うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

今年も一年、ありがとうございました。

2022年12月31日 17時34分00秒 | 雑記

日々慌ただしく過ごしているうちに、もう1年終わっちゃいましたよ💦
人様から言われて、そういえば今年は夏に手首の腱を痛めてしまって、暫く固定されていたり、コロナ予防接種の副作用で寝込んだり、挙句尿管結石で悶絶したり、etc…そこまでは満身創痍ではないんですけど、やっぱり歳を重ねる毎に、なんかやらかしているな~と思ったり。
あとは仕事とヲタク活動と、毎年変わりなくできていましたけど、そういえばコレステロールと血圧がこんなに高くなったのは、多分今年初な気がする。全然嬉しいことじゃないけど( ;∀;)
頑張って食事の節制と最近勤めて歩くようにしているので、できたらコレステロールが下がってくれていると嬉しい。ただ血圧は現在も高いまま💧150/90がフツーになりつつあるので、ともかくヒートショック起こしたりしないように気を付けたいと思います。

…こんな呟きしかしていないブログでしたが、今年もお世話になりました<(_ _)>

来年も(お気が向きましたら)どうぞよろしくお願いします。

良いお年を!(≧▽≦)/


2022秋アニメ最終回⑥

2022年12月29日 20時29分18秒 | アニメ

ようやく仕事納めで今日からお休みに入りましたが、今度は家の掃除と正月の準備をしなきゃいけなくて、結構ヒィヒィです💦
今日はいい天気でしたので、洗車したのですが、やはり手がジンジンするくらい水が冷たい💦 家の窓ガラス拭きも冷たい💦 なのでなるべく手間がかかるものは秋にやる様にしているのですが、秋は仕事が一番忙しいのよね。結局やれる時間が取れずに冬へ至る(ーー;)
ともかく、コロナの勢いがまた加速度ついているので、本当に気を付けなければいけません。
免疫力上げるために(笑)趣味にも勤しむかもしたの最終回チェックです。

『チェンソーマン』:ジャンプ連載の漫画のアニメ化作品でした。
主人公のデンジは死んだ父親の借金を返すべく、学校委も行けずに働いていたが、ある日チェンソーのような悪魔のポチタを拾ったことで、一緒に悪魔を狩る「デビルハンター」となって日銭を稼ぐ日々。しかし借金元のヤクザがゾンビの悪魔を使ってデンジたちを殺そうとする。デンジは死亡するがポチタがデンジの心臓の代わりをするといい、それを受け入れたデンジは「チェンソーの悪魔」となりゾンビやヤクザを一掃する。そこに現れた公安のマキマによって、合法的に東京都の悪魔がらみの事件を追う公安の一人となった。そこで出会った早川アキや、デンジのバディとして選出された血の魔人のパワーと共に、生活と仕事を行うこととなる。公安の目的は「銃の悪魔」を倒すこと。今まで人並みの生活をしてこなかったデンジには、全てが夢のようだったが、そのデンジの心臓を狙う一味が公安に襲い掛かる。襲撃により同僚の姫野や荒井達が犠牲となり、デンジやパワーもダメージを受け、アキも契約していた悪魔が呼び出せなくなるなど、壊滅的な状況となった。マキマはデンジとパワーに強化が必要と感じ、アキたちの師匠でもあった岸辺に二人を託す。岸辺からの容赦ない修行に食らいついていく二人。そしてアキは新たなバディとなる天使の悪魔と契約。姫野を殺した沢渡 アカネを倒すことに成功。そしてデンジはサムライソードと街中で戦闘となり、両腕を斬られた上にメインのチェンソーまで破壊されたかに見えたが、ジッサイハサムライソードを真っ二つにしており、デンジは辛くも勝利を得たのだった―――というストーリーでした。
話の筋は悪魔との対決、あるいは悪魔と契約した人間との対決でしたが、なかなかにグロイ表現が多くって、これはお子様には見せられない💦 ただ、何が凄いって、毎回劇場版でも見ているような動きの繊細さとリアリティ。普通のTVアニメですと、いわゆる戦闘時とかストーリーに関わる部分だけを演出した描き方になるんですけど、こちらはタバコ一本吸うまでの仕草とか間がたっぷりと時間を取って描かれているので、見ているだけなのに質感とか煙の薄っすら消えていくところまで、超鮮明にリアルの時間と同じかかる分描かれていて、本当にMAPPAさんの力の入れようを感じました!クオリティの高さで言ったら間違いなく今期一番ですね。しかも毎話EDが違うのも凄かった。制作時間にかなり時間をかけないとできない技ですね✨ 完成度の高さについつい魅入ってしまう圧巻の作品でした。原作はまだ続いていますし、もしかしたら続編あるかもしれません。でもMAPPAさんには来年7月からの呪術廻戦2期目があるので、そちらのクオリティーにも期待したいので、先ずは呪術から見ます!

『VAZZROCK THE ANIMATION』:ツキノプロダクションのアイドルグループ「VAZZY」と「ROCK DOWN」のメンバーをフューチャーしたアニメーションでした。
今までのツキプロと同様、歌手としてだけでなく、主に演劇の舞台やドラマに出演し、共演者とのやり取りや演目そのものがアニメとして放送されたり、時には私生活で親友たちと送る日々などをちりばめた13話(最後はいつもの通りライブステージ)でした。
最初は見かけが全員ロックミュージシャンというか、ビジュアル系みたいなキャラでしたので、愛想とかは殆どなく人を寄せ付けない感じの雰囲気だったんですが、やはりアイドルユニットらしく今までのツキプロのメンバーと同じように、素直で一生懸命な子たちでした。見た目に騙されましたわ(苦笑)やはり人はちゃんと会って話しないといけませんね。・・・って、全然話が飛びましたが、このツキプロのアイドルさんたちは、順風満帆で挫折とかアイドル生命を脅かされるような事件は全くないので(※個人的な悩みは吐露していますが、みんな芸に関する成長の悩み)、アイナナに比べて非常に安心♥ 話もほぼ一話完結なので、まったりと肩の力抜いて見ていられますw平和なアイドルもいいよね( ̄▽ ̄) でも現実はアイナナなんだろうな、きっと・・・w

『ある朝ダミーヘッドマイクになっていた俺クンの人生』:オリジナル5分アニメでした。以前もやったダミーヘッドマイクの俺クンの続きでした。
今回はマイクだけじゃなく、その時々により色んなものに毎回変身(?)していましたが、結局俺クンが何かするではなく、周りいる女子たちがワイワイやる様子を見て聞いて楽しんだり萌え萌えしたりしているもの。前回に引き続き、俺クンの杉田さんの演技が秀逸でして(笑)動けない身の上なのに、存分に楽しんでいるあたり銀さんを彷彿とさせられましたw 最終回では身体が生えました(笑)が、フツーに受け入れる女子高生の器のデカさに感動しました(笑)ダミーヘッドマイクが喋って動く世界なら、彼女への告白だってうまく行くさ!←根拠のない自信✨

