うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

背中に告白 最終回UP

2019年03月31日 00時07分13秒 | ノベルズ
内閣府総務部は昨日の飲み会でうっぷん晴らしができたのか、皆気をよくしていた。3人ほどカガリの顔を見て震えあがっていたが…何かしただろうか?
何しろ深酒は殆どしたことがない。余程楽しかったのだろう。勧められるままに飲んだところまでは何とか覚えているが、帰宅した記憶がないところを見ると、相当みんなに迷惑をかけたのではなかろうか。多分ビクついている3人には特に。
(何をしたか、聴きだして、とにかく謝ららなきゃ。)
「その…」
「ひっ!」
先ほど顔を見るなり震えていたメガネの秘書官にカガリが声をかければ、彼女の肩がはた目にもわかるほど<ビクン!>と震えた。
「ごめんな。昨日飲みすぎて途中から記憶飛んじゃって…何か凄く悪いことした気がするんだが…」
「いえいえ、そんな!カガリ様はなにもされてませんよ!むしろかわい―――い、いえ///何でもありませんっ!」
「ホントか?お前と、あと2名ほどなんか顔が青ざめてる気がするんだが…」
「それはその…ご主人に…」
「アスランに?」
「いえっ!本当に気にしないでくださいっ!むしろご主人に「ごめんなさい」って言っておいてください!」
「おい、待ってって―――」


―――続きはこちらから。


***



ということで、3月末日でようやく「運命の出会い記念日」(?)の突発2本目SS完結しましたv
突発なので、大した中身はないです。ただやたらスキンシップ求めてくるだけで(笑) 柔肌にお触りしたいだけ(←危険発言)
もちころクッションとか、なにかヤワヤワ、プニプニしたものを手に持って、アスランさんがやたら接触してくるときに、一緒にそのプニプニを触っていると・・・



「ほ~ら どこからともなく姫の柔肌を一緒に触っている感じが・・・




・・・





・・・





何言っているんだ、私は(--;)

多分疲れているんです。えぇ、そうです。
もう平成も残るところあと1か月、明日には新しい元号が発表されるというこの歴史の一ページが新しく開かれるというこの時に、どうにも脳内が後退して言っているとしか思えないorz
多分平成最後の作品がこれっていうのもなんですが、楽しんでいただけたなら嬉しい限りです(-人-)






