うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

夏アニメ最終回⑧

2017年09月29日 19時13分12秒 | アニメ
筋力不足要因の四十肩を動かして、ようやくだるさが抜けてきたかもしたです。
やっぱり運動不足ですね(--;) ついには肩を支える筋力までえらく落ちてきてしまうほどに。。。
勧められたダンベル運動・・・といっても、500mlペットボトル2本に水を入れたものをもって、持ち上げたり回したりするだけの、超お手軽簡単運動なのですが、これであっという間にだるさが引いてきたからすごい。
筋肉、使ってなんぼです。
なので、アニメ見ながら運動してますv
『異世界はスマートフォンとともに』:オンライン小説のアニメ化でした。今期一番の『なろう系』でしたね。
主人公の高校生男子:望月 冬夜は神様の手違いで死んでしまう。神様はその埋め合わせとして冬夜を別世界で生き返らせること、そして一つ願いをかなえることを提案する。冬夜はその際「スマホを異世界でも充電なしで使えるように&現世の情報も見られるように」という願いをし、見事に受理。しかも体力やら魔力やら半端ないほどの能力を身につけられて、異世界:ブリュンヒルド公国に転生する。
そこで出会ったリンゼ・エルゼとともにモンスター退治で生計を立てているうちに、万能の力で国をも救ったことで、王女ユミナからプロポーズされたり、新たに加わった桜やリーンとともに、モンスター退治やら戦争の終結、空中要塞バビロンの発見&探検等しながら日々を過ごしていくのだった―――というストーリーでした。
先日『なろう系』についてブログにUPしましたら、親切な方から説明をいただきまして「『なろう系』は「自分の理想の世界に行って大活躍する自己承認欲求を満たす世界」ではなくて『小説家になろう』というオンライン小説に連載されているものだからそう呼ばれているんです。」と教えてくださいました。ありがとうございます。そういうものがあったんですね・・・。でも内容的にはそういうチート系のものが多いそうです。
この作品が今期一番の『なろう系』であり『チート系』作品でした。すごいよ、普通は一つしか使えない魔法が全属性使え、習得なんて5秒。聖獣たちなんて数分もしないうちに従えて、どこでもドアが使えるし(※ただし、一度行った場所のみ)、空飛べるし海中だって問題なし。欲しいものがあれば作り放題、挙句王様に気に入られ、屋敷やら執事やら、最後は妻が9人みんな可愛い子ばっかり。最後は神様になって崇められるそうで―――って、そんな世界があるわけない!(笑) こんな状態だから主人公は全然悩まない。悩む要素もない。唯一悩んだのは最終回の「告白してくる女の子たちのプロポーズを受けるか否か」だけでした。
もうここまでチート(反則)すぎるといっそ清々しいですね。自分が主人公になれたら確かに嬉しいでしょうけれど、外側から見ると、そんなになりたいとも思えない。まず現世に未練も全くなく、サクッと異世界への転生を受け入れたりはできないですね。冬夜は現世で一体どんな生活してたんだろ?そっちが気になります。
あと、スマホ持って行った割にはあんまり活用していないような・・・ナビとアイスクリームの作り方をクックパッドで調べたくらい(笑) あ、あと写メか。現世のニュースも見られる、の設定は全く出てこなかったです。
というか、「かもしたはスマホ持っていないので(ガラケー族)、最初っから世界が違います」。以上。
『ゲーマーズ』:ラノベ原作のアニメ化でした。主人公はゲーム大好きで友人のいない雨野景太。ある日学園のアイドル天道さんから学校のゲーム部に誘われるも、自分のやりたいものではないといって断る。あのマドンナの誘いを断った、ということで、景太は一気に注目されることに。しかも天道さんは景太に思いを寄せ、同じ学校で景太とはゲームの相棒である千秋、更に上原君とその彼女の亜玖璃ちゃんも加わって、新しいゲーム部を発足することに。ゲームを愛する4人+1名で学校生活+青春を満喫するストーリーでした。
最初は「ゲーム部で戦い合って、ライバルが登場して・・・」みたいな展開になる(※ある意味『ナナマルサンバツ』チック)と思っていたんですが、全12話のうち、11話は恋愛コメディーでした(笑) ゲームの「ゲ」の字もなかったですな!(ソフト選んでいるシーンくらいで、本編の話とかみ合うことなくただの小道具的扱い) 最終回でゲーマーじゃない亜玖璃ちゃんに、ゲームの何たるかを解説していましたが、それ以外は景太&天道・上原&亜玖璃カップルがお互い好意の矢印が向かっている相手と全然違う人に矢印が向かっているように誤解され続ける、青春ラブコメの典型でした。「ゲームはどこに・・・」と思っていたら、ようやく最終回でゲーム話でそれっぽくなりました。
原作見ていないので、もしかしたらここから本格的なゲームの展開になっていくのかもしれませんけれど、ゲームより学園ラブコメ好きな人の方が受ける気がしますよ。
『コンビニカレシ』:総合メディア作品のアニメ化で、いくつかあるストーリーのうち、三島君と本田君の1年間をピックアップしていました。
主人公は三島春来君。高校入学して学校の目の前にあるコンビニで並んでいた真四季みはるを見て、幼稚園の頃、大事な絵本をもらった相手と似ていたことから声をかけ友人に。同じころ春来の友人:本田塔羽も同じクラスの委員長こと三橋真珠に想いを寄せる。この2カップルの友人以上、恋人未満の関係を1年間追った作品でした。
前半は概ね本田君と三橋さんの関係が中心で、後半から春来とみはるの恋の進展、で話は進んでいきました。
「コンビニ」とつくくらいだから「コンビニにアルバイトしている人との恋愛模様かな?」と思ったら違ってた(笑) むしろコンビニ店員さんはこの2CPを温かく見守っている感じでv(←ちなみにこのコンビニバイトの男子2人が主人公の話もあるようです) 
