うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

ダンスは下手に踊れない

2024年07月13日 21時26分35秒 | ノベルズ
ファウンデーションとの全面戦争、並びにプラントにおける強硬派クーデターの鎮圧から半年が過ぎようとしていた。
全世界が未だ疲弊と、混迷の未来を模索する中、各国代表会議が赤道連合主催で開催された。
午前中から昼休憩もそこそこに閣議の連続。各国首脳対談などを挟み、今は宮殿を模したような講堂で、親善パーティーが始まった。バイフォレイトの窓から、先ほどまで差し込んでいたオレンジの光も何時しか月明かりのそれへと変わっている。

「未だ地球は混乱しているというのに、こんな酔狂をしている場合ではないでしょう。」
そう言ってスーツ姿の大西洋連邦代表大統領・フォスターは、苦みの残るシャンパンを、更に苦々しそうに一気に喉に流し込んだ。
彼女の秘書と思われる女性が、慌てて止めようとするが
「いいでしょう?このくらい。少しくらい羽目を外したって、大事な会議はもう終わったのだから。」
目を吊り上げるフォスターに、秘書はビクビクと後退する。心の中で(悪酔いだ)と呟いているのが表情に出ている。
「しかし、納得は行っていないのでしょう?」
そういってフォスターを煽るのは、大洋州連合の男性首相だ。
「当り前です!」
フォスターはグラスを銀盆に乗せたウェイターを呼び止め、何杯目かのシャンパンを一気に空け、そのまま銀盆に叩き返す。
「ユーラシアは未だ政府樹立もままならない、併せてアフリカ共同体や南アフリカ統一機構もブルーコスモスの攻撃のせいで、GDPはがた落ち。こんな状況で地上を立て直すことなんてできるわけがない!」
「それは皆同じでしょう。」
二人の背後から近づいてきたのは、白ワインのグラスを片手に穏やかな口調のプラント議長・ラメント。
「こちらもクーデターの影響で、まだまだ安定したとは言い切れません。」
そういって首を振るラメントに、フォスターは「フン!」と鼻を鳴らす。
「いずれにしても、こちらは自国のことだけでも精一杯だというのに、こんなところまで呼びつけて、しかもパーティーまで開催なんて。…随分と余裕がありますこと。」
「まぁまぁ、赤道連合もこうして国際会議の開催国を務めてくださって。みな国が疲弊している中、お引き受けしてくださったのは、感謝しなければ。」
なだめる様にラメントがオーバーリアクション気味に両手を広げる。だがフォスターは皮肉を込めて言葉を吐き出した。 
「赤道連合は、さして被害を受けておりませんものね。それと、あの「一人勝ち」の国も。」
「シィーッ!…どうやらお見えになられたようですよ。」
大洋州連合首相が人差し指を唇に立てる。

すると開かれたメインドアから、一組の男女が現れた。
<コツ、コツ、>
大理石の床に、ハイヒールの打つ振動。だがそれすらも隠すような、<サラサラ>と流れるようなシルクの滑る音。
二人を垣間見た者たちは、一斉に「おぉ!」と感嘆のため息を漏らす。

現れたのは、オーブ連合首長国代表・カガリ・ユラ・アスハ、その人。

スプリンググリーンの生地に、薄いライトグリーンの大きなショルダーリボンのついたシルクのドレス。足元までふわりと広がったドレスを見事に着こなし、ピンヒールの足元もスマートで。柔らかな金髪を同じスプリンググリーンのリボンで結び、淡い化粧と柔らかなピンクのルージュ。凛とした姿勢で歩いてくるその姿は、まさに少女たちが夢見る「プリンセス」のイメージそのものだ。隠そうとしても隠しきれない気品が溢れ、会場の、ことに男性の目が釘付けだ。
思わずフォスターも各国首相も息をのむ。

つい一時間前までの会議では、いつものオーブ首長を象徴する、目立った装飾もない地味な深い紫のスーツに、ブラウンのレザーシューズ。化粧も同じくブラウン系統のリップしかつけていなかった。
自分より2倍も3倍も年長の各国首脳を相手に、次々とプランを打ち出し、ファウンデーションの難民救済、ユーラシア復興への予算の計上、そして今後のコンパス運営についてまで、理路整然とまとめ上げた。議事を務めた赤道連合代表も、口をはさむ隙もない。
ともすれば、まるで男性のように凛々しく眩しくすら見えた。

