?
経験したことないので、一回やってみたい。

ちゃんとドレスコードもあるのだ。
フォーマルまではいかないけど、カジュアルではダメらしい。
襟付きのシャツ、ジャケット、革靴が必要。

それで、この間の休みに、彼のプチ・フォーマル衣装を買いに行った。
ちなみに、彼の服のセンスは、ちょっと・・・困る。
私が思うに、80年代後半のチンピラみたいなのが「カッコイイ」と思うみたいだ。
たまに、ぎょっとする。
なので、いつも誕生日にTシャツをあげている。
ポール・スミスとかタケオ・キクチのとかなので、それなりにいい。

このときも、無難な黒のジャケットを選んでいたのだが、
店員さんが何着か見せてくれた中に1着、裏地が柄物のがあった。
私は「うわ、チンピラっぽい」と思ったが、「あー、絶対コレって言うぞ・・・」と思って様子を伺っていたら、案の定言った。

「コレにする!気に入った!

あーあ。
なんでこう、チンピラっぽいのが好きなんだろう?
穏やかに見えて、意外に精神はハードボイルドな人なのだ。
前も書いたけど、持ってるマンガは全部、学ランにリーゼントみたいな「不良」が出てきて、ケンカばっかりやってる。
「これが男の意地だー!」みたいな(笑)。
彼なりの男の美学があるようだ。

そんな彼なので、その裏地がチンピラ風のジャケットをまずは購入。
ただ、表地は普通の黒だし、安っぽくはなかったのでOK。
勧めてくれた店員のおにいちゃんがめっちゃいい人だったので、ワケを話したら、シャツもパンツもネクタイも選んでくれた。

ただ、パンツを試着したとき驚くことが……!
確か出会った頃はスマートで「M」サイズだった彼なのに、今や店員さんにも普通に「L」を用意され、さらに驚くべきことに、それを試着したら……

入らなかった!!

え?

LLですか?

店員さんにLLサイズを持ってきてもらい、履いたらちょうどよかった。
でも、ちょっとスラックスっぽいのを履いて、ジャケットを着たら、どう見てもオッサン!

「どう?」と鏡の前の彼。
「うーん・・・。休日、ゴルフに行くおっちゃん?」と私。

ドレスコードの話をしていたので、ちょっとフォーマルっぽいのを選んでくれたのだが、これが悪かったようだ。
「もう少しカジュアルで、色も濃い目で・・・」と頼んだら、ちょっとステッチが入って、チャコールグレーのを持ってきてくれた。

もちろんサイズは・・・LL。

でも、ゴルフ行くおっさんには見えなかったし、これに決定した。
細めの黒いタイも選んで、白いシャツも選んで、お買い物終了。

なんとか買えて安心したけれど、彼はかなりショックな様子・・・。
「俺、Mやったのに。なんでLL?」と。
いやいや、そのお腹はどう見てもメタボリック一歩手前。
夜中にラーメン食べたり、ポテトチップス食べたり、揚げ物がないとイヤだと言ったりしたじゃないか。
どんなに怒っても注意してもやめなかった。
時には「ほっとけ!」とケンカにまでなった。
途中からあきらめていたけど、ほら、やっぱりね。

ここぞとばかり、意地悪な私は彼を「エルエルさん」と呼ぶことに。
エルエルさんは、さすがにその日からダイエットを始めた。
1週間で1キロくらいは落ちたみたい。
寝る前に腹筋もやってるし、ご飯を出すとまず言うのが「これ、何キロカロリー?」になった。

まだ20代だからねぇ、私としてもやっぱり夫には若くカッコよくいてほしいわけで。
それに、見た目もそうだけど、カロリーとりすぎは体に悪い。
服を買いに行ってよかったと思った。
人間って、現実を突きつけられるってことが大事なんだなぁ。教訓。

そんなわけで、エルエルさんは今頃、船の上。
きっと酒でも飲んでるでしょう。
携帯も使えないのでどうしているか全くわからない。

彼は前日から仕事で東京入りしていたので、結局2泊いない。
私は久しぶりに独身気分を楽しんでいる。

10年も一人暮らししてたら、たまには自分だけのペースで生活したくなるものなのだ。
私は自分で言うのもなんだが、夫に尽くす妻なので、かなり彼のペースに合わせて生活している。
それは楽しいことで、決して苦痛ではない。

例えば、ご飯は真夜中でも彼の帰宅時間に合わせて炊くとか(炊きたてじゃないと嫌がる)、
腐りかけの食材は自分が食べて、新鮮なものや高い肉は彼に食べさせるとか、
眠くても帰りが遅い彼に合わせて2時に寝るとか、
自分のシーツは洗えなくても彼のシーツは優先して洗うとか、
そんな感じの、「どーでもいいこと」なので。
そして、けなげな自分を見て「はー、私ってけなげな妻だわ」と陶酔しているタイプなので、別にいいのだ。不満はない。

ただ、やっぱりたまには一人で生活できると嬉しい。

エルエルさん、何してるかなぁ。
飲みすぎてないかな。
せっかくダイエットしてたのに、帰って来る頃には体重も戻ってるだろうね・・・
お気の毒に・・・

抜け出せた。いともたやすく。

2007-09-24 09:33:27 | 
家の中の不穏な空気は、また明るい日差しのようにあたたかくなり、
私の精神も安定した。

一昨日の晩、日記を書いた後、お酒を飲みすぎて床で転がって寝ていたら、1時を過ぎて彼が帰ってきた。
起こされて、目を開けたら、いつもの彼に戻っていた。
私の好きな、優しい彼の顔だった。

朦朧とした意識の中で、ああ、もう大丈夫なんだな、とわかった。
この悪循環は終わったらしい。

一昨日の日記に対して、心配をして、数々の優しいアドバイスをくれた皆さん、本当にありがとう。
・・・なんだか悪いことをしてしまった。ごめんなさい。
これは昔のような「赤裸々日記」とは違う書き方をしていたはずなのに、どこかでまた前のような使い方をしてしまったのが悪かった。
だから、よけいに心配をさせてしまったのかもしれない。
これから気をつけます。

