長い長い独身生活にも、あと2日で幕を下ろす。
25でフリーライターになってから、ずっと一人で仕事して、
26で家を出てから9年、一人暮らし。
思えば、何かと一人で頑張り続けた10年だった。
でも、私は人に恵まれているから、いつもいろんな人に助けられてきた。
誰も私を幸せにはしてくれなかったけれど、
自分で幸せになる「力」を与えてくれた。
彼が、私を「幸せにする」なんて言うと、私は「そんな言葉いらない」という。
「幸せっていうのは、自分の心の中にあるものだから。外からやってくるものではないから。だから、私のことを幸せにするなんて言わないで。一緒に幸せになろうよ」
私がそう言うと、素直な彼は目を細めて「かおり、すごいな」なんて言う。
「これから、未来は楽しいことばっかりあると思うで!」
出会った最初の頃、彼はよく私にそう言った。「楽しみやな」と。
「未来を楽しみにする」とか「幸せになる」とか、そういう当たり前のことが、あの頃の私にはどうしてもできなかった。
だけど、彼が「楽しみやな」と言うと、なんだか本当に楽しみになったし、
一緒にいる時間や空間が、いつもやわらかくてあたたかいから、
いつしか心がふわふわしている状態が、当たり前になってきて。
数ヶ月経って、ふと気付く。
ああ、これが「幸せ」っていうやつか、と。
未来が楽しみで、心がふわふわ。
優しくて、あったかい。
これが、みんなのいう「幸せ」ってやつなんだ。
確かにコイツは、一度味わったら失いたくないな。
毎日、「幸せやな」を繰り返す彼。
友達や親戚や上司、たくさんの人が忙しい時間を割いて、自分のために結婚式に来て、祝ってくれる。
そのことを実感するたびに、「幸せやな」と笑う。
でも、この1年、彼はほとんど終電以外の電車で帰ってきたことがない。
早くて、帰宅11時。
土日もよく出社して、家に持ち帰って仕事して。
さらに、挙式前のこの2ヶ月ほどは、本当に仕事のピークで、会社を出るのが真夜中の1時とか2時とか、という時もある。
嫌がらせのように、挙式に合わせて仕事もピークを迎え、この1週間はタクシー帰りや始発帰りも多かった。
そんな中、お父さんの病気・手術もあったり、わがままな私の言うことをきいたり、週末はバンドの練習だ、式の打ち合わせだと、休む間もなく。
自分の夫になる人のことを、こんなところで褒めたって仕方ないけど、
この人の本当に偉いところは、ハードな仕事をこなすことでも、人に気を遣うところでもなくて、絶対に「愚痴を言わない」ところだ。
私がいくら「その会社、おかしいんちゃうん?どうにかならないの?!」と怒っても、彼は決して愚痴を言わない。
今日、こんなことを書いているのはなぜかと言うと、昨日、本当に彼に感謝したからだ。
昨日、もんちゃんが私の結婚式のために、栃木から帰ってきた。
8時半頃、新居に遊びに来た。
当然、彼は真夜中帰宅だと思っていたら、1つの仕事の山が終わったらしく、一度体を休めようと、珍しく10時にもならないうちに帰ってきた。
私の作ったオムライスを食べて、もんちゃんと3人で飲んでしゃべる。
※もんちゃんは飲めないので、水を飲んでいた。
それが、楽しくて楽しくて、あっと言う間に夜中の1時になってしまった。
もんちゃんを見送った後、私はちょっと悪いことしたな、と思っていた。
「今日は疲れてる」とメールしてきたくらい疲れていたようだったし、数ヶ月ぶりにこんなに早く(といっても10時)に帰って来られて、たまっている挙式の準備をしたりとか、いろいろやりたいことがあるのもわかっていたのだ。
なのに、自分がもんちゃんと話したいものだから、構わず話し続けていた。
