うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

今日はルージュ(HG1/144)♥(´∀`*)

2022年02月27日 21時13分39秒 | 雑記
一昨日はGフレームのフリーダム作りましたけど、そういえば「クリスマスのルージュ缶」作っていなかったなぁ~(※クリスマス、と言ってはいますが、ゲットしたのは11月頃)と今更思い出して(←ファン失格💧orz)、早速組み立ててみました♥
ラウンドBOXなので、珍しい入れ物。

バレンタインの種チョコ作っている会社と同じ製菓店が出しているんですよね。これも一応「食玩」(キッパリ✨) でも先日のガムよりはまだマシ(笑)スナック菓子が2個入っているんですが、いわゆるカ~ルとかうまい棒とかキャベツ太郎(笑)と同じスナック菓子です。でもかもしたはさっさとそっちは胃の中に収めていたという…(そしてルージュを忘れていた、と…哀)
ちなみにお菓子の小袋には、ありがた~いことに「地球連邦」「ZAFT」の他に「オーブ首長国連邦」のマークが入っていたんですよ!\(≧▽≦)/ 滅多ないですからね!なので他のアスカガクラスタさんは「賞味期限ぎりぎりまで、食べないでオーブマーク眺める!」と大事に大事にされていらっしゃいますが、かもしたは…(哀)
ちなみに、この入れ物は外周が紙なので、濡れると大変💦 故に大事にビニールに入れて再度保存しております。捨てるのはかもしたが死んだときかなw

さて、早速作成♪

弟君(多分 inフリーダム)に見守られてランナー出してみれば、いかにも「ガンプラ」!という感じです。ちなみにMGルージュ1/100も持っていますが、ピンクランナーだらけで結構見分けるの大変だった記憶がw
今回はちゃんと紙の取説入っているので、頭部から順番にパキパキと作っていきます。
はい、気分は「モルゲンレーテ&クサナギ船内」ですね!

頭の部分ですけど、やはり老眼が邪魔してなかなか大変💦 おまけに水仕事(家事ね)のお陰で手先がガサガサしていて油っ気無いから、ツルツルしていてよく落っことすので、紛失しないようにするのを客観的に「…歳食ったな…( ̄▽ ̄)」と自己分析。
そして次は胴体部分


その次は両腕ですが、ここでようやく左右の違いが出てくる。一昨日のフリーダムとは違って流石に精巧✨


ラストは足の部分。こっちも左右差があるので、気を付けて組み立て。


↑多分、無印の時のルージュは、ここまでの状態でクサナギに積み込まれたんでしょうね。姫様が48話で「パーツのまま持ってきたルージュが、ようやく完成した。」って言ってましたから。これをエリカさんがサクサクとくみ上げて

「完成✨」( ゚Д゚ノノ"☆パチパチパチパチ
MGと違って、ストライカーパックが付いていないので、背中がなんとなく寂しい( ;∀;) ですが、1650円そこそこでこれだけのクオリティーなら大したもの。しかも「食玩」ですから!あくまでスナック菓子のオマケですから!!

ちなみに先日のフリーダムと並べると

こんな感じ。
ちょっとだけフリーダムより大きい。
でもある意味Gフレフリーダムは一応588円の動かない状態でもこのサイズですから、お得ですよね!可動フレームに変えても1200円ちょっとですから、寧ろGフレームってめっちゃお得じゃないかい?✨ しかもこのクオリティーですもん!
これは6月のジャスティスも楽しみですね(≧▽≦)b

…問題は、今プレバンさんが販売している、フリーダム&ジャスティスのオプションパーツを購入しておくか否か!?で悩んでます。
結構お高め(4180円くらい)なんですよ…最近、ガンカフェ閉店してから、散財の量が一気に減った(苦笑)なので、買えるといえば買えるんですが、飾っておく場所もないため、購入したはいいが、楽しむ時に取り出さないといけない。そして後はしまわないといけない。
どうしよう~~💦
でもこのGフレのクオリティーがめっちゃいいので、買っておこうかな…
まだ予約に余裕がありそうなので、暫く考えます。