しかし今はどうだ。
会場の誰もが、一度は目を擦り、瞬きを重ねて見直しかねない。
プリンセス、いや、あれはまさにクイーンだ。
地球を抱く、地の女神。まさにそれを形容して止まない。


―――続きはこちらから。


***


今日は病院で1時間半待たされ、結局すべてが終わるまで3時間かかったかもしたです💧
なんでも「熱中症の患者さんが、どんどん運び込まれて!💦」ってお医者様が嘆いていらっしゃいました(´Д⊂ヽ 昼ごはん、食べてないって…お疲れ様です<(_ _)>
ホント、病院に1回かかると、一か月の電気代並みにかかりますから、ちゃんと冷房かけましょうね。

話は飛んで、今日はSSを一本、支部の方にUPいたしました。
先週のSEEDFREEDOMのシネコンの、カガリのドレスとアスランのオーブ軍服を見て、どうにも結婚式とか正装が必要な場所に二人が参加しているイメージが湧いて出てしまいw(*´艸`*)
ただ、運命の時の第1話で、アスランがカガリに「ドレスは持ってきたんだろうな?必要なんだよ、演出的なことも」っていうセリフがありましたが、カガリは正直ドレスは好きじゃなさそうで。
流石にもう大人になりましたから、公の場でパーティー会場みたいなところだったら、きちんとドレス着てきそうですが。もしかしたら、スーツで来そうな気がしないでもなく^^;
なので、前回の『ダンスはうまく踊らない』の続編的に、カガリがどうしてもあのシネコンのドレスを着なきゃいけないシチュエーションに無理やり持っていきました(笑) アスランも「公の場で君と踊りたい」と言っていましたから、願ったり叶ったりだろう、アスラン!(笑)
ドレスにダンスに加えてアクション。やっぱりこうしたアクション付きな展開は萌えます(*´Д`)ハァハァ♥ アスカガはアクション何やっても似合うんですよね。首長服でもいけますし、今回みたいにドレス姿で、そのパニエなんかで素くらませたスカート部分の中に銃を仕込んでいてもよし!(≧▽≦)ノ✨ 戦う姿が絵になる女、カガリ・ユラ・アスハはかっこ美しい✨
脳内妄想が止まらなくなりますv

ダンスはうまく踊らない(最終話)

2024年07月06日 21時41分56秒 | ノベルズ
「二人とも、何時まで踊っているつもりなのさ?」
流石に妬ける。かといって恋人への嫉妬とは違う。例えるなら愛娘を嫁に出したくない父親の心境もきっとこうなのだろう。特に自分より強く、頭脳も明晰、全てにおいて非の打ちどころのない男だと、余計に胸の奥がモヤモヤする。
更に悔しいのは、あれだけ踊っている二人が、全く息を切らせてないところだ。
つまり無駄な力みがない、ということに他ならないのだが、まるで互いの…ことにアスランがカガリの体力はじめ、身体のことを隅々まで知っているようで面白くない。
そんなキラの抗議の視線を横目でチラと受け流し、アスランはカガリの耳元に唇を寄せて囁く。
「じゃぁ、ピクチャーポーズはバ・ポワソンで決めるぞ。」
その言葉に慌てて目を見開くカガリ。
「ちょっと待て。お前とはやったことないのに、いきなりそんな大技―――」
「でもやれば目立つんだろう? “二人はこんなにも息ぴったりで、体を預けあえる間柄だ”って。」
「~~~~~っ!!///」
カガリの耳元でそっと囁きながら唇の端を緩め、カガリにだけ見えるように微笑するアスランは、一体何時からカガリのセリフを聞いていたのか。反論できないカガリに有無を言わさず、アスランが足を止めた瞬間、カガリが全身を反らせて、床面に付くかつかないかの姿勢を維持する。
「キラ、足元をご覧ください。」
ラクスがそっと指さす先を見れば、カガリの右足がアスランの左足にかけるようにして、全身をアスランに預けている。
アスランはそのカガリの全体重を、手を使わず、片足の筋力だけで支えているのだが、まるで力が入っているように見えない。
「―――!?」
ちょっと待って。二人は一緒に踊ったことがないって、さっきカガリが言っていたように聞こえたんだけど!?
それでも明らかに、先ほどのオーバー…何とかより、ずっと難しいことは素人目にも明らかにわかる。
(―――「やれば目立つぞ? 二人はこんなにも息ぴったりで、体を預けあえる間柄だ、って。」)
もしかしてアスラン、僕に見せつけるために、わざと…!?
アスランにとっては数秒(※もっとカガリとこうしていたい)、キラにとっては数十秒(※長すぎない!?)のポージングの後、アスランが差し出した右手をカガリが取って、立ち上がらせる。
「少しは参考になったか?」
それでも息一つ乱れず、余裕でキラに声をかけてくるアスラン。
参考どころか「自分の方が上だ」と見せつけているとしか思えない。
MSの操縦技術や拳での勝負ならまだしも、むしろそちらでは、アスランは張り合う気は全く見せない。だが、ただ一つ「カガリのことだけは、決して譲らない!」と言わんばかりの姿勢だ。
「確かに凄い筋トレになりそうだね。」
やや棒読みのようなキラの返答は、宣戦布告と受け取ったのか、アスランは真っ向から威嚇するような翡翠の光をキラに向ける。勿論キラも微笑みつつ、その紫水晶の放つ眼光は受けて立つ!と言わんばかりだ。
そんな二人の静かなる戦い(?)に気づきもせず、むしろ反対に、キラがやる気になったと見たカガリが
「な?いいだろ。ラクスと一緒にトレーニングできるんだから、一石二鳥だぞ!」
名案!とでも言う様に、我がことのように喜んで見せる。