本田君と三橋さんはいわゆる「格差カップル」ですね。厳格な彼女の家とフリーな彼で、価値観も最初は違っていましたし、本田君の想いは判っていても勇気が出せない三橋さんに、ついには本田君もキレかけて・・・でしたが、少し、三橋さんが勇気をもって一歩踏み出してくれてよかったv 
春来君とみはるちゃんは、まさか過去にみそらちゃん(みはるちゃんの双子の姉)を挟んでの知り合いで、しかもみそらちゃんは他界。みはるちゃんも心臓に重い病気を持っていて、こちらは「将来への不安から踏み出せないCP」でした。でもお互い前向きになってみはるちゃんの手術も成功、無事に翌年一緒に登校できたようで、めでたしめでたし 円満な最終回にすっきりしました。
『アクションヒロイン チアフルーツ』:こちらはアニメオリジナル作品。
『ご当地ヒロイン』という自主制作特撮が動画で人気投票され、常時一位を誇る『カミダイオー』。ご当地アイドルもおらず、さびれた一地方都市に暮らす高校生:城ヶ根御前は学校のメンバーを集めてご当地ヒロインを立ち上げ、町の活性化を狙う。カミダイオー好きの赤来 杏をはじめ、やがて9人のメンバーが集結し『チアフルーツ』を結成。やがて動画も上位になるが、祖父が建てた市民会館を何とか維持したい御前に、市民会館を閉鎖することを市は伝える。ここぞというときにいつも失敗する御前は、市民会館での公演に足を向けられなかったが、「失敗」への不安を乗り越えるようメンバーが公園を通して御前に訴える。それにより勇気を出した御前は舞台に立ち、大好評を得た公演は市民会館の存続への足掛かりとなった―――という作品でした。
9人のメンバーが町を救うために紆余曲折を得て集まり、ステージに立つ―――というと、展開的には「ラブライブ!」に似てます。歌がアクションになった感じ。でも歌と衣装と作詞作曲振付以上に、舞台装置と特効、毎週ストーリーを更新し演技振付、動画UP etc・・・こっちのほうがえらく大変そうに見えました それはともかく、最終的にはメインヒロインの一人、御前のネガティブさを救って乗り越えるような舞台を作り上げて、お約束なんですが感動いたしました。市民会館も無事に存続し、こちらも円満解決でよかったです。

さて、今夜は『ラピュタ』がありますね。
また「バルス!」祭りがあるんだろうな(笑) 一発参加してみたいと思います(^^ゞ


夏アニメ最終回⑦

2017年09月28日 19時30分01秒 | アニメ
そういえば、このブログの方では一言も言っていなかったことに、今更気が付いた
ガンダムSEED15周年記念アスカガアンソロジー『運命のフォーチュンブック』の方が委託書店で販売開始になっております。
http://www.toranoana.jp/bl/article/04/0030/57/34/040030573452.html
コピペしてねv
10月8日はプチオンリーでアスカガ新刊がたくさん出ているので、すごく楽しみ。その前に「金稼いでおかないとな」←基本は大事。
イベントがあるから、仕事も頑張れる励みになるものです。
そしてアニメも見るのが沢山あるのでまたこれも楽しからずや。
『NEW GAME!!』:ちょうど一年前に第1期が放送しました、ゲーム制作会社の裏側を描いた漫画原作のアニメ化第2期です。
1期ではゲーム会社「イーグルジャンプ」に就職した主人公:涼風 青葉ちゃんはあこがれの存在であるキャラクターチーフデザイナーの八神さんの代表作である『フェアリーストーリー3』の制作に取り組み、完成に至るまでの経過を描いた作品でしたが、第2期は新しいゲーム『peco』のキャラクターデザインのコンベーションに参加したところ、八神さんを抑えて採用決定となる。戸惑いを覚えつつも嬉しい青葉。しかし会社側は「あくまでデザイナーは八神コウである」という売れ線を狙ったっため、青葉は悔しさを覚えつつも八神さんに一任する。そして春には同い年の新人:望月 紅葉と鳴海 ツバメが入社。やはり八神さんに憧れて入ってきた紅葉は、青葉を目の敵にする。やがて友達のねねも研修生として同じ会社に。トラブルはあったものの、無事『peco』は完成。しかしその一方で若手が台頭してきたことを感じた八神さんは後進に席を譲ることを決意、勉強のためにフランスへ旅立っていった―――というストーリーでした。
1期目は普段大よそ知ることのないゲームクリエイター会社の裏側を、新人:青葉の目を通してみてきて面白かったですが、2期目は会社という組織の中での人間関係・・・特に後輩に追いつかれるという心理的焦りの感覚とか、新人の育成とか、組織に努める人なら必ず通るであろう難問がクローズアップされていました。そういう意味では別にクリエイターではないけれど、青葉ちゃんや八神さんと同じ目線で見ることができたのが面白かったです。
八神さんが会社を離れたことで、この作品は一応完結(原作はまだ続いているようですが)かな。すっきりした後味で面白かったです。
『カイトアンサ』:以前放送された『ナゾトキネ』の続きです。今度は男子が主人公。
立川に突如現れたQバスターズから立川を守るため、出されるクイズを解きながらQバスターズの手先を倒し、危機を救った―――というストーリー。
前作の主人公:解音さんも登場して、前作同様出されるクイズを回答しないと先に進めない。たまたま解音さんの戦いを見ていたためにQフォーマーズにされた魁斗と杏茶でしたが、途中で日向ちゃんも加わって、前作よりバトルストーリーになっていました。そして大元の問題は立川市より「八〇子市のほうがいい!」という、いわゆる3多摩地区でどっちの市の方がいいか!合戦だったのね・・・市長さんの心の隙をQバスターに付け込まれたらしいです。でも3人が何とか解いてくれて(解音さんは別行動で戦っていた)、立川の平和は守られました。よかったよかったv というか、散々立川市をディスリましたが、他にも青〇市とか稲〇市とか福〇市とかetc・・・あるじゃない(笑) 要は三多摩地区の戦いでしたがそこらへんは『ア〇街ック天国』にいろいろ紹介してもらえばよかったのに。
