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黄帝内経素問 平人氣象論篇 第十八 第九節

2012-06-30 09:32:01 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

柴崎保三著・鍼灸医学大系 ③ 黄帝内経素問 平人氣象論篇 第十八

第九節

原文

 平肝脈來、耎弱招招、如掲長竿末梢曰肝平。春以胃氣爲本。病肝脈來盈實而滑、如循長竿曰肝病。死肝脈來急勁、如新張弓弦曰肝死。

 平脾脈來和柔、相離如雞踐地曰脾平。長夏以胃氣爲本。病脾脈來實而盈數、如雞擧足曰脾病。死脾脈來鋭堅、如鳥之喙、如鳥之距、如屋之漏、如水之流曰脾死。

 平腎脈來喘喘累累如鉤、按之而堅曰腎平。冬以胃氣爲本。病腎脈來如引葛、按之々堅曰腎病。死腎脈來發如奪索、辟辟如彈石曰腎死。

如鳥之喙 東洋学術出版社素問=如烏之喙

訓読

平肝の脈は、來ること耎弱招招として、長竿の末梢を掲ぐるが如くなるを肝の平と曰う。春は胃気を以て本と爲す。

病肝の脈は、來ること盈實にして滑、長竿に循うが如くなるを肝病むと曰う。死肝の脈は、來ること急にして々勁く、新たに張れる弓の弦の如くなるを肝の死と曰う。

 平脾の脈は、来ること和柔にして、相離れること、雞の地を踐(ふ)むが如くなるを脾の平と曰う。

長夏は胃の氣を以て本と爲す。

病脾の脈は、來ること實にして盈、數、雞の足を擧ぐるが如きを脾病むと曰う。

死脾の脈は、來ること鋭く堅く、鳥の喙の如く、鳥の距の如く、屋の漏するが如く、水の流するが如くなるを脾の死と曰う。

 平腎の脈は、來ること喘喘累累として鉤の如く、之を按じて堅きを腎の平と曰う。

冬は胃の氣を以て本と爲す。

病腎の脈は、來ること葛を引くが如く、之を按ずるに々堅きを腎病むと曰う。

死腎の脈は、來り發すること索を奪するが如く辟辟たること石を彈ずるが如くなるを腎の死と曰う。

 

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黄帝内経素問 平人氣象論篇 第十八 第八節 訳

2012-06-29 09:24:38 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 平人氣象論篇 第十八

第八節

太陽脈至洪大以長。少陽脈至乍數乍疏乍短乍長。陽明脈至浮大而短。

 夫平心脈來、累累如連珠、如循琅玕曰心平。夏以胃氣爲本。病心脈來喘喘連屬、其中微曲曰心病。死心脈來、前曲後居、如操帶鉤曰心死。

 平肺脈來、厭厭聶聶、如落楡莢曰肺平。秋以胃氣爲本。病肺脈來不上不下、如循鶏羽曰肺病。死肺脈來、如物之浮、如風吹毛曰肺死。

 

 太陽の(鍼灸医学大系は『太陽の期の』・東洋学術出版社素問は『太陽の気の』)脈は洪大、浮大にして力あり脈が大きくしかも指いっぱいに感じられ、長いものであります。

 少陽の脈は脈拍が不規則で、散乱して秩序を失い遅くなったり早くなったりし、短い脈であったり、長くなったりします。

 陽明の脈は軽く当てただけで触れる脈で、大でそして短いのであります。

 正常な心脈の状態は玉を並べ多くつながっていような脈象で、そして玉に似た美しい石をなでるような脈であって、心平の脈ともうします。夏は心で胃の気が本であります。心が病むと脈の状態があえぐように連続して連なり、其の中で微鉤の脈状であるものは心の病と謂うのでございます。死心の脈を触れると、軽く按ずれば曲に似て居るし、重く按ずれば動かないような脈象でありまして、恰かも帯の留金を操るような脈は心の死脈ともうします。

 正常な肺脈の状態は、ひらひらとしていて、軽く浮いていて流れるようによどみがないようで、恰かも楡の莢が落ちるようであるものは、肺の平脈と申します。秋は肺で胃の気が本であります。肺が病むと脈の状態が上ったり下がったりすることなく、鶏の羽に循う、ような感じのものを肺の病と謂うのでございます。死肺の脈を触れると、浮いている物を脈診するように感じたり、風に吹かれる髪の毛のような脈は肺の死脈ともうします。

 

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黄帝内経素問 平人氣象論篇 第十八 第八節 語句の意味 2-2

2012-06-27 09:47:13 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 平人氣象論篇 第十八

第八節

太陽脈至洪大以長。少陽脈至乍數乍疏乍短乍長。陽明脈至浮大而短。

 夫平心脈來、累累如連珠、如循琅玕曰心平。夏以胃氣爲本。病心脈來喘喘連屬、其中微曲曰心病。死心脈來、前曲後居、如操帶鉤曰心死。

 平肺脈來、厭厭聶聶、如落楡莢曰肺平。秋以胃氣爲本。病肺脈來不上不下、如循鶏羽曰肺病。死肺脈來、如物之浮、如風吹毛曰肺死。

語句の意味 2-2

少陽脈

少陽病=少陽病の主な脈証は、口苦・咽乾・目眩・往来寒熱・胸脇苦満・心煩喜嘔・食欲不振・脈弦などである。

 