冬アニメ最終回④

2019年03月30日 06時03分29秒 | アニメ
暖かくなったと思ったら、急に寒くなったせいか、何だか頭がボヘッとしているかもしたです。風邪ひいたかな・・・
今年度の仕事も終了し、来週からは新学期。かもしたの勤め先の校舎は在校生しかいないので、入学式はないんですが、それでもすぐに健診が始まるので、来週からは準備大変です
なので、帰りが遅くなるのは目に見えているので、今のうちにアニメはチェックする!
『火ノ丸相撲』:ジャンプ連載の漫画原作アニメ化でした。
舞台の大太刀高校は気弱な小関一人きりの相撲部があったが、五條をはじめ不良どもに嫌がらせを受けていた。そんな矢先、小柄な潮火ノ丸が現れる。彼は中学相撲で横綱を張れる実力があり、相撲への情熱も人一倍。小柄な体格に見合わず五條たちをあっという間に退けてしまう。やがて大太刀高校に入学した潮と小関で再開した相撲部に、改心した五條や、レスリング部だったが潮に負けたことで勝つために入部してきた國崎、ひ弱だが強くなることを願う三ツ橋が加入し、新人戦に挑むものの、潮はライバルの久世に負けてしまう。そんな時監督として潮の友人:桐仁が現れ、再起を図ることに。潮は柴木山部屋で稽古をつけてもらい、プロ力士の力を当たらめて思い知る。また名古屋場所の遠征に出げいこさせてもらったことで元横綱駿海の指導をうける。他の部員も力をつけ、インターハイに出場。個人戦で潮は高校チャンピオンの白楼高校:天王寺負けてしまう。体格の小さい潮はプロの新弟子検査は確実に落ちてしまうため、このインターハイで優勝する以外プロになる道はない。部員一丸となって団体戦決勝に持ち込み、大将戦で潮は久世と再戦。これを見事に勝ち、大太刀高校が初優勝を飾る。そして選抜では3位に入った潮はついに念願の柴木山親方の下でプロ力士となる決意をする。高校を途中退学することになった潮を、大太刀高校相撲部員は胸を張って潮と最後の取り組みをし、送り出すのだった―――というストーリーでした。
いいですね~まさに「ジャンプ」王道の「努力・友情・勝利」を実直に行った作品でした。相撲の世界はなかなかスポーツ漫画でもお目にかかれない(あるにはあるけど、野球やサッカーなどメジャースポーツに比べたら少ない)のですが、国技だけあって印象は割と身近。でもプロになるためにこんな過程を踏んでいくことを初めて知りました。かもしたの行った学校には相撲部はどれもなかったんですが、最近「相撲女子」も多いし、人気高いんですよね。
ともかく、体格で勝負がつくほどの世界の中、小柄な潮はそれでも挑み続け、タフな身体に産んでくれた亡き母に感謝し、大太刀高校相撲部員に感謝し、柴木山親方を始め世話になった力士に感謝し、その感謝への恩返しを強さに変えた姿は涙ものでした。どうしても人はいつか感謝を忘れてしまうことがあります。体格でも環境的にも恵まれた久世君は、恵まれすぎて逆に引け目に感じる部分しか目に入らなくなりました。でも彼も潮君の取り組みで、ありがたさに気づけたようでよかったです。「いつも感謝は忘れない」…いつもゆづ君も言っていますが、改めて感謝の気持ちを思い出させてもくれた作品でした。
『ブギーポップは笑わない』:小説作品のアニメ化ですが、以前一度アニメ化されています。そして今期はブギーポップシリーズの「笑わない」「イマジネーター戦編」「歪曲王編」の3つが放送されました。(ちなみにATXではもう一本シリーズを放送したらしいですが、MXでは放送していないので未視聴です)。
「ブギーポップは笑わない」:竹田啓司は、同じ学校の後輩:宮下藤花と付き合っているが、ある日待ち合わせの場所に彼女そっくりの黒マントの人物に出会う。その人は「ブギーポップ」と言い、噂で「若い女の子を美しいままでいさせるために殺す」と言われていた人物だった。その頃、学校を中心に女子生徒たちが怪死を遂げる。ブギーポップの仕業か・・・と思われていたが、実は百合原 美奈子を食ったマコンティアなるものが、女生徒たちを食い殺していたのだった。プギーポップが倒そうとするも、彼女に協力していた早乙女が彼女を庇って死亡する。
「イマジネーター」:では、帰国子女の谷口正樹が偶然出会った女生徒:織機と出会う。彼女に頼まれ「ブギーポップとして悪と戦う役」をすることとなった谷口は、やがてその役に夢中になる。だが織機は統和機構の合成人間:スプーキーEの手先となって、谷口を陥れようとしていたが、本当に彼に好意を抱くようになり、スプーキーの元から逃げようとするも囚われる。そこにブギーポップが現れ彼女を救う。一方スプーキーは飛鳥井仁という予備校で講師のアルバイトをしている国立大学の美大生に殺される。彼は人の心の形をバラの姿で見ることができ、そのバラの欠落している部分によってその人の心に何が欠けているかが分かる。花びらは“華やかさ”、葉なら“優しさ”や“潤い”、根は“自信”などを指す。またそれを直接いじる事で、他者の心理を操作する事もできるものの、効果は一時的なもので完全に心を作り変えるわけではない。彼は死が見えるという水乃星透子と出会い、彼女の意志を継ぐべくイマジネーターとして行動しブギーポップと対峙した。
「歪曲王」:一代で巨万の富を築き、様々な分野に多大な貢献と進歩をもたらした伝説的起業家である寺月恭一郎が、人生の最期に残した異様かつ巨大な塔のような建築物、ムーンテンプル。来場者で満員となったそこで、人々は急に意識をう。夢の中で人々は己の後悔の象徴を歪曲王と名乗る物から見せつけられる。だが、後悔を受け入れた新刻 敬の姿に、己の後悔で苦しんでいた歪曲王こと田中 志郎は負けを認め、ムーンテンプルを開放した。
―――各々ストーリーでした。
・・・以前も一度見たことあったんですが、その時も解釈が難しくて、結局途中で見るのやめちゃった記憶があります。
そして今回は、年を重ねたことで「わかるかな?」と思って見たんです。
―――やっぱりよくわからんかった(T0T)
この作品、一つの主題に一つの主人公、という訳ではなく、敵も味方も皆各ストーリーに色んな役割でもって顔を出すので、初回登場が「誰かの回想シーン」とかだったりするので、多分シリーズを一辺全部読んで、その後読み返すと、時系列だったり影響力が見えてくるタイプかな。
基本は心理と倫理の部分だと思います。簡単に言えば人間の心の奥のゆがみ・・・欲望とか嫉妬とか、負の感情がもっとひねくれた感じが具現化した敵を、ブギーポップが倒す。物理的というより精神面への攻撃ですね。それで改心とはいきませんが、壊れちゃうときもありますけど、概ね他害は防げているので、果たして正義か悪か。まだ宮原さんが何故「ブギーポップになってしまったのか?」とか「統和機構という存在」とか、まだ謎な部分はアニメではやっていないので、また数年後に則編が出たらわかる・・・かな?
『B-PROJECT〜絶頂*エモーション〜』:Bプロシリーズの第2期です。今期はKiLLER KiNGという後輩チームも加わって、14人。所帯が増えて大変なつばさちゃんですが、A&Rの仕事は大分板についてきた模様。ストーリーは各話一人一人をフューチャーした単発解決ストーリーでしたが、この物語の根底にあるのが、つばさをA&Rに抜擢した夜叉丸との確執。彼の妹がつばさの父が作った曲を歌うはずだったにもかかわらず、曲は別の歌手が歌うこととなり、失意の妹は自死。つばさの父に対する恨みを、娘のつばさにぶつける夜叉丸。だが今期、ガンダーラミュージック社長から真相を伝えられる。歌手を変えたのはつばさの父ではなく、タイアップしていたドラマの監督だった。怒りのぶつけ場所がなくなった夜叉丸はその場から一時消える。数か月がたち、Bプロに年末のドームライブの話が舞い込み、一同は期待に湧き上がる。だが、何と会場がダブルブッキングだったことが発覚。相手は夜叉丸プロデュースの音楽グループだった。夜叉丸の報復か?と疑念が沸きつつ、この時期どの会場も抑えられない。ライブは中止か…と思われた矢先、なんと夜叉丸が現れる。彼は人脈を生かし、Bプロの為の会場を抑え、姿を消す。解決したかに見えたが、会場のキャパが狭く、スポンサーが下りていく結果に。見ることのできないファンも多くなるため、何とか解決策を考えるメンバー。そこで出たのが「ライブビューイング」と「電波ジャック」と「新曲発表」。これでスポンサーも戻り、無事ライブが開催された―――というストーリーでした。
男性アイドルユニットの作品は何本もありますし、一話ごと個人をクローズアップする構成なのは同じなのですが、この作品だけ「昼ドラ真っ青w」の展開があって、それが1期目からずっと続いていたので、気になっていました。今期は無事に解決できてよかったです。夜叉丸さんの精いっぱいの謝罪が、見事に花開いてよかったです。やっぱり人間、恨む恨まれるより、信頼の方が良いですよv
そして今はやりの(笑)ライブビューイング。最近イベントで多くなりましたが、見たい人はスクリーンからでも見たいし、ある意味交通費の負担も減るし(地元で見られれば)、なにより同じ時間に一緒に楽しめるんで良いんですよねv
満点のライブで良かった。あとは・・・夜叉丸さんが素直に帰ってきてくれることを祈るばかり♪
『デート・ア・ライブⅢ』:人気ラノベの3期目でした。
謎の生命体・精霊の出現により起こる大災害・空間震を発生させる、「精霊」と呼ばれる存在。彼女らと交渉(デート)して精霊をデレさせ封印する力を持つ主人公:五河 士道と精霊たちの物語ですが、今期の精霊は初登場のセクシー魔女『七罪』。魔女の力で誰にでも変身することができる彼女は、真の姿を士道に見られたと思い込んで、士道への嫌がらせ攻撃を開始。「写真の中の誰かに化けた七罪を見つけられなければ、化けた人を消す」というものだった。最終的に四糸の相棒:よしのんに化けていることが分かったものの、腹いせに精霊たちを子供にしてしまう。実は七罪の姿はナイスバディのお姉さんではなく子供だった。だがそんな七罪が可愛いと認めたみんなのおかげで七罪は心を開き封印される。
そしてもう一人のヒロイン折紙。彼女は両親を殺した精霊を撃とうとしていたが、実は両親を殺した精霊は自分自身だったことを知る。自棄になる折紙を救おうと、士道は狂三に頼んで折紙に何があったかを知るため過去に飛ばしてもらう。そこで見たのは精霊となった折紙が、正体不明の精霊と戦って放った力が両親を殺してしまった現場を見る。折紙を止めようと、もう一度過去に飛んだ士道はそれでも間に合わず、折紙の両親を救ったが自分が撃たれてしまう。そのことで歴史が変わり、折紙は今度は士道の兄(※本人だが、過去に高校生のまま飛んだことで同級生だったとは知らず、兄と思い込む)を殺してしまった後悔に苛まれていた。精霊を見ると深層に押しとどめていた精霊の折紙が出現し、手出しできない十香たちを追い詰める。だが士道が身を挺して折紙に真実を伝え、心の殻を破った折紙はようやく解放されてみんなの元に戻る―――というストーリーでした。
正直ハーレムアニメってあまり好きな方ではないんですが、この作品は主人公の取り合い、というよりみんな仲良く認め合って生活しているので、結構好きですw 士道に寄りかかってばかりではなく、精霊同志で協力し合って、お互いフォローがちゃんとできているし。キャラ皆可愛いですし、何のかんの言って(狂三でさえ)士道に協力的。でも納得いかないことに関しては、ちゃんと意思を告げてくれるので、盲目的に主人公が好き!なのではなく、この世界と仲間皆が好き!と思える子たちばかりなので、ハラハラしつつも最後はホッとさせてくれますv 
最終回は精霊の力を受け止めすぎて暴走した士道を、精霊たちがデレさせる、といういつもと逆パターンでしたが、精霊の皆さんは日ごろの士道の苦労が体感できたようで。なのでもっと労わってあげてくださいw
まだ謎の精霊が見え隠れしていますし、士道たちを利用しようとする怪しい大人たちもいますし。4期あったら見たいですね。
『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』:おなじみリメイクヤマトの第2期。オリジナルの『さらば宇宙戦艦ヤマト』をリメイクした作品でした。
イスカンダルへの航海が終わってから3年が経過した、西暦2202年。巨大な白色彗星によって宇宙を進撃する帝星ガトランティスは、女神テレサの力を求めてテレザート星を侵略する。その際、テレサの放ったコスモウェーブが地球へ向かったことを知った大帝ズォーダーは、地球への本格的な侵攻を開始する。
一方、宇宙の彼方から元ヤマト乗組員たちのもとへテレサのメッセージが届く。また、コスモリバースシステムが地球にもたらした「時間断層」という負の遺産の存在を知って地球連邦政府の方針に憤った古代は、テレザートへ向かうべく反逆覚悟で元ヤマト乗組員たちと共にヤマトを無断発進させる。防衛軍による妨害に遭うもガミラスの交渉によって反逆の汚名をそそがれたヤマトは、ガミラスの地球駐在武官クラウス・キーマンを乗組員に加え、テレザートへの航海に再出発する。
第十一番惑星でのガトランティスとの戦闘や、惑星シュトラバーゼでの古代とズォーダーの邂逅、生きていたデスラーとの再戦、白色彗星との接触などを経つつもヤマトはテレザート星に到達し、そこでテレサとの対面を果たす。テレサは、古代アケーリアス文明の遺産たる白色彗星を手に入れたガトランティスが、宇宙のすべての生命を絶とうとしていることを告げる。
その後、太陽系では地球とガトランティスの本格戦闘が開始されるが、白色彗星およびその内部に潜んでいた都市帝国によって地球艦隊は壊走する。太陽系に帰還して都市帝国と相対したヤマトもガトランティスの策略に遭い、都市帝国内部のとある惑星に墜落する。しかし、その惑星はガトランティス発祥の地「ゼムリア」であり、そこでガトランティスとズォーダーの出自、そしてガトランティスを殲滅する安全装置「ゴレム」の存在が明かされる。地球・ガミラス連合艦隊の活動によって都市帝国から脱出したヤマトは修理・応急改装を受け、改めて都市帝国との決戦に臨む。