ただ出題されるクイズは結構難問。番組内のはまだそこまでではなかったですが、EDで流れるクイズはさっぱりわからんかった・・・orz かもしたには立川救出は無理。Qフォーマーの皆さんには是非立川だけでなく、三多摩地区くらいまで平和を守ってください<(_ _)>
『イケメン戦国』:乙女ゲームのアニメ化です。ですがゲームとは全く違った内容です(ゲームは意気に入りの武将を落とすこと!がメイン)。
現世でタイムマシンの研究生活していた青年が突如タイムスリップし戦国時代へ。そこで彼は「猿飛佐助」となって、数多の有名武将と戦う(?)ことに。最後は無事現代に帰還しました。・・・武将さんたちも一緒に。
流石は武将さんたちは現代社会にも順応早く、コミケに行ったりアイドルやったりしましたけど、佐助さんが過去に返しました。というか佐助も結局過去に行って、信長に仕えて円満終了(?)でした。
ゲームは落とすのが目的ですが、アニメは2頭身の可愛いキャラになっていて、戦ではなく佐助が提案した可愛いゲーム(ビーチバレーとかスイカ割とか)で、武将たちが争うという、ものすごく平和(笑) 乙女は一人も登場しないので、色気は全然ありませぬ。慣れないゲームに一喜一憂する武将さんたちが結構可愛かった(笑)
『クリオネの灯り』:オンライン小説のアニメ化でした。
主人公は平凡な中学生のタカシとキョウコ。同じクラスに病弱でいじめられているミノリという少女を何とか救いたくて、二人は勇気を出してミノリに声をかける。やがて表立ったところではまだ距離はあるものの、次第に3人は打ち解けていく。だがミノリへのいじめはなくならず、ミノリは学校を休むように。二人は水族館に誘ったり祭りに誘って出かけるが、その様子を同じクラスの人間に目撃され、3人は逃げる。そしてミノリは姿を消すが、二人の携帯にミノリらしき人物からのメールが届く。ミノリを探す二人だったが、その頃、ミノリは既にこの世を去っていた―――というストーリーでした。
元々『いじめ』をテーマにした作品だったので、重い雰囲気はどこかしらに漂っていたんですが、勇気を出してミノリを救おうとしたタカシとキョウコの二人の頑張りは涙ものでした。できたらミノリを救えるEDで終わってほしかったですね。一応クラスの面々は反省していますが、皆とも打ち解けた最後を願いましたが残念でした。でも辛辣ないじめはやっぱりリアルでも沢山まだあると思いますので、この作品を見て勇気を出してくれる人が居たらいいなぁ・・・
そしていじめをした側は、一生その傷を背負って生きなければならない。その重さを教えてくれた作品でした。
『てーきゅう9期』:もうすでに9期目なんですね。4コマ漫画原作のアニメですけれど、全くと言っていいほど「てーきゅう」やっている姿はないですね。まだ1期目はやっていた気がしますが、9期ともなるとラケット持った姿すら見ていない(苦笑) それがこの作品のお約束だから仕方ないか^^;
『ノラと皇女と野良猫ハート』:こちらはゲームのアニメ化です。ゲームでは主人公の高校生:反田ノラ君が冥界の皇女パトリシアの使った魔法でネコにさせられて、彼女の眷属になった、というところからスタートしているらしいですが、アニメではすでに猫になっていて、しかも殆ど話に関わっていない(苦笑) メインは皇女様とその姉妹たち+ノラのクラスメートの大騒ぎコメディでした。特に大きなストーリー性はなく単発もの。
猫と女王様系がお好きな人は癒されたかも。最後はキスで人間に戻った―――と思ったら素っ裸だっため、また猫に戻され…を繰り返すエンディングでした。ザ・エンドレス!( ̄▽ ̄)
『ラファンドール国物語』:めずらしいピクチャーアニメです。
主人公はリエンという少年。ラファンドールの最北にある、フェブルと呼ばれる霧深い小さな村で、 妹トレスタと母ベネッタとともに暮らしていた。 妹の誕生日に商人からヴァイオリンを買うため、リエンは昔から持っていた古いペンダントを手放してしまうが それをきっかけにリエンの生活は変わっていく。
ある日突如として村が謎の兵士に襲われ、すべてが燃え尽くされてしまう。 母ベネッタの言葉に従い森に逃げ込んだふたりだが、トレスタの体調が徐々に悪くなっていき、 ついには口から影のような黒い霧を吹き出し倒れてしまう。 瀕死のトレスタを助けたいリエンは、森を出て、その方法を探す旅に出る。やがて森の中で出会ったのはトレスタそっくりの少女:シェルシュ。彼女と行動を共にするうち、やがてリエンはシェルシュはトレスタの「影」であることがわかる。それに対し、リエンは光のものであり、ラファンドール国王の息子であることが判明。最終的に「光と影は惹かれ合う」とトレスタが言った通り、シェルシュとリエンは惹かれ合っていたため、トレスタは身を引くが、二人で一つの通りシェルシュもリエンの前から消滅。そしてラファンドール王子たちの後継者争いが起こっていた―――というラストでしたが、既に2期目が決定していて、今度はリエンがラファンドール国王となる戦いを描くそうです。
ピクチャーズアニメだけあって、毎回キャラも背景も描きこみが細かくて、天野先生(FFシリーズでおなじみ)のキャラデザに近かったですね。それだけでもファンタジー。ストーリーは明るさは殆どなくて、暗い自分のうちにある影との戦いでした。でも魔法でもなく剣でもなく、精神で打ち倒すというある意味伝承(よくある「魔物は自分の心が生み出した幻影」的な)に近い戦いで、そういう意味ではバトルはないので、コマ送りのアニメにするとかえって表現しづらかったかも。なのでこれで正解でしょうね。まだ連載は続いているようなので、ファンタジー好きさんは動画チェックですね。
『ようこそ実力至上主義の教室へ』:かもした的に今期面白かった作品の1,2位を争っていました。ラノベ原作のアニメ化でした。
