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陰陽應象大論篇 第五 第十九節 訳

2010-06-10 09:22:23 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です


柴崎保三著鍼灸医学大系黄帝内経素問 ② 
陰陽應象大論篇 第五

第十九節

 故邪風之至、疾如風雨。故善治者治皮毛。其次治肌膚。其次治筋脈。其次治六府。其次治五藏。治五藏者半死半生也。故天邪氣感則害人五藏。水穀之寒熱感則害於六府。地之濕氣感則害皮肉筋脈。


 邪風が人体に行きつくということは、風雨が当るように非常に早いものであります。
故に良い治療する者
(医者)は邪が皮毛という浅い部分にあるうちに治療をします。

その次に劣る医者は肌膚
(皮膚の肉)に入ってから治療します、その次に劣る医者は筋脈に入ってから治療します、その次に劣る医者は六府に入ってから治療します、その次に劣る医者は五藏に入ってから治療します。

邪の侵襲は皮毛→肌膚→筋脈→六府→五藏と深くなり、五藏を治するようになると已に手遅れという状態、こうなっては生死の境をさまようようになります。


 それゆえに、自然界の邪を身に受けるときは人の五藏の働きをさまたげ害します。水穀の飲食物は腸胃に入り、冷たいものや熱いものを食べたりすると六府を害します。

地の湿気を受けると、気の活動を阻滞させ、脾の働きを妨げるので水滞が生じ、皮肉筋脈を害しします。

 

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