『恋愛フロップス』:オリジナルアニメでした。
の女性が去っていくという不思議な夢を見た男子高校生柏樹 朝は、その朝テレビで見覚えの無い占いコーナーで複数のラッキーワードを聞き、登校中ラッキーワードの通りに5人の人物と出会いトラブルに巻き込まれてしまう。トラブルによって遅刻しながらも学校に到着すると、自分のクラスに今朝出会った人物全員が転校生や新任の教師として集まっており、出会いはそれぞれ最悪だったがそれがまるで嘘だったかのように5人は朝に好意を見せ始め、更に自宅に帰宅するとまたもや全員が集まっている。その時父親からメッセージが届き、5人の人物が自分の結婚相手の候補であり、5人と共同生活をするようにと一方的に告げられる。こうして、6人での共同生活が始まった。共同生活の中で5人の事情を把握していくうち、絆を深める6人だったがある日、皆で海に遊びに行った際、何故か愛生が不在で好雄が実家のリムジンに吹き飛ばされて居なくなり、さらに突然アメリア達が消えてしまい、代わりにさっきまで居なかった愛生が一人で現れ、狂った時計、携帯を壊すなど不自然な状況が続き、そして愛生の代わりに以前の夢で見た幼馴染である井澤 愛が登場。愛に「もうここには来ないで」と拒絶されると同時に、突然エラー画面が周囲を覆い、朝の意識が消える。目覚めた朝がいたのは自宅。しかしアメリア達はおらず、学校に登校すると自分の席は別人の席になっていた。そこに好乃・ファインマンが現れ、ある設備に連れていかれると同時に真実が語られる。 それは自分が先ほどまで共同生活をしていたのは仮想空間の話であり、アメリア達は研究機関によって作られたAIであること。自分は長い間引きこもっており、AIに恋愛感情を学ばせる研究の被験者として仮想空間に入っていたこと。そして夢に現れた幼馴染である井澤 愛は病気によって既に死亡しているということだった。全てを思い出し把握した朝が愛の墓の前で泣き崩れているのと同時刻、町中の電光掲示板に愛生が現れ、町中の電子機器が使用不能となる。それは暴走した愛生が衛星のシステムを乗っ取り混乱させているからであった。アクセスを拒絶する衛星から唯一発信された「会いたい」というメッセージから、好乃は朝が解決のカギと見て再び朝の元を訪ね、協力を求める。しかし事実を知らされたばかりでショックから立ち直れていない朝は拒否。その時、ラブリンが異常動作を起こしある映像を映す。それは愛生の暴走から辛うじて退避したアメリア達だった。いつも通りの喧嘩をみせつつ、朝に愛生を助けるように求め、その直後再び愛生の暴走により電子機器が停止、アメリア達の映像が途切れてしまう。更に好乃は、このままでは研究所の判断で衛星ごと愛生たちを処分されてしまうことを伝える。これにより決意を固めた朝は好乃のバイクに乗って衛星にアクセスできる施設に行き、衛星にアクセスする。仮想空間ではアメリア達の援護の元強制ログアウトを執行する者やイレイサープログラム、それによって強化された者達から逃げながら愛生の元へ向かい、道中アメリア達が消滅してしまいながらも、愛生の元にたどり着く。彼女の心の奥に愛がいることを示唆され、朝は彼女の奥底にいる愛と再会する。仲良く過ごした二人だったが、愛の発病により共にいる時間が短くなり、愛は自分の死期を悟って朝と会わないようにしていた。それが互いにとって一番の後悔であったことを朝は愛に伝える。短い時間の中でもっと密度の濃い関りをすればよかったと訴える朝に、愛はようやく言えなかった朝への告白をする。そして思いを遂げた愛は昇華され、電子機器は通常に戻ることができた。そして数年後、大学生になった朝の元に荷物が届く。その中には義体に感情と記憶を流入させた彼女たちがいた―――というストーリーでした。
最初み始めた時は、とにかく「ラッキー☆スケベ」な主人公に、ハチャメチャに好意を寄せてくる女の子たちで、魔法少女になるわ、マフィアを撃退する主人公になるわで、正直このまま非現実的な恋愛模様が続くだけなら見るのどうしようか・・・と思っていた矢先に物語の本質がようやく登場。しかも主人公の実は登校拒否でクラスメイトの名前も覚えていない状態だったという、かなーり重いテーマに一気に鞍替えされていました。でもあの非現実的な恋愛がどうして起きたのか、彼と亡くなった彼女の願望がああいう形で(若さよね( ̄▽ ̄))現れていたんですね。確かに小中学校だったら魔女っ子の一つでも妄想に出てくるわな。でも最後は主人公は無事に大学に入り、しかもちゃんと友達もできていて、あの仮想空間での体験がある意味自信を回復させる手段になったのかもしれないですね。愛ちゃんが亡くなったのは本当にお気の毒ですが、生きている朝が前向きに現実世界を歩き出したのはよかったです。

 


2022秋アニメ最終回⑤

2022年12月27日 21時20分26秒 | アニメ

早いもので、明日で仕事納めです。引き続いて忘年会…は特になく(コロナ禍故)、明日は普通に帰宅できるかな。とりあえず職場の大掃除が終わった後は、家の大掃除しなきゃならないのですが、この冬はアンソロの編集というお仕事が待っているので、ほぼテキトーで終わらせる予定。家族が五月蠅いだろうけど、部屋に引きこもります(ー人ー)

さて、先週末でアニメの最終回がラッシュだったのですが、今週もぽつぽつと〆のアニメがありますね。
勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う』:ラノベ原作のアニメ化作品でした。
主人公のレインはビーストテイマーで、血と名前により動物と契約を無図ぶことができる。サポート役として英雄である勇者アリオスのパーティーに参加するものの、役立たずと散々虐められ、クビにされてしまう。無職となったレインは心機一転、冒険者になりギルドに登録。その資格試験の最中に、ひょんなことから他の種族よりも圧倒的な強さを持つ通称最強種の一角である猫霊族のカナデと出会う。カナデと契約したことがきっかけで、レインの能力の高さが明らかになっていく。一発で試験合格となったレインはカナデと共にクエストをこなしていく。その途中で竜族のタニア、精霊族のソラとルナを仲間にする。やがてレインたちパーティの活躍が話題となり、それが勇者一行の耳に入る。プライドの高いアリオス達は自分たち以外が活躍することを良しとせず、挙句自分たちがクビにしたレインと知り、レインに嫌がらせの戦いを仕掛ける。しかし、最強種ばかりを仲間にしているレインの能力の前にあっけなく敗退。アリオスの仲間たちもレインのパーティーの敵にすらならなかった。悔しさに復讐を考えたアリオスは、ホライズンの領主の息子で、婦女子を集めては虐待するというエドガーに力を与え、レインたちを殺そうと画策。当然街は被害に遭い、レインはそれを助けようとするもあと一歩が及ばない。作戦が手詰まりとなったとき、エドガーに捕らえられていた神族のニーナがレインの仲間となり、この窮地を脱出。晴れてレインたちは英雄のように称賛され、反対にアリオスたちは批難される結末となった。そして大所帯となったパーティーの本拠地に、幽霊のティナが住んでいた家を格安で買い取り、冒険者として新たな一歩を踏み出すのだった―――というストーリーでした。
こちらもいわゆるチートに当たるのですが、元々の素質が高いらしい主人公が能力を活かしきれない環境だったところ、猫霊族のカナデをきっかけにして、才能+人柄で開花させた感じです。勇者チームが性格が悪すぎるので、余計に神々しく見えますねw 一貫して主人公側は正義、勇者パーティーは(根っからの悪人ではないのでしょうけれど)守るべき人たちより自分のプライド優先で好かれない側に立っているため、白黒はっきりとした構図が取れていたので分かり易かったです。なので最後は非常にスッキリ✨しました。でもまだ勇者側が懲りてなさそうなので、その後のストーリーも放送してくれたら見てみたいですね。勇者たちにも救いがありますように。

『夫婦以上、恋人未満』:漫画原作のアニメ化作品でした。
主人公の薬院次郎は高校生で、ゲームや漫画を愛するヲタク。恋愛では幼馴染の桜坂詩織のことが好きだが、陰キャ性格を自覚しているため、自分御自信が持てないでいた。そんなある日、通学先の青瞬学院の伝統として行われる授業に「夫婦実習」なるものがあり、学校側で決められたカップルで疑似夫婦になり、社会生活を体験するものだった。その組み合わせで詩織とカップルになることを願っていた次郎だったが、なんと相手はギャルの
渡辺星。星は詩織のペアで意中の相手である天神岬波に想いを寄せており、彼と組みたい星は、次郎が詩織のことが好きと知り、成績上位者に与えられるペア交換の権利を得るべく、疑似夫婦としての生活に取り組むことを提案する。当初は点数を稼ぐべくファーストキスなど様々な取り組みを実践する次郎と星だったが、生活の中で性格や考えを理解し合うことで次第に仲よくなっていく。一方の詩織も次郎に想いを寄せており、何とか自分から誘おうとするも勇気が出せない。しかし星と次郎の仲に触発され、キスや自らの部屋に誘うなどの行動に出る。そして星は岬波に告白するも、他に好きな人がいるとフラれてしまう。それが引き金となり、星の気持ちも次郎へと向かうこととなる。奥手の次郎をデートに誘うなど積極的な星と同じく大胆になっていく詩織。二人はライバルと認め合い、次郎を巡っての三角関係が切って落とされる―――というストーリーでした。
夫婦実習、などというぶっ飛んだ設定でしたが、今のこの世の中、世間から隔絶した感じで生きている人が多い(コロナ禍だからというだけでなく、ネット環境に浸って、自分以外の他人と私生活でも接触のある機会が減っていると思う)中、結婚したはいいが、今度は本性が見えてあっという間に離婚、というCPも少なくないため(何せ3分に一組は離婚している計算…)、空論ではありますがこういう勉強も将来的にすることになるのかも、と思いつつ見ていました。恋愛ものの場合、すれ違ったりかみ合わなかったりで、それが恋が萌え上がる要素になったりするのですが、好きな相手の生活が見えるか見えないかで結構変わってくると思うんですよね。図らずもさっきの結婚→スピード離婚みたいなものがいい例。傍にいるうちになんとなく恋愛に流されていくこともありますけど、寧ろ普段の自分を隠せない分、その雰囲気がいいと、お互いこの年齢くらいなら恋愛に発展することもあり得ますね。ただ本当に家族になると、今度は子供の事とか親戚づきあいとか、多くの要素が関わってくるので、こんな簡単には行きませんが。とりあえず、はっきりしない次郎君がどうするのか、彼の判断に未来は委ねられているぞ!…それにしても、先生方、この実習で「間違い」が起きないようにしている、とは言ってますが、24時間フルで全生徒の行動確認ってできるのか…?それこそ、お風呂とか教師でも見ることができない空間で、何かあったらどうするつもりなんだろう…そんなことばかり心配するオバさんは現実主義でアカンですわ┐(´∀`)┌ヤレヤレ