だが―――・・・


―――続きはこちらから。


***


ということで、無事に最終話をお届けできました☆
最後はやっぱりアスカガですねw もちろんキララクもです♥
アスキラはラクスを挟むと割と平和なのに、カガリを挟むと背中から戦闘オーラがバリバリに立っていそうなのが、かもしたの目にだけは映ります(笑)
社交ダンスって「ナンチャンの社会人競技ダンス部」の知識しかないんですが、そのわずかな知識を総動員させました(^^ゞ
多分アスカガだったら、見事なダンスを見せてくれそうです。元々二人とも身体機能がめっちゃ高いので、多少無理な姿勢でも難なくこなしそうな♪
タンゴとか難しいものでも、きっかり決めてくれそうです。
でなきゃキャバリアーリモート連係プレイで、あのシュラに勝つくらいですから、信頼が高いだけでなく、身体能力も相性ばっちりだったはず!(/ω\)イヤン♥
ファウンデーションで、コンパスチームが夜会で美味しいもの食べている中、アスランはスラム街で「あんパンと牛乳で張り込み」(笑)していたんじゃないかと。 そんな二人に是非とも、社交界でダンスとか見せつけてほしいですわ✨(´∀`*) 

そんな本日は、ガンダムSEED FREEDOM シネマコンサートが開催されましたね!
かもしたはチケット落選で行けませんでしたが(その分、メタルロボット魂は買った!(`・ω・´)ゞ)、きっとあのダンスのシーンとか、素敵な生ワルツの演奏が聴けたでしょうね。生のオーケストラは本当に迫力があるので、聞きに行けた方は本当に良かったと思います。
生じゃないけど映像化してくれないかな~。できれば鬼滅の刃みたいに。配信でもよかったんですが、流石に生演奏がメインなので、やってくれなかった( ;∀;)
後はグッズが通販でいつ出るかな? 昼の部だけで完売グッズが出たそうなので、地道に待とうと思います。

ダンスはうまく踊らない(第3話)