もんちゃんの姿が見えなくなった後、どんな顔をしているのかと、おそるおそる覗き込んだら、真っ暗な道の真ん中で、なんと彼は笑っていた。
「あ~、楽しかった~!かおりー、すっごい楽しい~!もんちゃん、大好きやー」
そう言って、ニコニコ笑ってるのだ。
・・・この人って。
2人でじゃれあいながら、新居まで走って帰り、灯りの中に飛び込んだ。
この人って、本当に「いい人」だ。
欠点もあるし、悪いこともたまにするけど、それでもやっぱり「いい人」だ。
私みたいに愚痴を言わない。
いつも感謝ばっかりしている。
どんなに仕事が大変でも、「仕事があることに感謝」。
お父さんが病気になっても、「生きてくれていることに感謝」。
疲れた体をひきずって帰ってきても、「ビール1杯に感謝」。
短い睡眠時間でも、「何のためらいもなく眠れることに感謝」。
わがまま言って暴れている私をたしなめた後も、「かおりがいてくれることに感謝」。
友達に感謝、音楽に感謝、美味しいものに感謝、健康に感謝。
とにかくいつも感謝ばかりで、絶対に愚痴を言わない。
もし、彼に欠点があったとしても、やっぱり彼は偉い人だ。
私はこういう人を人生の伴侶にできることが、何より嬉しい。
彼に、出会えたことに感謝
25でフリーライターになってから、ずっと一人で仕事して、
26で家を出てから9年、一人暮らし。
思えば、何かと一人で頑張り続けた10年だった。
でも、私は人に恵まれているから、いつもいろんな人に助けられてきた。
誰も私を幸せにはしてくれなかったけれど、
自分で幸せになる「力」を与えてくれた。
彼が、私を「幸せにする」なんて言うと、私は「そんな言葉いらない」という。
「幸せっていうのは、自分の心の中にあるものだから。外からやってくるものではないから。だから、私のことを幸せにするなんて言わないで。一緒に幸せになろうよ」
私がそう言うと、素直な彼は目を細めて「かおり、すごいな」なんて言う。
「これから、未来は楽しいことばっかりあると思うで!」
出会った最初の頃、彼はよく私にそう言った。「楽しみやな」と。
「未来を楽しみにする」とか「幸せになる」とか、そういう当たり前のことが、あの頃の私にはどうしてもできなかった。
だけど、彼が「楽しみやな」と言うと、なんだか本当に楽しみになったし、
一緒にいる時間や空間が、いつもやわらかくてあたたかいから、
いつしか心がふわふわしている状態が、当たり前になってきて。
数ヶ月経って、ふと気付く。
ああ、これが「幸せ」っていうやつか、と。
未来が楽しみで、心がふわふわ。
優しくて、あったかい。
これが、みんなのいう「幸せ」ってやつなんだ。
確かにコイツは、一度味わったら失いたくないな。
毎日、「幸せやな」を繰り返す彼。
友達や親戚や上司、たくさんの人が忙しい時間を割いて、自分のために結婚式に来て、祝ってくれる。
そのことを実感するたびに、「幸せやな」と笑う。
でも、この1年、彼はほとんど終電以外の電車で帰ってきたことがない。
早くて、帰宅11時。
土日もよく出社して、家に持ち帰って仕事して。
さらに、挙式前のこの2ヶ月ほどは、本当に仕事のピークで、会社を出るのが真夜中の1時とか2時とか、という時もある。
嫌がらせのように、挙式に合わせて仕事もピークを迎え、この1週間はタクシー帰りや始発帰りも多かった。
そんな中、お父さんの病気・手術もあったり、わがままな私の言うことをきいたり、週末はバンドの練習だ、式の打ち合わせだと、休む間もなく。
自分の夫になる人のことを、こんなところで褒めたって仕方ないけど、
この人の本当に偉いところは、ハードな仕事をこなすことでも、人に気を遣うところでもなくて、絶対に「愚痴を言わない」ところだ。
