植ちゃんの「金沢・いしかわに恋をしました!」

金沢に永住して金沢・石川が好きになりました!その魅力を紹介します。

◇必見!平成の築城「菱櫓・五十間長屋・橋爪門」①(ユーチューブ連動解説版)

2021-02-23 04:31:42 | 金沢・石川の観光


いしかわの観光スポットレポート(No.1953)

◇必見!平成の築城「菱櫓・五十間長屋・橋爪門」①(ユーチューブ連動解説版)

〇金沢城公園概要

加賀藩の居城であった金沢城の城址を整備してつくられた公園。園内には、石川門や三十間長屋などのの藩政期建築物。木造城郭建築として五十間長屋や菱櫓、橋爪門続櫓、橋爪門などの歴史的建造物が復元されています。また、兼六園より歴史のある玉泉院丸庭園も再現され、2020年には鼠多門の復元と鼠多門橋が再現され尾山神社まで接続された。




■写真は菱櫓・五十間長屋・橋爪門図







〇菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓(復元)

平成13年7月に完成した、延べ床面積1894.23平方mの復元建物で、石川門や三十間長屋と同様、鉛瓦や海鼠塀が外観の特徴。明治以降に建てられた木造城郭建築物としては全国再最大規模で、大径木の事前調達や土台石垣の解体、修築を含め、平成10年3月から実に3年4ヶ月をかけて造られた。



3層3階の菱櫓と橋爪門続櫓を2層2階の五十間長屋でつないでいる。これらの建物は、戦の際に二ノ丸を守るための施設で、石落しや鉄砲狭間となる格子窓、白塗漆喰壁や海鼠壁で防火構造になっている外壁がその強固さを示している。
菱櫓は大手と搦手を見張る物見櫓、橋爪門続櫓は二ノ丸大手の橋爪門枡形を見張る物見櫓、五十間長屋は武器等の倉庫。

復元にあたっては、伝統的な木造軸組工法に加え、階段昇降機やエレベーターなどを設置し、二階まではバリアフリーとなっている。



〇菱櫓

平成13年(2001年)に復元された菱櫓は、当時は大手と搦手(からめて)を見張る物見櫓(ものみやぐら)として重要な役割を果たした。
菱櫓という名前の通り、建物の平面は菱形で、四隅の内角は夫々80度と100度になっています。建物が菱形の場合、柱も菱形。この部屋の中に立っている4本の長さ14m、太さ33cmの桧の「通し柱」を始め、使われている凡そ100本の柱も菱形で、これらを使っての建築には大変な技術を要した。





■写真は菱櫓続櫓1階



〇石落し出窓

だしは出窓形式で三方に窓が付いている。また床面は扉が開くようになっており、戦闘の際は敵が石垣をよじ登る敵を防ぐ役割を担っている。これを石落しといい、窓は鉄砲狭間(ざま)として用いられる。菱櫓の石落しは出が大きく、唐破風(からはふう)、千鳥は破風と意匠的にも工夫されはなやかである。









■写真は菱櫓続櫓2階





■写真は菱櫓3階。2012年当時は3階まで登ることが出来た。(2012.11.28)

□金沢城関係紹介ページ

◇金沢城公園巡り1 金沢城の歴史背景

◇金沢城公園巡り9 菱櫓レポート(その1)

◇金沢城公園巡り10 菱櫓レポート(その2)

◇金沢城公園巡り12 五十間長屋レポート(その2)

(つづく)



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