2024年06月29日 21時31分05秒 | ノベルズ
ひとまずランチを胃の中に片付けると、カガリは今度はダンスのコーチへと変貌した。
キラの真横に並んで、カガリがポジションを取らせながら、足の動きを見せる。
「まず私が男性ステップを見せるから、一緒に合わせてやってみろよ。」
「えっと…こう?」
「違う。先ずは右足、そしてその後ろに左足を持って行ってだな。」
「えっと、こうして、こう…うわっ!」
「キラ!」
足を引っかけて倒れるキラに、ラクスが思わず悲鳴を上げる。
「ほら、もう一回いくぞ。」
「うん…」
カガリが差し出してくれた手を取り、キラが立ち上がると、カガリは再び横に並ぶ。
「みーぎ、うしろー、ひだりー、」
カガリの声に合わせておぼつかない足運びのキラは、ステップの位置が気になりつい下を向く。
「こら、上半身のポジションが崩れているぞ。」
「あ、ごめん!右で、ひだ…うわっ!」
慌てて顔を上げれば足がついてこれずにこうだ。
床に尻もちの衝撃が伝わり、ハラハラと見守ってくれているラクスは、つい両手で顔を覆ってしまう。
カガリは呆れる一方だ。
「全く…MS戦闘なら負けなしなのに、なんでこれくらいのステップで、自分で自分の足をひっかけて自滅するんだよ…」
「いや、MSでの戦闘と全然関係ないじゃない。」
むくれるキラを前に、カガリはコーチよろしく説明する。
「いいか、ワルツは女性が体を預けて踊ることが多い分、男性は筋力使うんだ。これもある意味筋トレになる。MSの操縦は足を踏ん張ることが多いから、丁度いいだろ? 後、リズムは一定じゃなく、「クイック、クイック、スロー」なテンポになる。」
「え!?全部同じじゃないの!?」
キラにとってはマイムマイムと同じ感覚が抜けきれないらしい。
カガリは考え込むと、部屋の片隅で見守ってくれていたラクスを手招く。
「私が男性になってラクスと踊って見せるから、足運びとかリズムとか、ちょっとそこで見てろ。」
「うん…」
カガリに指をさされた場所に、所在無さげにちょこんと体育すわりで二人を見守るキラ。目の前には、顔を近づけ囁き合うカガリとラクス。
「1・2・3でリズム取るから。」
「わかりましたわ。」
「いくぞ。1・2・3、1・2・3…」
ラクスの腰に右手を回し、優しく手を取ってクルクルと円舞する二人の姿を見て、キラは思わず無言で見惚れる。


―――続きはこちらから。


***


先週から引き続きの第3話をお届けします(`・ω・´)ゞ✨
ようやくヤツが登場です。ズゴックで全力クロールしてきたんだろうな(笑)
ちなみに挿絵は、以前かずりん様から頂きました、ダンスのイラストがとっても素敵なので、一緒にUPしました(※版権は譲渡していただいております)。
カガリもアスランもたいがい負けず嫌いですが、キラもカガリとラクスに関しては、相当負けず嫌いだと思うのが、かもしたの信条とするところですw まぁアスランとラクスの関係は、もうある意味いい友人と言いますか、こちらも心理的に姉:ラクス、弟:アスランに近い感じがするので、ラクスに対してアスランが嫉妬することはなかろうと。ただ、彼女を侮辱したり貶めるような輩は絶対許さないでしょうけどね。カガリに対しては、アスランとキラはバッチバチ☆だと思います(笑)
ようやく次回で最終回ですね(予想)。来週ちゃんとUPできたらいいなぁ・・・

来週はシネコンですね。
今日敗者復活戦があって、何とか会計まで行ったのに、切り替わった瞬間「完売」の札が出ました💧orz …何でいつも会計で弾かれるんだろう(ノД`)・゜・。
なので、また参加された方のレポ見て楽しみたいと思います。きっと素敵だろうな~(*´艸`*)♥ グッズはイベント終了後通販やってくれたら嬉しい。少ない小遣いかき集めて投資します(^^ゞ

その少ない小遣いで、今日はこれですよこれ!!
はい、HG1/144インジャ弐式です♥
もうパッケージだけでニマニマしてますw 早速作りたい!―――けれど、今アニメの最終回と、来週は新番組のチェックに勤しみ、加えて書きかけのSSも最後まで書き切らなきゃだし、昨夜の火傷が思ったより酷かったらしくって、今もまだ冷やしつつ、結局病院に行って薬貰ってきました。なので、これが治るまでは制作できないな。なので、箱と中のMS&パイロットの解説書だけ見てます(苦笑)
しかし見るだけで全身刃物!(゚Д゚;) 解説のところに武器の名前が書いてありましたけど、なんで種シリーズのMSの武器って名前が長いんだろう(一一;)
もう「ビームホーン」(角の部分)も「トサカッター」でいいじゃんw
つくづく見ながら「これがどうやってズゴックの中に入っていたのか」という疑問が再燃しました!肩も足(股関節)もやっぱり相当無理があります。ガワラ御大(大河原先生)もそりゃ抵抗したくなりますよ💦 今ズゴックが立体化の監修中だそうですが、7月くらいにモデルが出そうらしいですね。でもHGでは中にインジャ入っているのは無理だろうな~。MGかRGで、しかも1/100以上のスケールでないと、多分無理。もうキ〇肉マン消しゴムくらいのサイズのインジャが付属でついてきて、中にちょこんと置くくらいしかできないでしょう。まぁ「※このズゴックの中にインフィニットジャスティスガンダム弐式は同梱されておりません」であっても、ズゴックだけで十分欲しくなります。多分予約もすぐ完売になるんじゃないかな?マイフリ並みに作っておかないと、争奪戦になること間違いなし!
種の主人公機はいずれもスタイリッシュなので、あのずんぐりむっくりしたズゴックといいますか、水泳部の皆さんはみんな可愛く見えてきます♥ アーセナルベースだと、両腕ブラブラさせながら全力疾走してくる姿が可愛いらしいです。
そういえば最近全然アセベやってないわ💦 ズゴック(SEEDFREEDOM Ver.)のカード欲しいな。やりに行こうv


