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p231西洋医学では治療法のない公害病も漢方では正常化できる!

2013-06-30 07:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

薬学博士渡辺武著『漢方が救う人体危機』

 

現代医療の誤りを正す

 

第4章 漢方による心身の健康法

 

公害や難病のない漢方薬

 

p231西洋医学では治療法のない公害病も漢方では正常化できる!

 

 海外旅行がめずらしかった四十余年前、通産省が中小企業の青年指導者を各業界から募(つの)って、ヨーロッパ研修旅行をしたときのことです。

二人の薬剤師が選ばれて出かけました。

その一人の薬剤師は、私が漢方を手ほどきした青年。

出発に先立って二つの宿題を彼に出しました。

 一つはヨーロッパの家庭のスパイスの種類と使用状況を調査してくること、もう一つの宿題はヨーロッパにある難病、奇病を調べて、その病名と具体的な体の症状の訴えなどをこまかく調べてくることでした。

 スパイスの調査は肉食化してきた日本人の食生活に、どんなスパイスをとり入れられるかという課題、難病と奇病というのは、西洋医学でも治らないヨーロッパの病気を漢方で治療する手がかりをつかむ、ということでした。

 その結果わかったことは、欧州でいちばん多い難病は、精神錯乱(さくらん)症だったのです。

治療はお手上げ、あらかじめ準備して持っていかせた英文のチェックカードの症状では、肥満体で、小便が少なくて、便秘して大便も出ない。

つまり心臓だけはよけいに動いて、大小便での排泄が少なく水分を出せないので、頭だけがかっかしてのぼせ、充血症状を呈している。

だから睡眠がとれなくて、精神錯乱するという症状です。

 漢方は病気を治療するというより、体を正常化する薬なのだから、まず肥満体に使われる薬と、大小便の排泄ができるようにして、発散剤の協力で頭から湯気を出さなくてすむようにします。

 アンバランスが原因なのだから、このチェックカードの人は「防風通聖散合療方調流」と適当な血剤で解決する諸症状だったので、難病といわれるほどではありません。

前者は肥満体改善によく使われ、後者は冷えのぼせで排泄不良のため、嘔吐や下痢などのあるときに使われる漢方薬です。

 こういうバランスを正常にするのは、漢方の独特の治療分野ともいえます。

ところが、西洋医学では、精神錯乱には鎮静剤とか鎮痛剤、催眠剤を与えて、臭いものにはふた式の治療しかしません。

 精神安定剤だけが頼りでは、ますます薬の量がふえて、精神不安定になっている人がふえるばかりというのが現状です。

欧米は東洋医学にはまだ全然理解がありません。

しかし、そのうちひと足先に現代病の漢方薬治療が入りそうです。

 この欧米の精神錯乱という近代病に比べると、日本はもっと難病の公害病、薬の副作用といった残酷な病気があります。筋ジストロフィー、スモン病、森永ミルク砒素(ひそ)中毒、水俣(みなまた)病、イタイイタイ病とざったあげただけでも人間がいかに粗末に扱われているかがわかります。

 森永砒素ミルク事件は三十年前のこと。

いまその被害者である子どもたちは三十歳の大人に成長していますが、それは名ばかり。岡山の協立病院では、十年ほど前から、十数人の砒素ミルク中毒患者の漢方治療をはじめ、私に協力を求めてきました。

女性が結婚できないという訴えや、就職したいという悩み、手足の運動機能や歩行の正常化など、三十年前に起こった公害病を現在、完全に治癒するのはむずかしいことです。

 当初、患者たちには表情がありませんでした。テレビを見ても笑いません。

それがテレビを見て笑いはじめることから、女性は年ごろの娘に成長し、結婚したら奇形児が生まれないかと神経質に悩み、男性は就職して働けるかという不安の問題まで、個別に訴えを調べて漢方で薬剤を処方してきました。

