植ちゃんの「金沢・いしかわに恋をしました!」

金沢に永住して金沢・石川が好きになりました!その魅力を紹介します。

金沢城公園巡り12 五十間長屋レポート(その2)

2013-01-08 04:39:37 | 日記


金沢の観光スポット体験レポート その129(No.240)

◇金沢城公園巡り12 五十間長屋レポート(その2)

◇海鼠(なまこ)壁
海鼠壁という名の由来は、平瓦相互の間にできる目地に
漆喰(シックイ)を盛り上げて塗る筋塗りのその断面が、
海鼠に似ているからと言われています。
石川門に続く土塀や「鶴丸土塀」などのなまこ壁の内側
には、鉄砲狭間(鉄砲を打つための穴)が隠されている。
海鼠壁の城は現存しているのは金沢城と新発田城のみ。

■写真は海鼠(なまこ)壁の説明



■写真は鉄砲狭間(石川門二の門付近)



◇伝統的先端技術の伝承
さまざまな伝統技術の上に築かれた金沢城。これは知恵
の塊、いわば、木造建築における先端技術の膨大な集積
です。日本に古代建築物が多く現存するのは木造建築だ
ったからです。我々は、これら建造物はもちろん、その
伝統技術をも次の世代に引き継がなければなりません。
それが伝統文化なのです。今回の工事では、職人のほと
んどが石川県人です。未来の匠(たくみ)を目指して、
技術の伝承を受けようと若い人材も多数参加しました。
*この模型を使って職人の勉強を行った。

■写真は菱櫓模型



◇五十間長屋の窓
五十間長屋の両側にたくさんの窓がありますが、この窓
にもちょっとした工夫が施されています。二の丸側は1
階と2階と同じ場所にあります。つまり、二の丸から見
ると、縦に並んでいますが、三の丸側は、二の丸側と違
って、1階と2階が互い違いにずらして造ってあります。
この違いは、三の丸側は「戦」を想定して、死角ができ
ないように交互にずらせて造ってあり、二の丸側は美観
を考えてデザインされています。

■写真は五十間長屋の窓(二の丸側)



■写真は五十間長屋の窓(三の丸側)


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