G FRAME FA01フリーダム作ってみた。

2022年02月25日 21時38分03秒 | 雑記
現在世界情勢が非常に不安なところです。
何だかオリンピックやった後の年って、何かしら問題発生している気がするのはかもしただけでしょうか?
まさかこの令和の時代に戦争が起こるなんて、と思ってしまいますが、決着はどうすればつくんだろう。
戦争というと、どうしても種の世界を思い出してしまうのですが、虎さんじゃないですが「どうやって決着をつける?」ですし、ウズミ様の「戦争の根」もです。こっちのリアルは「相手の存在が許せない」ではなく、昔独立を許したけど、許したのはある程度の経済力等々ついたら、また吸収するんだ!―――な、いわゆる放流&回収な立ちどころもありますし、NATOについていちゃもんつけているのも、後付けじゃないですが理由の一つに挙げています。一度認めた独立なら、そのまま続けさせていいのでは…というのは、やはり当事者じゃないから言えるのかなぁ…。でもいい加減上げた拳の下ろしどころを考えないと、ムルタじゃないですが、誰かが核のボタンを押しそうで怖い。押したほうが負けなのは、皆理解しているけれど、もうここまでくるとジェネシスじゃないですが、抑止力になるかどうか。でも一個でも核が撃たれたら、その報復にまた撃ってって…地球はもう終わりでしょうね。人間存在できないですよ。┐(´д`)┌ヤレヤレ そんな未来にならないで欲しい。コロナだけでもいっぱいいっぱいなのにさ。

さて、暗い話を続けていてもなんですから、今週発売になった『G FRAME FA』シリーズの、可動フレームセット&フリーダムアーマーセットをゲットしたので、早速組み立ててみました(≧▽≦)b

一応これ「食玩」で、あくまで「お菓子」売り場に置いてあるんですが、開けてみたらもうほぼほぼ「ガンプラ」のキットまんまです✨見ただけで「すごーい!」(/≧▽≦)/♥

で、組み立ての取説は付いていないので、しっかりHPの取説見ながら組み立ててみました。
先ずは「可動フレーム」。これにアーマー付けるとギミックがいろいろ動くようになっています。

ランナーから切り離しつつ、ちまちま組み立てているところ。
ちなみにかもしたは、普通プラモデル作る人なら持っているであろうランナーカットのはさみとかヤスリとか持っていません。では、カットした後の部品に残るでっぱり(どうしてもちょこっと残る)はどう始末しているかというと―――「爪切り」です(きっぱり)。
意外と使い心地良いんですよ。ランナー余り部分をプチっと切った後、まだわずかに残るでっぱりは爪切りのヤスリで綺麗に落とせるんで。いつもこの方法でガンプラ作っています。昔のガンプラはセメダインでくっつけて、塗料も自分たちで塗って、だったんですが、今はもう『切ってくっつければ完成✨」なので、楽ですよね~(*´Д`)
で、とりあえず可動フレームの方は、こんな感じで完成。
パソコンの取説見ながら組み立てましたが、まー困ったのは「老眼で細かいところが見えねー(ノД`)・゜・。」(哀) まさか老眼鏡かけながらガンプラ作る日が来るとは💦
そして今度はフリーダムのアーマーフレームの方なんですが、開けてびっくりΣ(・ω・ノ)ノ!こっちの箱に入っていたのはほぼ「完成品」

この人箱に入っている、ほかのパーツをくっつければフリーダムができちゃうんです、が―――これだと動かない直立不動のフリーダムなのです。なので、先に作った可動フレームにくっつけ直していくのですけど、これが結構面倒くさい💧┐(´∀`)┌ 何故って、この完成しているパーツを、一回全部取り外さなきゃいけないんですよ💦 当たり前と言えば当たり前なんですが、この箱も「ランナーにくっついて、組み立てていくパターン」だとばかり思っていたので、まさか外すことになろうとは(ーー;)
まぁ、こうなった以上、ZAFTの開発者にでもなった気分、若しくはマードックさんがオーバーホールするような気分で分解していきます。

これを全部分解💦 ただ無作為に分解すると、取説を読んだ時、何処の部分の部品かわからなくなってしまう危険が高いので、指示された場所(足とか腕とか)以外のところは、組み立てるまで外さないで置いたほうが賢明ですね。若い記憶力の良い方、あるいは「フリーダムのことはもうガンプラで何体も作っているので、何処の場所の部品か知り尽くしている!」という自信みなぎる方は外しても大丈夫でしょう。かもしたは完ぺき前者ですけどね^^;
でこっちも外しては組み立てて、を繰り返す。

外すときはあんまり無理矢理力入れないようにしないと折れるので、最小限の力とニッパーとか使って解体していきます。
取説はまぁガンプラ作っている人なら感覚で分かると思いますが、初めて組み立てる人は、ちょっとわかりにくいところがあるかも。ガンプラでは「左腕」「右腕」とか専用で用意されていますが、こちらのGフレに関しては、左右差なくどっちを作っても大丈夫なようにできています。つまりは非対称なんですが、別にそれが可動に問題があるわけでも、見た目にわかるものでもないので大丈夫です(`・ω・´)b
―――と、こんな感じで出来上がり!