希望する就職、進学先にほぼ100%応える全国屈指の名門校・高度育成高等学校。この高校は社会と断絶され、その代わり月々10万ポイントが生徒たちに与えられる。この施設内では外界と同じショッピングモールや娯楽施設があり、ポイントを払えば自由に利用できる。そんなこの高校に入学した綾小路 清隆は同じDクラスでポイント使用を極力抑えながら一人でいる堀北鈴音と出会う。必死にAクラスに上がろうとする堀北と全く興味のない綾小路。だが翌月ポイントの振り込みがないことを訴える生徒たちに、担任から「学習態度・能力・生活態度すべてがポイント式に換算されるため、Dクラスは0であった」ことを宣言される。かくして一見ユートピアと思われた高校生活は争いと疑心暗鬼の中で日々を送ることとなった―――というストーリーでした。
面白いのは学校の変わった決まりに対し、個々の生徒が建前を隠せず本音をさらけ出すようになったり、真の人間性が現れたこと。そして主人公でありながら、学校のすべてに全く興味を示さず、客観的なものの見方しかしない主人公:綾小路君の秘密についてでしょうか。
本心を吐露して泣いたり嚙みついたり理性を失わせるような学校の数々の行事や規則に対し、従うしかない一生徒たちの中で、その仕組みに従いながらも上しか見ていないヒロイン:堀北さんと、全くそんなことに価値観を見出さず、従うと見せかけて実は強かにそのルールの盲点を突いて難問を突破する綾小路君。かみ合いそうでかみ合わない二人の価値観ややり取りもDクラスの窮地を救う手立てになっているのが面白かったです。ハラハラ感もありますし緊張感もある。他の生徒たちは本当に高校生レベルの知識で対応しているんですが、綾小路君は彼らの見えないものを利用しているあたり、彼の正体が一体何なのか、非常に気になるところです。2期目やってくれないかなー。
『捏造トラップ』:ユリ専門漫画に掲載されている漫画原作のアニメ化。
初めて恋人ができた女子高生・由真は、幼馴染で恋愛経験豊富な蛍に彼氏との接し方について相談する。しかし蛍は由真に対し、からかっているのか本気なのかわからないキスされたり体をまさぐられたりして翻弄される。由真は拒絶はするが、強く抵抗することはできず、彼氏には内緒で"浮気"していることに罪悪感を募らせる。やがて蛍は彼氏の藤原にDVを受けていることが判明し、由真は必死に蛍を守ろうとするが、そんな由真の心をさらに蛍は翻弄する。蛍に対する友情なのか愛情なのか…真意がつかない由真は武田と別れ、蛍を守る決心をする―――というストーリーでした。
百合族GL作品ですが、考えてみたらBLはこんなに世に作品が出回っているのに、GLって見ないな。。。友情なのか愛情なのか判断つかないけれど、今まで自分のものだったものが他者に取られるのが悔しい=嫉妬が生み出した落とし穴、という感じです。蛍は策士ですね。藤原に酷い目に遭わされ、それを由真に悟らせることで由真の愛情を独占する・・・こういう計算高い女(でもいわゆる着地点がないので、一生恋愛にふらふらしたまま)は確かにいます。相手が女でも男でも魔性で虜む。BLもGLも着地点がないので話の終着点ってないんですが、本当の幸せに気が付いてほしいと思います。


夏アニメ最終回⑥

2017年09月26日 19時30分57秒 | アニメ
四十肩で右腕がすごくかったるいかもしたです
痛くはないんですよ。すごくだるい。多分筋力が相当落ちているのではないかと。
『鉄腕DASH』でTOKIOのメンバーがバク転やっていましたけれど、40代であれだけの筋力を未だ維持できるのは、やっぱり常に動かしているからかな。リーダーでさえ、砲丸投げ・・もといボーリングの玉投げで他のメンバーと変わらないくらい飛ばしていた(しかも利き腕じゃなく)んだから、お年寄り扱いされてますけれど、リーダーは並みのアラフィフよりは体力あると思いますよ。うん。
そんなリーダーを見習え(特に魚の三枚おろしとか小技も)ばいいのに、全然見習わないでグダグダ見ているだけのかもしたは、今日もグダグダ感想だけ書きます。
『セントールの悩み』:日本の漫画原作を中国スタジオでアニメ化した作品でした。
普通の高校生の日常ストーリーですが、登場者は全員人間ではなく、伝承の存在。なので主人公は「セントール」を英語読みすると「ケンタウルス」の通り、半人半馬の姫こと姫乃さん。友達は竜の希ちゃんと角つきの羌子ちゃんと、天使の真奈美さんと途中で転入してきた蛇人のケッツアコアトルさん。
ストーリー的には単発の15分×2話で話が進んでいるんですが、別に何か大きな事件が起きるとか、伝承的な争いがおこるとか、そういったものは全然なく、本当に普通の女子高生の日常。・・・なんですが、「セントールの悩み」とついているだけあって、たまーに「座席に座れない」「保健室のベッドで横になれない」「電車に乗っても座れない」「公衆トイレに入れない」という、確かに馬の下半身ではきついであろう(涙)不便さを訴えておりました。
3期くらい前にやっていた「亜人ちゃんは語りたい」にあったいわゆる「精神的にも環境的にもバリアフリー」を訴えた作品と、言いたいことは似ている気がします。でも深刻さはない。つまりもうそれだけいろんな人種、改め民族(?)が溶け込んでいるからなんでしょうね。
後半に入ってきたら、特に不便さを語る話はほとんどなくなってきたので、それなりに悩みは解消しているようです。よかったよかったv
『ナイツ&マジック』:こちらはラノベ原作のアニメ化でした。
主人公は元々は日本のゲームプログラマーでロボット大好きなプラモデル作りが趣味の倉田さん。交通事故で亡くなってしまったその魂は、異世界に飛ばされそこでエルこと「エルネスティ」という少年に転生する。その世界は「幻晶騎士(シルエットナイト)」と呼ばれる巨大ロボットが、主戦力として存在する世界だった。
