うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

「思い」は見えないけれど「思いやり」は見える byAC

2011年03月15日 20時29分38秒 | 雑記
このところこのブログも重い内容が多くなってしまいました。
今日も昨日と同じく、やはりわけのわからんことでの問い合わせだったり、確定申告に夕方5時過ぎに来て「なんで閉まってるんだよ!」と八つ当たりして帰っていくおじさんとか、相変わらず「困ったさん」な方が多いです(ーー;) 昨日一日で、この手のお客さん対応に免疫が付いたらしく(苦笑)、イライラせずに対応できました^^;
でもライフラインとか止まっている場所はまだまだ多いので、そういった市町村の方に比べたら、苦情もイライラもものすごく低い方だと思います。
被災地の方々は、このイライラをぐっと耐えていらっしゃるのだと思うと、簡単なことで怒りのボルテージが上がってしまう自分が情けない・・・(T0T) 被災者の方々を見習わなければ!と思うかもしたです。
ライフラインではないものの、こちらで第3医療圏の中核となっている市立病院の一号館(※一番でかい病棟)の壁が崩落し、入院患者さんを全員避難させたところ、6人部屋が10人に。4人部屋が8人部屋になっている状態だとのこと。医療機器の配管も壊れたらしく、こちらも早急に復旧作業が必要な状態です。とにかく少しでも電力でも物資でも供給できたらありがたいですね。

そんな重い話題が続いたので、今日はちょっと温かいことを―――
かもしたもペ・ヨンジュンさんの爪の先にもかないませんが、今日募金してきました。そのために、3階にあるセンターから階段をトコトコ降りていたときのことです。
一人のご高齢のご婦人が、シルバーカー(※よくおばあちゃんたちが掴りながら歩いている、一瞬ショッピングカーみたいなあの車の事です)を抱えながら階段を昇っていたんですよ。一段ずつゆっくりと。かもした慌ててご婦人の元に行き、「車持ちますね。」と言ったところ「すいませんね。」と息も絶え絶えに頭を下げられてしまいました。シルバーカーはめっちゃ重くって、これを抱えて3階まで上がろうなんて、とてもご高齢の方には辛いと思います。
かもした「これで3階まで上がってこられたんですか?大変でしたでしょう。エレベーター使ってください。」とお伝えしたところ、ご婦人はゆっくりと頭を左右に振ってこう言われました。
「私はもう86歳で、年金暮らしで、あまりお金もないんです。東北の方を思えば、本当はもっと募金して援助したいんです。でもできないので、せめてエレベーターの電力消費を抑えてあげるくらいしかできなくて・・・本当に申し訳ないです。」
・・・ごめんなさい。かもした、この言葉に涙出ました(T0T)
自分の体が辛いのを圧してまで、それでも何かできることを、と必死に捜してなされるご婦人の「思い」の強さに感謝の涙です。いえ、自分は東北の方々ではありませんが、こうして「思い」を「思いやり」として届けようとしてくださるご婦人に感謝の念が堪えませんでした。<(_ _)>
「きっとその思いは届きますよ。」のかもしたに「いいんですよ。寧ろこんなことくらいしかできず、恥ずかしい限りです。」と、にこやかにお辞儀をされて帰られました。
うん、思いはちゃんと届きますよ。「電力供給」としてか、募金としてなにがしか形になるか。でも一番大事なのは本当にそこに込められた心だな・・・とつくづく思いました。
ご婦人の真心が、少しでも被災者の皆さんの元へ届くことを願うばかりです(-人-)

コメント (2)
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