ダンスはうまく踊らない(第2話)&アニメイトカフェ出張版に行ってきました!(*^-^*)ゞ

2024年06月22日 21時33分05秒 | ノベルズ
「フンフンフ~ン♪」
ラクスは上機嫌で鼻歌を歌いながら、メンチカツとエビフライを揚げる。
そしてバンズとサラダ、それからデザートの果物も一緒にバスケットに詰めて。
「確か…このあたりでしたわね。」
そう言って壁面を叩くと現れた、先ほどの隠し階段を静かに降りていく。すると彼女の目に映ったのは、いつの間にか運び込まれていたのか、それとも元からここにあったものなのか、床にはダンベルや太いスパイクゴムといった筋トレグッズが散乱し、その中で
「何をしている!このくらいで根を上げるなんて、オーブ軍の新人隊員よりも弱いぞ!」
仁王立ちの鬼教官の怒鳴り声と、そして床に大の字に転がったままの最愛の彼。
「まぁ!大丈夫ですか?キラ。」
「ラクスぅ~もう疲れたよ…」
ようやく上半身だけ気力で起こしたキラを、駆け寄ったラクスが支える。そんなキラを見降ろすようにして、カガリは首にかけていたタオルで額の汗を軽く拭いながら嘆く。
「全く、この程度でついてこられないんじゃ、安心してお前にラクスを任せることなんてできないぞ?」
カガリの申し出はありがたいが、流石にキラがダウンしている以上、助け舟を出さねばならない。ラクスは慌てて間を取り持った。
「カガリさん、今日は初回ですし、程々にして一旦お休みにいたしませんか?さぁ、お昼を作ってまいりましたから、一緒にいただきましょう。」
「そうか、もうそんな時間だったのか。やったー!お腹減っていたんだ。ラクスの手作りランチが食べられる♥」
すっかり機嫌を直したカガリ。キラがラクスを見れば、軽くうなずいて見せる彼女。ラクスはカガリのご機嫌の取り方までしっかりと習得したようだ。
「はい!カガリさんのためにも、今日も腕によりをかけてご用意いたしましたわ♪」


―――続きはこちらから。


***


先週に引き続き、SSの方を更新しました。
双子姉と弟夫婦、めっちゃ仲良くイチャイチャしてます♥(笑)
あの『SEED GP2024』キャラ部門の1・2・3位ですからね✨ イチャコラさせてあげたくなります。可愛いんだよ。双子と義妹w

で、ようやくダンスっぽい話が出てきましたが…アスランは何やっているんでしょうかね? まだ出てこない。劇場版の1時間くらいしてようやく登場したときみたいです(苦笑) きっと今頃ズゴックでぶっ飛ばして来ているんでしょうね!

―――話は飛びまして。
今日は午前中に別の病院に行かねばならず、ほぼ週2,3回の通院にも大分慣れてきましたけど、出先のメイトで、昨日から『ガシャポンフラット』の『SEEDFREEDOM第2弾』が始まっていたので、「推しが二人でハウメアと指輪の見せ合いっこ♥」しているポスター狙ってガシャッてきたんですよ。
かもしたは色々ランダム関係は運がない方で、推しを引けないことが多いんですが、何故か…本当に何故か、この『フラットガシャポン』だけは推しの引きが強い。第1弾も、namco限定バージョンも、一発で推しを引けたので、今回はどうだろうと思ったら…
やっぱり一発で来た!✨\(*´▽`*)/✨
何故だろう…本当に謎なんですが、16種類もある中で一発引きできたのは、本当に感謝です(ー人ー)
この二人のシーンの公式グッズ、持っていなかったので、凄く嬉しいですv
それこそ、人気投票の描きおろしイラストのもあったので、引けるかな…と思ったのですが、これはグッズ買い占めたので、ここは止めおきました。