ただ、書いたことで、彼がそれを読んで、やっと私の気持ちは伝わった。
それで、悪循環は断ち切られた。
どんなに顔を合わせて、一生懸命言葉を尽くしてしゃべってもうまく伝わらないのに、文章にすればちゃんとわかってくれる。
これは私の最終手段。

彼も、彼の日記の中で、やりかえしてきたけれど。
私もそれを読んで、もう1つ深く彼を理解したように思う。

結局、彼のほうが大人なのだ。
彼は、自分自身が変わることで、この悪循環に折り合いをつけようとした。
私は、最後には、彼が変わってくれることや、この状況が打破されることを望んだ。

自分がガマンするんだ、大人になるんだ、人と暮らすっていうのは、こういうことだと、いろいろ自分に言い聞かせてみる。
それと、「こんな生活、どこかおかしい」と思う気持ちとの葛藤。
毎日が葛藤。
勝てる日もあれば、負ける日もあり。
最近はちょっとしたことで、「負け」が続いていたように思う。

私はずっと「男手」が欲しかった。
家事は何でもするし、仕事もしてお金は稼いでくるけれど、日常生活の中でどうしても嫌なことが2つあって。
モノを修理することと、重い荷物を運ぶこと。
もうこの2つが私は絶望的に嫌いだ。

だから、結婚したとき、これでやっとこの2つから解放されると喜んだ。
でも、結局、引越しの後の大量のダンボールを全部束ねて、何往復もしてゴミ捨て場に運んだのは私だったし、
たった1つ望んだ、「物干し竿の位置が高いから低くして」ということを5ヶ月近くたってもやってくれず、自分で金具を買ってきて直したのも私だった。

そんなこと・・・と思うだろう。
私だって、これをたいしたことだとは思っていない。
だから、彼とこのことで口論することはなかった。
ただ、こういうことの蓄積が、私から彼へのいたわりの気持ちを奪ってしまったのだ。

家事も仕事も自分の義務はすべて果たしている、というプライドも、その気持ちに拍車をかけた。
「私はちゃんとやってる。なぜあなたはやらないのか?」と。
そこには、既に思いやりの心はなかった。

そのことを知っている私は、これではいけないと自分を叱咤してきた。
だけど、負ける。
ほんのちょっとしたことで、蓄積されてきたものが存在感を増して。

彼も仕事の疲れがどんどんたまってきたことはよくわかっていた。
イライラしているのも。
でも、頼むからイライラを家に持ち込まないでくれ、と思っていた。
私が一生懸命、自分を叱咤して、葛藤して、守ろうと思っている気持ちが壊れてしまう。
私は彼よりもっともっと大人げないし、ガマンのきかない人間なんだぞ!
・・・いばれることではないけれど。
でも、自分のガマンの限界が私には見えていて、怖かった。
今は頑張れているけど、私にしては珍しく我慢できてるけれど、これがもしちょっと揺さぶられたら、大変なことになる・・・。そう予感していた。
だから、祈るような気持ちでいた。
どうか、いつもの優しい彼に戻って、と。

一昨日の日記は最終手段。
自分の気持ちを伝えるのには、これしかない。
今思えば、手紙でも書けばよかったと思うのだが、あのときはそんな余裕がなかった。
(そのせいで、皆さんに心配をかけてしまった)

彼は昨日、会社に行かず、家で仕事をしていた。
お昼ごはんに、そうめんとかき揚げを用意したら、「ベランダで食べよう」と言ってくれた。
狭いベランダのミニ・ビアガーデンで、ビールを飲んで。
昼食を食べて。
なんだかとても楽しかった。
私が嬉しそうに笑っているのを見て、彼は満足そうだった。
「楽しい?」ときくから、
「楽しい!」と答えたら、
「よかった」と笑った。

こんな小さなことが、また良い循環をつれて来て、私の精神は安定した。
今朝、起きると、手の湿疹はひいていた。

まだ5ヶ月。
これからいろんなことがいっぱいあるんだろうな。
でも、周りで支えてくれる人もたくさんいるし、ちゃんと乗り越えていこう。
あの会社にいる限り、彼は今の生活と大きくは変わらない。
私自身もそれに関してはもう何も望まずにいるのが一番だ。
1日の終わりに彼がこの家に帰ってきてくれるのなら、それでよしとしよう。

私自身もこの完璧主義をどうにかしなければ。
自分に課すのはいいけれど、人にも完璧を望んではいけないな。

彼自身も何かを考え、何かを決意したはずだから、
私自身も一つ課題をクリアしなければ。
そうやってお互い成長していかなければ、一緒に暮らす意味なんてないしね。

一体どうしたら、この悪循環を抜け出せるんだろう

2007-09-23 00:02:40 | 
機嫌の悪い人がいる。
イライラしている人がいる。

私の夫だ。

なんだかわからないけれど、最近ずっと機嫌が悪くて。
いつもニコニコ優しく穏やかな人だけに、そのちょっとした変化が私には堪える。

夫婦円満は、きっと妻の笑顔からだと思うのだけれど、
基本的にワガママで子供な私はそんな余裕はなくて。

特別ケンカをするわけでもないけれど、ちょっとした会話の中ですぐに言い争いになったりして、なんだかモヤモヤしっぱなしだ。

もう1ヶ月以上、本当に毎日、夜中12時を過ぎての帰宅が続いている。
今日は土曜日だというのに、世間は3連休の人もあるというのに、やっぱり仕事で、それも今日も1時を過ぎると電話があった。

こんなふうに人の心を蝕んでいく仕事って一体何なのだろうかと思う。
やるせない気持ちで日本酒を飲んでいると、これがまた旨くて、ガンガン飲めて。

こんな新婚生活、ずっと自分が思い描いていたものとは、180度違う。
結婚して5ヶ月。
一体何日晩ご飯を一緒に食べただろう。
家で一緒に食べたのは、2、3回じゃないだろうか。