総員を退艦させ、一人(意識のない雪も共に)都市帝国に攻撃する古代。しかし時間断層とテレサの導きに救われ、戦死と思われた二人と数名の乗員は生きて地球に戻ってきた。―――というストーリーでした。
前作は流石にリアル世代ではなかったので、多分再放送を一桁年齢の時に見た記憶があるのですが、その時はテレサと島さんがいい感じ(笑)だったけれど、テレサは反陽体で直接触れると爆発してしまう存在だったこと。波動砲で白色彗星を撃ったら、都市帝国が中から出てきたこと。都市帝国の地球進行を止めるには内部エネルギーを破壊する作戦に出、時限爆弾を仕掛ける真田さんを庇い、斎藤さんが亡くなる。最終的に古代が全員退艦させ、テレサの持つ反陽体エネルギ―と共に大和で突っ込んで自爆・・・だった気がするんですが、今期は島さんはあまり登場せず(哀) 斎藤さんや土方艦長も散り際がちょっと変更され、テレサが反陽体の設定もなかったので、ちょこっとずつ変わりました。でも一番変わったのは、やはり「女性士官」が非常に多く登場するようになったことですね。『銀河』の艦長も近藤指令の娘だし、山本妹だったり、他の乗組員も女性が増えました。やっぱり30~40年前とジェンダー社会性が全然変わってきている証拠ですね。 オリジナルでは雪はデスラーを庇って撃たれて亡くなった設定だった記憶がありますが、リメイクシリーズは何度撃たれたり落下したりしても生き残る等、雪ちゃんが強くなってるw 
まだ戦後のイメージを引きずっていたオリジナルヤマトとは雰囲気違いますね。「散り際の美しさ」みたいな美学がありましたけど、リメイク平成版は家族のため、愛する人のため、時には我を通すし、生きようとする価値観が強調されていました。でもそれでいいと思ってます。一つのアニメが時代を超えるとこんなに重点が変わるんだ~といい意味で感心しました。「さらば―――」の時と一緒で、クルーがどんどん亡くなっていくのは悲しいですが、何よりアナライザーを失ったときの佐渡先生の涙が忘れられん!以前は「機械の一部」というポジションだったアナライザーが、人格を持った一個体として大事にされているのも、やはり現代版ならではですね。これも愛ですv
『ドメスティックな彼女』:少年漫画原作のアニメ化作品でしたが、読んだことないのでアニメだけでストーリーを追いました。なので多分原作からカットされた部分もありそうですが、あくまでアニメ版のストーリーを追っただけでの感想です。
主人公の藤井夏生は小説好きの高校2年生で、新学期新任の英語教師:橘陽菜が屋上で泣いている姿を見て以降、彼女に思いを寄せていた。そんなある日、友人に誘われた他校生女子との合コンで橘瑠衣と出会い、成り行きで肉体関係を持つ。その後互いの親の再婚により陽菜と瑠衣が姉妹であることを知っただけでなく、2人と義理の兄妹になるという奇妙な生活が始まる。瑠衣はこれを機に夏生や陽菜がいる赤森高校へ転校した。やがて、陽菜が不倫をしていることを知った夏生と瑠衣は、彼女に不倫相手の萩原柊との別れを迫り、陽菜は別れを決意する。その後、不倫相手と別れた陽菜と出かけた夏生は彼女に想いを打ち明けるが、陽菜は「その時は家族を捨てる覚悟が必要」と言い、その時点では断割られてしまう。夏休み前、瑠衣のクラスメートである柏原ももと知り合った夏生は彼女と肉体関係を結ぶ寸前にまで至るが、手首の傷跡から彼女の事情を窺い知り関係を思いとどまる。夏生は部活に入りたいと言い出した瑠衣を案内する過程で文芸部の存在を知り、文芸部に入部する。ももと瑠衣も直後に入部した。そんな中、瑠衣の中に夏生に対する気持ちが目覚め始め、瑠衣が一方的に迫る形で2人はキスをする。 それを見た陽菜が激しく動揺。陽菜も夏生へ想いを抱き始めていたが、二人から逃げるように一人アパートへ引っ越す。後悔の念を抱き続ける夏生と瑠衣だが、夏生は陽菜から意味ありげな合鍵を受け取っていた。2学期が始まると、夏生は不意の事故で足を骨折。瑠衣が家で面倒を見るものの、夏生は瑠衣には「友達の家に行っている」と嘘をつき、陽菜のアパートに足しげく通っていた。そこを瑠衣に発見され、夏生の陽菜への気持ちを聞いた瑠衣は身を引く決心をする。修学旅行で遂に夏生と陽菜は結ばれるが、その時撮られていた写真が教員たちに知られることになり、陽菜は全てを伏せる代わりに別の学校への異動を希望する。誰にも何も言わず一人去っていった陽菜に夏生は悲しみのあまりひきこもる。だが瑠衣や友人たちの励ましを受け、陽菜との思い出を綴った小説をかき上げる。その小説がなんと文芸雑誌の新人賞を獲得。一方瑠衣は自分の夏生への想いを自覚し、姉に遠慮しないと宣言する―――というストーリーでした。
少年誌の割には不道徳一杯の内容で「大丈夫なのか?」と思いつつ見ていましたけど・・・これが現代の恋愛観なのかな。
とにかくこの主人公を挟んだ三角関係が非常に問題。全員問題ありなのですが、まだ軽いのは妹(瑠衣)。身体を使って主人公に近づく辺り不純だったりするんですが、誰にでもではなく、一途に主人公だけに迫っている。ただ、この行動を主人公が「口数の少ない彼女が不器用に好意を寄せている」と全く気付かない。最初の出会いが行き当たりばったりだったので、「誰にでも感情がなくてもそういうことをする子」という認識をされてしまっていたのかもしれませんが、哀れ。
それ以上に問題なのは姉(陽菜)。教師という立場ながら、不倫はするし学校にそれを持ち込んで泣くし、挙句妹が思いを寄せているのを知りながら、主人公が自分に惹かれているのを知っていて受け入れてしまう。とどめは公務中に主人公と寝る(呆)。・・・よく「相談女」というのがいますが(※異性に相談しながら、相談に乗ってくれた異性を篭絡する)、この姉、いわゆる「横取女」と「劇中女」が入り混じっている感じです。「横取女」は読んで字のごとく「他人の持っているものに執着し、奪いたがる」女ですね。物でも人でも名誉でも、人の持ってるものを欲しがる。で、見事に奪った後ここからが問題。奪い取った相手の女がまだそれに執着しているなら続くんですが、相手が興味を失って別のものに行ってしまうと、横取女はもう奪い取った者に興味を示さなくなって簡単に捨てる。物だったらまだしも、人間だと本当に厄介。この姉も不倫(人の夫)相手だったり、妹が思いを寄せていると知りながら主人公に手を出すあたり、潜在的にありそう。不倫相手を諦めきれない、と思いきや、奥さんと別れたと知りつつ主人公に気持ちが傾けば、あっという間に切り捨てる。「劇中女」というのは、自分が悲劇(あるいは幸せ絶頂)のヒロインに身を置きたがる。例えば不倫の渦中で「男を取り合いし、結局失った可愛そうな私・・・」みたいな。何故か問題ある相手(ダメンズ等)とかそういうのに溺れるタイプ。これも周囲が巻き込まれると非常に厄介。そういう自分しか見えないので、姉が不倫で周囲に迷惑をかけ、マスターに「いい大人なんだから、もうちょっと考えなさい」と諭されても「子供でいいもん!」と膨れる。あるいは主人公が姉と結ばれ、失恋の痛手から姉と話せなかった妹が、気持ちを切り替えようと姉に話しかけると「瑠衣に無視されて辛かったよ~~!」と、これもまた自分の気持ちしか見ず傷ついた妹の心を見ていない。主人公との別れでも、「彼を想いやって…」みたいに美化してますが、仮にも大人なら、「ちゃんと認められる年齢になるまで、公私混同せずに付き合おう」と言えるはず。彼が傷つくと思うなら、猶更彼の成長を大事にしてやらなきゃいけない。その上でちゃんと付き合えばいいのに・・・。欲求に素直で自制が利かないのが、恋愛や若さと言われればそれまでなんですが、「好き」な思いがあれば突き進んじゃっていい!というのは道理ではないですね。小説家の山崎洋子さんが「ガーターベルトを履いて異性にアピールする女より、白いエプロンを付けて微笑んでいる女の方がよほど魔性を秘めている」って言っていましたけど、これ見て「あ、言い得て妙」と思いましたよ。
でもこの中で一番問題なのは主人公。一見純粋に姉の事だけを想っているように見えるけど、妹が迫れば気持ちはなくともあっさりとつまみ食いする。「据え膳喰わぬは~」と言いますけど、姉のことが純粋に好きなら、「俺は姉のことが好き」とちゃんと言って迫ってくる妹を止めればいい。キスされても「こういうことは困る」と言えばいい。だけど言わない。美味しいところはしっかり貰う。本当に純愛ならそうするし、姉に対し「俺も覚悟を決めたから!(※前述の陽菜の「家族を裏切ることになる」を受けて)」と決めたなら、2回も「友人の家に行っている」なんて嘘つかない。結局覚悟どころか「騙せるなら騙して美味しく事なきを続ける」ことを手放さない。男は「名前を付けて保存」女は「上書き保存」とは言いますが、典型的ですね。この男、妹とこの先結ばれることがあっても、姉が戻ってきたら、またヒョイヒョイ姉のところに行きそうだし。「小説家になりたい」と言いながら、妹の気持ちを察しようとせず、言葉の行間も読めないやつが小説家になれるのか??ともかく「妹ちゃん。この男はやめて、次行こうぜ!」  数日前の『3D彼女』の時も呟きましたが、筒井君みたいに、必死に相手の気持ちを考えようとする人の方がよほど誠実です。
「え?迫る妹の気持ちを拒否したら、傷つけるんじゃないかと可哀想だから、受け入れた・・・?―――これぞ浮気する旦那の上等文句ですね。」
あ、でも最後に最も罪深いと言えば、この主人公たちの両親かな。普通再婚するにしても、思春期の多感な異性の子供がいたら、せめて子供たちが大学生だったり、ある程度責任が取れる年齢になるまで再婚を待つのがリアルです。思春期に両親が再婚、なんてそれだけで親の「性的な部分」を意識させられるのにショックを受けやすい時期なのに、異性の兄弟ができたらもっと警戒します。間違いを起こさないためにも再婚の時期を延ばすか、もうちょい同居は避けるべきでした。
―――とまぁ、ネガティブな感想ばかり書きましたが、実際こういう再婚やそれに伴うトラブルを仕事で受けたことがあるので、終始見ながら反目していました(だったら見なきゃいいじゃんか!なんですが、最後まで見ないと、もしかしたらあるいは・・・と感想が変わることもあるので)w 
原作はまだ続いていますし、この泥沼の中からそれぞれが成長するのだと信じてやみません。全員に幸あらんことを。
『魔法少女特殊戦あすか』:こちらも少年誌連載の漫画原作アニメ化作品でした。
人間界が異世界 地冥界の侵攻に遭い、別の異世界 精霊界各国の軍事同盟である精霊環境条約機構の軍事支援を受けて誕生した魔法少女達の活躍により、地冥界を撃退した大戦 ディストニア戦争から3年が経っていた。ディストニア戦争を生き残った魔法少女 伝説の五人「マジカル・ファイブ」の面々もそういう状況とは無縁では居られず、自国の軍隊に所属するなどしている。
主人公の高校生:大鳥居あすかはディスアスとの戦いに精神的に疲弊し、戦後は引退状態となっていた。しかし、高校の友人:羽田紗綾子が目の前でテロリストの襲撃に巻き込まれ、否応なしに魔法少女として戦うことになる。戦いの後も魔法少女として戦うことに消極的だったあすかだが、ディストニアと結び付いたテロ組織 バベル旅団の暗躍により、同じマジカル・ファイブである夢源くるみや高校の友人 牧野希美ら身近な人間が巻き込まれるようになり、義父 飯塚に誘われていた陸上自衛隊特殊作戦群の魔法少女特殊戦開発部隊 M班への参加を決意する。
その後、自衛隊那覇駐屯地にて、人間界と精霊環境条約機構との間で異世界貿易会議、第六回・WTO二世界間多角的貿易会議が那覇で開催されることになる。あすかとくるみは学校の臨海学校の名目で沖縄に日本側の警備要員として派遣され、そこでアメリカ側の警備要員である米軍:ミア・サイラス、国連魔術安保理監視団オブザーバーとして派遣されたロシア軍:タマラ・ヴォルコワの二人のマジカル・ファイブと再会する。
一方、バベル旅団はこの会議を狙って暗躍し、その過程で現地那覇で新しい魔法少女として与那嶺ちさとを招き入れていた。精霊環境条約機構側の中心国家メリピコのタビラ将軍が人間界に到着したタイミングでブリッジへの直接攻撃と那覇市内への陽動攻撃を仕掛け、警備側のマジカル・ファイブの分断が図られる。
ブリッジの機能停止まで行われタビラ将軍の精霊界への避難が阻止されたため、襲撃の目的をタビラ将軍と判断した人間側は、多大な犠牲を出したものの辛うじてタビラ将軍を死守したのだった―――というストーリーでした。
まどマギ、育成計画、あすか、etc・・・
最近の魔法少女はバイオレンスでないといけないんでしょうか?Σ( ̄口 ̄|||)
いや、まどマギあたりから、残酷な描写が出ておりましたが、今回の魔法少女は超のつくバイオレンスでしたよ。だって腕は吹っ飛ぶし、頭喰われるし(あ、マミさんもだった)、挙句敵も味方も悶絶するほどの拷問・・・ しかも人格を崩壊させるようなお子様の眼には絶対触れさせたくない代物でした。
一応、可愛い衣装に、魔法少女を統括する精霊界の将軍、とかおつきのペット、とか魔法少女らしいアイテムは出ているのに、それらが全く印象に残らないくらい戦いがワイルドすぎて、普通に軍事戦争もの、と言ったほうが過言ではなさそうな気が。
「タンバリンをシャンシャンして お花のエネルギーを集め、悪い人たちの心を綺麗にするような私の理想の魔女っ娘は一体どこへ(ノД`)・゜・。 やはり日曜朝7時、とかでないとよい子の魔女っ娘さんたちは活躍してくれないのだろうか。よい子は早起きだもんね。こんな深夜にテレビなんて見てません!
にしても、魔法少女って、割とみんな最初は希望を持って活躍する子が多い中、絶望と喪失感から始まった魔法少女はいないんじゃなかろうか。なので寧ろ話がバイオレンス過ぎたので、主人公のあすかが少しずつ再び始まった戦いの中で、希望を見出せるようになったのは救いですね。どうかこれ以上、彼女たちが壊れないように、助けてあげて欲しいです。