そして午後から地元でやっていた、例の『ガンダムSEED FREEDOM アニメイトカフェ出張版』に行ってまいりました。
地元、と言っても車で早くて40分くらいかかるのですが、この出張版でしか飲めない『キラ&ラクス愛の絆ドリンク』というものがございまして、「だったら飲むしかないじゃないかぁーーーーっ!」とばかりに行ってきました(`・ω・´)ゞ
なんですが、今日に限って道路がどこも滅茶混みで💦 予約時間完全に間に合わず💧orz
ですが、来場者が少なかったみたいで、「全然大丈夫ですよ~v」と皆さん優しくお出迎えくださいました( ;∀;)✨感涙。
あの池袋で売り切れていたアクスタやコロッタの第2弾も沢山あって、(池袋で予約しなくてもよかった気が…)と思いましたが、折角なのでアクスタ3つ、「ハインラインさん、ハインラインさん!ハインラインさんが来ますように!!!(>人<)」って必死に願いながら選んでみました。あといつも通りクッキーとかも買ったら、店員さんが「あと400円でコースターとステッカーとブロマイドが2枚ずつになりますが、いかがしますか?」と言われたので、あんまり選ばなかったコロッタを一個だけチョイス。
そしてキララクドリンクをまずは味わいました♥
アクスタ一緒に連れて行ったのでw一緒に写メ📷✨
受け取った時は、下がピンクで上が水色の、すごくキレイな二層だったんですよ!でも、飲める場所まで移動しているうちに混ざっちゃった💧;つД`)
羽はホワイトチョコなのですが、ラクス様のあのパイスーを思い起こさせられます(笑)ちなみにお味はカルピスでした。多分キラもラクスもカルピス系のものだったのではないかと。珍しく甘すぎないで、飲みやすかったです♪ 赤い粒粒が何なのかは、ちょっとわかりませんでした。多分ドライフルーツっぽかったのかな。小さかったので、味までははっきりとつかめず。

さて、先ほどのアクスタ第2弾を開封。
ここでも「ハインラインさん!」をしつこく願いながら、ガシャポンの運が続くことを願って開けたら、一個目がキラ。二個目がムゥさんが来たので、「だったらマリューさん、マリューさん!マリューさんで!!!(>人<)」と急な変更をお願いしたら、ハインラインさんがご機嫌を損ねたのか、それともマリューさんが怒ったのかわかりませんが、
ムゥさんが二人来ちゃったよ💦
「マリューはやらん!(#^ω^)」ということでしょうか。とりあえず池袋で予約した分、マリューさんが来てくれたら万々歳です!( ー`дー´)キリッ あ、もちろんハインラインさんをお待ちしております<(_ _)>

そしてコースター関係ですが
「何でアタクシはディアッカばっかり来るんだろう…(遠い目)」
池袋でもステッカーがキラとディアッカだったし。コースターもディアッカだし、シュラは2枚目だし。
バースデーブロマイドは、「どちらか選べますよ♪」ということで、ノイマンさんとカガリ様♥ カガリは何枚あってもよし!
ディアッカじゃありませんが「グレイトゥッ☆」ってやつですw

そして、家に帰ってから、そういえば忘れかけていたコロッタを開封してみたところ―――

不機嫌極まりないアスラン(笑)が来ました!
ズゴックアスランですね~もうこの顔がスクリーンに映った途端、いつも笑いをこらえるのに必死なんですが、まさか毎日笑えるように来てくれるとは思わなかったよ(爆!)
叶えばカガリがルージュの中で祈っているシーンのコロッタが欲しかったんですが、あれも1/20くらいの確立だったので、アスラン来てくれたならよかった♥
もうこのムスッとした顔を和ませるために、けもポンアスランに抱っこさせてますよw

ということで、意外と出張版でも満喫できました。
むしろ人があんまりいなくて(田舎なうえに、交通の便が非常に悪く、車でないと絶対いけない場所なので)、渋滞にはまった時は「間に合わない💦」と焦っていたのですが、お陰様で帰るときにはマッタリとできました。

さて、この次は何が出るかな?
シネコンはチケット買えなかったので、グッズは通販やってくれるかなぁ…
せめてクリアファイルだけでも手にしたいです!