一人暮らしを何年もやっていてよかった。
一人のご飯には慣れている。
一人の夜にも慣れている。
一人でいることは全く苦痛ではない。
むしろ楽しいくらいだ。

だけど、少しずつ二人の間に隙間ができる。
気持ちがかみ合わない。
ちょっとしたことですぐに言い争いになる。
彼は自分では気付いていないだろうけど、たいしたことでもないのに、すぐに機嫌を悪くしてかみつく。
そのことで怒る私にまた気を悪くする。
悪循環。

でも、きっと、私が変わらなければならないのだろうと思う。
ずっと自分勝手に生きてきたから、よい訓練だ。
これで少しはガマンを覚えられるかもしれない。
初めて自分の気持ちを押し通すよりも、人と仲良く暮らすことを選んだ。

せっかく結婚したんだもの。
世の中はいろんな矛盾と悪意に満ちている。
二人でいるときくらい、優しくし合いたいものだ。

上新庄に暮らしていたとき、私は原因不明のアトピーになった。
今、またそのときと同じ手の指、手首に湿疹ができている。
昨日は左腕が湿疹で赤く腫れた。

そうだ。
私もちょっとしたことですぐにイライラしている。
常にずっと。

仕事もはかどらないし、嫌な夢ばかり見る。
2時間でできる仕事が、1日経っても終わらない。

何もかもが悪いほうへと向かっている。
ここから抜け出したいけれど、その術がわからない。
だから、今日もとりあえず、酒を飲む。

少し陽気になって、彼の電話にも必要以上にハイテンションで答えて。
そうしたら、完全に引いてしまっている、疲れた彼がいて。

すべてが悪循環。
もう、戻れないのかな。
でも、まあ、いいさ。
人生の幸せはもう充分に味わった。

いい人パワー炸裂!

2007-08-12 23:02:06 | 
昨日は彼の友達が3人と、その中の一人の彼女と、合わせて4人が遊びに来てくれた。

前回、「若い男はよく食う!」という驚愕の事実を知ってしまったので、今回は新たな作戦を考えた。

「最初に米を出す!」

ナスのドライカレーを作った。
数年ぶりに作ろうとしたら、レシピがない。
せっかく編み出したレシピを失ってしまったので、なんとなくそれっぽいものがのっている本を参考にし、後はオリジナルで適当に。

ご飯に対してルーが少ないという声もあったが、とりあえず作戦は成功!
これで一旦、お腹が落ち着いたので、後からゆっくり酒のつまみを出すことができた。
今後もこれでいこう。

一人が彼女を連れてきてくれたのだが、とっても可愛い子だった!
気に入った。
私は可愛い子は大好きだ。
顔や雰囲気も可愛かったけれど、しゃべっていて品があるのがいい。
品のない若い女はキライだ。

人のつながりというのは、連鎖なんだと実感。

彼⇒いい人
彼の友達⇒いい人
彼の友達の彼女⇒いい人

この間、彼の田舎に行ったときも思った。

彼⇒いい人
彼のご両親⇒いい人
彼のご両親の兄弟⇒いい人

なんだかわからないが、気付けば私の周りには「いい人」しかいなくなってしまった。
「いい人パワー」はすごい。
ジコチュー、ワガママと言われてきた私が、多少は「いい人」になってきたような気がするのだ。
おおー、すごいな、「いい人パワー」は。

いい人ばかりだったので、飲み会は本当に楽しかった。
ブルース好きが集まって。
カッコつけだかなんだかわからないが、ウイスキー好きが集まって。

25、6歳の男の子なんて、J-POP聴いてカルピス酎ハイ飲んでると思っていたら、彼の周りはなぜかブルース聴いてウイスキー飲んでる。
もうそれだけで嬉しくてたまらない私。
人と精神的共有を求める私にとって、これがどれほどたまらないかは、たぶん彼の想像以上。
ウイスキー飲んで、ブルース聴いて、さらには愛国心について語りだす。
ああ、日本はまだ大丈夫だと思った。
こんなカッコイイ若者がこんなにいるのだから。

昨日は最初に米を食べたおかげで、私は久しぶりに全く酔っ払わなかった。
結構な量は飲んだのだけど、全くシラフ!!
カンペキな理想的な飲み方だった。
翌日も少しも残っていない。

ただ、ウイスキーを持ってきてくれた人が多かったので、ボトル2本空いた。
ワインもボトル1本空いた。
それに、ビール、日本酒、ジンカクテル、梅酒、焼酎。

ウイスキーが効いたのか、2名死亡、損害物2個。
2名は翌朝まで(昼まで?)布団に横たわっていた。
これに懲りずにまた遊びに来てくれたらいいのだけれど。
私はすごく楽しかった。

今日、そんな横たわる2名を置き去りにして、私たちは彼のお兄さん夫婦の家に遊びに行った。
お昼ごはんに近くのサンマルクへ行ったので、パンを15個くらい食べた。
(ここは焼き立てパンが食べ放題だ)
コース料理だったので、お兄さん夫婦は私の食べっぷりに、かなりびびっていた。
居酒屋とかで皆で分けるときは遠慮するが、自分の取り分をきちんと分けてもらえると、私がどれだけよく食べるか、はっきりわかるのだ。
お姉さん(といっても、私より年下)の肉までもらい、皆から1つずつパンも分けてもらい、大食いを見せ付けた。
さすがにパン15個はお腹いっぱいになった。

その後、お兄さん夫婦の新居へ。
新築マンションを買ったばかりなのだ。
とても素敵だった。
欲しいなー!

お兄さん夫婦もとてもいい人。

彼⇒いい人
彼のお兄さん⇒いい人
彼のお兄さんの奥さん⇒いい人

ああ、また「いい人パワー」を浴びてしまった。
1年くらい経ったら、私は悟りを開いてるんじゃないだろうか?!