 女性の何人かは結婚し、男性は就職して社会に出て行きました。

西洋医学では治療方法がありませんが、漢方の場合は公害病もふつうと変わりなく、その症状を正常化することができるのです。

心身の異常が正されると人間はだんだん人間らしくなってくるから不思議です。

 漢方が救う人体危機西洋医学一辺倒からの脱出

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黄帝内経素問 八正神明論篇 第二十六 第六節

2013-06-29 08:58:17 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

柴崎保三著・鍼灸医学大系 ⑤ 黄帝内経素問 八正神明論篇 第二十六

第六節

原文

 帝曰。余聞補寫、未得其意。

岐伯曰。寫必用方。方者以氣方盛也。以月方滿也。以日方温也。以身方定也。以息方吸而内鍼、乃復候其方吸而轉鍼、乃復候其方呼而徐引鍼。故曰寫必用方。其氣而行焉。

補必用員。員者行也。行者移也。刺必中其榮、復以吸排鍼也。故員與方非鍼也。

故養神者必知形之肥痩、榮衞血氣之盛衰。血氣者人之神。不可不謹養。

訓読

 帝曰く「余補寫を聞くも、未だ其の意を得ず」と。

岐伯曰く「寫は必ず方に用う。方とは氣の方盛を以てするなり。月の方滿を以てするなり。日の方温を以てするなり。身の方定を以てするなり。息の方吸を以てして鍼を内れ、乃ち復た、其の方吸を候いて鍼を轉じ、乃ち復た其の方呼を候いて徐々に鍼を引く。故に寫は必ず方に用うと曰う。其の氣而して行くなり。

補は必ず員に用う。員とは行(コウ)なり。行とは移(イ)なり。刺すは必ず、其の榮に中つ。復た吸を以て鍼を排するなり。故に員と方とは、鍼にあらざるなり。

故に神を養う者は必ず形の肥痩、榮衞、血氣の盛衰を知る。血氣とは人の神なり。謹みて養わざるべからず」と。

 

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黄帝内経素問 八正神明論篇 第二十六 第五節 訳

2013-06-28 12:20:47 | 日記

昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 八正神明論篇 第二十六

第五節

 虚邪者八正之虚邪氣也。正邪者身形若用力汗出、腠理開、逢虚風、其中人也微。故莫知其情、莫見其形。上工救其萌芽。必先見三部九候之氣盡調。不敗而救之。故曰上工。下工救其已成、救其已敗。救其已成者、言不知三部九候之相失、因病而敗之也。知其所在者、知診三部九候之病脈處而治之。故曰、守其門戸焉、莫知其情而見邪形也。

 

語句の意味

下工=古代で診断治療技術が優れていない医師のこと、また未病を治すことの出来ない医師。新・東洋医学辞書ソフト

下工=古代の治療技術のすぐれていない医生に対する呼び名。医療知識の水準が低いので、未発の疾病の予治の技術を掌握しておらず、ともすれば疾病がすでに十分に発現してから診断治療をすることになる。<霊枢邪気蔵府病形篇>「一を行う者を下工と為す。」「下工は十に六を全うす。」<素問八正神明論>「下工はそのすでに成るを救い、そのすでに敗れるを救う。」漢方用語大辞典

 

虚邪ともうしますのは、東・南・西・北・東南・西南・西北・東北の八つの虚の方位からくる邪気でございます。正邪と申しますのは力仕事をすると汗が出るのでありますが、毛穴が開き、病となる邪気に逢い、そのような場合人に中ったといっても微かでございます。それ故にその病状の証を知ることもなく、どんな病気であるか、どの部分に病気があるのか、ということもわからないのでございます。上工は未病を治すのでございます、つまり疾病が未だ発病しない時期に、あるいはすでに発病したとしても進行する前に、いち早く診断して予防治療するのでございます。

 

必先見三部九候之氣盡調。不敗而救之。故曰上工。

必ず三部九候の脈で気を候い調べ尽くし、そして病気にならぬように之を救う、それ故に上工というのでございます。

 

鍼灸医学大系の(通解)