『女体化した僕を騎士様たちが狙っています』:アニコミ作品なので、ボイス以外は静止画でした。
主人公のアルトは図書館勤めの青年だったが、騎士のロイドにちょっかいを掛けられており、本人は嫌がっている。だがある日迷惑のお詫びとして、ロイドがある女性から貰ったチョコレートを食べると、甘い香りと共に火が沈むと女体化してしまった。この呪いを一時でも解くには男性と結ばれなければならず、更に媚薬効果の為ロイドはアルトを襲ってしまう。無事に身体が元に戻ったのだが、それでもロイドの欲が止まらずアルトを抱いてしまう。嫌々ながらも呪いを毎晩解くためにアルトはロイドに身をゆだねるしかなかった。しかしアルト憧れのリューンにも雨の図書室で出会ったことで、リューンも媚薬の効果でアルトを抱いてしまう。こうして3人が共通の秘密を持ってしまう。いやだと思いながらもアルトはロイドが怪我をしたと聞き、あられもない姿のまま心配で駆け付けるなど、決して本当に嫌がっているわけではなく、この関係が続くのだった―――というストーリーでした。
BLというか両刀使い✨の恋愛話でした。解決するには「チョコレートの呪いを解く」という目的があるのですが、結局最終回まで呪いの解き方は分からず。まぁ一番の目的は(*´Д`)ハァハァの部分なので、両刀使い容認の方はお好きだったと思います。

『ピーター・グリルと賢者の時間 Super Extra』:漫画原作のアニメ化2期目でした。
相変らず「人類最強」のピーター君の遺伝子を奪おうと、色んな種族のお嬢さんたちが襲い掛かってきますが(そしてお約束通り餌食になる)、今回はゴブリンの娘でかつてピーターと妹のルーシーと共に暮らした経験のあるゴブコが仲間入りvホブゴブリンの雌の発情期に、人間の男を襲うゴブリンに、またしても人類最強の遺伝子を狙うホブゴブリン女王からゴブコが助けてくれたのはいいものの、やっぱり発情期には勝てずお約束展開に。ちなみに潔癖なルーシーにぶっ飛ばされます。更にギルド長からワザと壊れたミスリルの剣を渡され、「壊したら追放」の命を受けたピーター。当然剣は壊れ、あくまでギルド長が娘のルヴェリアと結ばれないよう仕向けていることを実感。しかし唯一剣を治せるミスリムのところに向かうが、ここでもお約束の展開に。しかしきっちりと仕事を完遂してくれたミスリムのお陰で、剣は形状を変えたが無事にギルド長の手に。しかし娘との結婚はあくまで認めないギルド長。そんな父に辟易したルヴェリアは、何とピーターを攫い、家出を刊行するのだった―――というストーリーでした。
毎回大変ですな、ピーター君( ̄▽ ̄;) 戦う以上に精力持っていかれて、それで寿命が付きそうなくらいだよ(哀)ちなみにお約束シーンの描写は無いのですが、皆美少女なのに見ているこっちは全然萌えないのは何故だろう…そしてピーター君の裸体もしかり^^; 意外だったのが、あの温室育ちで子どもはコウノトリが運んでくると信じているルヴェリア先輩が、父親に反発し、ピーター君を攫って旅に出るという強硬手段をとるエンディングになるとは思わなかったよ(笑) 結局同性とモンスターには強いけど、女の子にはめっきり弱いピーター君、是非ともルヴェリア先輩と仲良く平和に暮らして欲しいものですw


2022秋アニメ最終回④

2022年12月25日 21時38分06秒 | アニメ

メリクリでございます。
とはいっても、別に我が家は大きな変化はなく。フツーにチキンは食べましたがケーキもなく、プレゼントもなく。何しろコレステロールと血圧の高いのがσ( ̄▽ ̄)ここにおります故、節制するが大事なり。
お正月も待っていますからね。できるとこ〆ていきますよ。
とりあえずサイトだけはクリスマス。本日から『VAMP!』第2巻の書下ろしである『Shinn』をUPしております。よろしかったら眺めてみてやってください。

そして今週末は秋アニメが沢山最終回!
なのでまた簡単に感想を

『うちの師匠にはしっぽがない』:漫画原作のアニメ化作品でした。
舞台は大正の大阪。主人公はいつか親のように人間を化かすことを夢見ている子タヌキの豆太。長老からお使いを頼まれ大阪へ来た豆太は人間を化かそうとするも失敗。挙句追われて逃げ場を無くしたところ、人気の女流落語家:大黒亭文狐に助けられる。タヌキとキツネは人間を化かすものだと執着する豆太は、幻術ではなく言葉で人を化かす文狐と落語に興味を示し、文狐に弟子入りしようとする。最初は断られるも豆太の熱意に押され、「タヌキとバレたら破門」を条件に弟子入りさせる。最初は人間らしい生活に馴染めなかったり、勝手気ままに過ごして師匠に怒られるも、次第に他の門下生との交流や町の人たちとの触れ合いの中で、少しずつ人間との関りと落語への深い傾倒の中で価値観を変えていく。しかし師匠から破門を言い渡された上に、預けられた先は文狐を含む上方落語四天王の一人:椿 白團治。彼は文狐の兄弟子でもあり、彼の落語を聞くことでまた豆太の学びが深まる。前座を任されるまでになった豆太だが、落語などの芸人が大嫌いな商人:平兵衛に、お座敷での一席を頼まれる。嫌がらせにもかかわらず懸命にこなす豆太に、同じく四天王の恵比寿家 歌緑が助け舟を出し、席は盛り上がるのだが、面白くない平兵衛は豆太を盗人に仕立て上げる。警察に捕まる寸前の豆太だったが、そこに現れた文狐が演目「佐々木裁き」を披露。警察が裏金で動いていることを暗に知らしめ、更に盗まれたというお札が全て木の葉に変えられていることで、平兵衛以下警察官たちは大恥をかかされ退却。無事に豆太は再び落語の世界に向かうのだった―――というストーリーでした。
最近落語や講談の漫画やアニメ作品が見られるようになってきましたが、「言葉で人を化かす」という表現は面白かったですね。確かにある意味人を想像の世界に引き込むんですから、立派な化学(ばけがく)やもしれません(笑) 最初はどうにも生意気だった豆太でしたが、一番化かされたのは彼自身だったような気がしますw 少しずつでありつつも、人間という世界もあって、そこでの生き方を学んでいくというあたり、子供の成長と何ら変わりなかったですし。落語はそこまで興味ないんですが、演じる役者さんが上手くって(※石田さんに至っては2回目ですもんね。落語家の役)聞き入りました。見事に声優さんに化かされましたわ(笑)

『聖剣伝説 Legend of Mana-The Teardrop Crystal-』:ご存じスクエニのゲーム、20年くらい前の作品ですが、そのアニメ化となりました。
主人公のシャイロはある日街で人探しをしている瑠璃という青年と出会う。彼はパートナーの「真珠姫」という女性を探しているのだが、彼女は少し目を離すとどこかに行ってしまうという。彼に協力し真珠姫を探し出した。彼らは珠魅という一族で胸に宝石を宿しているが、仲間を探すために旅をしているという。シャイロは心許ない真珠姫が心配で、共に珠魅操作の手伝いを申し出る。その道中で宝石を狙うサンドラという女盗賊が現れ珠魅たちをつけ狙っていた。彼女に痛めつけられたシャイロはセラフィナという少女に助けられる。サンドラは真珠姫の宝石を狙っているが、真珠姫は本当はレディーパールという女戦士で、珠魅たちの姫である蛍姫の護衛を務めていた。珠魅たちは流す涙から得られる涙石で生きることができたが、蛍姫しか泣くことができず、その蛍姫が眠ったままの状態であるという。サンドラが蛍姫を狙っているとしったシャイロたちは彼女のいる瑠璃と煌めきの都市に向かう。そこにいたサンドラは、実は蛍姫の姉妹であり、彼女の胸の宝石が傷つき、泣くことができなくなっているため、宝石王に珠魅たちの宝石を食べさせ、それでできた結晶を蛍姫に与えようとしていた。必死に止めるシャイロだが、そこに現れたのはセラフィナ。彼女はサンドラに育てられており、シャイロは致命傷を受けてしまう。宝石王により一つの宝石ができるものの、シャイロとセラフィナは宝石たちが本当は互いを助けようとして自己犠牲をしたことが、今回の悲劇につながったことを知る。そして彼らのために涙を流すと、それが涙石となり珠魅たちの命の輝きを取り戻させた。そして彼らに助けられたシャイロとセラフィナは自分たちが暮らす街へと帰るのだった―――というストーリーでした。
ゲームをプレイしたことがなかったのですが、大筋はゲームと同じようです。とにかく最初は真珠姫がいなくなる→瑠璃が慌てる→シャイロが助けて一緒に探す→見つかるもまたいなくなる・・・のループでしたので、なかなかストーリーの大筋がみえなかったのですが、最後でようやく全ての真実が明らかになった感じでした。でも結局登場人物みんな悪い人は居らず、誰かが誰かのために助けようとして自分を偽ることがドミノ倒しのように連鎖した形だったようです。結局『聖剣』という剣は瑠璃の持っていた一回だけ何でも切れる剣のことだったのか、よくわかりませんでしたが、ともかく円満に終わって何よりです。あの状態からよく生き残れた・・・流石は勇者✨