まおまお村へ!

2007-08-06 01:43:33 | 
徳島県の彼のご両親の実家へ行った。
彼の一族が住んでいる(みんな同じ姓)、通称「まおまお村」へ。
彼と私と、彼のご両親と4人で。

「うそでしょう。こんなとこに人は住めないよね?」
と言いたくなるような山の中にそれはあった。
びっくりするような高さ。


↑これが家の前の風景。
こんな山の上にポツンと家があった。

彼のおばあちゃんは、彼のおかあさんによく似ていて、優しくて可愛らしい人だった。
おかあさんの弟さんも、楽しくて気さく。
私たちが送った結婚式の写真もきちんとアルバムに貼ってくれていて、家の中は親戚の結婚式や子供の写真があちこちに飾られていた。

山の中で、親族ばかりの狭い世界で(でもそれは深い世界だ)生活しているから、こういう身内の慶事がとても嬉しいことなんだろうなぁと感じた。
部屋の中一面の写真を見て、彼のご両親が私たちの結婚式には親戚を必ず呼ばなくてはならないと言った理由がよくわかった。
そういうことなんだなぁ・・・と一人で納得。

そんな感じで、彼のお父さんの実家、お母さんの実家、お母さんの妹さんの嫁ぎ先2軒、合計4軒まわった。

田舎の家はすごい。
とにかくどこの家も、むやみに広い!
必ず8畳の和室が2つ続きであって、そこは普段の生活では使わない客間。
床の間に、高価そうな木彫りの鷹やら、人形やら、掛け軸やら飾ってあって、とにかくものすごい。
高級旅館みたいだ。
トイレを借りたら、元の客間に戻るのに迷うくらい、部屋がいくつもある。

そして、皆、やたら食べ物を勧める。
もうお腹いっぱいだというのに、どんどん持ってくる。
お菓子、ちらし寿司、から揚げ、鯖の塩焼き、お吸い物、フルーツ、よもぎもち、シュークリーム、スイカ、ビール、赤飯、おはぎ、煮しめ、酢の物、みかん・・・。
4人とも最後のほうはもう食べきれなかった。

何でもおいしかったが、中でもよもぎもちは最高だった。
手作りで、そこの家の秘伝の(?)作り方があるらしい。
中にあんこが入っている。
これが、もうびっくりするほどおいしくて。
よもぎの入っていないのもあったので、そちらの味も確かめたかったし、できればよもぎももう1つ食べたかったのだが、彼もお父さん・お母さんも「お腹いっぱい」と、全く手を出さない。
テーブルにドンと積まれたおもちを前にして、ずーっと手を出すかどうか悩み続けていた。
なので、ここでのおじいさんの話は全くといっていいほど頭に入っていない。

その家を出てからも、大阪に帰る車の中でも、ずっとよもぎもちのことを考えていた。
手を出せばよかった・・・
意地汚いヨメだと思われても、ガツガツ食ってやればよかった・・・
こういうところが、私の変なところだ。
あれだ、あれ。
自意識過剰!!

帰りはどの家からも山のようにお土産をもらった。
酒、素麺、野菜。
車は荷物でいっぱいになった。

日帰りだったので、もう帰りはみんなふらふらだったが、楽しい訪問だったと思う。
お父さん・お母さんとも1日一緒にいたが、別に気を遣うこともなく(たぶん向こうは私に気を遣いまくっている)、楽しく過ごした。
基本的に彼の親戚は皆いい人たちばかり。
気さくに話してくれ、とても歓迎してくれた。

うん、とりあえず、ヨメとして「まおまお一族」には受け入れられたようだ。
心残りは、よもぎもち~。


内臓脂肪、どうやったら落ちますか?

2007-08-03 15:07:59 | 
ダイエットを始めた。
と言っても、私ではない。
彼が、だ。

最近、仕事も忙しく、それも、端で見ている限りではあまりうまくいっているような感じでもない。
以前は真夜中に帰ってきても心は元気な気がしていたのだけど。

そんな彼が、連日真夜中に帰り、疲れ切った体でカロリーのことを気にしているのを見ると、せつなくなってくる。
好きなものをガツガツ食べて、ビールの1杯でも飲んで寝たいだろうに。

でも、見た目がどうこうというより、内臓脂肪は健康によくないし、やっぱり真夜中の飲み食いは少し控えてもらうしかないのだ。

結局・・・、と思う。
毎日、日付が変わるまで働かせる会社ってどうなん?
せめて10時くらいに帰宅できれば、普通にご飯を食べられる。
健康を害してしまったら、いいものを創り出すこともできないじゃないか。

真夜中に帰るのに、「仕事が追いつかない」と言って、朝も普段より30分早く出て行く。
毎日、ホント、手を合わせるほど偉いと思ってるけど(ヨメはこんなに遊び呆けてるのに)、会話もほとんどなく、笑顔もあまり見ていない。

なんだかなぁ~。

だけど、今が踏ん張り時だと自分で言ってるから、
私は陰で見守るしかない。
彼はこれを乗り越えたら、またひとまわり、成長するのかもしれないな。
楽しみに待っていよう。

私もやっと仕事が軌道に乗り始めた気がする。

昨日はまた急な仕事を頼まれた。
「明日の昼までに・・・」って、もう夕方なんですけど。
メルマガ1本だったのだが、これがまたびっくりするほど安くて。
(今までのメルマガの仕事では最安値)
1回安い居酒屋に飲みに行ったら終わり・・・、くらいの値段。
どうしようかと悩んだが、2時間でできるなと思ったので、「2時間で1回飲みにいける」と言い聞かせ、引き受けた。
(得意の酒換算)

お金のことはともかく、普段、お世話になっている人だったしな。
こういう急ぎで安い仕事を気持ちよく引き受け、それも仕上がりを見て、「えー!あの時間でこれだけのクオリティのものを?!」と思わせるような仕事をすれば、絶対それは自分の良い評価につながる。次の仕事につながる。

