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陰陽應象大論篇 第五 第二十三節

2010-06-29 09:41:18 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

柴崎保三著鍼灸医学大系黄帝内経素問 2 陰陽應象大論篇 第五


第二十三節


原文

 其高者因而越之、其下者引而竭之。中滿者寫之於内。其有邪者漬形以爲汗、其在皮者汗而發之。其慓悍者按而収之。其實者散而寫之。審其陰陽以別柔剛、陽病治陰、陰病治陽。定其血氣各守其郷。血實宜決之。氣虚宜掣引之。


訓読

 其の高き者は因って之を越し、其の下(ひく)き者は引きて之を竭くす。中の滿つる者は之を内に寫す。其の邪ある者は形を漬(セキ)して以て汗を爲し、其の皮に在る者は汗して之を發す。その慓悍なる者は按じて之を収む。其の實するものは散じて之を寫す。其の陰陽を審かにして以て柔剛を別ち、陽病は陰を治し、陰病は陽を治す。其の血氣を定めて各々其の郷を守る。血實せば宜しく之を決すべし。氣虚せば宜しく之を掣(せい)引すべし。

 

東洋学術出版社 陰陽応象大論篇 


 故曰、病之始起也、可刺而已。其盛、可待衰而已。故因其軽而揚之。因其重而減之。因其衰而
彰之。形不足者、温之以気。精不足者、補之以味。

 

其高者、因而越之。其下者、引而竭之。中満者、写之於内。其有邪者、漬形以為汗。其在皮者、汗而発之。其慓悍者、按而収之。其実者、散而写之。審其陰陽、以別柔剛、陽病治陰、陰病治陽。定其血気、各守其郷。血実宜決之、気虚宜掣引之。 以上で一節

 

 故に曰く、病の始めて起こるや、刺して()ゆべし。其の盛んなるや、衰うるを待ちて已ゆべし。故に其の軽きに因りてこれを揚ぐ。其の重きに因りてこれを減ず。其の衰うるに因りてこれを彰らかにす。形 不足する者は、これを温むるに気を以てす。精 不足する者は、これを補うに味を以てす。

 

 其の高き者は、因りてこれを越す。其の下(ひく)き者は、引きてこれを竭す。中満する者は、これを内に写す。其の邪ある者は、漬形して以て汗をなす。其の皮に在る者は、汗してこれを発す。其の慓悍なる者は、按じてこれを収む。其の実なる者は、散じてこれを写す。其の陰陽を審らかにして、以て柔剛を別ち、陽病は陰を治し、陰病は陽を治す。其の血気を定め、各おの其の郷を守り、血 実すれば宜しくこれを決すべく、気 虚すれば宜しくこれを掣(せい)引すべし。


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