『惑星のさみだれ』:漫画原作のアニメ化作品でした。
主人公の雨宮 夕日は普通の大学生だが、祖父に虐待を受けたため人間不信に陥っており、こんな世界は壊れればいいと心に抱えている。そんな彼が朝起きるとノイというトカゲがおり、「トカゲの騎士」になったという。にわかに信じがたかったが、その日泥人形に襲われ命の危機に陥った時、隣の家の少女:朝日奈 さみだれに助けられる。彼女は難治性の病気を患っており、契約した精霊の力で泥人形と戦うだけの力を持っていた。彼女は夕日に地球を壊そうとしている「ビスケットハンマー」を壊し、そして自身の手で愛する地球を壊したいという。世界を壊したい夕日と利害が一致したことで、夕日は彼女の騎士となる。敵となる泥人形は魔法使いのアニムスという男が送り込んできており、彼女に力を与えた精霊アニマにより、夕日とノイ以外にも動物と契約を結んだ指輪の騎士たちが現れ、共に泥人形たちと戦う。次第に強力になっていく泥人形に、東雲半月や日下部 太朗が命を落とす。鍛えあいながら躍進した騎士たちは、アニムスと最後の戦いに向かう。アニムスは未来の時間で強力な超能力を持ち、そのため自分が神であると信じ、地球の始まりから終わりまでを知りたい知識欲から、ビスケットハンマーで地球を壊そうとしていた。その兄の暴挙を止めるべく、アニマがさみだれと騎士たちに力を与えていたのだった。騎士たちの見捨ての攻撃とさみだれの力でアニムスを倒すことに成功するも、さみだれは公約通り「地球を壊す」ことを始める。しかし夕日が共に生きることを願い、そのためにも彼女を止めるために何度もさみだれに挑む。やがて騎士たちの説得もあり、さみだれは愛するものを壊さないことを決めた。―――それから10年後、再び尋ねてきたアニマの前で、指輪の騎士たちはそれぞれの道に進み、さみだれも手術を受け完治。夕日の元に帰ってくるのだった―――というストーリーでした。
ストーリー展開としては主人公が狂言回し的な立ち位置だったためか、戦いに勝利することが目的でありながらも、そのあかつきには地球が壊れる、という暗に納得しがたい方向だったため、「面白い」ととるか「つまらない」と取るかに評価の別れやすい作品だったと思います。ある意味人間の持つ「好きだから壊したい」という深層心理の二律背反をこういう形で表現した感じですね。アニムスにしてもさみだれにしても。バトル以上に心理描写の裏を読むことが面白かったと思います。途中メンバーが命を落とし、凄くシリアスなのかと思えば小さく笑いを盛り込んだり。どっちつかずではっきりしないところが逆に、人間の人生を一まとめにすると、こんな感じなんだろうなって縮図を感じました。2クールアニメは久しぶりだったので、見ごたえありました。

『SPY×FAMILY』:もはや説明不要の、日本一有名であろうスパイと暗殺者と超能力者のいるホームコメディー漫画のアニメ化作品でした。
1クール目では黄昏のミッションとして「敵側の政治家への接触のため、家庭を作る」ところからスタートし、賢い(?)子供として孤児でテレパシー能力を持つアーニャ。そして妻役として偶然出会った(裏の姿は暗殺者)市役所勤務のヨルを迎え、それぞれが自分の真の姿を隠し(※アーニャにはバレている)ながら不思議な家庭を作っていくホームコメディ&アクションでした。2クール目ではメインはやはり予知能力を持つ犬:ボンドの登場からでしょうか。ロイドのテロ集団を取り押さえる父の任務に、娘と飼い犬が協力し、その娘を救うために母が活躍するという、みんなが皆、自覚ないのに自分の役割を果たしつつ、偽りといいながらしっかりとした信頼と愛情が育まれている・・・疑似家族なのに普通の家庭以上にいい家族ですよ! 更にロイドの同僚がヨルに嫉妬し、夫婦テニスの賭け試合から、彼女より優位に立とうとするのですが、結局ヨルさんのパワーに負けてしまうというw このミッションの時、ロイドさんはともかくヨルさんが本当にロイドさんに恋心を抱き始めているように見えて、これがそのまま本当に家族になれれば見ているこちらもホクホク♥なのですが・・・難しいかなぁ~💦 本当の家族になるためには、裏の顔を明かさないといけないミッションが待っていると思います。それを乗り越えた先のフォージャー家を見てみたい!先ずは3rdシーズンが来年放送決定で、更に劇場版も決まっていますしね!劇場版はオリジナルストーリーになるのかな・・・いずれにしても身に行きたいです!

『後宮の烏』:小説原作のアニメ化作品でした。
舞台は中国風の王宮。その後宮のさらに奥にある夜明宮には烏妃という女性が住んでいた。彼女は妃ではなく、占いやまじない、お祓いなどを行う特別な力を持っている女性だった。時の皇帝:夏高峻が夜明宮に向かうと、そこには柳寿雪という少女がいた。彼女は探し物を依頼されればその力で当て、成仏できない霊を祓うなどの不可思議な力で王宮に渦巻く怨念などを解決していく。しかし力以外は普通の少女と何一つ変わらない。時折見せる年相応の姿に、皇帝は心を許し、やがて警戒心の強い寿雪の友達として付き合うようになっていく。一人きりだった寿雪だが、やがて事件を解決する度に、九九をはじめとした侍女や宦官たちが集い、寂しかった夜明宮が賑やかになっていく。しかし寿雪は自分を見せることはしない。彼女が烏妃にされたのは、その不可思議な力を与える烏漣娘娘という怪鳥が彼女の中に巣食っているからだった。やがて烏漣娘娘を狙い、封宵月という宦官が寿雪の命を狙いに来る。封宵月はこの国に入り込むために作られた人形であり、本体は梟と呼ばれるものだった。烏と兄弟であるという梟を何とか退けた寿雪。しかし後宮内に封宵月を招き入れたものがいるため夏高峻が調べていると、その者は先に夜明宮で寿雪の命を取ろうとしていた。しかし寿雪は彼が自分を殺しに来ると知っていたので動じない。彼は先の烏妃付きの宦官だった。先の烏妃:麗娘が孤独ののちに死んだこと、寿雪がこんなにも慕われていることに恨みを抱いていたのだった。しかし皇帝より「麗娘が寿雪を愛情をもって育てていた、彼女には寿雪がいたので孤独ではなかった」と諭され、王宮を後にする。孤独だと思われていた寿雪は陰日向に自分を守ってくれる夏高峻に心を開き始めたのだった―――というストーリーでした。
一言で言って、ズバリ「面白かったです!」。妖しくも美しい後宮の妃や女官たちで、さぞ憎悪や怨念が渦巻いて―――と期待して(苦笑)見ていたのですが、意外にも皇帝の奪い合いとか世継ぎ争いみたいな展開は殆どなし。みんないい人たちばかりでした。昼ドラのような展開を期待していた人たちには肩透かしだったかもしれませんが、逆に後宮に入ったらもう外の世界には自由に出られない、勿論恋愛もできない。そんな悲しい運命を背負ったまま亡くなったりした人たちの魂を救うストーリーでしたので、むしろ心が洗われました。非常に大人びていながら、時折年相応の少女の顔をのぞかせる寿雪の孤高を貫く覚悟と凛とした生き方は、見ていて非常に魅力的でした。皇帝との距離感が段々縮まっていく友達以上恋愛未満な感じも、ヤキモキしつつ先が楽しみでした。続編・・・あるかな~。ちょっと微妙ですが、キャラデザも演出も非常にクオリティー高くてよかったので、あったら必ず見ると思います!