これもまた、ある意味、地道な営業活動。

今は少ないながらも仕事が楽しい。

願い事

2007-07-15 00:23:06 | 
最近、すぐこんなことを祈ってしまう。神様に。

彼がいてくれたら、もう他には何もいりません、と。

本当は、こんなふうに祈るべきじゃないとわかっている。

人はもっと幸せを願ってもいいはずだと。

結婚も、仕事も、健康も、家族も、お金も、いろんなことを望んだって、それは決して悪いことじゃないと知っている。

だけど、いつも祈ってしまう。

彼の天真爛漫な笑顔を見たり、裏のない純粋な優しさに触れたりするたびに、
自然に心の中で祈ってしまう。
神様、どうかこの人だけは奪わないで、と。
他にはもう何もいりませんから、と。

それが、私のトラウマ。
そんなことばかり祈っているから、他のことが何もうまくいかないのかもしれない。
幸せはそんな制限はないことも知っている。
だけど、やっぱり怖くて祈ってしまう。

もう二度と孤独にはなりたくないから。
もうあんな淋しいのはごめんだ。

神様はいるね!

2007-07-02 10:06:56 | 
先週末は、ライター友達のMさんと天ぷらを食べに行った。
私の行きつけの天ぷら屋。
久しぶりだったが、相変わらず美味しかったし、目の前で1つ1つ揚げてもらってカウンターで食べるという贅沢を存分に味わえた。

そして、その後、これまた久しぶりにリッツ・カールトンのバーへ。
最近、なかなかこういった「贅沢遊び」をしていなかったので、本当に楽しい夜を過ごせた。

仕事の話も面白かったし、私の結婚式の写真も見てもらったりして、あっと言う間に時が流れた。
絶対彼女はフランス映画かアジア映画が好きだろうなと思っていたら、案の定そうだったので、ほのぼのした気持ちになった。
穏やかな美を好むタイプの人だ。

私が彼との出会いのことを話すと、Mさんは
「神様はいるね!」と言った。
私もずっと思ってきたことだったので、「うん。神様はいる!」と同意し、なんだかひどくせつない気持ちになって、彼に会いたくなってしまった。

リッツではグレン・マレイを飲んだ。
私が一番好きなウィスキーなんだけど、白ワイン樽でフィニッシュを迎えているからとても女性らしい、甘くてまったりとした味がする。
食前酒向きの華やかなウイスキーだ。

私がまだマッカランくらいしか飲んだことがなかった頃、紳士的な初老の店員さんが勧めてくれたお酒。
あまり安売りされていないし、定価で買うと5000円はするので、まだ自分では2本くらいしか買ったことがない。
そして、バーでも置いている店が少ないので、見つければ必ず飲むようにしている。
(ちなみにリッツではワンショット2000円した)

気付けば3時間近く話し込んでいたようで、本当に素敵な夜だった。

彼女が「いい人に出会えたね」と彼のことを言う。
私も本当にそう思う。
一緒に暮らしていると、毎日しみじみ「なんかこの人、めっちゃいい人やなぁ」と心の中で思う瞬間がある。

「太陽さん攻撃」は本当にすごい。
北風さんが旅人のマントを力で吹き飛ばそうとしても、旅人は一層マントを強く押えるだけで、吹き飛ばすことはできなかった。
太陽さんは、旅人を温かく照らすことで、自らマントを脱がせた。
太陽さんに1本アリ!というイソップ童話。

私はこれまでの人生、人を動かしたいと思ったとき、常に「北風さん」であり続けた。
いつも力技(苦笑)
それが、彼に会って、「太陽さん」のすごさを知った。

昨日も私は「結婚しました」のハガキを作ったのに印刷がうまくいかず、最終的にプリンターのインクが切れたという、くだらないことで憤慨して、しまいに「今日1日を無駄にした。もう自分の時間がない!」とうだうだ言って暴れて、泣きべそをかいていた。
普通、こんなヤツが同じ家にいたら、ウザくて叩き出したくなると思うのだが、彼は違った。

「かおりー、今日の晩ご飯は、外にお好み焼き食べにいこうか。それで、お好み焼きだけじゃなくて、鉄板焼きも好きなの食べて、プチ贅沢しようか?そしたら洗い物もないし、帰ってから夜に自分の好きなことできるやろ?」

さすがの私だって、こんなふうに言われたら、うだうだ言って暴れてる自分が恥ずかしくなって、なんだかふわっと優しい気持ちが戻ってくるのを感じてしまった。
彼に言わせれば、私をなだめるのはとても簡単なことらしく、「5歳の子供に接するようにしたらいい」ということなのだが、反論できない自分が怖い・・・
食べ物を与えられたらゴキゲンになるって・・・5歳児というより、犬?!

まあ、これはとってもわかりやすい例だけど、とにかくいつも彼は「太陽さん攻撃」で、私は自ら降伏してしまう。

「アイラ島には、シングル・モルトのウイスキーが400種類も置いてるバーがあるんだって!」
本に書いてあった情報を彼に告げ、「わー、天国だ、天国があった!」と二人で手を取り合ってくるくる回ってる。
そんな他人が見たらかなりイタイ、酒飲みバカップルだけど、いろいろ落ち込むことがあったって、彼のおかげでとりあえず、毎日リセットできる。

はー、結婚してよかった
やっぱり神様はいるね!

