今日は朝から一日中雨模様…そんなにひどくはありませんので、気温も14度と、炬燵で十分でした。この二,三日は久し振りにのんびりと…と言っても俳句も作らないといけないし、原稿も書かないといけませんので、そんなに暇と言うわけではありませんけれど。
昨日の訃報にショックを受けましたが、こんな時どうすればいいのでしょうか。どんなに言葉を尽してもそれが却って白々しくて…自分自身がやりきれなくなります。でも、どうにかして少しでも元気づけたい!そんな思いで、追悼の句を詠みメールで送りました。
哀悼!節子さんへ
嘘でしょと訃報に胸の冱てつきぬ
断りもなく逝くなよ冬の流れ星
冬山へ親しみし名を呼んでみん
早過ぎるよと言へど応へのなき寒さ
形見となりしペンダントして行く聖夜
〝これあげるから、許してね〟と、2、3年前節ちゃんから貰った手作りのペンダント。いつも愛用していますのに…。あれは別府でのOB合宿だったのかしら?もう、あちらこちら一緒に行っているので…。思い出ばかりが浮かんできます。
あの時は、以前作ってあげるねと約束していたペンダントの代わりにと言って、〝これ、スグレもんよ。なぜって、この首に掛けるところが、ほら、強力な磁石になっていて、すぐに着けたり外したり出来るのよ!〟と、あの目をキラキラさせて言う節ちゃんの姿が…なぜなの?こんな別れ方ってないよね。この言いようのない胸の内を、私の俳句は少しは伝えてくれたでしょうか?
こんな時、俳句が詠めてとてもありがたいと思います。幾千幾万の言葉を重ねるより、この十七音で万感の想いが伝えられるのならこんな嬉しいことはありませんもの。
メールを送った後、すぐに〝少し元気が出て来ました。ありがとう〟の返信が来ました。良かった~。下手な俳句でも少しは慰めになったのでしょうか。でも、俳句なんていうのはウマイヘタではなく、基本的に〝こころの叫び〟が言葉として結晶したものでいいと、私は思うんです。人に誉めて貰うために詠む俳句ではなくて、自分の素直な心と向き合って詠む、それに一人でも共感してくれる人がいればいい…それぐらいの気持ちで詠みたいといつも思っています。
写真は、形見になった〝ペンダント〟です。赤いのは珊瑚で、確かお母さんの根付だったものを使ったのよとか言っていたっけ。〝そんな大事なもの貰ってもいいの?〟〝うん、ちわきさんだから、いいのよ!〟とも。誰にでも優しい節ちゃんでした。アリガトウ。きっと大事にするからね~。
(最後のは主人が撮ってくれた写真。ボケてるでしょ!)
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