必先見三部九候之氣盡調。不敗而救之。故曰上工。

そのために必ず先ず三部九候の気の状態を見て全身余すところなく之を調えて其の敗れないうちに之を喰い止めるのであります。故に之を上工と申します。

 

東洋学術出版社素問【現代語訳】

上工救其萌芽。必先見三部九候之気、尽調不敗而救之。故曰上工。

技術の高い医者は疾病の初期の段階、つまり三部九候の脈気はことごとく調和し、まだ邪気の侵害を受けていないうちにいち早く察知して治療しますので、『上工』とよぶのです。

 

下工とは医療知識の水準が低いので、未発の疾病の予治の技術を掌握しておらず、ともすれば疾病がすでに十分に発現してから診断治療をするので、疾病は重くなるのでございます。(下工が)その已に疾病が重くなってしまってから治療するというのは、三部九候の脈が互いに失している、つまり違っているのを知らないことを言い、それゆえ病気が重くなってしまうのでございます。疾病の所在を知るということは、三部九候の脈を切診(脈診と触診とに分けられる、この場合は脈診)し、之を治するには病が何処にあるかを知ることでございます

故に自分の流儀(三部九候の脈)をしっかりと守る(少林寺拳法で守破離を教わりました、守とは教えを守り完成させることで、破とは技を応用し打破し新しい技を作る、離とは今までに無い流儀から完全に離れてしまった技を自身で作ること。)、完全に掌握して居れば証等を知ることが無くても、疾病の様子を知ることができるのでございます。

 

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黄帝内経素問 八正神明論篇 第二十六 第五節 語句の意味

2013-06-25 09:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 八正神明論篇 第二十六

第五節

 虚邪者八正之虚邪氣也。正邪者身形若用力汗出、腠理開、逢虚風、其中人也微。故莫知其情、莫見其形。上工救其萌芽。必先見三部九候之氣盡調。不敗而救之。故曰上工。下工救其已成、救其已敗。救其已成者、言不知三部九候之相失、因病而敗之也。知其所在者、知診三部九候之病脈處而治之。故曰、守其門戸焉、莫知其情而見邪形也。

 

語句の意味

虚邪=外来不正の邪気、または五邪の一つ。

虚邪=①病となる邪気の通称。もとは体に悪影響のある風のこと。<霊枢刺節真邪論>「虚邪の人に中るや・・・・。」②五邪の一種。ある臓に病でその母臓より伝わった邪気によって病む時、その母臓よりの邪を虚邪という。<難経五十難>参照。

 

八正=はちせい。はっしょう。

①東・南・西・北・東南・西南・西北・東北の八つの方位をいう。

<素問八正神明論・はっしょうしんめいろん>「八正は八風の虚邪、時を以て至る者を候う所以なり。」

②八節の正気のこと。立春・立夏・立秋・立冬・春分・秋分・夏至・冬至をいう。

<素問八正神明論>「凡そ之を刺すの法、必ず日月星辰四時八正の気を候い、気定まれば乃ち之を刺す。」

 

虚邪=外来不正の邪気、または五邪の一つ。

虚邪=①病となる邪気の通称。もとは体に悪影響のある風のこと。<霊枢刺節真邪論>「虚邪の人に中るや・・・・。」②五邪の一種。ある臓に病でその母臓より伝わった邪気によって病む時、その母臓よりの邪を虚邪という。<難経五十難>参照。

 

正邪=①正気と邪気のこと。②五邪の一つ。邪が本経にあるものをいう。→五邪。<難経五十難>「自ら病むもの正邪と為す。」③風寒暑湿燥火の邪のこと。これらは天の正気であることからこう言われる。<霊枢邪気蔵府病形篇>「正邪の人に中るや、微に色を見す。身を知らず、有るが若く無きが如く、亡するが若く存するが如く、形が有り形が無く、其の情を知ること莫し。」<淫邪発夢篇>「正邪、外従り内を襲いて未だ定舎すること有らず。」④虚風をさす。<素問八正神明論>「正邪は、身形に力を用いるが若く汗出て腠理開き、虚風に逢えば其れ人に中る也。」