冬アニメ最終回③

2019年03月29日 06時06分34秒 | アニメ
現在仕事は主に肉体労働(段ボールの入れ替え作業)のため、この春の陽気で結構暖かかったせいか汗をかき、今度帰りはそれが冷えたのか・・・鼻水が止まらぬかもしたです
花粉症ではないな・・・また週末は気温が下がるらしいので、風邪には気を付けないと、です。
そして見逃しも気を付けないといけない(笑) 最終回アニメがラッシュです。
『Dimentionハイスクール』:オリジナルですが、俳優のドラマ+3Dのアニメーションが複合になった作品でした。
次元高校に通う主人公の白山純平は、校庭である石を拾う。緑ヶ丘流星、黄川田 剛、水上ゆりおらと、教師・桃谷総司が行う補習を受けていると、拾った石が突如動き出した。彼はスプーディオ22世といい、2次元世界から侵略してくるスフィンクスと戦ってほしいとのことだが、5人は訳が分からない。だがスプーディオは彼らを2.5次元世界に連れていく。そこではスフィンクスの出す謎を解かないと、大事なものを奪われる、ということだった。機転の利く純平の活躍もあって見事にクイズに正解するものの、スフィンクスは次々と現れ,そのたび彼らは2.5次元に連れていかれてしまう。ある時は敗北した際、大事なもの(お金だったり、人格だったり)を奪われてきたが、ここにきて桃谷先生が奪われてしまう。スフィンクスたちは先生の身体を乗っ取り、ついに3次元の世界に向けて本格的侵攻をしてくる。しかし乗っ取られたかに見えた先生は、実は彼らを永久にこの場から動けなくする方法があることを、暗に知らせ、それに気づいた純平が「クイズを出し合いっこし、答えられなかった時はこの世界から出てはいけない」という条件を出す。そこで純平はわざと「正解がないクイズ」を出し、見事に術中にはまったスフィンクスを釘付けにする。かくてこの世界は守られた。そして桃谷先生もかつて亡くなった友人に導かれ、無事この世界に戻ってきた―――というストーリーでした。
単純に言って『ナゾトキネ』のドラマ+3Dアニメ男子高校生バージョン、というヤツです。主演の俳優さんたちはともかく、スフィンクス役の声優さんが超豪華蒼井さん、江口さん、諏訪部さん・・・最後追い詰められても皆でワイワイ正解のないクイズを一生懸命解こうとして・・・お疲れさまでした(笑) ちなみにクイズはめっちゃ難しかったです。諏訪部の兄ちゃんが出した問題(※しかも黄川田君の夢落ちだったので簡単すぎた:笑)以外は答えられなかったorz じーちゃんスフィンクスの問題が非常に難問!オジジ、ちょっとボケ入っているのに、問題は死ぬほど難しかったよ。
最終的には無事に全部完結してめでたしめでたし。よかったね♪
『BamG Dream!2ndSeason』:リアル&アニメ&ゲームの総合メディア作品の第2期目でした。
「Poppin'Party」(ポピパ)のメンバーも無事進級し2年生になった春。バンドは継続しているが、生徒会やバイトなどに追われて蔵に集まる時間が少なくなっていた。 一方、岐阜県から上京してきた少女、朝日六花は羽丘女子学園高等部に入学。そこで、香澄の妹、戸山明日香と友達になる。1年前に「SPACE」のラストライブでポピパの演奏に勇気づけられた六花は、「大ガールズバンド時代」と呼ばれている今の時代に、地元で活動していた時のように高校でもバンドを組もうとメンバーを探していた。そんな時、バイト先のライブハウス「Galaxy」のリニューアルオープン記念ライブの参加バンドを探すことになった六花は、道で偶然出会ったポピパにライブの出演を依頼する。
「Afterglow」「ハロー、ハッピーワールド!」「Roselia」も参加した記念ライブは無事成功に終わるも、ライブ終了後、Roseliaが主催ライブを開催することを発表したことをきっかけに、香澄もポピパで主催ライブを開催することを宣言する。しかし、Roseliaの主催ライブに参加したことで、主催ライブを行うことの難しさを知った香澄たちは、自分たちにRoseliaのような主催ライブができるのか不安になる。そんな時、街中で出会ったことをきっかけに六花を蔵練に誘った香澄は、六花からポピパへ抱く想いを聞かされる。その想いを受け取った香澄たちは「Roseliaのようでなくてもいい、自分たちらしいライブ」をすることを決意する。
一方、たえは幼馴染の和奏レイと再会する。さらに別の場所では中学生で音楽プロデューサーのチュチュが「最強の音楽」を奏でるためのバンドメンバーを集めており、たえに和奏から「RAISE A SUILEN」のヘルプの依頼を受ける。しかしライブ当日はポピパの学園祭&結成1周年記念ライブがあり、たえは掛け持ちを決意。しかしRAISE A SUILENのライブが押し、ポピパの出演に間に合わなかった。落ち込むたえとメンバーがギクシャクしてしまったが、たえは「ポピパが私のやりたいバンド」と願いを込めて新曲を作り、メンバーに聞かせたことで、わだかまりが解ける。こうして窮地を脱したポピパは、見事に主催ライブを完遂させるのだった―――というストーリーでした。
1期目は「結成まで」。そして2期目は「主催ライブの開催」が目的でしたが、1期と違って他のガールズバンドも活躍する機会が多く描写されていて、『バンドリ』デビューのグループそれぞれにスポットライトが当たって、思い入れのあるグループのある人には嬉しい展開だったと思います。しかも「結成バンドの初めて迎える危機」・・・たえちゃんの引き抜き問題ですね。こういうの絶対バンドやっているとあるんですよね。音楽性の違い、という理由とか。でもちゃんと言いたいこと、思いを伝えあうことができるバンドだったからこそ、より絆を強くして戻って来てくれました。よかった~v 声優バンドと侮るなかれ、どこもすごい実力があって、純粋に音楽番組としても楽しめました。最終回の楽屋の様子が、如何にもリアル「女の子バンド」って感じでいいですねv ちなみに「主催ライブ」って妙な親近感を覚えたんですが・・・「そうか、アンソロ主催とか、イベント主催した時と同じ感覚だ!」(笑) なんか同じものが好きで、一緒に作り上げて行けるあの感覚、ヲタクでも味わえるぞ!! そしてもう既に3期目は決まっていますが、チュチュ様が「覚えてなさいよっ!」と悔しそうに叫んでいたので、その続きからでしょうか。あと今売り出し中の男性ユニットが登場するのかな? また新しい音楽とストーリーを待ちたいと思います。
『ガーリーエアフォース』:こちらはラノベ作品のアニメ化でした。
ザイと呼ばれる未確認生物が地球の各地を襲い掛かり、ある時上海沖にて、日本へと向かう船団がザイの攻撃を受けた。救命艇による脱出の最中、主人公:鳴谷慧は、赤色に発光した戦闘機らしき機体が、ザイを撃墜するのを目撃する。ところがその機体は姿勢を崩し、そのまま付近の海上に墜落してしまう。自らの生命を救ってくれたパイロットを助けたいという衝動に駆られた慧はひとり海へと飛び込み、どうにか機体に辿り着くことに成功する。 そこには女の子が一人操縦席に座っていた。後に慧は小松にある自衛隊基地に招喚される。そこで出会ったのがあの少女「グリペン」だった。彼女はザイから作られたアニマという存在で、対ザイ用に開発された専用飛行機のドーターだった。ただグリペンは不安定で殆ど迎撃できない状態だったが、何故か慧といるときは安定するため、飛行機の操縦経験がある慧をサポートとして一緒に搭乗することになった。やがて各地から「イーグル」「ファントム」も配備され、個性豊かな彼女たちに振り回されながらも、何とか指令をこなしてく。アニマの考え方と人間の考え方の違いに苦悩する慧だったが、アメリカ厚木基地のライノとの共同戦線の中、敵に振り回されてガス欠となってしまう。緊急で着陸した空港はさっきまで人がいたかのような清潔で整った空間。つかの間の休息を取った彼らだったが、違和感を感じた慧の前にザイに意識が支配された(というか、アニマは元々ザイなので支配、というのは語弊有り)ライノが迫る。意識をゆだねることを強要するライノは既に自我は無くなり、同じように飲み込まれそうになったグリペンだったが、慧の言葉に自我を取り戻し、ライノを撃墜する。イーグル・ファントムの加勢も加わり、何とか無事に逃げ切った慧だった―――というストーリーでした。
世の中、艦隊の女の子がヲタクのお茶の間に浸透してきておりますが、こっちは戦闘機です。でも正確には戦闘機そのものではなくシステムの一つなので、擬人化ではないんですが。ザイであるがゆえに恋愛感情とか女の子らしい感情は無いようなんですけれど、各機とも非常に個性的ですね。多分物語を最後まで追って行けば、「ザイとはどういう存在なのか?」ということにも辿り着きそうなんですが、アニメは時間切れで残念。多分母親を殺された慧にとっては、ザイであるグリペンたちの価値観が理解できず、まだ戸惑っている上、意識を乗っ取られたライノに語られ続けた「人間の科学技術を捨てて、元のあるべき姿に戻ろう」というあたり、ザイはある意味地球の自然が発する警告を形にした存在なのかもしれません。原作がまだ継続中らしく、詳しいことは濁したまま終了してしまいましたが、彼女たちと対話を進めることで、彼だけが見えてくるザイの本質が判って、この戦闘の終結に繋がるかもしれませんね。
『約束のネバーランド』:ジャンプ連載作品のアニメ化でした。
主人公は11歳の少女:エマ。彼女は『グレイス=フィールドハウス』というところで、ママと呼ばれるイザベラの保護の下、同い年のノーマン、レイを始め、年下の兄弟たちと幸せに暮らしていた。彼らは皆特殊な勉強とテストにより育てあげ、6歳から12歳までの間に里親の元へと送り出す...と孤児たちは教えられていた。