『ぼっち・ざ・ろっく!』:4コマ漫画原作のアニメ化作品でした。
主人公の後藤ひとりはとてつもない人見知りの女子高生。しかし心の中では自己承認欲求は強く、誰かから褒められたい!という意識は強く、妄想の中では舞台で喝さいを浴びるものの、リアルになると舞台に立つなどもってのほか。ある日音楽番組で「ぼっちだったがギターで喝采を受けた」と話すギタリストを見て、父のギターをもらい、ひたすら練習を重ねつつ、動画投稿サイトに『ギターヒーロー』の名で演奏を投稿。すると反響があり、初めて称賛の喜びに満たされる。ギターを持っていれば誰か話しかけてくれるかも、と釣りをしてみるも誰も話しかけてくれず、高校生活もボッチが続いていたが、ある日ドラムの伊地知虹夏にギターを持っているところを見つけられたひとりは、強引にギタリストとしてバンドメンバーに加えられて、ライブハウスで演奏することになる。念願のバンド活動ができるようになったひとりだったが、人前での演奏やセッションでの演奏に慣れていないため、段ボール箱の中で演奏するも実力を発揮できない。再度バンドのステージ演奏を行いたい虹夏だったがオーナーの彼女の姉がそのレベルに無いと許してくれず、バンドは演奏できない危機に。オーナーの店で慣れない人前でのバイトも行い、オーディションを受けるが、メンバーみんながバラバラの演奏になってしまう。その時ようやくひとりはテクニックを駆使した独奏を行い、ようやくバンドの演奏がまとまる。こうして虹夏はじめ山田リョウ、喜多郁代と共に「結束バンド」を結成。相変わらず酷い人見知りとコミュ障の中、プロバンドの廣井 きくりの助力も受け、何とかステージに立つことができるようにはなってきた。そして夢に見た学校の文化祭でも「結束バンド」としてステージに立ち、弦が切れても咄嗟に演奏技術を変えたことで大きな歓声を受けるが、あまりの憧れの世界観がそのまま伝わってきたことで、ひとりはロックバンドおなじみの「客席ダイブ」を無意識にかまし、無論誰も受け止めてくれず失敗に終わる。おかげで壊してしまったギターの弁償をしなければというひとりだったが、実は動画の収益金があったため、セカンドギターも無事に(?)購入することができ、辞めるつもりだったライブハウスのバイトも結局言い出せずに続けることとなった―――というストーリーでした。
この驚異のコミュ障、古見さん(※古見さんはコミュ障)なんてまだ救いようがある!と思うくらい酷いモノでしたが、ある意味「ものすごい人間の二律背反」を形にしたキャラだったなーと。最近は「いいね」の自己承認欲求が滅茶苦茶高いのに、現実にそれができなくって、妄想の世界に引きこもるか、下手すると犯罪に走っちゃう人もいる中で、ギターという唯一自分を表現できるアイテムを持てたひとりちゃんは、救いようがあると思いますよ。ただ人間は「それだけに賭ける!」ってなると、もし躓いたときに立ち直れないので、2番目に好きなものも用意しておくといいんですよね。ようは「多趣味」って奴ですけれど、逃げる先を用意しておけば、こんなに息苦しくならないです。ただの4コマギャグアニメかと思いきや、意外にも現代のネット評価重視傾向の人間の心理を多いに突いてくれた作品だと思います。そういえば、かもしたが好きだったバンド(リアル)のギタリストさんも、全然喋んなくって(笑)、雑誌のインタビューでもTVでもマイク振られても口開かなくって、他のメンバーがフォローしているのを何度も見たことがあります(笑)なのでひとりちゃんがしゃべらなくても、代わりにギターがしゃべってくれるから(※その無口なギタリストさんの持論らしい)それでOKだぜ!✨

『ベルセルク黄金時代篇 memorial edition』:昨年最大のショックだったのが、原作者の三浦建太郎先生の急死。でも三浦先生からストーリーの構想を聞いていた方が、スタッフと共にストーリーを引き継ぎ、今年連載再開。そして主人公ガッツと鷹の団グリフィスとの出会い、そして決別までを描いた黄金時代編が25年ぶりにアニメ化されました。
物心ついたときから戦場の中にいたガッツは、幼くして大剣を振るう傭兵として生きてきた。ある戦場でガッツは、ミッドランド王国での攻防戦において凄腕の騎士を倒したガッツに、傭兵団「鷹の団」団長グリフィスが目を留める。ガッツを欲しがる彼が「俺が狩ったらお前は俺のものだ」といわれ戦うも敗れ、鷹の団に入団することに。そして3年後、ガッツは切り込み隊隊長として、ミッドランド正規軍となった鷹の団の百年戦争での武勲の数々を支えていた。グリフィスを始め、かけがえのない仲間を得、剣士としても百人斬りを成し遂げるほどに成長したガッツだったが、やがてただ闇雲に剣を振るいグリフィスの言うままに人を殺めてきただけの自分の人生に疑問を持つようになる。そしてグリフィスがシャルロット王女に「友とは対等であるもの」といった言葉を聞き、今の自分ではグリフィスには並べないと思い知り、自分の生きる道を自らの手で見出す決意を固める。ガッツを止めようとするグリフィスとの決闘を制し鷹の団を抜けた。ガッツの退団で心の支えを失い、自暴自棄になったグリフィスは王女と姦通、そのことが国王の逆鱗に触れて地下に監禁され、鷹の団は逆賊としてミッドランドから追われることとなった。1年後、武者修行に区切りをつけたガッツは鷹の団の受難を知り、流浪する鷹の団に戻り、王女の手助けを得てグリフィスを牢獄から救出。しかしグリフィスは、度重なる拷問の末に廃人同然となっており、最早鷹の団には存在意義すらなくなってしまった。自ら命を絶つことすらできず、絶望に苛まれるグリフィス。その時、真紅のベヘリットがゴッド・ハンドを現世に召喚した。使徒たちの仲間に入るためには生贄を捧げるため、グリフィスはそれを承認。鷹の団全員が生贄にされ、魔物たちに襲われ次々と死んでいく。それでも一人足掻くガッツだが、第5の使徒として目覚めたフェトム(グリフィス)がキャスカを襲う姿を見て激高。左腕と右目を失いながらもグリフィスに立ち向かうが成す術もない。絶体絶命になった時、髑髏の騎士が現れ、ガッツとキャスカを救い出す。ガッツが目覚めると、そこには蝕に遭遇しなかったリッケルトがいた。しかしキャスカはショックから精神を病んでしまい、ガッツもまた生贄の烙印から幽世の者たちから付け狙われることとなる。キャスカを救うため、またグリフィスとの決着をつけるため、ガッツは黒の甲冑を身に着けた「黒い剣士」として旅立つのだった―――というストーリーでした。
ベルセルク好きな人に話を聞くと、この「黄金時代編が一番よかった」という人と、「その後の話が好き」という人と、結構分かれるんですよね。かもしたはどっちも好きです。黄金時代編は敵が人間であるうえ明確な目標があってそれに向かっていましたけど、「断罪編以降」は敵は人外の幽世のものであり、旅をしながら時々によって目的が変わるので(目標は変わらない)、はっきりしないところもあります。でもダークファンタジーとして確立された世界観は、やっぱりこの作品が元祖なので、滅茶苦茶面白いです!個人的にはパックがいてくれると心が安らぐ(笑) 三浦先生が亡くなられたと聞いたとき、沢山敷かれた伏線のどれも予想できなかったので、それが永遠に謎のまま終わってしまうのかと思ったら、凄いショックでした💧 でもこうして再び代わりに筆を取ってくださった森先生がいてくださって、本当に良かった。この壮大な物語は絶対最後まで読みたいと思います。一度断罪編もアニメ化されましたが、続きもやって欲しいなぁ~。あ、ちなみにアニメは1997年放送の時のキャストも好きでした。ジュドーが石田さんにぴったりでしたね☆でも今回のキャストも遜色なかったです。できたら原作にある細々としたエピソードも入れて欲しかったんですが、尺の関係で無理なようですね。そこだけちょっと勿体なかった気がします。