前世からの記憶と趣味と知識を引き継いだままのエルは、幻晶騎士のパイロットである「騎操士(ナイトランナー)」を志し、幼少時より勉学などに励む。そして学園生時代の訓練中に現れた師団級魔獣「陸皇亀(ベヘモス)」を討伐した事を切っ掛けに、自らが理想とするロボットを一から作り上げるために奮闘、その才能と実績で国王から幻晶騎士開発を主目的とした騎士団「銀鳳騎士団」を任されて団長となった。それ以降、彼の騎士団は目覚ましい戦歴を重ねていくのだった―――というストーリーでした。
最近『なろう系』というジャンルが流行しているそうですね。つまり「自分がなりたかったもの、理想とする世界が実現した世界に行って大活躍し、人気者になる」というジャンルだそうです。今期だけで3作品がこの『なろう系』でしたが、確かにこの主人公はひたすらロボットが好きで、前世で事細かいロボット工学まで好きで独学していたようですが、飛ばされた異世界ではIT技術的にも劣った世界で、その知識を利用して全戦無敗の無敵を誇る。挙句その国のTOP(王様)から認められ、大好きなロボット作り放題やり放題(資金源なら湧いて出てくる)だし、勝利するから人望も集まってくる・・・現世界のヲタな人の承認欲求が見事に満たされる世界。そりゃ『なりたい!』にもなるわな(笑)
ある意味ヲタの欲求を世界化してくれていますが、ただ正直この主人公、ひたすらロボットの話になると他人の話を聞かず喋りっぱなし&人の命よりロボット大事(「中(の搭乗者)はいいので、ロボットは傷つけないでください!」的な発言が多々あり)な問題発言が多く、まだ子供だからと笑って聞いていられる内容ではないので、そこはちょっと受け入れがたかった(--;) しかも絶対負けないので、生きていて当たり前にある苦悩とか後悔とか挫折とか、人間的に成長できる機会が全くと言っていいほどないので、このままで人生本当に面白いのか?という疑念は付きます。
『なろう系』はかもしたには向かないことが、今シーズンでよくわかりました。<(_ _)>
とりあえずロボットの描写は細かくて綺麗でした。ロボット好きな人にはたまらなかったでしょうね。
『プリンセス・プリンシパル』:こちらはオリジナルアニメ。全24話中からピックアップされた12話のみテレビ放送でした。
世界は19世紀末のロンドン。ここにはベルリンの壁のような「ロンドンの壁」で分割され、各国のスパイが暗躍する「影の戦争」の最前線となっていた。王国に潜伏する共和国側のスパイ組織「コントロール」に所属する5人の少女たちは、表向き名門校クイーンズ・メイフェア校に通う普通の学生として生活する一方、各々の能力を生かし、スパイとしてロンドンを駆け巡っていた。そして様々な任務を遂行する中、「プリンセスを暗殺」という指令が下る。このプリンセスは王女でありながら5人のスパイの一味として暗躍するシャーロット。仲間を売るか、それとも友情を取るか―――彼女らは同じ思いでつながっていることを再確認し、プリンセスの救出と革命を未然に防ぎぎった―――というストーリーでした。
これは面白かったです。純粋に。人知の及ばない秘密兵器を使いこなしたり、弾丸まで叩き切ったり、あの『ルパン三世一味』を彷彿とさせられました。役割分担がきちんとできているんですよ。戦闘の先陣:ちせ、任務遂行:アンジェ、渉外サポート:プリンセス、そのサポート:ベアトリス、まとめるリーダー:ドロシー、でちゃんとそれぞれの役割を担ってトラブルがあればすぐにサポート、話をせずともすぐに相手の意図を理解して先に進む。非常に任務遂行に徹するバランスのとれたいいチームでした。ハラハラしながら見ていたので30分が短かった!その一方でキャラクターの抱える秘密、特にアンジェとプリンセスは実は「乞食王子」みたいに「そっくりだったので入れ替わったら、事件に巻き込まれそのまま相手の人生を過ごすことになった」という展開もまたびっくり。でも感情を見せないアンジェが唯一プリンセスと二人の時は感情を見せてくれるので、任務に徹したロボットじゃなく、ちゃんと感情をもって自分の大事なものを知っている人間である、という普通の女の子らしさがあってよかったです。
キャラも背景も綺麗だったし、欲を言えば24話を全部見たかった・・・orz そしてストーリーを前後させないで順を追ってほしかったな(チョイス式なので、9話の後に6話とかふつーにある)。久々スリル満点の作品で面白かったです。
『潔癖男子!青山くん』:こちらは漫画原作のアニメ化でした。
サッカーU16の代表選手に選ばれるほど、プロも注目する天才プレイヤー青山くん。ところが彼の進学した高校は超弱小高校の富士美高校。プロのスカウトも同じ学校のサッカー部の部員も、その理由がさっぱりつかめず「何故青山くんがこんなところに!?」―――その答えは「洗浄機のあるトイレがあったのが、この高校だけだったから」。青山くんは非常に潔癖だった。暇さえあれば掃除をしている青山くんと、金持ちのボンボンでシュートが全然入らない財前君や3バカトリオをはじめ、ともにサッカーにいそしみながら、青山くんは今日もどこかを磨いている―――というストーリーでした。
最初はFC東京も応援している番組、ということで、普通にサッカーをメインとした作品なんだろうな、と某キャプ翼感覚で見ていたら、全然全くとぉぉぉーーーーーーっても違っていました(笑) 要は「ほのぼのサッカー&学園ライフ+青山くんのお掃除」で話がまとめられる(笑) サッカーの試合なんて最初ちょっと交流試合ありましたけれど、あとは全然なかったな。財前の特訓ぐらいで3バカはまともにサッカーやっていないし←それはそれで話が成り立つのだから、ある意味凄い。色っぽい話も全くなかった。すごい青春だ!(笑)