ある日、コニーという少女が里親が見つかり院を卒業する。コニーが人形を置き忘れたためエマとノーマンはそれを届けようと、近づくことを禁じられていた「門」に辿り着く。しかしそこでコニーが食肉として出荷される瞬間を目撃する。実はここは孤児院ではなく、食人鬼たちの食料となる人間を育てるための農場だった。そこで二人は博識なレイとそのほか、ドン、ギルダを仲間に引き入れ、GFからの脱獄計画をスタートさせる。 しかし、子供たちの動きに危機感を感じたママが増員監視者として「シスター」を呼ぶ。更にレイがママ(イザベラ)のスパイであったことが発覚。様々な心理戦が繰り広げられる中、脱獄を試みる標的がいることを特定されるが、あくまで管理を維持したいイザベラの思惑を逆手にとり、ノーマン達は計画を進める。
「ママ」の座を狙いイザベラを蹴落とそうと企むシスターと、仮初めの協力関係を結ぶ子供達。しかしシスターは出荷され、ママにも脱獄の下見が見つかってしまう。計画を封じるためエマの足は折られ、さらにノーマンの出荷が告げられる。
レイとエマは、ノーマンの発信器を無効化し全員の脱獄敢行まで潜伏させる作戦を立てる。しかし、ノーマンは残される子供達の脱獄に支障が出ることを恐れ、発信機を生かしたまま下見を強行したが、壁の向こうは急峻な崖が続いており、脱出不可能と知る。レイに残る乳児時の記憶と決死の下見により、ハウスの周囲は崖で本部と繋がる橋が唯一の出口ということが判明したが、ノーマンの出荷は確実となった。悲しみに暮れるエマ達を残し、ノーマンはハウスを後にする。そして、ついにレイが出荷される日、彼はハウスを火事にさせて、ハウスに警備を集中させて橋から逃げる作戦とした。そして、レイは出荷目前の高級品である自分も、ハウスともども燃えようとする。エマはそれを阻止し、ノーマンの伝言をもとに、脱獄することにした。最終的に4歳以下の子たちはまだ出荷まで2年余裕があるため、彼らは残し、5歳以上で脱出。ママが追いかけてくるも、エマは別離の言葉を残し、彼女の元から去る。残されたママは自分も兄弟たちをただ見送るしかできず、脱走すらできなかった過去を思い出し、無事逃げ延びるよう祈るのだった―――というストーリーでした。
ジャンプにしては珍しい、ホラーというか、オカルトチックという作品でしたが、毎回ハラハラしながら見入っていました。「逃げるか食われるか!?」の瀬戸際の中で、ギリギリ精神力を保ちながら作戦を練っていく子供たち。優秀な子どもを育てるほど、食人鬼は喜ぶ(高価らしい)ので、優秀な子を育てたまではいいですが、それが裏目に出た感じですね。子供の柔軟な知恵と身体能力には脱帽です。死との境ギリギリになるほど強靭になりましたね、子供たち。
あとノーマンですが、原作読んでないのでわからないんですけど・・・多分生きている気がします。コニーの時と別の場所に呼ばれたから、というのもありますが、下世話な話、ママが言っていた「優秀な女の子は子供を産んでママになれる」とエマに話しているのを聞いて、「子供を増やすには、男性遺伝子も必要。しかも優秀な子ほどいい値が付くなら、優秀な男性も生かしておかないといけないのでは」ということで。嫌な言い方に変えると「種牛」とか「種馬」ってやつですね。案外更に優秀な大人になるように、育てられていそう。最後は脱出したエマやレイたちと合流するか、大人になって出会うかして、人間が犠牲にならないような世界の秩序を作っていきそうな感じ。というかそうであって欲しいです。
後、ママも我が子(レイ)を出荷することに躊躇なく、火事になったときも「(レイの)脳は無事!?」と先にそっちを気にしていたので、冷徹なだけかと思いきや、子供たちの脱走した先での生き残りの無事を祈っていて、彼女も人の子だったんだな、と。生き延びるために犠牲をいとわなくならざるを得なかった、切り捨てるしかない人生を生きてきた彼女に、エマの生き方は眩しかったでしょうね。2期も決まっていることですし、これから先、子供たちと共に、彼女の人生に少しでも安らぎが訪れることを願ってやみませんでした。
『五等分の花嫁』:こちらもマガジン連載の漫画原作のアニメ化でした。
高校2年生の主人公:上杉風太郎は、成績優秀だが生家が借金を抱えており、貧乏生活を送っていた。そんな彼の前に一人の転校生が現れる。彼女は五つ子の五月。だが、風太郎は勉強を教えて欲しいという彼女に悪態をつき、更に五月も最悪の態度で返し、第一印象は最悪だった。だがある日、風太郎は妹から「富豪の娘の家庭教師」というアルバイトの話を聞かされ、借金返済のためにその仕事を引き受ける。
風太郎の仕事は、同じ学校に転入してきた五月をはじめとする五つ子姉妹に勉強を教え、全員を高校卒業まで導くというものだった。落第寸前の成績であるにもかかわらず勉強する意欲すら見せない5人に頭を抱える風太郎だったが、夏祭りなどを通して五つ子と交流する中で、はじめから比較的協力的だった四葉に加え、三玖と一花の信頼を勝ち取ることに成功する。だが、二乃と五月の協力は得られないまま、風太郎が家庭教師に就いて初となる中間試験を迎える。テストの結果は前回より上昇していたものの、赤点は避けられなかったため、家庭教師を続ける条件として5人全員が赤点を回避することを課されていた風太郎は、5人にアドバイスを残し去ろうとする。しかし、それまでは非協力的だった二乃が風太郎を庇って嘘の報告を父親にしたことで、ひとまず家庭教師を続けられることになる。 そして林間学校に際し、フォークダンスで最後に手をつないでいたカップルは永遠に結ばれる、という言い伝えを意識した五つ子は、風太郎を巡って曖昧な態度になった中、二乃は写真の男の子(昔の風太郎)に一目惚れ。一花は風太郎と倉庫に閉じ込められ意識が高まり、三玖も風太郎に対し微妙な意識に。そんな中、鬼ごっこをしていた矢先、五月が行方不明に。遭難の恐れのある中、風太郎は一花を連れ出し、二人きりで捜索…と見せかけて、実は風太郎は一花に変装していた五月であることを見抜いていた。ちゃんと彼女の個性を知っていた風太郎に謝ろうとするが、風太郎は風邪が悪化して結局寝込んでしまう。キャンプファイヤーはお預けだが、五つ子は(二乃はまだ認めたくないようだが)揃って風太郎の傍で看病する。
数年後、風太郎はこの中の一人と結婚式を挙げる―――というストーリーでした。
原作読んでいないので初見だったんですが、何しろ最初の印象がお互い悪すぎて、しかもこじらせていたので、どうなるかと思ったんですけど、よくよく知り合えば段々角が取れてきて氷解した感じでした。というか、風太郎も「天上天下唯我独尊、まではいかないけれど、自分(と家族以外)に興味なし」という態度も悪すぎですし、その後の五つ子の態度も悪すぎ。ただ五つ子の場合、今まで「5人一緒」が当たり前で、早々とアイデンティティを獲得した一花とあんまり考えていないのが自覚のない個性の四葉が離れていくのが、二乃や五月には不安で仕方がなく、それを風太郎の所為にしていただけ、というのが判ってきます。多分彼女たちが「それぞれ独立した価値観と意識を持っている」ことが判れば、風太郎への態度も軟化するんでしょうね(笑)
最後この中の一人と結婚する、その相手は・・・髪の色からと、最初の出会いと最終回での出来事から、多分五月ではないかと思いますが、表情だけ見ると三玖っぽい。とりあえず四葉じゃなさそうw まぁ原作はまだ継続中なので、解答はまだまだ先になりそうですが、今後の展開次第ですね。原作ファンの楽しみはまだ続きそうです。
『グリムノーツ』:ゲーム原案のアニメ化作品でした。
人々が「運命の書」という、「童話の世界でその書物に書かれている、与えられたキャラクターの運命を繰り返す」ことが決まっている世界。そんな世界に住む主人公:エクスの運命の書には運命が何も書かれていなかった。そのため同じ世界に住む人たちからは薄気味悪がられており、エクス自身も居場所をなくしていた。そんな彼の唯一の理解者は、 隣に住む幼馴染の少女:シンデレラ。彼女も継母と異母姉妹にいじめられていたが、いつか王子様に会える運命を信じ、日田市ら待ち続けていた。ようやくドレスを着て舞踏会で王子と出会う日、突然今まで見たことのない怪物:カオステラーが無数現れる。その時に現れたレイナ、タオ、シェインの3人に助けられたエクスはであ、それぞれ想区と呼ばれるストーリーの世界があり、カオステラーはその世界を滅ぼしていく存在であること。そして稀に運命の書に何も書かれていない者が、カオステラーを倒し、想区を調律する役を担っていることを知る。居場所のなかったエクスハ、ようやく自分の道を選び、レイナたち一行と共に旅をすることを決めた。
様々な冒険の中、カオステラーをばらまく黒幕の正体はロキという人物と、彼が協力する教団の『混沌の巫女』カーリー。教団は「決められた運命を生きるしかない不幸からの解放」という名目で。ロキは自身も運命の書に何も書かれておらず、迫害されてきたため、想区への恨みから食い尽くそうとしていたことが判明。追い詰められそうになったところ、エクスは「ストーリーテラー」のグリム本人を召喚。ロキを倒し、また旅を続けるのだった―――というストーリーでした。
童話を元にしたゲームでありますが、世界の童話を知っていると更に楽しめる作品でしたね。物語の中に人生を見出し、懸命に生きる人たちを不幸にするロキは困ったさんですが、カーリーの考えることもわかる。「決められた運命をなんか主ずっと繰り返すことに意味はあるのか?」ということですが、確かに既に決められた未来があるのは安心できるし、いわゆる自己存在や自己肯定感を認められているので、居心地はよくなるかもしれない。先が判ればストレスはない(任せればいいだけ)のですが、その分自分の考えが認められない世界でもあります。他にやりたいことができても選べない、あるいはやりたいことすら見つけられない運命って、外側から見ると果たしてそれで本当に幸せなのか???ですね。
まだカーリーとタオファミリーの和解はなっていないですが、リアル人生でもどう生きるかを考えるように、ちょっと投げかけてくれた作品だったと思います。