虚風=人身に邪気をもたらす風。

 

身形若用力汗出=ガテン系の仕事をして汗が出る

 

湊理=毛穴のこと。新・東洋医学辞書ソフト。

湊理=腠理(そうり)に同じ。<霊枢邪気蔵府病形篇>「湊理開きて邪に中る。」

腠理=そうり・皮膚・肌肉・筋腱・臓腑の紋理や間隙などの総称で、皮腠・肌腠・粗理・小理・膲理などに分けられる。腠理は体液のにじみ出る所であり、気血を流通する門戸であって、外邪が体内に侵入するのを防禦するはたらきがある。

<素問陰陽応象大論>「清陽は腠理に発す。」

<金匱臓腑経絡先後病>「腠はこれ三焦、元真を通会せしむるところ、血気の注ぐところたり、理は、これ皮膚、蔵府の文理なり。」

 

情=ジョウ。セイ。ナサケ。あわれみ。慈悲。恋愛。風流な心持。事物の味わいを解する心。感情。真心。事実。ほんとのわけ。願い。欲望。おもむき。ようす。味わい。

莫=バク。マク。ナい→無。絶無。ナカれ。禁止の辞。定める。はかる=謨。大きい。つとめる。ボ・モ。クレ→暮。一種の野菜。

 

莫見其形=その形を見ることなし。どんな病気であるか、どの部分に病気があるのか、ということもわからないという意。鍼灸医学大系

 

上工=古代の技術のすぐれた医生に対する呼び名。上工には、疾病が未だ発病しない時期に、あるいはすでに発病したとしても進行する前に、いち早く診断して予防治療し、且つ治癒率が90%に達することが要求された。<霊枢邪気蔵府病形篇>「上工は、十に九を全す。」

 

萌芽=〔芽が出ようとしている状態。芽ぐむ意〕物事が起こるもとになる・もの(こと)。

 

敗=ハイ。ヤブれる。マける→負。しくじる。失敗。こわれる。つぶれる。くずれる。ヤブる。勝つ。こわす。つぶす。くずす。葉が落ちる。枯れる。腐る。花が散る。ヤブれ。やぶれること。マけ→負。失敗。こわること。滅びる。

 

救=キュウ。ク。スクう。助ける。力をそえる。守る。こまっている人に物を与える。罪をまぬかれさせる。苦しみからぬけられるようにする。なおす。スクい。助けること。加勢。とどめる。禁ずる。

 

相=ショウ。ソウ。アイ。たがいに。手紙の文で、動詞に冠して、軽い敬意を表す語。大臣。ミる。人相や手相をみる。視察する。占う。かたち。すがた。容貌。顔つき。ようす。ありさま。たち。タスける。補助する。補佐役。選ぶ。送る。

失=シツ。ウシナう。なくす。見うしなう。逃がす。とりおとす。忘れる。死なせる。乱れる。ウせる。過失。あやまつ。しくじる。ちがう。イツ。=佚。なくなる。それる。

 

守=シュ。ス。シュウ。マモる。持ちこたえていく。防ぎまもる。防御する。身分・官職などをたいせつにする。見はる。番をする。保護する。つかさどる。マモり。防備。やくめ。みさお。守り札。おまもり。官名、漢代、一部の長官。モリ。まもり。こもり。子どものせわをすること。

 

門戸=門と戸と。門の二枚開きと一枚戸と。やしきの外への出入口と家から敷地内への出入口と。家の出入口。家がら。一派。

門戸=自分の流儀。

 

邪形=病の形。病のようす。

 

明解漢和辞典。明解国語辞典。漢方用語大辞典。新・東洋医学辞書ソフト。

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p229難病患者は総じて〝新薬に荒らされた老躯(身に區)者〟である!

2013-06-23 07:00:00 | 日記

 おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

薬学博士渡辺武著『漢方が救う人体危機』

 

現代医療の誤りを正す

 

第4章 漢方による心身の健康法

 

公害や難病のない漢方薬

 

p229難病患者は総じて〝新薬に荒らされた老躯(身に區)者〟である!