ダンスはうまく踊らない(第1話)

2024年06月16日 21時56分53秒 | ノベルズ
アカツキ島にあるアスハ家の別荘。
ファウンデーションとの戦いの直後、キラとラクスは行方をくらまし、今はこうしてカガリの庇護の下、ヤマト夫妻共々この別荘で静かに暮らしている。


そう、「静かに」暮らしている「はず」だった。


それはキラとカガリの誕生会から一か月ほど経ったある日の朝、カガリが突然襲来…いや、訪問してきたのだった。
「おはようカガリ。どうしたの?こんな急に。」
驚きながらもどこか嬉しそうに片割れを出迎えたキラだったが、金髪を深くかぶったキャップに隠し、赤いTシャツにカーゴパンツという、どう見てもオーブ代表首長とは誰もわからないであろういで立ちで、キラと同じくにこやかにしていたカガリの口からは、キラの想像の斜め上の発言が発せられた。
「おはようキラ。さ、これから特訓始めるぞ。ちゃんと朝飯は食っただろうな。」
「は?」
いきなり何を言い出したのか、キラがカガリの言葉を消化し理解する間に、カガリはキラの横をすり抜け、とっとと「お邪魔するぞ」と別荘に上がり込んだ。
そして、同じく驚くカリダやハルマにサクッと挨拶だけかわすと、持ち主だけあって勝手知ったる別荘の奥―――壁にしか見えない場所をノックすると、隠し扉が開き、そこに突如現れた地下に向かう階段を降りかける。と、カガリはキラが来る気配がないことに気づき、歩みを止め、振り返った。
「何をしているキラ。ほら、行くぞ。」
「い、行くってどこに?いきなり上がり込んで、僕の家の中を勝手に―――」
「“私の”別荘だが。」
「…」
御尤もである。キラが二の句も告げずにいると、キッチンからピンクのエプロン姿のラクスが現れた。
「あらあら、カガリさん。おはようございます。」
何故か別段疑問も感じないように、こちらも笑顔で挨拶するラクス。
「おはようラクス。時間が限られているから、早々にキラを借りるぞ。」
「はい♪」
一欠けらの疑いもなくにっこりと返答するラクスに、キラが慌てる。
「ラクス、カガリが来ること知ってたの!?」
「知っていた、というよりは、先日おっしゃっていたので、そろそろお見えになる頃かと。」
「先日?言っていた?」
未だに理解不能のキラに焦れたのか、カガリがやや口を尖らせて告げる。
「いいからさっさと来い、キラ。例のものもちゃんと持って来いよ。」
「例のもの、って―――」
キラが後方でほほ笑むラクスと、さっさと階段を降り始めるカガリの双方をキョロキョロと見比べていると、ラクスは一枚のカードをキラに差し出した。
それを見たキラが慌てる。
「…え、これって―――本気だったの!?」
それは一か月前の誕生会で、カガリがキラ専用に、とプレゼントしてくれた例の『体術修練回数券』(※詳しくは5月18日UPの「君に笑顔のプレゼント」をご覧ください<(_ _)>)だった。
「当り前だ。無駄になるものを私が渡すわけがない。ちゃんと利用価値のあるものでなければ意味がないだろう。」
降りてこないキラを訝しんで戻ってきたらしいカガリが、今度はむんずとキラの首根っこを掴む。
「さぁ、行くぞ、キラ!」
「ちょっとまって!心の準備が―――」
「必要ない。お前が準備中だからと、敵が待ってくれると思うのか!?」
そうカガリに言われながら、キラは抵抗空しくズルズルとカガリに引きずられていった。
その様子を楽し気に見送るラクス。
「あらあら。これはきっとお腹が減るでしょうから、お昼は揚げ物を沢山用意しないといけませんわね♥」


―――続きはこちらから。


***


久しぶりにSS更新です。以前UPしました双子誕生日記念SSの続編となります。
今回のテーマは”ダンス”です。
と言っても現段階、ダンスの「ダ」の字も見えてきませんが、そのうちそうなってくるはずです。多分…