冬アニメ最終回②

2019年03月28日 02時40分56秒 | アニメ
桜がかなりいい感じに咲いてきました
かもしたのお花見は、本当に「花を見て終了」なので、花見弁当とか花見酒とかからは縁遠いんですが、相当昔に仕事のリハビリ関係で、障碍者の皆さんと桜見ながらお茶飲んだことだけあります。色々弁当とかお菓子あってもいいのですが、糖尿病の人とか、腎臓が悪い人とかいるので、口にできるものが限られると、なかなか難しい。
でも花曇りの中、お茶飲むだけでも気分転換になりますね。
そんな春の陽気がやってきた分、冬アニメも大詰めです。
『サークレット・プリンセス』:原案はスマホゲームのアニメ化作品でした。主人公の中学3年佐々木優佳が、東京に出てきた際、間違いで『サークレットバウト』という仮想世界での戦いの模擬戦で優勝者の藤村千景と戦うことになり、引き分けたことでその魅力に取りつかれ、高校で東京の聖ユニオン学園に推薦入学する。彼女が上京時、たまたま電車で乗り合わせた男性から、サークレットバウトを戦うためのブレスレッド『ジークフリード(ジー君)』をもらったことで、ジー君からのアドバイスにより、強豪相手にどんどん勝ち進んでいく。矢先、彼女がジー君にばかり頼り切っていることで、これ以上の成長が見られないことを恐れ、ジー君が休止してしまうと、たちまち優佳は負けてしまう。ショックで実家に帰った優佳を迎えに行った仲間たちの励ましで、協力して優佳の力を進化させる。やがて憧れの千景と決勝で戦い、千景の力の進化に圧倒される優佳だったが、自身の力で成長を遂げ、見事に優勝を飾るのだった―――というストーリーでした。
ゲームだからストーリーは後付けだったのでしょうが…厳しいこと言うけど、妙に違和感というか、終始納得しがたい感じでした。まず「サークレットバウト」自体を全く知らないのに、いきなり出場して優勝者と引き分ける、という設定で「潜在能力」をPRしたかったのでしょうけれど、潜在能力有りなら、次の試合で戦い方がわからなくて負ける、というのはなんか変。一番変なのは、主人公と千景だけ、学者(千景の父)がMR技術を発展させるために試験的に与えたサポートシステムを使って勝ち上がるのが、問題視されていないこと。他の選手はその技術を持っていないですから、そりゃ勝って当たり前。千景はそれに納得していない(おかげで同じ部員からは嫌煙されている)けど、優佳はあたかも自分の実力として勝ち上がってご満悦(そして部員もそれに納得している)なのは、スポーツとして公平性が全然ない。少しくらい疑問に思うとか違和感を感じればいいんですが、この主人公は全く気付かないお〇〇さん過ぎ・・・(--;) 学者も自分の研究さえ結果出せればそれ以外は全てよし、という感じで、全話違和感だらけで終了しました。一応ラストで「ルール改変があった」ということで、今後は公平性を期す形になるのでしょうが。すっきりせんね(苦笑)
『私に天使が舞い降りた!』:百合コミックのアニメ化ですが、比較的ほのぼの系。
主人公の大学生:星野みやこは、アニコス衣装を作るのが得意でありつつも、極度の人見知りで大学に行く以外はほぼ引きこもり。ある日、みやこは小学生の妹のひなたが連れてきたクラスメイトの白咲花に一目惚れをしてしまう。彼女にコスプレをさせて、写真を撮りまくりたいみやこだったが、変質的な様子に花は警戒心丸出し。だた、都が作るお菓子に魅かれ、ついついみやこの頼みをきいてしまう花。だが花と出会うことで、人見知りだったみやこは、少しずつ外に出て、人と触れ合う機会が持てるように変わってきた―――というストーリーでした。
うん、こんな大学生がいたら、すぐに通報ものです(笑) というか、花ちゃんもみやこの弱みに付け込んでお菓子をせしめる辺り、隙の無い子(笑)なので、イーブンですね。
でも最も問題なのは、ひなたのお姉さんが好きすぎて、過剰評価をみんなにしまくることが、みやこを追い込んでいるんじゃないかと・・・。お姉さんの対人スキルと妹の評価スキルを足して2で割ると丁度いいくらいと思いますので、是非お母さん&花ちゃんで教育してあげてください。
『賭けグルイXX』:御馴染み賭博漫画のアニメ化2期目でした。
今期の夢子のバトルは生徒会選挙。と言いつつ、実際は学園だけじゃなく日本をも牛耳る『百喰家当主の座』を巡る選挙戦。当然票はギャンブルで勝ち点を得ていくのがルール。
これを期に『百喰一族』の分家次期当主の面々(※綺羅莉だけは現当主)が百華王学園に転入し、バトルを繰り替えす。初戦の蟲喰恵利美、次に陰喰三欲 & 陽喰三理(正確には芽亜里が代わりに出て勝利してくれた)、更に和楽喰淑光と対決し勝利を得る夢子。公共財ゲームで次点となったところで、原作では生徒会選挙の前にあった、書記:五十嵐清華との私闘があり、これに勝利。今期の最終戦はアニメオリジナルキャラ:×喰零との100票オークションで、零の獲得票を0にして勝利―――となったところで2期目終了でした。
ありえない設定なんですが、駆け引きというか、人間の深層心理を突いてくるところに面白さがありますね。特に今期の百喰一族は、不正を犯してでも勝利に固執する面々ばかりなので、彼女らのさらに上手を行く夢子と芽亜里の駆け引きはハラハラしつつ面白かったです。
あと、この作品のアニメ化では、最終戦はいつもアニメオリジナルの設定なんですが、零さんが凄くいい味出していました。声が朴さんだったんですけど、最初は賭け事は一切しない男装の麗人でクールでありつつ、さりげなく優しさを見せるキャラでありながら、実は一族に食いつくされた自分の家を取り戻すべく、陰で暗躍し票を集めていたジョーカー的存在感がかっこよい!朴さんだったから余計にかっこいいv(笑) 最後は夢子に敗れて×喰ですら名乗れなくなってしまったようですが、綺羅莉が「一族の家畜でしかない存在」だった彼女を生まれ変わらせ、一女生徒として現れました。この女性の姿になっても朴さんの声が女性らしくなってかっこかわいい! 男性と女性の声の演じ分けができる朴さんの演技力に脱帽でした。
そして不思議な魅力の綺羅莉さん。彼女もまた容赦ない性格と見せながら、清香を助けたり零を救ったり。案外懐広そうで徹底的な悪の華って感じじゃない気がするんですが、果たしてどうだろう?沢城さんの声がまたセクシーで謎な魅力を引き立ててますね。
3期目はあるか・・・どうかは微妙なところですが、是非石田キャラ(尾喰 凛)がメタくそにやられるところが見てみたい(笑) 現在原作が丁度その辺らしいので、是非続きを期待したいところです。
『風が強く吹いてる』:2クール放送の小説原作アニメでした。
主人公はこの春、寛政大学に入学した蔵原走。長距離の天才ランナーながら、高校時代に暴力事件(※顧問に陰湿ないじめを受けていた部員を助けた)を起こしてしまったことで、陸上から離れていたが、格安の竹青寮の先輩:清瀬灰二に「これで10人揃う!」という理由で、箱根駅伝のチームに無理矢理加入させられる。無論他の寮生はほぼ陸上はやったことなく、みんなに猛反対されるも、ハイジに巻き込まれる形で長距離を開始。やがてそれぞれが自分の持つ弱さを克服し、予選会でギリギリ箱根駅伝への出走が可能となる。本番の往路ではいい調子で上がってきたものの、杉山が高熱の中無理に走り最下位となってしまう。最終組の一斉スタートから始まった復路では、チーム一丸となって走にタスキをつなぎ、走は区間新記録を樹立。ハイジは以前痛めた足を更に悪化させながらも、6秒を縮めシード権を獲得し、みんながそれぞれに走る意味を見出すことのできたチーム作りができたことへ感謝する。
3年後、あの時4年生だったハイジたちはそれぞれ仕事に打ち込み、ハイジは実業団のコーチとなる。走は4年生となり、強豪となった寛政大学陸上部を率いて今日も走るのだった―――というストーリーでした。
いや~年甲斐もなく最終回は感涙の嵐でした(ノД`)・゜・。 箱根駅伝は本番(1月2.3日のテレビで)しか見たことないんですが、実は参加資格や予選会があるなどの裏舞台を知らなかったので、一から始める学校にとっては大変な苦労があることを初めて知りました。
無論、初めてたった1年(4月からなので正確には9か月ちょい)で参加できるとは、リアルではあまりないと思うのですが、ハイジさんの指導やエース:走の本領があってこそ、ここまでたどり着けたのかもしれません。無論一人一人の葛藤や悩みなんかも丁寧に描きあげてくださったので、人間関係や成長した部分もよく見えて、非常に面白かったです。ハイジさんや他校ですが藤岡さんみたいな精神的に頼れる4年生がいるっていいですね。無論榊君みたいにイヤミな役もありです。彼は走の暴力事件のせいで、3年間必死に続けてきた陸上の最後の大会に出場できなくなった。その恨みを未だに走に持っていますが、多分彼の立場に立ったらそう考える人はいると思います。でもその想いをどうやって消化していくか・・・やっぱりハイジさんも怪我に泣いているので、榊君の気持ちもわかるし、消化するヒントを与えたりしている。いろんな人間がいて、一つの事をやり抜くって難しいけど達成すると本当に楽しい。それをしみじみ感じましたv ハイジさんの足はきっともう走ることはできないでしょうが、走る人を支える側に立って一緒に走っているんでしょうね。それを大学で引き継いでいる走。最後までいいストーリーでした。
『3D彼女』:漫画原作のアニメ化2期目でした。前回は夏にキャンプに行ったところまででしたが、今回は秋の文化祭から。
春には人間関係に巻き込まれるのが嫌で、ひたすら陰に隠れている感じの筒井君でしたが、色葉ちゃんと出会い、彼女との関係を続けていく中で、次第にクラスメイトをはじめとする他者との関わりを再構築していく。そんな中、気持ちの行き違いがあって、伊東君、綾戸さんと三角関係状態でもめることもあったものの、伊東君と綾戸さんは無事付き合いはじめ、筒井と色葉も時に本音をぶつけ合いながら、親密になっていく。ところが色葉は脳腫瘍があり、冬にはアメリカに手術のために経つことを知る。誰にも知られず、しかも術後記憶がなくなる可能性もあると聞き、筒井は少しでも思い出にと、勉強より色葉との付き合いを優先し、二人は思いのたけを分かち合って結ばれる。
やがて色葉は渡米。筒井は大学に合格し、数年後有能な会社員として働き続け、手術に成功した色葉は一時的に日本に来るが、ほぼ記憶を失っていた。しかし、部屋の隅々に残る筒井との思い出の欠片が、彼女の記憶ではなく感情を揺り動かす。そんな彼女を見て、弟の千夏は色葉を筒井に引き合わせる。そこで彼女の無事を知り、喜ぶと同時に不器用な優しさで彼女を苦しめないようにしようと身を引く筒井の想いに、彼の事を思い出していく色葉。そして高梨と石野さんの結婚式で皆と再会し、色葉に笑顔が戻っていく。筒井は彼女にプロポーズし、皆に祝福され結婚する―――というストーリーでした。
こっちもこっちで結構涙もの。ヲタクということでみんなにバカにされて来たことで、極力人付き合いを避けて生きてきた筒井君。他人は皆自分をバカにしていると思い込み、それが元で他者の気持ちをなるべく考えないように生きてきましたし、一方の色葉ちゃんも脳腫瘍で、このままでは長く生きられない、という自棄から薄っぺらい人付き合いをしてきた。でも二人が出会ってから、とにかく一生懸命色葉が怒ったり喜んだりする理由を考える筒井君と、気持ちを受け止めてほしくって、必死に訴える色葉ちゃんが、どんどんお互いいい方向に(不器用なりに)成長出来てきて、本当によかったですv ・・・多分数日後の感想でUPされると思いますが、同時期放送されている『ドメスティックな彼女』の主人公とはえらい違い。不器用なりに必死に相手の気持ちを理解しようと考える筒井君の方が、やっぱり共感できるわ。辛い時期を乗り越えてきた二人は、その場限りの想いだったらきっと結ばれなかったと思います。無事にハッピーエンドが迎えられて、息子と娘が無事結婚したような、お母さんな気分で見てました(笑) 心からおめでとうvです。
『revisions』:オリジナルアニメでした。