後は中の人的にゴージャスなキャストさんばかりだったのですが、置鮎さんの青年声は久しぶりで新鮮でしたv 大体年齢が高いキャラくて落ち着いた雰囲気のキャラが多かった(ぬーべ~とかトレーズ様とかバルドフェルドさんとかBASARA秀吉とか)ので、意外性がまた楽しい。そして財前関智さんはやっぱりうるさい(でもこれはこれで安心v)。イザークと財前と与太郎とギルガメッシュが集まったら会話にならないな^^; ちなみ最終回のオーディオコメンタリーでは3バカの保志さんが一番うるさかった( ̄▽ ̄)☆ 
それはともかく、肩の力抜いて、ほや~っと見られる作品でした。
『天使の3P』:こちらはラノベ原作のアニメ化でした。
主人公は引きこもりで高校未登校の貫井 響。自作の音楽を動画にUしていたところ、「曲を聴いた。会いたい」というメールが届く。待ち合わせ場所に出向いた響はそこでメールを送ったリトルウイングの3人の小学生女子と出会う。彼女たちは養護施設で生活し、その拠点である教会を取り壊す話が出ているため、なんとかライブをここで開いて思い出にしたいという相談を受ける。悩む響だったが彼女たちの演奏を聴き承諾。四苦八苦しながらライブを開催。やがて彼女たちの音楽を動画に乗せたところ、思いのほかあちこちから誘いがかかり、リトルウイングとともに響も成長し、高校に出席するようになった―――というストーリーでした。
主軸にあるのは健気な彼女たちの影響を受け、主人公も成長していく、という王道の展開・・・なんですが、これもある意味『なろう系』でした。こっちの『なろう』は「ロリコン好き」の人が「ツルペタな女の子とお風呂に入ったり、海に行ったり、キャンプしたり、一緒にデートしたりetc・・・」という夢を2次元でやってくれた、というところでしょうね(笑)
しかも「ツンデレ系」「大人しい系」「未熟系」「傍若無人系」とお好きなメニューがそろっている。
でもね、現実は「小学5年生にもなって、高校生男と一緒にお風呂に入る」なんてありえないから。しかも高学年なら既に性教育(今は早いところだと小学校低学年からしている)受けているはずの女の子が「隣に寝ただけで子供ができる」とか思っているはずないから(苦笑) 
とりあえず、「目を覚ませ!現実を見ろ!」と言ってやりたい(笑) ってまぁそれを言ってしまうと『なろう系』じゃないか^^;



夏アニメ最終回⑤

2017年09月24日 17時30分13秒 | アニメ
最近季節柄、栗系の食べ物が出てきて嬉しいかもしたです。
先日はToppoの「香ばし栗」というものを、ちょっとだけ頂いたのですが、ふんわり栗の香りがして美味しかったっす。
これからはモンブラン系のケーキとかも出てきますが、最近はハロウィンにちなんでかぼちゃ系のものも出てきてますね。どっちもホクホクしているならそれでよし! あぁ、また太る・・・
で、ダラダラ見ているから余計に太るのですが、見ずにはいられない夏アニメの最終回です。
『境界のRINNEⅢ』:今期で3シーズン目になりました、高橋留美子先生の人気漫画原作のアニメ化でした。
相変わらず赤貧の中でお勤めをするりんね君と六文ちゃん、そして友達以上恋人未満(!?)な桜ちゃんと、彼らを囲むいつもの面々のコメディでした。
新しいといえば、りんねの母親:乙女さん改め苺ちゃんの初登場でしたね。声が林原さんなので、旦那:鯖人(山口勝平さん)と合わせて「乱馬」再びでした(笑) 鉄板でしたがある意味安心v 
そしてもう一つ新しいといえば、前シリーズまでは20分一話もしくはシリーズな展開が多かったのですが、今シリーズはショートストーリーを3話一週で放送したり、話の内容はすごく濃かった気がします。 そして「邪念を持つものはあくまで最後に痛い目を見る」のは人間だろうと死神だろうとそれ以外だろうと絶対お約束なので、別に正義を謳った作品ではないのですが、なんとなく後味爽快 また赤貧さと一般家庭の夕食前の時間のためか、りんねと六文ちゃんが今まさに食べようとしている「肉まん半分」とか「サバの水煮缶」とか「のびきったカップ麺」とかが、めっちゃ貴重で美味しそうに見えるのもこの作品ならでは(笑) 食べ物を当たり前に食べられるという難しさとありがたさを、今期もしみじみ感謝いたしました(-人-)
『賭ケグルイ』:漫画原作のアニメ化でしたが、個人的に所感としましては今期の作品で1,2位を争う面白さだったアニメでした。
ギャンブルで優劣が決まる(いわゆる学園カースト)高校に突然転入してきた蛇喰夢子という謎の美少女と、彼女に賭けを挑んでくる生徒を相手にイカサマ有の勝負をし続け、やがて学園を牛耳る生徒会との戦いを描いた作品でした。
ただのギャンブル漫画は色々あります(特に麻雀とか)が、オリジナルギャンブルに加え、イカサマありきでいどんで来る勝負師たちに、そのさらに上手をとってやり返す夢子さんの勝負がめっちゃ面白かったです。他のギャンブル漫画にありがちな「主人公の絶対的強運」とかは全然ないんですよ。夢子さんも別段「正義のため」に戦っているわけでもなく、思いっきり勝とうと敗北しようと、そのギリギリのラインがたまらなく好きなだけの本当にギャンブル好きなだけなんですが、相手の隠している弱点を突いて、その弱さを乗り越えさせる、という「水戸黄門的」な世直しというか人直し(成長させる)ができてしまうのも魅力でした。夢子さんには全然その気はないんですけれどね。でも彼女の本心は誰にも悟れない、何を考えているのかわからないミステリアスさも面白かったです。そして彼女とある意味瓜二つな生徒会長もまた謎のギャンブラー。最終回は原作にはないオリジナルでの会長との対決でしたけれど、いいところは全部鈴井君が持って行ってくれました。一番目立たない彼でしたが、それが弱点だったところを夢子の勝負を見続けて、勇気をもらった彼も成長した一人かと。オリジナルが入った分清華さんの出番がなくなってしまったので、ちょっと見てみたかった。というか、(やらなそうですけれど)できたら2期目が見てみたいです ・・・あ、でも最後に一つ―――
「学生の賭け事参加は違法です(※宝くじ以外)」・・・念のため。(20最越えている大学生でも競輪競馬やっちゃだめだよ!)
