四ノ宮・一燈園前の柳山橋周辺は桜の名所として知られ、ソメイヨシノの老木の集団がある。とくに、一燈園資料館・香倉院前の広場には「区民誇りの木・ソメイヨシノ」があり、同じ説明板が疏水の流れの反対側にも存在するので、両側に存在する桜の老木全体に与えられた称号と考えている。
今回裂け倒れた老木は、香倉院前の広場の東端にあり、狭い道で散策者の利用度の少ない場所であるが、6月6日の朝6時半にはパトカーが到着していたので、夜間に重さに耐えかねて自然に裂け倒れたものを発見者が通報したと想定される。
10-06-06―1358 根元から裂け倒れる 10-06-06-1366 疏水の流れに向かって
昼過ぎには、業者が到着して倒木の切断を開始しており復旧も早いと思うが、改めて老木を眺めると、腐って倒壊したのでなく、重さに耐えかねて折れた様子がみられる。怪我人の無かったのは不幸中の幸いで、支柱の設置や枝の剪定など安全管理面での留意が足らなかったと感じた。山科疏水沿いには桜の老木が多いので、定期的点検をつづけてほしい。
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