主人公は渋谷の高校に通う大介。幼い時幼馴染たちと遊びに行った先で誘拐され、その危機を救った「ミロ」という女性に「お前がみんなを助ける時がくる。それまで強くなれ。」と言われる。その印象が強すぎたのか、勝手に「みんなを守る」と言っては余計なことに口や手を出す青年に。幼馴染たちも失笑していたある日、突如渋谷の一区画だけが2338年の渋谷と入れ替わる。そして謎の機械生物『リヴィジョンズ』が生徒たちを捕らえ危機的状況となったとき、ミロが現れ、リヴィジョンズを撃退する兵器『パペット』を持ち込む。自分がヒーローになると信じ切っていた大介は真っ先に乗り込み、リヴィジョンズを撃退することに成功。それで気をよくした大介は、ミロから他の幼馴染たちにも同様のパペットを与えられるが、一人勝手にリヴィジョンズを倒しにかかる。そのせいで『対リヴィジョンズ組織:SDS』から再三問題を指摘されるが、大介は聞き入れない。挙句伯父と友人の慶作の母親が連れ去られた際は、二人で勝手に救い出しに行こうとし、いたずらに戦力を消耗する。それでも尚納得しない大介だったが、SDSは大介の叔父からの情報提供により、ついにリヴィジョンズ本拠地に直接攻撃にかかる。勇んで出撃する大介たちだったが、母親を殺されたことで怒った慶作がリヴィジョンズによって時の狭間に送られてしまう。しかもリヴィジョンズは未来の人間が感染症にかかった結果、機械を纏った生物と化したものだった。新しい未感染の身体を手に入れるために、リヴィジョンズは人をさらっていたのだった。目の前で慶作を失った大介は、ここにきてようやく「自分がヒーローではない」と気づく。一方リヴィジョンズの中でもニコラスが慶作消失後は彼が残した虚無の結晶を手に入れ、新しい肉体を構築。慶作とストリング・パペットを取り込み、本拠地に乗り込んできた大介の前に慶作の姿で現れる。虚無の結晶自体と融合した結果、超高次元存在へと進化を果たし、もはや不要になったリヴィジョンズの量子脳を破壊、ムキューも始末した上で過去へと跳躍する。一見無事に元の時代に戻れたに見えたが、実はそれは慶作に憑りついたニコラスが時間を超越し、あらゆる時代に現れたため。大介は時を流され自分が誘拐された時代に辿り着く。そこで目にしたのは、ミロが子供の慶作を手にかけようとしていたところ。新出で止めたが今度はニコラスが現れ、慶作の身柄を渡すよう要求。だが子供たちとの連携で彼を取り返し、ニコラスは本当の危険因子は慶作に守られている大介と直感。時間の狭間で二人は対決。ニコラスを撃退するが、尚も縋るニコラスを慶作が自分と共に狭間の奥深くへ連れ行き、大介は無事元の世界の皆に助けられ、元に戻る―――というストーリーでした。
とにかく第1話から、この厨2病を重度にこじらせた主人公の鬱陶しい事と言ったら(--;) エヴァのシンジ君と真逆ですね。彼は被害妄想的なネガティブさから段々脱却して、アイデンティティを獲得した子でしたけど、この大介君はもういい加減アイデンティティを獲得していい年齢にもかかわらず、全く周りが見えない。「すべて自分がやればなんでも上手く行くし、相手も喜び自分に感謝してくれる」という全く根拠のない自信の下に動いているので(そして「努力している!」とは言うものの、身体を鍛えたりという、全く方向違いの努力)、周りは本当に迷惑。途中途中で変化が見られそうなところもあったんですが、何かの拍子にすぐ元に戻るので、主人公なのに、こんなに反感買うのは珍しいくらいの作品でした。最終的には彼の成長(というか病気からの脱却)がこの物語のメインだったのでしょう。自分の行動のせいで、大人が死に、仲間が死に・・・一人の人間の成長に、これだけの犠牲が必要となるのは、ちょっと重すぎでしたね。最終的には親友の想いと犠牲に助けられ、一回り大きくなったようです。今度こそどこかの時間にいるかもしれない慶作を助けてあげて欲しいです。
『ケムリクサ』:こちらもオリジナルアニメ。『けものフレンズ』のスタッフ作成のアニメでした。
薄暗く赤い霧が立ち込め、廃墟が広がる世界。りん、りつ、りなたち姉妹は赤虫(あかむし)と戦いながら水を探して生きていた。ある日、姉妹は記憶喪失の青年わかばと出会う。りんたちはわかばがムシではないかと疑いつつも行動を共にする。島を巡りながら水を求めて旅を続ける一行。わかばはケムリクサに非常に興味を覚え、りんたちでも知らないような使い方を見つけていく。ダイダイのケムリクサに残されていたメモから、かつてこの赤い霧がどう発生していったのか、過去の秘密が明らかになっていく。
遂に補充の水がなくなり、りつ、りな達はわかばとりんを生き残すべく水を与え、自分たちは残ることを決意。わかばとりんは赤い霧の中心へとついに足を進める。そこには赤い霧を吐き出す生き物―――「さいしょのひと」である「りり」がケムリクサで生み出してしまったものが存在した。必死に戦うりんとわかば。しかしわかばも生き物に捕らえられ、唯一武器のみどりのケムリクサも使い切り、絶体絶命の危機のりんの前に、姉たちが現れる。彼女らに残された最後の力で生き物を破壊し、りんが止めを刺す。そして姉たちは昇華され、りつ、りなからも生存確認の連絡が来る。安心した二人の前には、赤い生き物がいた場所に大きな穴が開いていた。その向こうは光と水の溢れる世界だった。そして初めてわかばへの気持ちが何かに気づいたりんは、わかばに告白する―――というストーリーでした。
「けもフレ」のスタッフさんということで、あの可愛いノリのストーリーかと思ったら・・・「シリアスなけもフレ」でした。
多分役どころで、かばんちゃんやきゅるるちゃんの役がわかばくん。そしてフレンズはりん、りつ、りな姉妹。ただしサーバルちゃんみたいにフレンドリーではなく、わかばくんに警戒心だらけですけど^^;
主人公はりんちゃんでしたが、視聴者はわかば君視点で、この世界の謎に全く知らないところから入っていく、という展開は「けもフレ」同様。最終的に「赤い霧」と「それを吐き出す生き物」を倒しましたが、いわゆる「赤い霧」はリアル世界における化学物質とか汚染物質、放射線物質で、「吐き出す生き物」は人間が作ってしまった、利便性の代償に自然を破壊してしまうもの、でしょうね。『エガオノダイカ』でも同じですが、水がなければ人も生き物も生きてはいけない。それをこうして比喩にした作品だったと思います。それでもなかなか謎は多いですけれどね。3姉妹の正体も人間・・・ではないですし。進化した人間の姿なのかな? ともかくエコロジー、大事にしましょう。
『明治東亰恋伽:原案は乙女ゲーム。アニメやドラマや劇場版もあるらしいので、総合メディア作品ですね。アニメは大地監督が担当されていました。
主人公・綾月芽衣は現代を生きる女子高生。ただ「お化けが見える」ということから、同級生たちは彼女を恐れ、芽衣自身も誘われても距離を置いてしまう。そんな彼女が、ある日赤い満月の夜に謎の奇術師・チャーリーのマジックによって明治時代の"東亰"へタイムスリップしてしまう。そこで鹿鳴館に向かう馬車に轢かれそうになった芽衣は、馬車の主:森倫太郎(鴎外)に助けられ、そのまま一緒に鹿鳴館に行き、川上音次郎、小泉八雲、泉鏡花、菱田春草らといった明治の名だたる有名人と知り合うことになる。 現代に戻りたいのであれば一ヵ月後の満月の夜にもう一度マジックをかけてあげると言うチャーリー。それまで芽衣は鴎外の家でやっかいになるが、表向き「鴎外の婚約者」とされる。彼に助けてもらった感謝のために、彼に恥をかかせないようなレディーになろうと努力する一方、彼女の「霊探知」の能力で事件を解決し、次第に彼らにとっても無くてはならない人となり、芽衣自身もこの世界で自分の居場所を見つけられたことで、この世界に留まろうとする。しかし、記憶を取り戻した芽衣は「今の自分なら、あの時差し出された手を取ることができるのでは」と気づく。更に、彼女が見ていたお化けの正体こそ「チャーリー」。チャーリーは一人寂しく生きる芽衣を心配し、記憶を失くしてこの時代に連れてきたのだった。だが本当の自分を取り戻した芽衣は、皆に別れを告げ、鴎外に気持ちを伝え、現代へと戻る。そしてクラスメイトから誘われ差し出された手を、笑顔で受け取るのだった―――というストーリーでした。
大地監督の乙女アニメだということで、『十兵衛ちゃん』みたいな感じのノリになるかと思っていたんですが、現物が乙女ゲームなこともあって、イマイチギャグが乗り切れなかったのが残念。どっちかというと『ふしぎ遊戯』に近い感じでした。
無論乙女ゲームなので、メインは登場人物との恋愛ですが、アニメの芽衣ちゃんは鴎外さん一本なので、他の人とのストーリーは成らず。ただ今まで数ある乙女ゲームのアニメ化作品の中で、明らかに「この男性一筋」というものはない(※アンジェリークにしても、金コルにしても、その他オトメイトにしても「この中の一人と恋愛関係になる」という展開ではなかった)中、珍しく「一人の男性と恋に落ちる」という展開で、そこは新鮮味がありました。無論他のキャラ目当ての『めいこい』ファンの人にはちょっと物足りなかったかもしれませんが。
でも一番芽衣ちゃんを思っていたのは、実はチャーリーさんでしたね。彼女に笑顔が戻ったことで彼は安心して消滅しました。おかげで「ちょっと泣きそうになったじゃないか!」(笑) 円満・・・ではありませんでしたが、みんなが本来の行く道に進めてよかったのかも。鴎外さんのその後の気持ちは、是非芽衣ちゃんに小説を読んで行ってもらいたいものです。
『同居人はひざ、時々、頭のうえ』:漫画原作のアニメ化でした。最近人気の動物ものです。
ミステリー作家の青年朏素晴は、両親の墓参りをしていた際に出会った野良猫から新作の着想を得て、その後も連載の参考とするために猫を家で飼い始める。素晴は、陽と名付けた猫が取る行動の意味を読み取るのに四苦八苦しつつも、陽との共同生活に楽しみを見出すようになる。一方、過酷な環境を生き抜いてきた陽は、弟猫を亡くした後悔から、素晴を「あの子」と呼んで、弟猫にするように心配や世話をしようとする。
次第に距離が縮まる一人と一匹。最後は取材先の徳島から台風で帰れなくなった素晴が陽を心配し、陽が戻ってこないことで心配する陽が雨の中飛び出していく。必死に仲間に手を貸してもらい、陽を探す素晴。ようやく見つけた時、素晴も陽も「自分一人ではない」ということと、「いつの間にか頼れる人たちに囲まれていた」ことに気づき、その存在に感謝する。一人と一匹は少しずつ人の輪の中で成長していくのだった―――というストーリーでした。
Aパートは飼い主が「猫の、この行動は何???」 で困りながらも、徐々に手助けを受けたりしながら解決していく。Bパートは逆に陽(猫)から見た「この行動の意味はこれだったの!」という答えになっている構成で、新しくって面白かったです。
でも本物の猫は、本当に陽ちゃんみたいな考え方をするのだろうか・・・。飼ったことないんで分からないんですが、かもした家の隣のおうちは、半ノラの黒猫に餌をやっていて、一匹は『元黒(元々いた黒さん)』、2匹目は『傷黒(元黒さんの弟らしいが、喧嘩ばっかしているので、いつも全身傷だらけ)』といるのですが、兄弟にもかかわらず、テリトリーにはシビアで、傷黒さんは元黒さんの姿を見ると「シャーッ!」ってなる(哀) 元黒さんは喧嘩弱いのか、傷黒さんの姿を見かけると逃げちゃう。お隣さん家曰く「兄弟だろうと食住確保されていなけりゃ、兄弟だって敵同士」らしい。
最近ここに図体のでかい『八割れ』が来たので、兄弟でこの八割れに挑むのか!?共闘するのか!?!?―――と思っていたら・・・
(正解)「三つ巴」(涙)
3匹入り乱れて噛みつき合って、その喧嘩の集大成が、我が家の車のボンネットが傷だらけ・・・お前ら、修理費いくらかかると思っているんだよ!(# ゚Д゚)
まぁそんな感じなので、陽ちゃんみたいに弟思いで、餌取ってきてあげる!という猫ちゃんがいたらいいですねv 
でも結構飼い猫さんの動画を見ると、思いやりや甘さに溢れた動画をいくつも目にするので、きっと陽ちゃんみたいな感情も猫にあると信じてみます。
・・・生き物一匹いるだけで、本当に世界が変わります。家の中が寒々しい時でも、生き物(例え何の役にも立たない、食って騒いで寝るだけのインコ一羽だろうと)がいると、本当に和みます♪
素晴さんも陽ちゃんのおかげで、人付き合いができるようになっていきましたし、まだまだ知らない世界を広げてくれそうです。末永く可愛がってやって欲しい(*´ω`*)