結婚式のこと その1「ひらひら花びらが舞う中を」

2007-05-06 23:50:01 | 
1週間経って、やっと結婚式のことを書く心持ちになった。
とりあえず、流れだけを辿ってみよう。

朝、8時半入り。
ヘアメイクさんは、酒飲みでいい感じの女の人(お酒の話で盛り上がった)。
センスがよく、こんな私でも多少は素敵に見えるようにしてくれる。
自分が少しずつキレイになっていく様子を鏡で見ているのは、なかなか嬉しいものだ。

途中で、姪のひなのと姉が来た。
ひなは可愛いものやドレスに興味があるし、私の事が大好きなので、ずっとまとわりつく。
ひなの笑顔を見ていたら、なんだかホッとした。

気に入ったウェディングドレス。
(ただし、10分で選んだ。私は何でも決めるのが早い)
ビスチェタイプで、お姫様みたいにふわっとボリュームがある。
なんとか8キロ痩せたので(2年前に戻って、さらにマイナス1キロダウンに成功!)見苦しくはない。

凹凸の少ない、平安時代の人みたいな顔だけど、アイメイクを丹念に施してくれたので、多少は目力が強くなった
髪もくるくる巻いてもらって、アップにして、ティアラとヴェールをつけたら、それなりにいい感じじゃない?私(笑)

呼ばれて、リハーサルへ。
最初に会ったのは、あやだった。
式で証人代表を務めてもらう。
あやも、ふわふわのを着て、ドレスアップしてる。素敵

リハーサルは、本当に面白かった。
あれをみんなに見せてあげられなかったのが残念でならない。
彼は「天然」ぶりを発揮しまくった。

「じゃあ、ここで腕を組んで」と言われたら、彼は自分から私の腕を組むし、
壇上で「新郎さん、新婦さんをエスコートして」といわれたら、両手を出して抱きこむ感じで「あー、手を引くくらいでいいので」と注意されるし、
指輪交換のときは「指輪を取ってください」と言われたら、私と自分の2人分を両手で取ってどうしていいかわからなくなってるし(「新婦さんのだけでいいですから!」と注意されていた)、
とにかくやることすべてが面白かった。
おかげで、リラックス

本番、彼が先に入る。「ブーケ・セレモニー」というのをやることになっていて、彼が参列者から花を受け取り、ブーケを作る。
それを私に渡して、改めてプロポーズする・・・というセレモニーだ。

サム・クックの「Nothing can change this love」が流れる。
彼が出て行ったのがわかった。
ああ、やっぱりサム・クックはゴスペル出身だから、チャペルに合う声だなぁ、なんて、こんな場面でもそんなマニアックなことを考えている自分に苦笑。
横で父が緊張しているのが伝わってくる。
「ねぇ、どう?」と自分のドレス姿を見せるが、父はこちらを見ようともせず、「うん。きれいやな」と小さく呟いた。

父にエスコートされて、いよいよ私の入場。
音楽は竹内まりやの「本気でオンリーユー」のオルゴールバージョンにした。
チャペルのずっと奥に彼がいて、私を見ている。
光がたくさん差し込む明るいチャペル。
なんだか、夢の中を歩いているみたい。
眩しいくらいの陽射しの中を、なんだかふわふわしながら歩いていった。

ふと周りを見ると、友達の笑顔。
みんながこちらを見ている。
カメラを構えて、嬉しそうに、語りかけたいような表情で。

彼女たちの顔を見たら、なんだかふうっと力が抜けた。
安心した。
ずっとずっと私を見守ってくれていた笑顔がいっぱい。

そして、彼のところまで辿り着いた。
なんだか自然に笑けてくる。
結婚するとか、今が挙式だとか、そんなことよりも、ただ、彼の顔が見られたことが嬉しくて。

ちゃんと言えるかなぁと心配していた結婚宣言も大きな声でちゃんと言ってくれて、その後の、彼のお友達で代表証人をやってくれた浅野くんのスピーチも素晴らしいもので。

彼がいつもいつも「浅野は、浅野は・・・」と、自慢げに浅野くんのことを満面の笑みで語っていることを思い出していた。
二人には、二人にしかわからない「言葉」がいつも存在しているようだ。

そして、私の代表証人は、あや。
あやが近くにいてくれると、それだけで安心する。
この人は冷静さを欠いたりするような人じゃないのに、それでも、いつもどんなときも、絶対的に私の味方でいてくれた。
この「絶対的」ということが、私にとってどれほど力になってきたか、あや自身も誰もきっとわからない。
でも、ずっとこの「絶対的な味方」が1人いてくれたことで、どれほど救われてきたことだろう・・・

あやが代表の言葉を読み上げて、皆が拍手してくれて、私と彼は正式に夫婦となった。

それは、なんだか人生で一番あたたかい空間だった。
言葉に敏感な私だけど、このときは、「言葉」でもビジュアルでもなく、ただ、この空気のあたたかさを一生覚えておきたいと、そう思った。

まだ夢の中みたい。

だけど、確かにこれは現実だという気もしている。

スティービー・ワンダーの「Stay Gold」が流れる。
彼と二人、フラワーシャワーの中を歩く。

また、友達の顔が見える。
あ、おじいちゃんもいた。
おばちゃんが、「おじいさん、おめでとう言ってあげて」とおじいちゃんを促して、おじいちゃんが、私に花びらを投げる。
ひらひらひらひら。

「かおりちゃんの花嫁姿を見ないうちは死ねないわ」と言っていた、おばあちゃんは横にいない。
だけど、決めていた。
バージンロードを歩く時、必ずおばあちゃんのことを思い出そうと。
時間も空間も超えて、届くかもしれないから。

いろんな想いを抱えて、花びらの中を歩く。
たくさんの「おめでとう」の声。
こんな幸せがあるんだ。

こんな幸せが。

「なーんか、楽しいね」
そう言って、お酒を飲んでしゃべって、絶対に時計を見ないようにしていた2年前の私が蘇る。
彼と初めて会った日のこと。
私は一度も時計を見なかった。
見ないようにしていた。
彼が時計を見て「もうこんな時間か、帰る?」と聞いたら、帰ろうと思っていた。
だけど、自分は絶対に時間を見ないと決めていた。
それくらい貴重な時間で。

なーんか、楽しいね・・・
目を細めて、グラスを傾けて、笑っていた自分が蘇る。

時計を見なくてよかった。
朝までしゃべり続けてよかった。

やっぱり「ブルースは絆」。
ブルース・ブラザーズのファーストアルバムのタイトル。
これは間違ってなかった。
また、そんなマニアックなことを考えている花嫁は、たぶん、世界で一番幸せだったはずだ。