イエーイ!\(≧▽≦)/♥
やっぱりカッコいいね、フリーダム!
食玩で、しかも一個¥588(税別)なのに、このクオリティー✨ 小一時間あれば組み立てられちゃうお手軽さもあって、これは凄くリーズナブル。しかも可動型だと、かなり色んなアクションが取れるので、見ていて面白いですわ。まぁMGフリーダム並みに、結構外れやすい箇所も多いので、乱暴には扱えない。
でもほぼ1/144と変わらないと思います。ちょっと小さいかな、くらいで。
最近のガンプラは凄いのぉ…✨ 

これで今度は6月にジャスティスが販売されるので、またお菓子売り場に行かねば!(`・ω・´)ゞ
フリジャスお手て繋いで暁の宇宙へ―――ごっこができます♥

あ、でもその前に気づいた…

まだクリスマスラウンド缶の「ルージュ作ってないじゃん!」Σ( ̄口 ̄|||)💦
中のお菓子だけ食って、そのまま放置プレイになっていたわ💦
明日か明後日作ろう!

ハピバ✨

2022年02月23日 19時37分46秒 | 雑記
今日は天皇陛下のお誕生日で祝日ですが、お仕事あったので出勤。そして天皇陛下だけではなく、我が家の父&実兄も今日がお誕生日なので、お祝いに帰りに滅多に買わないちょっと高級なケーキとお花のアレンジメントを買って帰りました。
ケーキはやっぱりいいところのお店のは素敵なデザインですね~( ̄▽ ̄)♥

しゃれたデザインで食べるの勿体ないくらいでした✨
実兄は一緒に暮らしていないので、写メだけ撮って送ってあげました(笑) 酒は飲むけど甘いのも食べられる人なので、食べさせてあげられないのが残念^^;
ちなみに可愛い♥型は

上からラズベリーソースと、ラズベリームース、一番下に抹茶のムース、という三段構造。
一枚♥のチョコが乗っていて、どちらかと言えばバレンタインチックwでしたので父上に召し上がっていただくことに。
そして生クリームがあんまり食べられない母は「プリンアラモード」

でも一番下が生クリームだった(笑)なので、プリンとフルーツを召し上がっていただく。
最後の抹茶ケーキ

これも一見小さそうでしたけど、クリームが濃厚で、スポンジがあんまりなくってほぼ抹茶クリームと抹茶ムース。
抹茶なので紅茶のほうがいいかな、と思ったんですが、いい茶葉がなかったのでブラックコーヒーにしましたけど、意外と合うな、抹茶とコーヒーってw
美味しく頂きました(ー人ー)✨ 金額だけのことはありました♥
夜は牛ステーキにしてみましたけど、やはり両親が高齢だとあんまり肉は好まず、むしろお寿司の方がよかったかな?
来月は母の誕生日なので、来月はお寿司にしようかと思います!(≧▽≦)b

さて、今夜は呪術廻戦の京都姉妹高戦編の一気見です。
悟の「茈」が見られるのでガッツリ画面にかぶりつきで見ます(`・ω・´)ゞ

寝込みましたorz💧

2022年02月21日 20時31分32秒 | 雑記
今日は西郷輝彦さんの訃報を聞いて悲しんでいるかもしたです(ノД`)・゜・。
やっぱり「独眼竜政宗」を見てきたファンとしては、小十郎がいなくなるのは寂しいよぉ💦
すっごい適役だと思いましたもん。あの時まだ小学生くらいで、大河ドラマ見始めたばかりだったんですが、やっぱりあの時の印象が強いですね。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます(T人T)

そして一方のかもした。
昨日の夕方あたりから、なんか調子悪くって、熱は無いしのどの痛みもないんで、コロナではないとは思っていたんですけれど、どうにもしんどい💧
加えて頭痛に悩まされ、鎮痛剤飲んだんですが効き目がない。食欲もないので(これは明日は病院直行かな~(==;))と覚悟して、今日は休んで病院に行って来たら、「血圧172/95」とかいうとんでもない値になってました_| ̄|○
結局はこの高血圧が原因で、頭痛と吐き気をもようしていたようなので、降圧剤を処方されて飲んだら、ようやくスッキリ✨ さっきまでの不調は何?というくらい、やたら元気出てきましたが、流石に薬のお陰だということは分かっているので、今日はもう一日寝込んでいました。
ちょっとここ暫くの間、忙しくってストレス溜まっていたかな~(ーー;) 
とりあえず今日はサクッと寝たい。明日また仕事だしね。
でも今夜はチバテレの種が最終回なので、姫様のザラへの一喝を私にも入れて欲しい♥
故に寝る体制整えて、姫様拝んで寝ます!
明日は普通の血圧に戻っていてくれぃ…

like chalk and cheese(後編)