冬アニメ最終回①

2019年03月26日 20時27分09秒 | アニメ
桜の開花が宣言されておりますけれど、近場に桜がないため、まだ春が遠い気がするかもしたです。
大分暖かくはなりましたけどね。
来週はもう新元号が発表されるというのに、全く時代の変化に追いついていない、というか取り残されているというか。
日々まったりと過ごしつつ、冬&秋2クールアニメの最終回がラッシュで来ておりますので、それだけ怒涛のようにチェックしております。
『マナリアフレンズ』:「神撃のバハムート」からマナリア学園に通う、アンとグレアの二人を中心とした学園アニメ。と言いつつ、ほぼ二人の学校や寮での生活をほのぼのと描いた15分アニメでした。
「神撃」はアニメでしか見たことがないので、この二人の活躍っぷりが分からないのですが、学園でのアンは魔術の要素が最強ながら、お姫様ゆえかみんなに距離を置かれ、少し寂しい状況下。そんな彼女に普通に穏やかに接してくれるグレアはぴったりの友人でした。ちょっと我儘なアンを諭す大人のグレアはいいコンビ。あのキャッキャする感じが、いかにも女子高生っぽくって懐かしい記憶がよみがえりましたw こんな感じでしたね。どこの世界も女の子は同じv
『エガオノダイカ』:タツノコのオリジナルアニメでした。主人公は二人。生後間もなく両親を亡くし、12歳でソレイユ王国女王となったユウキと、養父母にネグレクトを受け、生きる糧を得るために帝国軍軍人となった少女ステラ。真逆の育ち方をした二人の視点を中心に、クラルスというエネルギーを巡る王国と帝国の戦争を描いた作品でした。
兵器の物量は優れているものの、国内の食糧需給率は目減りする一方の帝国が王国に攻め入る。ユウキは戦争を終結させるべく敗北を宣言しようとするが、周囲の大人は認めず、戦火は荒れる一方。やがてユウキの大事な人たちが次々と戦死。一方ステラも仲間の戦死やかつての自分のように飢える子供たちを目の当たりにする。ユウキは大人たちに従う一方、信頼できる仲間からクラルスは無限のエネルギーではなく、実はこの星に移住した人々が土地に力を与えるために散布したナノマシンをエネルギーに変えるため、土地そのものが痩せ、この先どんどん作物が育たず飢えが進む事実を知り、クラルスを止める作戦に出る。遂にクラルス停止施設に辿り着いたユウキと、それを阻止しようとするステラ。ユウキに事実を聞かされたステラは軍の命に背き、ユウキと共にそのスイッチを押す。かくて兵器が機動せず、戦争は終結。文明力は退化したものの、作物と人々の笑顔が豊かになった世界で、二人は生きるのだった―――というストーリーでした。
タイトルの『笑顔の代価』と聞くと、数多くの命と引き換えに国を守るストーリーかな、と思っていましたが、実は真逆で文明や利便性を失ったものの、代わりに平和と豊かな土地と笑顔を得た、という良い展開に解釈して言ったストーリーでした。今現在の世界状況と似てますよね。原子力をはじめとする電力を賄ったことで利便性はうんと進みましたし、科学も発展しました。でも一旦事故が起こるとその土地に人が住めなくなるほどの惨事となる。多少の利便性はなくとも、人が生きる上での糧を手にすること、平和で安心して暮らせるからこそ、笑顔が見られるのではないでしょうか。スマホばっかり見ていて、相手の笑った顔を見たことがない人が結構増えているので、そういう未来への警鐘を現した作品だったと思います。
欲を言えば、ステラはレイラさんの娘だったらしい描写がありましたけど、叶うものならそのあたりの二人の関係を申し越し掘り下げて、レイラの想いを受けとったステラの行動が見たかったです。
『転生したらスライムだった件』:今期,というか秋からも含め、一番面白かった作品でした。
主人公の三上さんは普通のサラリーマンだったが、路上で刺されて死亡した際、異世界に転生。しかも30+α年童貞だった((ノД`)・゜・。)ため、その分上位魔法「大賢者」を得た『スライム』となった。洞窟で知り合ったドラゴン「ヴェルドラ」と友情を結び、「リムル・テンペスト」の名を得たリムルは、ジュラの大森林でゴブリンと牙狼族の争いに終止符を打ち、共同生活を提案。やがてそれが街となり、オーガや魔王たちまで集まる一大国家となっていった。その一方、リムルの運命の人:シズの願いを受け、彼女が守ろうとした「異世界から来た子供たち」の教師となる。彼らはリムル同様、強い魔力をつものの、身体がそれに耐えきれず近いうちに死に至る運命だった。リムルはシズに意志を継ぎ、彼らに上位精霊を宿らせることで体内魔力の制御に成功。ジュラの大森林へと帰還するのだった―――というストーリーでした。
単純に見れば「一番弱いモンスターのスライムが、チートな能力を持ったことで最強になった」という話なのですが、普通にただのチートものだと共感できないんです。応援もできない。なんですが、このリムルさんは違う。自分の出番はあくまで一番最後、みんなが危機に瀕した時だけ使い、それ以外はみんなに提案して「させてみる」。だから決して力をひけらかさない。多分ただ力が強いだけだったら、あんなにみんなが集まってこないと思います。けど三上さんがリーマン生活で得た技術(ゼネコン)&後輩たちを使っていた技術を見事に異世界で転用して、三上さんの時に得ていた、つまり「弱かった時に培っていた力」を一番活用しているので、見事に共感できるんです。応援したくなるし、自分までジュラの大森林に行きたくなるw あんなに沢山のアイディアで、みんなにワクワクを提供できる。そして危機に瀕した時はみんなを庇って最前線に出る。・・・なんて良いスライムだ(T0T)←感涙。「僕は悪いスライムじゃないよ!」まさに!
是非とも2期目が見たいですね!! ちゃんと伏線を回収して、見事に円満な形で終わらせつつも、ちょこっとずつつ次への伏線も忍ばせているので、是非見たい!続編を製作してくれること、切に願います!!(>人<)
『ぱすてるメモリーズ』:大元はゲームですね。既にアニメ漫画ブームが衰退した未来(?)の秋葉原で、唯一漫画やアニメを大事に保管している喫茶店『うさぎ小屋本舗』。そこでアルバイトするアニメや漫画好きの少女たちが、作品世界を食いつぶしていくウイルスと戦う―――というストーリーでした。
ほぼ各1話ごと、本当に存在するアニメやラノベ、漫画などを引用してパロディーにした世界(例:『ときめきメモリアル』、『ミスター味っ子』、『りゅうおうのおしごと』、『エヴァンゲリオン』etc・・・)に行き、タイ〇ボカ〇シリーズを彷彿とさせる敵をいつも吹っ飛ばして解決する、というのがパターン。主人公は一応泉水という設定なんですが、12人の登場人物すべて見せ場がある、というものなので、各キャラに思い入れがある人はそれぞれ楽しめたかも。後はパロディにした作品を全部知っている人は相当のヲタクですね。うさぎ小屋本舗じゃ速攻店長になれそうですw かもしたは速攻店長ですよ(笑) 途中『ときメモ』パロの世界が出た時、主人公の子と同じように「そういえば、詩織にはフラれまくったな・・・」と苦いが蘇りました(苦笑) 「どうしてだ!?俺のどこが不満なんだ!?詩織ぃぃーーーー!(涙)」
寧ろ夕方とかに放送してもおかしく無い作品だったんですが、考えてみれば、このパロディ世界を笑えるのは深夜アニメを征服している大人でないと無理だわ、と後で気づきました。・・・うん、深夜放送で正解w
『上野さんは不器用』:漫画原作のアニメ化作品でした。主人公の中学3年生の上野さんは科学部部長。同じ部員の後輩:田中君に恋しているが、無論「好き」とは言えず、自分の発明品を田中君に試させることで、自分に触れたりさせようとするのだが・・・。概ね素の田中君の冷静なツッコミ、若しくは常識的な判断で、上野さんの策は失敗に終わる。稀に成功しても(手を握る、など)、テレが走って自らその千歳一隅のチャンスを棒に振ってしまう上野さんだった―――というストーリーでした。
概ね「発明品を使ってセクハラを仕掛けるとんでもない先輩(上野さん)」でしたが、純朴な田中君には通じなかったのが幸か不幸か・・・。なんかネット上では「この不器用な上野さんが可愛い」と男性から評判のようでしたが、リアルでいたら退かれるどころか、セクハラ&パワハラで訴えられるレベルです。あくまで漫画の世界ですから。そして中学卒業と同時(いや、本来なら今すぐ)に変な発明で男をはめようとするのも卒業しようね、上野さん・・・
『パパだって、したい・・・』:電子コミック原作の5分アニメでした。いつもだとここの枠は大人枠だったんですが、今期はBL。
主人公の阿澄皇哉は大学生で家政婦のバイトをしていたところ、派遣先のシングルファザー:成瀬圭壱に一目惚れ。圭壱を篭絡すべく、皇哉は圭壱に迫り、関係を持つまでに。最後は一人息子の壱佳の了承もあり、一緒に暮らすこととなった―――というストーリーでした。
タイトルからして、「パパの方が、女子力満点の男子大学生に惚れて迫る」のかと思いきや、逆だった上に皇哉曰く「俺、ノーマルだったはず」って嘘やん(笑) 圭壱さんそんなに乙女っぽくないんですが、何かの琴線に触れたんでしょう(笑) まぁ丸く収まったみたいなので良かったですねv
『みにとじ』:「刀使ノ巫女」のゲーム版のアニメ化作品。ミニキャラらしく、ストーリーも5分アニメでしたが、ほのぼのしていて荒魂も出てこないし、香織様はじめみんないい人。当然犠牲者もいないのでみんな元気♪ ただ、ゲームオリジナルキャラが多いので、5分で判別つかなかった・・・orz
とりあえず、本編の「逃避行」状態とは違って、毎回花見したり、花火見たりと楽しそうで、こっちもよかったv