植ちゃんの「金沢・いしかわに恋をしました!」

金沢に永住して金沢・石川が好きになりました!その魅力を紹介します。

◇金沢の冬の風物詩「雪吊り」

2012-02-22 05:01:20 | 日記


金沢の観光スポット体験レポート その42(No.134)

◇金沢の冬の風物詩「雪吊り」

◇雪吊りとは
 大切な庭木を冬に積もった雪の重さで枝などが折れな
 いようにする対策、方法を総称して「雪吊り」と呼び
 ます。
 石川県では明治初期から確立したと言われ、 冬の風
 物詩として、加賀金沢を中心に石川県下はどこの家庭
 でも十一月の初冬を迎える頃に作業が始まります。
 北陸特有の湿った雪質は、重く、庭木の枝によく着雪
 します。枝折れ、裂け、潰れるなど、雪解けの三月に
 思わぬ被害に驚かされます。

◇雪吊りの種類

1)りんご吊り
  松の木、槇の木をはじめ、よく枝造りが出来た比較
  的大ぶりの庭木に、芯柱を添えてその先端から多く
  の藁縄を張りそれぞれの枝を結わえ吊る方法で、完
  成した姿が収穫前のリンゴの枝が折れないように吊
  り支えた形からりんご吊りと呼ぶようになりました。
 ■写真は兼六園の雪吊り(りんご吊り)


2)幹吊り
  「りんご吊り」と同じく大きめの樹に施す手法です。
  樹上の太めで、しっかりした枝又から複数の藁縄を
  下げて、枝を結わえ吊ります。
 ■写真は足軽資料館の幹吊り


3)三つ叉しぼり吊り
  ツツジなど中低木類を対象に三本の竹を囲うように
  立て込み、上部の結束ヶ所から藁縄を吊り下げ、張
  り出した数多くの小枝を吊り上げるようにわら縄で
  絞ります。
 ■写真は足軽資料館の三つ叉しぼり吊り


4)その他
  菰掛け、三つ股絞り、竹立て(添え)しぼり、巻き
  あげ、小(中、大)しぼり、三つ股吊り、街路樹の
  低木列植には「横竹しぼり吊り」「竹ばさみ」の手
  法があります。
 ■写真は足軽資料館のしぼり

 □石川県造園協同組合ホームページより