明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

まおまお村へ!

2007-08-06 01:43:33 | 
徳島県の彼のご両親の実家へ行った。
彼の一族が住んでいる(みんな同じ姓)、通称「まおまお村」へ。
彼と私と、彼のご両親と4人で。

「うそでしょう。こんなとこに人は住めないよね?」
と言いたくなるような山の中にそれはあった。
びっくりするような高さ。


↑これが家の前の風景。
こんな山の上にポツンと家があった。

彼のおばあちゃんは、彼のおかあさんによく似ていて、優しくて可愛らしい人だった。
おかあさんの弟さんも、楽しくて気さく。
私たちが送った結婚式の写真もきちんとアルバムに貼ってくれていて、家の中は親戚の結婚式や子供の写真があちこちに飾られていた。

山の中で、親族ばかりの狭い世界で(でもそれは深い世界だ)生活しているから、こういう身内の慶事がとても嬉しいことなんだろうなぁと感じた。
部屋の中一面の写真を見て、彼のご両親が私たちの結婚式には親戚を必ず呼ばなくてはならないと言った理由がよくわかった。
そういうことなんだなぁ・・・と一人で納得。

そんな感じで、彼のお父さんの実家、お母さんの実家、お母さんの妹さんの嫁ぎ先2軒、合計4軒まわった。

田舎の家はすごい。
とにかくどこの家も、むやみに広い!
必ず8畳の和室が2つ続きであって、そこは普段の生活では使わない客間。
床の間に、高価そうな木彫りの鷹やら、人形やら、掛け軸やら飾ってあって、とにかくものすごい。
高級旅館みたいだ。
トイレを借りたら、元の客間に戻るのに迷うくらい、部屋がいくつもある。

そして、皆、やたら食べ物を勧める。
もうお腹いっぱいだというのに、どんどん持ってくる。
お菓子、ちらし寿司、から揚げ、鯖の塩焼き、お吸い物、フルーツ、よもぎもち、シュークリーム、スイカ、ビール、赤飯、おはぎ、煮しめ、酢の物、みかん・・・。
4人とも最後のほうはもう食べきれなかった。

何でもおいしかったが、中でもよもぎもちは最高だった。
手作りで、そこの家の秘伝の(?)作り方があるらしい。
中にあんこが入っている。
これが、もうびっくりするほどおいしくて。
よもぎの入っていないのもあったので、そちらの味も確かめたかったし、できればよもぎももう1つ食べたかったのだが、彼もお父さん・お母さんも「お腹いっぱい」と、全く手を出さない。
テーブルにドンと積まれたおもちを前にして、ずーっと手を出すかどうか悩み続けていた。
なので、ここでのおじいさんの話は全くといっていいほど頭に入っていない。

その家を出てからも、大阪に帰る車の中でも、ずっとよもぎもちのことを考えていた。
手を出せばよかった・・・
意地汚いヨメだと思われても、ガツガツ食ってやればよかった・・・
こういうところが、私の変なところだ。
あれだ、あれ。
自意識過剰!!

帰りはどの家からも山のようにお土産をもらった。
酒、素麺、野菜。
車は荷物でいっぱいになった。

日帰りだったので、もう帰りはみんなふらふらだったが、楽しい訪問だったと思う。
お父さん・お母さんとも1日一緒にいたが、別に気を遣うこともなく(たぶん向こうは私に気を遣いまくっている)、楽しく過ごした。
基本的に彼の親戚は皆いい人たちばかり。
気さくに話してくれ、とても歓迎してくれた。

うん、とりあえず、ヨメとして「まおまお一族」には受け入れられたようだ。
心残りは、よもぎもち~。


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