『うたわれるもの 二人の白皇』:ゲームとOAVでおなじみ『謳われるもの』シリーズ3部作の最終章でした。
帝の崩御と皇女アンジュ暗殺未遂から始まった混乱、そしてオシュトルが世界に溶けて消え去ってからの数日後。オシュトルの遺志を継ぎ、ネコネの助けを借りてオシュトルに扮したハクは、無事アンジュを、オシュトルやネコネの故国であるエンナカムイへと避難させることに成功する。だがヤマト八柱将のライコウは、偽の皇女を擁立してヤマトを掌握しようとしていた。やがて、毒によって衰弱していたアンジュが回復すると、例え戦になっても、父である帝が残してくれたアンジュの名と皇女の地位を取り戻したいと語る。オシュトル(ハク)はその意を汲み、仲間と共に帝都奪還に向けての戦いの道を進んでいく。またトゥスクルの皇オボロは、ヤマトが再び侵攻してくる可能性があるとして、内乱状態にあるヤマトを今のうちに攻撃することを決定。ハクの“死”を聞かされて帰国していたトゥスクルの皇女クオンは、それが結果的にアンジュらを助けることに繫がると考え、ヤマト攻略の指揮を引き受ける。クオンはエンナカムイの元へと“トゥスクルの皇女”としてクオンである事を隠し訪問、アンジュらに軍門に降るよう要求。だがこの時のオシュトルとのやりとりで、オシュトルの正体がハクであることを確信したクオンは、「ヤマトの両勢力が戦い疲弊するまで」トゥスクルは静観するとオシュトルやアンジュに告げる。一方でクオンは皇女の姿を捨ててエンナカムイへと帰参し、再びオシュトル(ハク)の仲間となる。また、かつてオシュトルと戦功を競った好敵手であるミカヅチも今のオシュトルの正体に気づいたが、仮面(アクルカ)の力を使えるようになったハクを「オシュトル」と認め、正々堂々と戦いで決着をつけることを望む。やがてオシュトル(ハク)は、ライコウの策やミカヅチの武力に悩まされ朝廷軍との戦いを繰り返しつつも、アンジュおよび、自分のもとに残ったルルティエなど、各國の皇の縁者の影響力などを使い、反朝廷軍を糾合していく。やがて両軍はオムチャッコ平原にて、総力を結集した大会戦に挑む。この戦いに勝利したオシュトル(ハク)は帝都目前まで迫るが、帝都の鉄壁の守りに攻めあぐねる。だがその帝都で謎の事故が発生、その機に乗じてオシュトル(ハク)は帝都に乗り込み、ライコウとの決着をつける。だがミカヅチや、ライコウに従っていた八柱将のウォシスは行方不明となった。それでも帝都を攻略し、アンジュを正当な帝として擁立することに成功したオシュトル(ハク)は戦いを終わらせ、混乱を収める。帝都にて戦後処理の仕事を行っていたオシュトル(ハク)は、実はまだ生きていた先帝(ハクの実兄)に呼び出され、クオンと共に密かに先帝と対面する。そして暗殺未遂事件の前、先帝がトゥスクルを攻撃した理由を聞かされる。それは旧人類の遺産にかかわるものであった。この話を聞いたオシュトル(ハク)は、「旧人類を、タタリという呪縛から解放する」という兄の望みを実現するため、トゥスクルを訪問。クオンと共に、トゥスクルの聖地にして遺跡であるオンカミヤムカイへと向かう。しかしそこでウォシスの家臣シャスリカが攻撃を仕掛けてくる。オシュトル(ハク)はアクルカの力を解放。最後の力でクオンたちを守ったが、代わりに寿命が尽きたオシュトル(ハク)は消滅する。そのショックからクオンの力が暴走。アクルカの力を引き出し、ヤマト勢に攻撃を仕掛ける。絶体絶命の中、消滅したと思われたハクはオシュトルやマロロたちの説得で、今一度現世に復帰。彼の復帰でヤマト勢は活気づき、クル勢を退け、ハクは無事にクオンを解放する。しかし今度こそ安心したハクは消えてしまう。数年後、復活したヤマトで自分らしく生きる面々は、ハクの行方を捜す。そしてクオンも一人ハクの行方を探すが、その時「マシロ様」の話を聞き出す。夢とも現実ともつかない中で「マシロ様」がハクではないかと感じたクオンは、再び彼を探す旅へと出るのだった―――というストーリーでした。
2クールでしたので、かなりの見ごたえがありました。最初の「うたわれるもの」のハクオロの時は、確OAVで見たのですが、その続きからはずっとTVで追いかけられたので、ゲームはプレイしたことないですが、凄く親しみを持ってます。現代文明が滅んだあと、アイヌに似た世界の中で、生き残った現代文明の時代の主人公が活躍する物語ですが、前作のハクオロと違って、このハクは凄く飄々としていて、緊張感がなく、それでいて人たらしというかいい性格していたので、周りに人が集まってくるタイプでストーリーも明るかったんですよね。ですがオシュトルが亡くなってから、そのアクルカを引き継いで、今度こそ自分の真の実力発揮!すっかりギャグシーンは抑えられましたが、緊迫感のあるストーリーに変化して、一つの作品でいろんな要素が楽しめました。あと最大の心配はハクの声が藤原さんだったのですが、ご病気で亡くなられて利根さんにバトンタッチされました。でもあのどこか飄々とした調子のいい感じと、真摯な部分の演技がぴったりで、藤原さんの口調も意識されたのか、全然違和感なくハクを受け入れられました。これは本当にありがたかったです。演者さんとスタッフの力のおかげですね!あとこのシリーズは主人公とヒロインが結ばれない定め(涙)になるかと思っていたんですが、ハクによってハクオロは現世に復帰し、アルルゥと結ばれたようなので、是非マシロ様=ハク?かわかりませんが、クオンちゃんにも幸せな未来が待っていてくれると嬉しいです!

『4人はそれぞれ嘘をつく』:漫画連載のアニメ化作品でした。
主人公の4人:リッカ、千代、関根、翼は、橿原女学園中等部の生徒で、最も仲の良い4人組。しかし実は、彼女たちは周りにはおろか互いにも言えない秘密をそれぞれ抱えていた。実はリッカは宇宙人、千代は抜け忍、関根は女性の心が読める超能力者、翼は姉と入れ替わり女装をしている男子生徒だった。彼女(+彼)らはに非常で様々なトラブルやエピソードを引き起こしながらも、面白おかしく日常を過ごしていく。最後は宇宙へ救援要請が叶ったリッカ大佐が帰還しようとするも、「みんなで卒業したい!」という(万年赤点の進級が非常に危ぶまれている)千代さんの一言で、リッカも帰還を取りやめ、彼女が宇宙人であることがバレる前の時間軸に移動し、何事もなかったかのように、再び学園生活を送るのだった―――というストーリーでした。
毎回単発のエピソードでしたので、途中で見れない時があっても、最後まで不通に楽しめました。最初は設定に踊らされて、ひたすら騒いでいる感じの作品かな・・・と思っていたんですが、時々鋭いところをついてくるので、なんか最後まで見続けてしまいました。でも彼らの隠し事が全て暴露されつつも、その能力(?)が一番活かされたのもその時なので、窮地の時には役に立つ!でも普段は意識しないまま、平凡な女子中学生を楽しんでもらいたいものですw


2022秋アニメ最終回③

2022年12月23日 21時32分22秒 | アニメ

めっきり寒くなりましたが、雪国の方は軒並み豪雪の様で、本当に大変かと思います。それに比べたら平野はのんびり…と言いたいところですが、これが案外乾燥していることもあって、からっ風が吹いてくると本当に冷えます((((;TДT))))ガクガクブルブル
アスファルトやコンクリはむしろ雪の中より寒く感じます。一時新潟にいたりしたのですが、雪洞とかの中で遊んでいた時の方が温かかった記憶がありますね。ともかく雪国の方々は雪での被害がこれ以上大きくならないことを祈っております(-人-)

さて、雪かきの必要はないですが、師走の昨今、仕事に家のことに、なんか滅茶苦茶暇がなく、見たり見なかったりしたアニメがあったのですが、昨日から最終回ラッシュだったので、サクサクっと感想並べときます。

『ヒューマンバグ大学』:Youtube漫画のTVアニメ化作品でした。
主人公の佐竹博文はいきなり「婚約者殺しの死刑囚」として絞首刑になったものの、首の力が強すぎて生き延びる。それを博士はヒューマンバグが起きたと言い、佐竹は彼女である根岸千恵を本当に殺したのか、自身で調べ始める。やがて彼が行くところ、飛行機に乗れば墜落、海外ではマフィアに狙われるなど、とにかく不幸が襲い掛かるのに何故か不思議と生き延びる佐竹。そしてようやく千恵と再会を果たすが、その千恵が連れ去られる。実は彼を殺人犯に仕立て上げたり、飛行機を墜落させるなどの数々の事件を起こしたのは、千恵に執着するストーカーのジャックの仕業だった。千恵を人質にして佐竹に止めを刺そうとするも、倒壊したビルに首を吊った状態になった佐竹だが、首の力で生き残り、逃走するジャックは拷問ソムリエの伊集院によって、地獄の苦しみを味わいながら死に至るのだった。ようやく共に過ごせるようになった佐竹と千恵だが、そこに佐竹のドッペルゲンガーが現れ、千恵は一抹の不安を覚えるのだった―――というストーリーでした。
のっけから死刑シーンだったり、その後も数々の命の危機に陥るのですが、製作スタッフが「秘密結社鷹の爪」と同じかと思うと、全然深刻になりませんでした(苦笑) 何のかんの言いながら生き延びた佐竹さんでしたが、運と首が強いのもありますけど、一番生き残れた理由は「人間関係の良さ」だったんじゃないかと。皆に気を使って思いやっているので、ちゃんとそれが危機的状況の時に救いの手になっているという、「情けは人の為ならず」を身を挺して証明した感じでしたw ドッペルさんが登場しましたけど、大丈夫、多分強運で生き残ると思ってますよ。はl。