乍疏乍数=たちまちそ、たちまちさく・脈拍が不規則で、散乱して秩序を失い遅くなったり早くなったりすることで、怪脈の脈形に属する。気血が消滅しかけているときにあらわれ、危篤な病脈である。

怪脈=生命が危機に瀕した時に現れる特殊な脈象。

  =かいみゃく・脈象の異常なもの。この脈をあらわすものは病が治らないとされている。二説あって、1)七怪脈(雀啄・屋漏・弾石・解索・魚翔・釜沸)。2)十怪脈(上述の脈に偃刀・転豆・麻促の三種を加えたもの)。

 

短=脈の波動の振幅が標準的な振幅よりも短く、指に応じ方も関部が比較的明らかであるのに、寸部、尺部には不足の感じがするものである。

 

陽明脈

陽明病=陽明病は経証と腑証とに分けられる。経証は、無形の邪熱が経に盛んなため、身熱・汗出・口渇があり、脈洪大をあらわす。腑証は、有形の燥が腑に実し結したために、潮熱・譫語・腹満痛・便秘・脈沈実をあらわす。

 

平=①平常・平和・平衡の意味。<素問平人気象論><霊枢平人絶穀篇>の平人は正常で病気の無い人をさす。②平旦。明け方のこと。③調える、治める。④古代では「辨」と同じに用いられていた。⑤人迎と寸口とが相応ずること。

 

平心=正常の心臓ということ。鍼灸医学大系

 

累累=物が重なる形容。たくさんあるさま。ごろごろ。多くつながっているさま。

 

連珠=五目並べ。玉を並べる。漢詩の一種。

 

循=ジュン。シタガう。よる。服従する。めぐる。まわる。巡行する。なでる。さする。慰安する。

 

琅玕=玉に似た美しい石。

 

喘=呼吸が急促なこと。<説文>に「喘は疾息なり」とある。疾とは快速のことであり、息とは一呼一吸のことであるので、疾息とは、呼吸回数が正常な人に比べて速いことをさしている。<素問逆調論>「臥するを得ず、臥すれば喘する者は、是れ水気の客なり。」

喘喘=あえぐ。息がたえだえになる。

 

連=レン。ツラなる。ならぶ。続ける。ならべる。ツれ。同行者。なかま。シキリに。ひき続いて。みうち。まきぞえ。

屬=ゾク。ショク。下役。同類。つき従う。種類。範囲。続く。つらなる。連続。たのむ。よせる。文を作る。タマタマ。コノゴろ。集める。

 

微しく曲る=微鉤の脈状をいうのである。鍼灸医学大系

 

前曲後居=軽く按ずれば曲に似て居るし、重く按ずれば動かないような脈象である。居について王冰は「居とは動かざるなり」と注している。鍼灸医学大系

 

前へ曲がり後へ居す―心脈から和緩の胃気が失われたことを形容している。もっぱら鈎脈ばかりで胃気の現われない脈象である。張景岳の説「『前へ曲り』とは、軽く押さえると堅強で柔でない脈象をいい、『後へ居す』とは強く押さえると実牢で動でない脈象をいう。」東洋学術出版社素問

 

操=ソウ。ミサオ。かたく守って変えない志。トる。もつ。アヤツる。うまく取り扱う。たくみに働かせる。糸をしかけて、かげから動かす。

 

王冰の注には「操とは執持するなり」とあり。執持とは手に握ることである。鍼灸医学大系

 

帶鉤=タイコウ。帯のしめがね。おびがね。

 

厭=エン。あきたる。満足する。アきる。イトう。きらう。イトわしい。いやである。イヤ。きらい。安い。美しい。オサえる。おす。つぶす。うなされる。合わせる。ふさぐ。しずめる。祈りやまじないで悪魔を払う。しめる。

厭厭=厭厭とは、あとからあとからとつづいてつめよせて来ることである。鍼灸医学大系

 

聶聶=木の葉が動くさま。

 

厭厭聶聶=呉崑(1551-1620?)の説「ひらひらとしている様子。軽く浮いていて流れるようによどみがないのである。」東洋学術出版社素問

 

楡=ユ。〔日〕ニレ。春にれの別種、落葉樹。

莢=キョウ。サヤ、豆科植物の実の外皮。

 

楡の莢を落とすが如し=馬蒔の説「軽く虚ろであるためにふわふわと浮いているという意である」。脈象が軽やかで浮いており、かつ穏やかでゆったりとしていることを形容している。東洋学術出版社素問

 

循=ジュン。シタガう。よる。服従する。めぐる。まわる。巡行する。なでる。さする。慰安する。

 

鶏の羽に循う如く=軽虚の象でつまり、毛多くして胃気の少ない脈象である。鍼灸医学大系

 