 漢方薬は病名薬ではないこと、人間の体の歪(ひず)みを正常化する薬であること、薬を決めるためには六つの証で歯どめのチェックと確認がなされること、薬は自然に存在する草根木皮(そうこんもくひ)であること、薬剤は局部的な治療ではなくて全体的にとらえられること、薬剤は総合的で抗菌性というような直接的に菌を殺す薬剤ではないこと、などの理由で、漢方薬を正しく飲めば副作用とか薬公害という問題は起こらないようになっています。

 

 すでに日本民族だって千二、三百年も漢方薬を飲んできたのだし、お隣の中国では三千年近くも営々として飲んできています。

 

 何億人もの人々が実際に飲んで人体実験をした結果また飲んでいるわけですから、もし副作用があるなら、すでに二千年前か、一千年前から起こっていなければなりません。

もし副作用があればその時点で薬として多量に用いることを禁じられたはずです。

どこから考えても薬公害や難病になる原因は出てこないわけです。

 

 第一に副作用や薬公害がいわれはじめたのは、四十年(1997年10月15日発行)くらい前からです。

新薬の場合は、漢方薬と違って病名薬です。

病名に合わせて薬がつくられてきました。

副作用は動物実験で、急性毒性と慢性毒性について実験をすることになっています。

 

 その研究は、たとえば六回やってみて五十匹死んだとか、死ななかったとかということに限界を求めてきました。

いわば、急性毒性だけの実験で、慢性毒性の実験を兼ねてきたのです。

ふつう、慢性毒性を研究するというのは、少なくとも数年間の実験をやらなければなりません。

その慢性毒性の蓄積作用などの実験をやらなかったことに、第一の間違いがあります。

 

 それに動物実験といっても、実験動物は健康な動物を使って実験しているわけで、健康体を病体と想定しての実験です。

病体薬理とはいいがたいわけです。

これでは慢性毒性が出てきてもしかたがありません。

 

 新薬には漢方のような歯どめが少ないのです。

千年いわたって何億人の人が飲んできたわけではありません。

漢方に比べたら、飲んでいる人が人体実験第一号ということに等しいわけです。

 

 新薬の副作用でいちばん大きい問題は、抗生物質による副作用です。

抗生物質は使用すれば、病原菌にも抗体ができて、どちらもどんどん進化していきます。

病原菌だけをやっつけている間はよくても、多量に飲むと人間の構造機能まで壊すことにつながります。

 

 リューマチや神経痛や皮膚病、泌尿器疾患まで幅広く投薬される副腎(ふくじん)皮質ホルモンも副作用のある厄介な薬です。

 

 この抗生物質や副腎皮質ホルモンの副作用で病気になった人を、漢方薬で治療する場合が意外に多いのです。

機能が壊されているわけですから、まず薬害を除いて機能回復をして、本番の治療にかかるという、二段がまえの治療をしなければならないわけで、たいへんに厄介です。

だから、難病患者は総じて新薬に荒らされた老躯者(ろうく(身に區)しゃ)で、病院生活が長い人より、同じ病名でも子供の急性難病患者のほうが早く治療できるのです。

 

 漢方薬ブームというのは、この四、五十年来いわれてきたことですが、ほんとうのブームになったのはつい最近で、薬公害とか副作用が問題になってからです。

それも、一般の人たちの漢方への認識は、新薬は怖(こわ)いが漢方薬なら害がないからという漠然(ばくぜん)とした考えからです。

 

 漢方薬と新薬では、理屈でいえば方法論が違っているのです。

漢方薬の場合は病人に薬を合わせていく考え方、公害病だろうが薬の副作用だろうが、治療法は、いつの場合もあるわけです。

しかし、新薬の場合は人間不在の病名が先にあって、病名に薬を合わせていく考え方なのです。

だから、原因不明の近代病とか公害病など、新しく病名をつけなければならない病気になると、まったく治療はお手上げになってしまうわけなのです。

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