『ひなろじ~from Luck & Logic~』:スマホゲーム原案のアニメ化作品。以前もアニメで放送された「ラクエンロジック」の別バージョン。前作が高校生年代のロジカリストたちの戦いを描いたストーリーでしたが、こっちは一変してほのぼの 多分年齢的には中学~高校生年齢なんでしょうが、主人公含めてみんな可愛い。戦いというよりは、一人前のロジカリストを目指す学園に通っている子たちなので「ひな」。なので、バトルよりは学園ほのぼのストーリーでした。
主人公はある国のお姫様にもかかわらず、ロジカリストの力を持つためホッカイドウの学園に通うことになったリオン。そこに現役ロジカリストでリオンのあこがれであるニーナが通っていた。ニーナと友達になりたくて早速近づくリオンに対し、ニーナは誰とも距離を置いている。ニーナはいずれはALCAという戦闘部隊に戻るため、人間関係から距離を置いていたものの、リオンをはじめ学友たちと様々な行事を過ごすことでやがて友情は募っていく―――というストーリーでした。
戦闘状態がほとんどない分、ほのぼのとした学園生活がメインなので、一話単発でも全然見れてしまう。シリアスといえば、まだ未知の力に振り回されるリオンとニーナの戦いくらいでしたね。でもそうしたいきさつがあったからこそ真の友情が結べてニーナは戦闘力以外の人間として大事な部分に気づけて学園に残る、という最終回になったかと思います。最後まで円満でよかったよかったv
でも、誰より戦っていたのは、学園の先生方ではなかっただろうか(哀)・・・毎回大騒ぎ起こす生徒たちに振り回され・・・挙句次回予告の際は必ずと言っていいほど先生方が居酒屋で泥酔しながら愚痴を言い合うシーンでしたので、それがなぜか涙を誘われました。先生方にも幸あれ!
『活撃刀剣乱舞』:説明不要!の人気ゲームのアニメ化第2弾でした。前作の『花丸』もバトルはありましたが、基本ほのぼの ほぼ全キャラクター(※放送当時の)が出演して、毎日ワイワイガヤガヤで、基本真面目な長谷部さんが一人で苦労する(ツッコミ役でありツッコマレ役でもある)オチの話でしたが、今回は土方さん所蔵の刀剣二振「和泉守兼定」と「堀川国広」、そして敵対者であった坂本龍馬の愛刀「陸奥守吉行」を中心とした第2部隊の戦いを描いたシリアス作品でした。
物語の当初は坂本龍馬の気質を移したような陸奥守と土方さん譲りの隊長気質の和泉守の葛藤がありましたが、やがて陸奥守は龍馬本人と会うことで、自分の抱えていた思い残しを消化することができましたけれど、逆に乗り越えられなかったのは国広。土方さんの最期を知っているが故に、余計に彼を助けたくなり歴史に干渉しない約束を破って彼の元へ・・・最後は闇落ちするか、折られるか、ひじょーに心配しましたが、国広君は歴史上函館戦争前に実家に送られて土方さんと最期を共にしていない兼さんのことを思って、最後の時まで一緒にいさせる(歴史に変革はない)形にしたかっただけでした。よかったよv
そして第二、第一部隊に与えられた指令は「函館戦争の邪魔をさせない」。途中出場のじじぃども(笑)が美味しいところも持って行ってくれそうでしたが、兼定さんは最後まで部隊長を務めあげました。
感想としましては、とにかくクオリティが高かった!キャラデザもぶれないし、背景の書き込みも細かくて、無論脚本もハラハラしながらも戦闘場面もすごくきれいな描き込みで、どれだけスタッフが気合入れたかが実によく伝わってきました! やっぱりダントツの人気を誇っているだけに、少しでも手を抜いたら世の審神者の皆さんが大変なこと(笑)になるかと思いますから、気合も十分だったでしょうね。
今度は劇場版ですが、無論楽しみではあるんですけれど、できれば活撃でテレビシリーズ2期目を作ってほしいな~。劇場版てどうやっても2時間(つまりはテレビだと6話分くらい)限度になるので、短いのが・・・
我が本丸にて、「2期目ーーーっ!!」と祈りながらしばし待ちたいと思います。(-人-)
『ひとりじめマイヒーロー』:こちらは漫画原作のアニメ化でした。
主人公は高校生の勢多川 正広くん。元々中学校では居場所もなく、ヤンキーたちのパシリになっていたところを、伝説の熊殺しと呼ばれた人物によってヤンキーのグループが壊滅状態になり解放される。勢多川くんは大柴 健介と知り合い仲良くなるが、その兄が実は熊殺しの本人:大柴 康介だった。やがて同じ高校に進学した正弘と健介の学校に臨時教員として康介が着任することとなった―――というストーリーでした。
最初から「BL」となっていたのですが、全然BL展開にならず、しいて言えば健介と正弘の仲に支倉君が嫉妬している、というところがBLっぽいかな?と思いつつもそれでも全然BLシーンがなかったので、(なんだー、このままほっこり展開で終わるのかv)と思っていたら、後半から急速に康介と正弘のBLがスタートしたという(笑) 安心していたところに一発食らった感じ(苦笑) ただ、割とBL作品って会社に秘密の関係だったりとか、兄弟にはバレバレだけど開き直っているとか、一部の人間のみ受け入れられるものが多い中にあって、この作品は友人から否定的に見られたり、学校での立場とか、いわゆる「リアルに近い受け入れられ方」を描いていたので割とストンと胸に落ちるものがありました。最後はみんなに認められつつ、二人も喧嘩別れしそうでありながら仲直りして平和的に終了。
でもまてよ。正弘くん&康介の親がこの事実を知ったらどう思うだろう( ̄_ ̄|||) まぁ正弘母は「こんな親の子だからまともな恋愛はできない」と言い張っているので、受け入れられるかもしれませんが、大柴母はふつ―そうなので、できるだけ穏便に図れますよう頑張ってください(笑)



夏アニメ最終回④

2017年09月22日 19時15分51秒 | アニメ
9月も来週で最終週だというのに、何なんでしょう、この暑さ 8月がずっと涼しかったので、嫌がらせ的な残暑で毎日の通勤時が汗かいて辛いです。汗かいて→電車にのる→冷房効いていて、1時間乗ると結構寒い。このコースにはまって現在風邪気味で喉が痛いっす。早くいい季節になってくれないかなー。