鶏の羽を循ふるが如し=呉崑の説「鶏の羽をなでたときのように、渋りがちなのである。」東洋学術出版社素問

 

漢方用語大辞典、明解漢和辞典、新・東洋医学辞書

 

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79歳の義母の話す言葉のろれつがまわらない

2012-06-26 09:27:27 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

先日79歳の義母の話す言葉のろれつがまわらないとお嫁さんから御相談を受けました。

飲むかどうかわからないけれどもと、松浦の続命湯と敬震丹をお買い上げいただきました。

1週間ほどたったころお嫁さんが来店し、家族の勧めと本人も服用する意志があって決まった用量用法を守り服用した結果症状は取れたとの報告をうけました。

 

昨日本人がお元気で歩いて来店し、常時服用の漢方薬をお買い上げいただきました。

 

続命湯は石膏・杏仁・麻黄・桂枝・当帰・人参・甘草・川芎からなる処方です。

効能・効果は

言葉のもつれや手足の知覚がにぶり、しびれを伴う次の諸症:

高血圧に伴う症状(めまい、耳鳴り、頭痛、頭重、肩こり、頭部圧迫感)、関節痛、神経痛、むくみ

 

応用は

大青竜湯証に似て、血虚の証のあるものに用いる。

すなわち表証があって、しかも裏に熱があり、血液枯燥の状のあるものである。

最もしばしば脳溢血による半身不随や言語障害の比較的初期に使われるが、相当期間経過したものにもちいてもよい。

 本方は主として脳溢血・脳軟化症・高血圧症に用いられ、神経痛・顔面神経麻痺・関節炎・偏頭痛でよだれの出るもの・喘息・気管支炎・腎炎・ネフローゼ・頸項の凝り・浮腫・眼筋麻痺等にも応用される。矢数道明著臨床応用漢方処方解説より

 

五痺(ごひ) 応用は以前書き込みました。

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黄帝内経素問 平人氣象論篇 第十八 第八節 語句の意味1-2

2012-06-25 09:31:26 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 平人氣象論篇 第十八

第八節

太陽脈至洪大以長。少陽脈至乍數乍疏乍短乍長。陽明脈至浮大而短。

 夫平心脈來、累累如連珠、如循琅玕曰心平。夏以胃氣爲本。病心脈來喘喘連屬、其中微曲曰心病。死心脈來、前曲後居、如操帶鉤曰心死。

 平肺脈來、厭厭聶聶、如落楡莢曰肺平。秋以胃氣爲本。病肺脈來不上不下、如循鶏羽曰肺病。死肺脈來、如物之浮、如風吹毛曰肺死。

 

語句の意味1-2

太陽脈=太陽病の脈?

太陽病脈=外感病の初期:脈浮。

有汗のものを中風とよび、桂枝湯で解肌する。

無汗のものを傷寒とよび、麻黄湯で発汗する。

太陽病はこの経病の外に、腑病というものがあり、蓄水と蓄血に分けられ、いずれも膀胱あるいは膀胱部位に邪が入ったものである。

蓄水証は脈浮・・・。

<傷寒論>太陽病上第1条「太陽之為病、脈浮、頭項強痛而悪寒。」

<傷寒論>太陽病上第26条「服桂枝湯、大汗出後、大煩渇不解、脈洪大者、白虎加人參湯主之。」

 

至=シ。イタる。とどく。及ぶ。行きつく。ゆきわたる。・・・するようになる。くる。こちらにくる。集まる。結果。至日。大きい。善い。あたる。

 

洪=洪脈・脈が波のように湧き上がり退くようなもの。

多くは熱邪亢盛に属す。

また熱病で陰が傷られ、陰が内に虚し陽が外に盛んとなったものも洪脈をあらわす。

按ずると指に応ずるものに力がある。

一般には浮大にして力あるという。

 

大=大脈・脈が大きくしかも指いっぱいに感じられるようなものであり、振幅は平常の2倍である。

大脈でしかも力があれば邪熱実証であり、大脈で力の無いものは虚損して気が内を守ることができない証である。

<素問三部九候論>「形痩脈大、胸中多気の者は死す。」

 

長=①長気に同じ。<素問五常政大論>「長を順し、以て盈す。」

②さかんの意味。<素問四気調神大論>「太陽長ぜず。」<黄帝内経素問王冰注>「長は外茂を謂うなり。」

長気=火気のこと。漢方用語大辞典

火気について調べたが漢方用語大辞典に記載がない。

火=六淫のひとつ。①温熱、諸熱などは火に属する病邪である。②生命の活動性を称して、君火・相火・少火などの名で表現し、六気の人体中におけるあらわれとしている。③病理上、機能亢進の状況を火によってあらわす。④五行の一つ。心の代名詞。

長=チョウ。ナガい。長さが短くない。久しく。永久に。身長が高い。タける。すぐれる。成長する。年長者。長子。オサ。かしら。尊い。あまりもの。

鍼灸医学大系、東洋学術出版社素問を精読されるように。

漢方用語大辞典、明解漢和辞典、新・東洋医学辞書

 

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