私がいくら「その会社、おかしいんちゃうん?どうにかならないの?!」と怒っても、彼は決して愚痴を言わない。
今日、こんなことを書いているのはなぜかと言うと、昨日、本当に彼に感謝したからだ。
昨日、もんちゃんが私の結婚式のために、栃木から帰ってきた。
8時半頃、新居に遊びに来た。
当然、彼は真夜中帰宅だと思っていたら、1つの仕事の山が終わったらしく、一度体を休めようと、珍しく10時にもならないうちに帰ってきた。
私の作ったオムライスを食べて、もんちゃんと3人で飲んでしゃべる。
※もんちゃんは飲めないので、水を飲んでいた。
それが、楽しくて楽しくて、あっと言う間に夜中の1時になってしまった。
もんちゃんを見送った後、私はちょっと悪いことしたな、と思っていた。
「今日は疲れてる」とメールしてきたくらい疲れていたようだったし、数ヶ月ぶりにこんなに早く(といっても10時)に帰って来られて、たまっている挙式の準備をしたりとか、いろいろやりたいことがあるのもわかっていたのだ。
なのに、自分がもんちゃんと話したいものだから、構わず話し続けていた。
もんちゃんの姿が見えなくなった後、どんな顔をしているのかと、おそるおそる覗き込んだら、真っ暗な道の真ん中で、なんと彼は笑っていた。
「あ~、楽しかった~!かおりー、すっごい楽しい~!もんちゃん、大好きやー」
そう言って、ニコニコ笑ってるのだ。
・・・この人って。
2人でじゃれあいながら、新居まで走って帰り、灯りの中に飛び込んだ。
この人って、本当に「いい人」だ。
欠点もあるし、悪いこともたまにするけど、それでもやっぱり「いい人」だ。
私みたいに愚痴を言わない。
いつも感謝ばっかりしている。
どんなに仕事が大変でも、「仕事があることに感謝」。
お父さんが病気になっても、「生きてくれていることに感謝」。
疲れた体をひきずって帰ってきても、「ビール1杯に感謝」。
短い睡眠時間でも、「何のためらいもなく眠れることに感謝」。
わがまま言って暴れている私をたしなめた後も、「かおりがいてくれることに感謝」。
友達に感謝、音楽に感謝、美味しいものに感謝、健康に感謝。
とにかくいつも感謝ばかりで、絶対に愚痴を言わない。
もし、彼に欠点があったとしても、やっぱり彼は偉い人だ。
私はこういう人を人生の伴侶にできることが、何より嬉しい。
彼に、出会えたことに感謝
「いい夫婦」と言ってもらえることは嬉しいな。
私は「いい人」ではないですけど(笑)
5月にまた美味しいもの食べに行こうね!
感謝する、ってことが
自然に身に付いている人なんだなあ。
こういう人が身内になると
まわりにも伝染していくんだよね。
かおりさん、どんどん彼に刺激されちゃってください。
もうずっと前からサイトにお邪魔している
みなみといいます(*^^*)
かおりさんの以前の日記に
うんうんと頷くことも多くて・・
時には自分を重ねたり・・
しながらサイトに通わせてもらっていました
ご結婚前にどうしてもおめでとうを言いたくて・・
初書きこみさせていただきます
ご結婚おめでとうございます!
お幸せに!
私も主婦ですが家族との食事や楽しい時間は
一人の時よりも更に楽しい時間となっています
彼とそんな時間をたくさん紡いでいってくださいね^^
感謝するということが自然に身についている人、
いいですね。
どんどん伝染されようと思います♪
>みなみさん
はじめまして!
ずっと前から見てくださっていたとのこと・・・
とても嬉しいです!
お祝いのお言葉、ありがとうございました。
家族との楽しい時間をこれからいっぱい作っていけることが、私も楽しみです。
幸せな日記をまたみなみさんに読んでもらえたらいいなと思っています♪
これからもよろしくお願いします!
ありがとう!!!