『転生したら剣でした』:なろう系小説のアニメ化作品でした。
とある人間が交通事故で死亡し、転生した先は異世界。しかし人間ではなく何故か「剣」として生まれ変わったものの、自立移動できるため、暇つぶしにモンスターを倒しレベル上げを行い上級者クラスのスキルを持ったものの、魔法が使えない領域に落ちてしまい自立移動できず、それを拾ったのが黒猫少女:フラン。奴隷商から逃れた彼女は剣を「師匠」と呼び、剣の力でもって彼女を優秀な冒険者にしていく。ギルドに登録した彼女は、幼い故に他の冒険者からぞんざいな扱いを受けるものの、やがて実力を発揮。剣のスキルを使いこなせるほどの身体能力を身に着け、進化しないと言われていた黒猫族の中でレベルをどんどん上げていく。依頼のあった迷宮探査、レベアの為の上級魔族の撃退など、様々なクエストをこなした彼女は、剣と共に更なる冒険の旅に出るため、城塞都市アレッサから旅立つのだが、上空を飛んでいたところ、魔法の力により引き寄せられ墜落してしまう―――というストーリーでした。
なろう系なので主人公がチートなのは当たり前なのですが、何分「剣」なので使い手の方がそれに見合う身体がないと、何の役にも立たない。しかしフランは元々の素質もあるのでしょうが、ちゃんと自分で師匠の使いどころを考えたり、判断力を磨いているのは自身の努力が見えるので、チートな感じは殆どしなかったですね。やはりいきなり無双なキャラが主人公、というと現実味は無いのですが、一生懸命努力する姿も描けていると共感力働きますね。その勢いでもって2期目が決定しているので、是非とも魔術師一行とのやり取りから続きを見てみようと思います。

『モブサイコ100 Ⅲ』:漫画原作のアニメ化作品で、原作の方は既に完結しており、アニメも今回で完結でした。
前回「サイコヘルメット教」教祖との戦いで、街に巨大な神樹(※どう見てもブロッコリー)が現れ、教団の人間たちは神樹そのものを教祖として崇めていたが、洗脳されたかのように教団の人間が増えていくことに不自然さを覚えた霊幻とモブ。実はエクボが自身が神になろうと計らっているものだったが、100%を超えたモブの攻撃を受ける寸前、モブが友人であるエクボを傷つけたくなく抑え込んだことで、エクボの野心は昇華される。逆に疑似教祖を作り出した神樹に対し、モブを救ったエクボは自身共々神樹を倒して消滅する。それを知らないモブは学校で、今度は脳感電波部の部長の暗田トメがやり残していた「UFO召喚」に付き合うことに。しかし部員たちはトメのような情熱がなかったため、怒ったトメが部を解散宣言する。部員たちは元メンバーのテレパシスト能力のある竹中をモブを通して協力を得ることに成功。そして見事にUFOを呼び出すことができたのだった。満足感のあったモブだが、そこに幼馴染の高嶺ツボミが転校してしまうことを聞き、勇気を出して告白することを決める。待ち合わせの公園に向かうところで交通事故に巻き込まれ、意識を失ったモブの身体を、100%以上の力を発するときに出る人格が乗っ取り、街を破壊しながら公園に向おうとする。弟の律や花沢らが暴走を止めようとするがモブの力には敵わない。しかしそこに駆けつけた霊幻が消失しかかっていたエクボを助けたことで能力を一時的に得、モブの傍まで駆け寄り「自分には本当は霊能力など無い」ということを告白する。自分の力の大きさと、勇気の無さのアンビバレンスに陥っていたモブだったが、霊幻の言葉や律たちの姿に、ようやく自分の中のフラストレーションと共有を図ることができ、暴走を止めることができた。そのままツボミに告白するもフラれてしまうが、電話ができる間柄になれた。また霊幻の告白もあってバイトは辞めたものの、それでも自身の心を救ってくれた霊幻を「師匠」と呼び、尊敬するのだった―――というストーリーでした。
地味な主人公がド派手に戦うギャグ&アクション&SFファンタジーの詰まった作品でしたね。奥ゆかしい性格と能力のギャップがこの作品の魅力であったと思いますが、モブこと茂夫くんは決して精神的に弱い性格じゃないですね。というか霊幻さんがハチャメチャながら、茂夫くんの性格を少しずつ気づかないうちに前向きに変えていってくれていたと思います。霊幻さんと会わなければ、ずっと自分の心を押さえつけたまま生きていたでしょうから、向き合うことを教えてくれた師匠はじめ面々には、ホント感動させられましたよ✨(T0T*) 自分のことは二の次で、大事な人の為なら力を振るう。奥ゆかしさと優しさに、更に前向きに頑張る姿勢が育って笑顔で過ごせるようになったので、大団円ですね!伊藤さんの自信なさげな演技と、櫻井さんのハチャメチャっプリがぴったりで、最後まで面白く視聴させていただきました!

『Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-』:DIYをフューチャーしたオリジナルアニメでした。
主人公の
結愛 せるふは、とにかく不器用で怪我の絶えない高校生。幼馴染の「ぷりん」こと須理出 未来と共に名門校「湯々女子専門学校」の入試を受けるが落ちてしまい、隣の「潟々女子高等学校」に入学する。ある日通学自転車が壊れ、上級生に修理してもらうと、彼女はDIY部の部長矢差暮 礼だった。DIY部は部員が礼ひとりになり廃部の危機にあった。幼馴染みのと遊ぶベンチを作りたいせるふは、DIY部の部室を覗き、ねじ止めを体験したことで興味が沸きそのまま入部を決意する。やがてくれい、たくみ、しー、ジョブ子というメンバーが加わり、部としてやりたいことを計画すると、せるふは秘密基地(ツリーハウスの部室)作りを願い出る。満場一致で秘密基地づくりとなったものの、部費がないため廃材を集めに奔走、更に自分たちの工芸品をネットで売り資材購入の一部に充てるが、苦労して集めた材木を手違いで処分されてしまった。しかし、あきらめない部員たちは、現在ある部室の一部や更なる廃材集めに取り掛かり、心配そうに眺めていたぷりんも加わって、改めてツリーハウスを作り始める。そして無事に夏休みに完成を迎えるが、短期留学だったジョブ子が帰国。そして二人で秘密基地にやってきたせるふとぷりんは、昔から念願だったベンチを二人で一緒に完成させるのだった―――というストーリーでした。
かもしたもぶきっちょなので、釘打ってもほとんど斜めになるという、せるふちゃんとほぼ変わらない不器用さゆえ、DIYって一度もしたことないです。やったのは図工の工作くらいで。でもアニメとはいえ、DIYを一生懸命やっている姿は共感できました。一番凄いと思ったのは、廃材集めと手作り工芸品。かもしたは鉄腕DASHが好きなので、毎週見ているのですが、TOKIOの皆さんもほぼ材料費0!で(ジャニーズだろうと0は0)廃材かき集めているんなものを工夫して作っているので、このアニメも凄くリアリティありました。ツリーハウスの基礎の部分も、ちゃんと設計技師の免許持っている人に発注したり、よくあるアニメの御都合的なところは殆どなし。苦労もちゃんと12話の中で描かれていてよかったです。それに一番最初の伏線=子供の頃ぷりんと遊んだベンチをもう一度作りたい、というのも最終回でちゃんと回収していたので、脚本もしっかりしていてよかったです。これで完結なのは凄くすっきりしていていいと思うのですが、できたらその後のDIY部も見てみたいですね。

『不徳のギルド』:漫画原作のアニメ化作品でした。
主人公のキクルは魔物が街に攻め入らないよう守る「ガード」の仕事をしているが、若くして賃金稼ぎのために始めた仕事なので、やめて大学に行きキャンパスライフを夢見ていた。しかしながら自分が辞めてしまうと後継者がいないため、ギルドから後継者の育成を頼まれる。仕方なく引き受けたキクルの前に現れたのは美少女武道家のひたむき。非常に真面目で力があるのだが、何故か魔物に好かれやすく、直ぐに凌辱されてしまう。毎回お約束のように凌辱されるひたむきに加え、更に白魔術師のメイデナ、黒魔術師のトキシッコ、戦士のハナバタという新人ガードを受け持つことになるのだが、彼女たちも能力にムラがありトラブルが絶えない。ひたむきが無限にエネルギー源である「マナ」を作り出せるため、魔物が寄ってくることまでは理解できたものの、結局同じことの繰り返しは続き、キクルのガード引退の夢はまだまだ遠い道のりだった―――というストーリーでした。
最初っから凌辱シーンでハァハァだらけだったので、「…これがメインなのか…」と思って見るの止めようかと思ったんですけど、この時間の前に放送しているアニメが、同じような展開からどんでん返しかがったので、「こっちも何かシリアスな面とかストーリーで組み込まれてくるのかな…?」と思って見続けた結果―――「最初から最後まで、やっていることは同じでした。」 お姉さんたちがハァハァするのが見たい人向きでした。以上。