そして、私の横には、これまた世界一幸せそうな顔をした彼がいた。

ひらひら。
私の髪の毛についていた花びらが舞った。



感謝ばかりしている彼

2007-04-26 21:51:26 | 
長い長い独身生活にも、あと2日で幕を下ろす。

25でフリーライターになってから、ずっと一人で仕事して、
26で家を出てから9年、一人暮らし。
思えば、何かと一人で頑張り続けた10年だった。

でも、私は人に恵まれているから、いつもいろんな人に助けられてきた。
誰も私を幸せにはしてくれなかったけれど、
自分で幸せになる「力」を与えてくれた。

彼が、私を「幸せにする」なんて言うと、私は「そんな言葉いらない」という。
「幸せっていうのは、自分の心の中にあるものだから。外からやってくるものではないから。だから、私のことを幸せにするなんて言わないで。一緒に幸せになろうよ」
私がそう言うと、素直な彼は目を細めて「かおり、すごいな」なんて言う。

「これから、未来は楽しいことばっかりあると思うで!」
出会った最初の頃、彼はよく私にそう言った。「楽しみやな」と。

「未来を楽しみにする」とか「幸せになる」とか、そういう当たり前のことが、あの頃の私にはどうしてもできなかった。
だけど、彼が「楽しみやな」と言うと、なんだか本当に楽しみになったし、
一緒にいる時間や空間が、いつもやわらかくてあたたかいから、
いつしか心がふわふわしている状態が、当たり前になってきて。

数ヶ月経って、ふと気付く。

ああ、これが「幸せ」っていうやつか、と。

未来が楽しみで、心がふわふわ。
優しくて、あったかい。
これが、みんなのいう「幸せ」ってやつなんだ。
確かにコイツは、一度味わったら失いたくないな。

毎日、「幸せやな」を繰り返す彼。
友達や親戚や上司、たくさんの人が忙しい時間を割いて、自分のために結婚式に来て、祝ってくれる。
そのことを実感するたびに、「幸せやな」と笑う。

でも、この1年、彼はほとんど終電以外の電車で帰ってきたことがない。
早くて、帰宅11時。
土日もよく出社して、家に持ち帰って仕事して。

さらに、挙式前のこの2ヶ月ほどは、本当に仕事のピークで、会社を出るのが真夜中の1時とか2時とか、という時もある。
嫌がらせのように、挙式に合わせて仕事もピークを迎え、この1週間はタクシー帰りや始発帰りも多かった。

そんな中、お父さんの病気・手術もあったり、わがままな私の言うことをきいたり、週末はバンドの練習だ、式の打ち合わせだと、休む間もなく。

自分の夫になる人のことを、こんなところで褒めたって仕方ないけど、
この人の本当に偉いところは、ハードな仕事をこなすことでも、人に気を遣うところでもなくて、絶対に「愚痴を言わない」ところだ。

私がいくら「その会社、おかしいんちゃうん?どうにかならないの?!」と怒っても、彼は決して愚痴を言わない。

今日、こんなことを書いているのはなぜかと言うと、昨日、本当に彼に感謝したからだ。

昨日、もんちゃんが私の結婚式のために、栃木から帰ってきた。
8時半頃、新居に遊びに来た。
当然、彼は真夜中帰宅だと思っていたら、1つの仕事の山が終わったらしく、一度体を休めようと、珍しく10時にもならないうちに帰ってきた。

私の作ったオムライスを食べて、もんちゃんと3人で飲んでしゃべる。
※もんちゃんは飲めないので、水を飲んでいた。
それが、楽しくて楽しくて、あっと言う間に夜中の1時になってしまった。

もんちゃんを見送った後、私はちょっと悪いことしたな、と思っていた。
「今日は疲れてる」とメールしてきたくらい疲れていたようだったし、数ヶ月ぶりにこんなに早く(といっても10時)に帰って来られて、たまっている挙式の準備をしたりとか、いろいろやりたいことがあるのもわかっていたのだ。
なのに、自分がもんちゃんと話したいものだから、構わず話し続けていた。

もんちゃんの姿が見えなくなった後、どんな顔をしているのかと、おそるおそる覗き込んだら、真っ暗な道の真ん中で、なんと彼は笑っていた。
「あ~、楽しかった~!かおりー、すっごい楽しい~!もんちゃん、大好きやー」
そう言って、ニコニコ笑ってるのだ。

・・・この人って。

2人でじゃれあいながら、新居まで走って帰り、灯りの中に飛び込んだ。

この人って、本当に「いい人」だ。
欠点もあるし、悪いこともたまにするけど、それでもやっぱり「いい人」だ。
私みたいに愚痴を言わない。
いつも感謝ばっかりしている。

どんなに仕事が大変でも、「仕事があることに感謝」。
お父さんが病気になっても、「生きてくれていることに感謝」。
疲れた体をひきずって帰ってきても、「ビール1杯に感謝」。
短い睡眠時間でも、「何のためらいもなく眠れることに感謝」。
わがまま言って暴れている私をたしなめた後も、「かおりがいてくれることに感謝」。
友達に感謝、音楽に感謝、美味しいものに感謝、健康に感謝。
とにかくいつも感謝ばかりで、絶対に愚痴を言わない。

もし、彼に欠点があったとしても、やっぱり彼は偉い人だ。
私はこういう人を人生の伴侶にできることが、何より嬉しい。

彼に、出会えたことに感謝





暗くて深い穴にはもう落ちることがない

2007-03-26 17:19:59 | 
挙式まで、ほぼあと1ヶ月。

「さとしくんのブログ読んだんだけど……大丈夫?」
と、会う人がよく気にかけて言葉をかけてくれる。
(まだの人は左のブックマークからどうぞ)