とりあえず第1話での犠牲者はキラ・ヤマトくん。…ご愁傷さまです(ー人ー)チーン
配信見ながら、キラは自分の誕生日辺りで催されたであろう、剣の勝負やファウンデーションの夜会で、なんでこんな罰ゲームみたいな誕生日を迎えなければならなかったのだろう、と、見ているこちらまでしょげてしまいます(ノД`)・゜・。
オルフェとラクスのスタンダードワルツは、プロの舞踊家さんペアにモーションキャプションを付けてもらって踊っていただいた解説がありましたが、ヨーロッパ風の上流階級のお家柄なら、ダンスも習得していて当然な世界なんでしょうね。となると、ラクスはもちろんですが、もっとお姫様なカガリは当然習得しているであろうと思いまして。すっごい嫌がりながらで、マーナさんがほとほと苦労した光景が勝手に目に浮かびます(笑)
そういえば、運命の時、セイラン家に入ったカガリが作法をユウナの母親に仕込まれているシーンで「ドスドス」歩く感じで、ユウナに笑われていましたね。何ならアニメイトのグッズの特典ブロマイドで、あんなヒールを履きながら大股で歩くカガリ様(苦笑)もいらっしゃいました。でもおそらく「やればできる子」なんですが、「そうはいくか!」という反発込みだったんじゃないかと。
ダンスのシーンはこの先おいおい書いていくとしまして。
ちなみにカガリの剣技はどうなんだろう…。軍事教練を受けていますが、公式でも長剣を扱うシーンは全くなかったので、もしかしたらカガリも触れる機会はなかったかもしれませんが、細身の剣でレイピア、あるいはサーベルなんかを操るカガリがいたら、すごく凛々しくてカッコいいだろうなぁ♥(´∀`*)ポッ
案外、アスランが手ほどきしてたかもしれない。手取り足取り、ウフフフフ♥(*´艸`*)
ただ、あのアルテミスでズゴックリモートでミサイル打ち込んでストレス爆散(※よく見ると、ちゃんとキラたちがキャバリア―から飛び降りるところを、敵の視覚からミサイルの爆風で隠すようにして撃ち込んでいるんですよ!流石は姫様✨配信万歳w)させたり、インジャ弐式を操縦してシュラに完全不意打ち食らわせた戦い方を見ると、アスカガ二人でシミュレーションしたんじゃないかな♪ 公然イチャイチャしながらw
SEEDは初代のオマージュ作品ですから、最終回のアムロとシャアがサーベルで戦っているシーンがあるので、是非ともアスランの剣技は見てみたいものです。多分何を与えても器用にこなす男なので、そのくらい屁でもない気がします。

キャプションはこのくらいにしておいて(でないともっと長く語りだす^^;)、今日はシネコンの申し込みがありましたね。
かもしたは「メタルロボット魂インフィニットジャスティス弐式」が欲しくて、シネコンの抽選に申し込んでいなかったんですよ。何分どちらも5桁の金額ですので、流石にこれ以上散財は厳しくなってきたので、我が家にいるメタルビルド『ストライクルージュ・グランドスラム』と並べて置きたかったんですよ!もし今後、キャバリア―が出ることもあったら、両機に乗せたくて♥
なのに5分で完売💧
だったら、今日のシネコンに申し込んでみよう!と、朝9:50には準備して、昼の部のお支払い画面のところまで行ったんですよ!
「勝った!ヽ(^o^)丿」
…って思ったら
『しばらくお待ちください』って切り替わって…
・・・
・・・
・・・
「切り替わった!」と思ったら、
最初の申し込み画面に戻る。
そして下には「空席無し」のーマークがΣ( ̄□ ̄|||)💦
何故じゃぁああああああ!!(ノД`)・゜・。
いや、本当に「どうして??」ですよ。あそこまで行って、ダメ出し食らうなんて。ちなみに時刻10:01でしたよ?一瞬じゃん!
でも先行抽選が2回もあって、枚数が一人4枚までですから、そりゃあっという間に埋まりますよね( ;∀;)
…でも本当に、最近のかもしたは「SEED運」が一欠けらも無くって、みんなお友達の力を借りてイベントは参加(2月のイベントは自力で取れた)している感じですから。グッズもロボ魂隠者ダメでしたし💧orz
悲しくはありますが、もしかしたら「鬼滅の刃」のシネコンみたいに、配信か特典で見られるかもしれないので、期待しておとなしく待とうと思います/)`;ω;´)