ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

兼題は〝冬浅し〟

2018年11月28日 | 俳句

 今日も一日ハッキリしない天気で、夕方にはポツリポツリと降り出しました。午後から体操の日でしたので、行こうか行くまいかと悩んだ末、とうとう行かずに一日中原稿書きをしていました。

 大体の目処が付いたので、今ブログ書いています。

 昨日も俳句教室でした。兼題は〝冬浅し〟で、冬になったものの寒さはまだそれ程ではなく、冬の実感に乏しい頃の心持ちだと。この頃の季語としては、「小春」「初冬」などもありますし、厳しい寒さの来る前の雰囲気的なものを読むので結構難しい季語なんです。また、なんにでも即きそうですし…、そのためか歳時記の例句も非常に少なかったですね。中でちょっと面白いなと思った句、

  蛍光灯唄ふごと点き冬浅し    藤田湘子

 蛍光灯が唄うように点灯したと…、別に蛍光灯から音が出ていると言っているのではないと思います。スイッチを入れた時のあの間を置いて〝ピラピラピラッ〟と点く感じを言ったものでしょう。その軽妙さが冬の浅さに通じて成功した句だと思います。

 では、教室の皆さんの句はどうでしょうか。〈バス停の椅子へ日差や冬浅し〉が最高点句でした。どこででもよく見掛けるナントいうことのない句ですが、でもあの小春の頃の日差しが見えてきて、気持ちよく味わえますよね。でもこれを〈バス停の椅子に日差や冬浅き〉と直しました。なぜ〈へ〉を〈に〉にしたかというと、「へ」だと日差してくる方向を言っているので、作者は椅子にはいない感じがします。が、「に」を使うと作者はその椅子に掛けてバスを待っている…というような感じになりますので、ここはやはり「に」とすべきでしょう。ちょっとした違いなんですが、こういうところにも配慮して詠んでいかないと。俳句はたった十七音しかないんですから…。

 先日の「新そば」の「生粉打ち」を食べに行った時の写真です。盛りそばに小エビのかき揚げ、そばがき付きのセット、2,300円でした。ちょっと高めですけど、でも美味しかったですよ。そりゃあみんな私のおごりですもの、当然でしょ…家族5人で行きました。

 かき揚げは揚げたてのパリパリ、そばがきは出来たてのモチモチ、盛りそばは打ったばかりのこしがシッカリ…最高級厳選そば粉100%での仕上げですから、上品な味と香り、粘りのある歯応えなどが特徴です。(とは、店のうたい文句) でも、ホントでしたよ。

 

 

 

 

 

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