おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
喜寿記念 渡辺武先生 著作集 P820 ニンハオ 薬膳 より
薬膳とは?
日中医薬研究会会長 薬学博士 渡辺 武
先年、食通の小島政二郎先生を鎌倉の御宅に訪ねたとき、先生は「小薬大薬論」を披瀝(ひれき)された。
人間は一生の間、薬を服用するのは僅少で、健康保持のためには、毎日食べる食物の方が大薬であるという御説で、流石(さすが)に名言であると拝聴した。
中国では太古の時代から、黄帝や貴族は侍医団を抱えていて、それは
食物療法を担当する食医、
薬物療法を担当する疾医、
物理療法を担当する鍼医、灸医、導引(按摩)などであったが、
その宮中席次の筆頭は食医で、健康管理をおろそかにして病気になって治療する漢方医(疾医)は、次位にあった。
中国に「薬食同源」、「医食同源」、「薬食一如」という言葉があるが、
これは、健康保持と病気の予防治療には、何を飲めばよいか、何を食べればよいかを教えるばかりではなく、それを如何にして飲食するかを教えるものであることを示している。
日常の健康保持のために食物を組合せる技術を調理と呼び、その原理と原則は共通した座標の上にある。
近年、話題を呼んでいる〝薬膳〟は、このような中国医学の原理に立脚し、3000年の伝統と経験をもつ漢方健康料理である。
中国政府当局は、日中友好のために、この中国伝統の薬膳を日中共同出版(日本語版)で発刊し、『中国漢方健康料理・全8巻』(雄渾社)が完結した。
私はその解説と監修をお引受けすることになり、中国側の原著者・料理人の諸先生方を訪ね、各地の薬膳を試食する機会に恵まれた。
中略
現代日本は飽食の時代といわれ、食がむしろおろそかにされていて、食害が蔓延(まんえん)している。略
●胃の疲れをいやす薬膳
中国では、すべての食物・薬物に、薬性、食性(寒、熱、温、涼、平)と食味(酸、苦、甘、辛、鹹)が規定されている。
胃の疲れ(虚)とは何か?それは、胃が冷えて胃内に水分が停滞していることで、これを除くには、甘平と規定した利尿作用のある赤小豆や緑豆で排尿を図り、桂皮、丁香(ちょうこう)、小茴香(しょうういきょう)、ネギ、ショウガなど辛温と規定した香辛料で冷えを温めてやればよい。
これらの香辛料は、医薬としては、芳香性の健胃、整腸薬として応用されている。
この役目をするのが、栄養スパイス蘭 香
十数種類の香辛料が配合された蘭香は獣肉(牛、豚,羊肉)を食べる習慣のなかった日本人のスパイス不足を補うために、使い易くおいしくいただけるようバランスをとり、家庭料理のなかに応用できるようにと渡邊武博士が生み出した絶妙なブレンドの香辛料です。
自然醸造の添加物の入っていない
玄米味噌
食塩は自然海塩「海の精」を使用しています
品名 米みそ
原材料名 大豆、米、食塩
内容量 1キログラム
保存方法 冷蔵保管(10℃以下)
価格 1,313円(消費税込)
天然ミネラルたっぷりの自然海塩「海の精」と栄養豊かな玄米でつくった、元気でおいしい味噌。
米も大豆も農家と直接契約した国産無農薬栽培・非遺伝子組み換え。
杉樽で一~二年熟成。
しかも完全無添加の生仕上げ。
乳酸菌や酵母や酵素が生きています。