8月23、24日の京都は地蔵盆でにぎわう。地蔵盆の特徴は町内会主導で開催され、夏休みの終わりに近い地蔵盆は子供が主役のイベントになっている。最近では両親も参加できるように、前後の土日に振り替えて行う町内が多くなっている。22日(土)はマンション前の広場で町内の地蔵盆が開催され、終日賑やかだった。
私は22日の午後、インクラインの調査のため蹴上の坂を下から上まで歩いたが、疏水広場(公園)には人影がなく、舗装工事中の柵があった。広場の奥にある田邊朔郎氏寄贈の「琵琶湖疏水殉難碑」の裏側に屋根付きの大きい地蔵尊が存在するが、その前に小型テントが張られ、近隣住民による地蔵盆が開催されていた。
09-08-22-2371 通称義経地蔵の地蔵盆
この地蔵尊は通称「義経地蔵」と呼ばれる有名な存在で、細部は下記ホームページに紹介してあるので参照してほしい。
http://www.geocities.jp/biwako_sosui/keage.htm#7)
7)蹴上地区に関する話題(1) の中の2)「蹴上」の名の由来参照
新しい衣装で包まれた大日如来を御参りしたが、ここでジュースをサービスしていただいた。この地蔵盆に集った子供はわずか2名で、地域の老齢化が進んでいると伺った。また、地蔵盆は京都が発祥の地と言われており、京の町には大小併せて数千箇所に及ぶと言われている。琵琶湖疏水近辺にも多くの地蔵尊が存在するので、地域の語り部との雑談を楽しみに、来年は地蔵盆巡りをしたいと考えている。
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