『マブラブオルタネイティブ』:ゲーム原案のアニメ化作品でした。第1期が昨年放送され、その続きになります。
内戦が終結し、今度こそベータとの戦いを目前にした白銀たちは無事に士官学校を卒業。国連軍横浜基地への赴任が決まる。オルタネイティブⅣを守るため、並行時間を行き来しながら香月先生へ必要なデータを集めて提出した白銀だが、教官であった神宮寺が目の前でベータに殺され、そのショックから元の世界に還り、戻らないことを決める。こうして元の平和な世界へ戻り、神宮司も無事に生活していることで落ち着いたものの、やはり別の理由で神宮寺は殺傷されてしまう。どこにいても結局は助からない運命であることが受け入れられなかった白銀だが、向こうの世界で死亡したものは、こちらでも死亡する事実を見て、目下一番命が脅かされているベータのいる世界から純夏を守るため、再度戻ることを決意。戻った直後から佐渡島での劣勢を聞いた白銀たちは甲21号作戦のために佐渡島に向かう。そこでは「凄乃皇・弐型
」というベータを一網打尽にできる兵器の使用実践を行うため、そのパイロットである00ユニットの護衛が白銀たちの任務だった。そのユニットがこちらの世界の純夏だったが、彼女は非常に記憶が混乱し、白銀が居なくなることを異様なまでに恐れていた。ついに作戦が敢行され、凄乃皇・弐型はとてつもない力でベータを破壊するが、システムエラーで純夏が倒れてしまう。更にベータは援軍を押し寄せ絶体絶命の危機に。純夏を回収した白銀は命令に従い脱出。しかし押し寄せてくるベータたちを一網打尽にするため、隊長の伊隅が凄乃皇・弐型に乗り込み自爆させることで佐渡島ごとベータを一掃する。多くの尊い犠牲の上に、人類はベータの脅威から一時逃れることができたのだった―――というストーリーでした。
以前も一度アニメ化されたことがありましたが、やはりどうにも人類が不利な状況が続いていて、最終的に勝利には至らなかった記憶があります。今作が日本が舞台でしたが、時系列的に前作の続きだと考えれば、やはりな、ということでしたね。何しろ無限にワッチャワチャ沸いてくるベータですから、今回も佐渡島吹き飛ばすくらいはしたものの、多分全解決には至っていない気がします。主人公の視線で見れば、並列世界は平和だけど、運命はどこか繋がっていて、どう足掻いてもその時点で死が確定することに変わりないようです。ならば自分がやれることをやりたい!=純夏を救うことに繋がって、このベータの存在する世界軸で生きていくことを決めたのは、並列世界よりずっと死に近い場所で、そこから彼女を自分の手で護るということかと。犠牲も多いし、その分の結果が達成できたかは非常に分かりにくい世界ですけれど、自分の成すべきことが見つかった世界こそ、自分らしく生きられる世界なのかもしれませんね。どうかこの先の未来が平和であって欲しいんですが…道のりはまだまだ長いかな^^;

『虫かぶり姫』:なろう系小説のアニメ化作品でした。
侯爵令嬢:エリアーナ・ベルンシュタインは装飾品より本が好き!というところから「虫かぶり姫」と呼ばれていた。ある日、サウズリンド王国の第一位継承者であるクリストファーから「好きなだけ本を読める時間を与える代わりに婚約してほしい」と言われ、王宮図書室の本を読めると聞いたエリアーナは求婚を受け入れる。名ばかりの婚約者と信じ、ただひたすら王宮の本を読むことに没頭していたエリアーナだったが、ある日クリストファーが熱の女性と話しているところを見て、激しい嫉妬を感じてしまう。同時にクリストファーへの恋心を自覚するようになった彼女は、王子からも好意を抱かれていることを知り、改めて婚約者として城に入ることとなる。物静かな彼女だが、本で得た知識によりクリストファーの治世を自覚なく手伝っており、王子をはじめ為政者らから感嘆を得る一方で彼女の存在を疎ましく思うものとも対峙することとなる。ことに王子に関する他の令嬢たちからの攻撃には一歩引いてしまうエリアーナは、王子の側室候補の話が耳に入った途端、嫉妬の念と勇気の無さから王子と距離を開けようとしてしまうが、自分の本心に気づいた彼女は、王子に悩みを告白。そしてクリストファーも側室は取らず、エリアーナだけを娶ると宣言した。ようやく互いの心が繋がった二人に、エリアーナが以前から希望していた貧しい村の特産物である貝殻からとった染料を用いることが成功し、国を挙げての経済功績も認められた。国王から褒美を取らせると言われたエリアーナは、唯一の望み「ただひたすら本を読める休日」を希望し、クリストファーの隣で読書に集中する何よりの希望が実ったのだった―――というストーリーでした。
最近は自己主張のしっかりしたヒロインが多い中、珍しいくらいにおっとりしていて、他者からの強い意見に直ぐ切り返せない(※本のことは除く)ヒロインというのが非常に久しぶりでした。ただ自分自身を持っていない、流されタイプの日和見なヒロインですと共感全くなく、人気も出なかったと思います。彼女なりの意見や知識に裏打ちされた発言があったので、人気もあったのかと思います。ただ一つ分かったことは、クリストファーと非常に相性のいい性格だったので、ヒロインとして確立できたというがのありました。王子によってはおっとりタイプではなく、自力で解決していく積極的なタイプと相性がよければ、そういう彼女がヒロインに成れたのかと思います。王妃になることが絶対の幸せという価値観の中に溺れず、たまたま出会った人が王子だったというだけ。やはり人間って中身が最後に物を言うんだな(笑)とつくづく感じいりました。二人には幸せになって欲しいし、きっとアットホームな王宮と王国を継げるのではないでしょうかね。

『アキバ冥途戦争』:オリジナルアニメでした。
舞台の時間軸は1999年。アキバでメイドカフェの店員になることを夢見て上京した主人公のなごみは雑居ビルの一室にあるメイドカフェ「とんとことん」で、同時に入店した万年嵐子と一緒に仕事に励むが、店長に命じられて2人でライバル店に手紙を届ける。手紙の内容は相手に喧嘩を売るようなものだった。激昂したライバル店の店長に対し、嵐子は拳銃を乱射しメイドたちを殲滅。なごみはメイドカフェの店員は憧れたものではなく、ヤクザのような世界であることに気づき、逃げ出そうとするも失敗。同じ系列「ケダモノランド」の中でも最低最弱の店の中で、最初は恐怖心で悲鳴を上げることしかできなかったが、嵐子の戦闘力やその強さと不器用ながらもひたむきな姿勢に励まされ、数ある抗争の中から生き残っていく。そんな中、秋葉のメイドたちによるメイドフェスのメインである「お萌様登り」で、実際は出来レースの演出だったのだが、店長のミスで台本を失くしていたため、何も知らないなごみ達はこのレースに優勝。一気に人気を博すが、ケダモノランドの元締めである凪から目を付けられることとなり、嫌がらせを受ける。更に嵐子に想いを寄せる男性が現れ、彼女の幸せを願うも男性は組織の裏切り者として抹殺。嵐子は再び「とんとことん」で働くも、街頭でなごみの目の前で昔の仇に刺されて死亡。最初は復讐を果たそうとするなごみだったが、「そんなことを繰り返してメイドが面白いのか?」と問いかけ、凪たちが仕掛けてきた総攻撃に対し、秋葉ならではのメイドカフェのスタイルを通し続ける。なごみは凪に撃たれてしまうものの、「とんとことん」のメイド(実際はマスコットのパンダ)である御徒町が凪を倒したことで、事実上「ケダモノランド」は解散。2022年の現在、アキバのメイドは理想のメイドカフェとなり、車いすでありながらカリスマメイドを続けるなごみの姿があった―――というストーリーでした。
最初、メイドさんがいきなり銃撃戦をやっているシーンがあって、「もしかしてヤクザの抗争に巻き込まれたのか!?」と思って見ていたら、メイドさん達がヤクザ顔負けの構成員で、上納金=「おひねりちゃん」のために働かされている。しかも構成員同士の銃撃や刃物による殺傷沙汰も辞さない、まさに「仁義なき戦い」の文太さんそのものでした💦 でもどこかに笑える要素があるので、最後の嵐子さんも「実は生きてました( ー`дー´)キリッ」みたいに現れてくれるんじゃないかと思っていたんですが…本当に亡くなられてしまって悲しい(ノД`)・゜・。やはり「仁義なき戦い」でしたね。ちなみに「極道の妻たち」ではありません。岩下志麻さんではなく文太さんか弘樹さんです。そんな秋葉には、流石に怖くて行けませんよ💦今は平和でよかった( ̄▽ ̄) 何か教訓的なものとかメッセージ性があるとか、そういう感じではないのですが背徳的なものの末路ってこうなるのか。でも最後になごみさんが平和で楽しいメイドカフェを続けてくれて、それはある意味嵐子さんが守ってくれたものだと思うとありがたいです。多分なごみさんは嵐子さんの分まで生涯現役で行きそうですね。いいじゃないですか。初老のメイドさんがいても。寧ろメイド長として本当にお屋敷にいそうですもん。拍が付きますぜ✨