彼も自分で書いたから、ようやく私もここに書けるけれど、
彼のお父さんが手術をした。

一時は「ガンかもしれないし、ガンだった場合は末期」といわれ、家族はもちろんのこと、さんのう家にも不安の影が押し寄せた。
両親も落胆の色を見せ、黙りこくった。

挙式も延期。
そんな話も出た。

私が一時期、ブログにもなんだかやり場のない気持ちをぶつけていたのは、このことが原因だった。

どうしても、どうしても、振り払えなかったのだ。
「ほら、そんなにあなたが簡単に幸せになれるわけがないでしょ?」
と囁く、昔の自分を。

この想いをどう説明したらいいのかわからない。
ただ、真っ暗な穴があって、私を引きずり込もうとする……、そんな感じだ。
真っ暗な穴は、深くて怖いのだけど、でも、ずっとそこにいたから、懐かしくもあり、安心できる場所でもあった。

やっとあの深くて暗い穴からはいずり出したのに、また引き戻される……
そんな感情に何度も何度も飲み込まれそうになった。
でも、進化した「私」もいて。
その「私」が、深い穴に飲み込まれそうになる私を、必死になってくいとめていた。

多重人格のように、2人の「私」が自分の中で争い続ける。

あの穴の中に落ち込んでしまえたら、どんなに楽になるかという、そんな変な欲望と毎日闘い続けた。
「幸せになれるなんて思った自分が間違っていた」と認めた瞬間に、すべてが元通りになって、とても楽になれる気さえした。
幸せをかみしめて生きている自分を否定できたら、どんなに楽だろうかと。

だけど、少しだけお酒の力も借りながら、
そんな時間をなんとかやり過ごした。

普通に幸せを受け入れられる「私」が、ほんの少しだけ勝った。
本当に、わずかだった。

とても、怖かった。

彼のお父さんは、結局ガンではなかったけれど、ただそんなに喜べる状態でもなくて、まだいろいろと大変だ。
でも、昨日、お見舞いに行き、痩せた体で私に一生懸命笑顔を見せてくれるお父さんと、自分も病弱でくたくたなのに看病疲れも見せずにいるお母さんを見ていたら、「絶対この人たちを守っていこう。もっと優しく、強くならなくては!」と思えた。

何があっても、この人たちを守っていこう。
自分の両親よりも。

幸い、うちの両親は二人とも、バカみたいに健康で、会うといつも言うのは、
「ご飯が美味しくて美味しくて」

↑ホンマです。

この人たちは放っておいても、まぁ、大丈夫。

今は、夫婦になる前に、1つの苦難を一緒に乗り越えられて、よかったとすら思えている自分がいる。
もう大丈夫だ。

深くて暗い穴は、いつでも口を大きく広げて待っているけど、ぎゅと目を閉じて歩いていこう。
あそこに向かっていかないように。
彼が手を引いてくれるから、絶対私はあの穴には落ちない。

昨日、式場の打ち合わせがあって、司会者や式当日のキャプテンや、そのフォローをしてくれる女性や、いろんなスタッフと会って話をして、私はとても誇らしい気持ちになった。

会う人がみんな、彼のことを「いい人ですねぇ」と、本当に心からそう言ってくれるからだ。
周りの人にそう思ってもらえる人が、自分の夫になることが誇らしかった。

ただ、調子乗りなところはねぇ・・・。
帰り道に私がそう思ったと話すと、
「それ、またブログに書きな!この間の太陽さん、よかったわー。俺のこともっと書いて。」
と言われた。

んー・・・
ほんまにいい人?!

彼は私の太陽だ!!

2007-03-22 23:51:36 | 
食べるものが悪いのか、最近の私はキレやすい。
彼はよく「かおり、こわい~」と嫌がっている。

なんだかわけもなく、ちょっとしたことにイライラしてしまったり。
会う前は、今日は彼に優しくしよう、怒らないようにしようと思うのに、一度キレるともう自分でもどうしようもなくなってしまう。

昨日もまたくだらないことでプンプン怒っていたら、彼が「プレゼントあるよ」と言う。
「え

「かおりが欲しがってたもの……」
「え?なになに?」
「ブログにも書いてた……」
「え?もしかして……チョコ?!」

彼はゴディバのトリュフ箱詰めを手渡してくれた。
嬉しい~!!

さらに、「ホワイトデー、何もあげてなかったから」と言って、ティファニーのネックレスをくれた!!
うっそ~!!

シルバーで「一番安いやつ」と言っていたが、それでもティファニーは嬉しい。
何より気持ちが嬉しい。
……やさしい人だなぁ。
一生の宝物にしよう。

彼が「たこやきパーティーしたい」と言うので、材料を買いに行った。
すごくいい月が出ていた。
私が一番好きな、細い細い三日月。
それも、お皿のように、寝ているやつ。

「いい月だね」と私。
「うん、乗れそうやな」と彼。

こうして一緒に月を見ているのは、それだけで幸せなのだけど、この後、私が言ったことに対する彼の言葉がとてもよかった。

「乗るんじゃなくて、ぶらさがりたいねん」
三日月にぶらさがっている自分を想像しながら、私が言うと、彼はこう言ったのだ。


「えー、危ないやん」


……私はそれを聞いて、なんだかこの人って・・・と愛しい笑いがこみ上げてくるのを抑えるのに必死だった。
それと同時に、ああ、この人と結婚することになって本当によかったなぁと、改めて思った。
私みたいなキツイ女には、こういう優しい人がいい。

イソップ童話の「北風と太陽」の話でいえば、彼は太陽みたいな人だから。
人を力で無理やりねじ伏せようとするところがない。
そうではなく、やさしくすることで、相手の心も自然にやさしく溶かしてくれる。
彼と一緒にいると、いつも「やさしくなりたい」と思えるのだ。

会うたびに、くだらないことで腹を立て、キレてる私。
今日こそは嫌われたんじゃないかと、いつもヒヤヒヤしている。
だけど、別れた後すぐに、彼はいつもこんなメールをくれるのだ。

「また早く会いたいね

……たぶん、私は世界一運のいい女だ。