で、来週はきっと最終回が山ほど来ますが、ちまちまチェックしています。
『最遊記 RELOAD BLAST』:久々の最遊記シリーズでしたね。始まったのは遅くて終わりが早いので、もう1クール終了!?と思いましたが、考えてみれば12話中の半分近くは哪吒太子にまつわる悟空との過去のストーリーだったので、三蔵一行が進んだ距離自体は短いわ(笑)
今回はいつもの旅先での戦いエピソードというよりは、それぞれのキャラが背負う過去話が中心でしたので、いつものお約束展開は少なかったです。写楽さんのところで哪吒と戦ったのがメインくらいかも。
でも哪吒との戦いの前には悟空とのエピソードは絶対外せないので、できれば2クールで続けてほしかったです。悟浄と独角兕のことも、妖怪化が進んだその後のことも短かったし、あの後紅孩児がどうなったのかも未完だし。哪吒と悟空の邂逅もできればもういちょい見たかった。「見たかった」ばかりですが、つまりイコール「全12話で盛り込むには無理があった」と思います。
嬉しかったのは、結構リメイク久しぶりの作品の中にあって、声優さんが変わっていなかったこと。関俊さん、平田さん,保志さん、石田さん・・・今見るとめっちゃゴージャスなキャストですね!(笑) 高木さんの三蔵も好きでしたが、テレビで見慣れるとやっぱりこのメンバーは落ち着きますわ また続編やってほしいですね。
『サクラクエスト』:こちらはオリジナルアニメで2クール作品でした。
主人公の短大を卒業して間もない木春 由乃は、東京で就職活動中にたまたま派遣事務所からの依頼で「間野山」という町の観光協会が募集している「国王」となる。間野山は完全過疎化で、商店街もシャッター通り状態。若者は皆自分の故郷への興味を捨て、都会に出ていきたがる。交通の便もままならないこの町で、由乃は町の観光課の四ノ宮 しおり、売れない役者でたまたま地元に戻っていた緑川 真希、祖母から家を出ることを禁じられている織部 凛々子、そしてWebデザイナーでありIターン就職を狙っていた香月 早苗ら4人とともに、国王と大臣となって、町おこしに奮戦することとなった。当初は全く町の現状を知らず、ただやみくもに活性化を図ろうとしたものの、町の住民らから反発を食らうこともしばしば。特に観光協会会長のワンマンぶりに反発を示す商工会との対立も大きく、前途多難だった町おこしだったが、やがて町のニーズと人々の求めるニーズをすり合わせ、町に来て一年後、「みずちまつり」を復活させ、大成功を収める。そして由乃は国王任期を終えて、やっと見つけた自分のやりたいこと=「町おこしプロジェクト」を仕事として選び、新たな土地に向かうのだった―――というストーリーでした。
制作会社のP.A.WORKSさんの「お仕事シリーズ」ですが、「SHIROBAKO」みたいに本当の現場の実情を見事に描き出していました。町おこしって本当に難しいと思います。しかも土台(※その土地で生活した実績など)もなく、いきなり来て盛り上げろって言われてできるものでもないですし。よく「若い人の新しい感性で」なんて触れ込みもありますが、地方都市はむしろ保守的なところが多いので、新たな事業を立ち上げようとしても地元民に受け入れられないため、企画そのものが失敗することは多々。この作品では1年間で由乃がニーズのすり合わせに気づき、更に最初はプロジェクトよりも、住民のニーズを図ることで、信頼関係を得てから一緒に取り組めたので見事に成功できました。1年かかって、というセリフがありましたが、むしろ1年でやり遂げたのはすごいです。
飾らず、現実の厳しさを見せてくれた作品で、ただ面白いというだけでなく、現代社会の問題点について考えさせられる作品でした。
『DIVE!!』:今季ノイタミナ枠でした、小説原作のアニメ化作品。
主人公は中学生の坂井知季。幼いころに見た富士谷要一の飛び込みに惹かれ、自分も飛込競技専門のミズキダイビングクラブに入り、憧れの富士谷君とともに飛び込みを続けていた。ある日クラブ運営が赤字で立ちいかなくなり、「クラブから次のオリンピックの候補者が出なければ廃止」という宣告を受ける。そこに現れたのが、アメリカ帰りのコーチ麻木夏陽子。知希はその身体能力と視力によって彼女に見込まれ、3回転半の難易度の高い演技に取り組むがうまくいかず。やがて私生活でも同じクラブの仲間にコーチから贔屓されていると無視され、弟に彼女を取られるなどトラブルが続く。そんな中、中国への合宿選抜にライバルの沖津が外されたことでギリギリ入ることができる。そしてオリンピック選抜の試合、持ち直したものの結果は4位に終わり、オリンピック選手には選ばれず終了したと思いきや、富士谷の選考不服申し立てから、再度選抜試合へ。結果、富士谷は体調不良だったこともあり、ライバルとともにシンクロ飛込代表に。そして知季はシングルでのオリンピック代表となる―――というストーリーでした。
今時珍しいくらい、飛び込み以外の部分での描写がほとんどない作品でした。結構思春期の主人公だと、学園生活やら友情やら恋愛やら、いろいろいわゆる「青春モード」の脚色がつくのですが、一応彼女はいたけれど、ほとんど恋愛描写はなかったし(結局弟に取られるし)、学校生活なんて映らなかったですね。麻木コーチへの感情は、恋愛というよりはやっぱりまだ憧れに近いし、それ以上の踏み込みはないので、飛び込み一筋!でした。
その分主人公たちは飛び込みに青春をかけている!ということでしょうが、確かに現在色んな競技がありますけれど、オリンピックを目指すアスリートの皆さんは、自分の人生の殆どを競技に打ち込んでいるから、実際はこんななんだろうな。そういう意味ではリアルに即して「甘い世界ではない」ということを教えてくれた気がします。
そういえば、ツイン(シンクロ)飛び込みは見たことあるんですが、シンクロナイズドスイミングより結果は思いっきりわかるので、シングルより絶対難しいと思います。ちょっとでも着水がずれたり、演技がずれると素人目にもバレバレなので。今度のオリンピックはちょっとそっちも楽しみに見たいと思いましたv