2022年02月19日 21時54分06秒 | ノベルズ
とりあえず集中だ。
キラに比べたら私の仕事をこなす速さは雲泥の差だ。月と鼈。仕事は得意不得意の分野があるから、人と比べるのはよくない。比べるんだったら、昨日の自分と比べなきゃ。
そう思って向かいから聞こえてくるフレイの甘ったるい声を耳に入らないほど集中する。
ミリィが時々フレイに声をかけて、キラの仕事の邪魔にならないようにさせているが、彼女には無しの礫だ。見上げればミリィが「┐(´д`)┌ヤレヤレ」とポージングして見せる。

そして―――事件は起きた。
終業のチャイムが鳴っても、なかなか皆仕事の切りのいいところまで席は立たない。普段はキラもそうなのだが、珍しく鞄を取り出している。
「あれ?珍しいな。お前が定時帰宅なんて。」
するとキラはちょっと照れくさそうに返事した。
「うん、今日は彼女と約束があるから…」
「そっか。楽しんで来いよ。」
「うん!」
・・・和やかだったのはここまでだった。
<ガタン!>と何かが床に落ちる音と共に
「え~~~~~~~~っ!?!?キラ先輩、彼女いたんですかぁ~~~~っ!?!?」
黒板に爪立てて引っ搔いたときのようなあの<キィ~~~ッ!>というのにそっくりな、耳の痛くなるキンキン声の悲鳴を上げて走ってきたのはフレイだった。
そうか…フレイは知らなかったんだな。さっき落としたのはお盆か。カップを回収するための。
それを放置したまま、フレイはキラの背広の端を摘まんで離さない。
「うそうそ!私聞いていませんよ、彼女がいた、なんて!!」
(うわ~・・・浮気された奥さんみたいな顔してるよ・・·(ー_ー;))
大体キラ自身は仲間内にしか教えていない。というか、多分こいつも彼女がいること前提でフレイの猛攻撃を受けているので、多分「フレイのお願い=ただ困っている人なので、同僚のよしみで助けている」、としか見えていなかったんだろうな。
そこがボケているところなんだけど。
「うん、いるけど。どうかした?」
これだもんな~コイツと付き合えるのってやっぱり彼女しかいないよな。
「そんな・・・彼女さん、どんな人なんですか?」
ここで普通なら「そうですか」で引き下がるところだろうけど、押し負けないのがフレイなんだよな。変な絡み方しなきゃいいけど・・・
「一応写メあるけど…」
(あー、バカッ!そこで出すなよ。めんどくさいことになるから!)
思わず立ち上がってしまった私など眼中にないように、キラのスマホをふんだくってフレイは見入っている。
中に写っているのは、ふんわりとピンクのバラの花びらのような愛らしい女の子。
暫し凝視したフレイの口角が…嫌な感じに上がった。
「へぇ~これが彼女さんですか・・・まぁ可愛いんじゃないんですか?でも私の方がちょっと可愛いですけど♥」
(・・・言うと思った。)
心配してキラの方を見れば、流石に面白くなさそうな顔をしている。
でもフレイの決まり手「相手下げ、自分上げ」攻撃は止まらない。
「お幾つなんですか?」
「・・・君に言う必要ある?」
「ありますよー!私がキラさんにぴったりの方か、見極めてあげますから。」
「そんな必要ないんだけど。」
「いいんですかぁ?そんなこと言って。私、冷たくされたって、パパに言っちゃうかも♥」
(まずい・・・)
これが最大の彼女の切り札だ。フレイの父はこの会社の得意先の一つ『アルスター商会』の代表を務めている。故に、当社への発言力も高い。しかも娘に激甘な父親ということは業界中に轟わたっている。
「・・・」
キラもおし黙っている。流石に一社員でしかない彼の発言は、今後の彼の立場を左右しかねない。運命の不公平な天秤を、気まぐれな女神が目の前でちらつかせてくる。
更に彼女は続けた。
「私たちより落ち着いてみえるから、ちょっと「オバサン」なのかしら~?そうだったらこの着ている「ピンクのヒラヒラのドレス」も、センスありませんよ~w それに何だかポ~っとしたような何考えているかわからない顔して。こういう子って案外男を手玉に取るんですよね~w」
「…っ!」
流石にキラの表情が怖くなった。キラに視界に入る位置で、シンが「我慢して!」ってゼスチャーしているけど、我慢できるはずがない。
でもキラがここでフレイを突き放したら、今順風満帆なキラの人生が不本意な形で傷つく!
もし、この会社を首にされるようなことになったら…そうしたら、フレイの父の影響力でこの業界で再就職は無理だ。
そんなことになったらキラの彼女=ラクスだって凄く悲しむに違いない。
(駄目だ!これ以上傷つけるようなことを放置させるのは、フレイのためにもならない!だったら―――)
「おい、いい加減にしろよ!フレイ!」
そう思うが早いか、私は乱暴に立ち上がって、思わずでっかい声で彼女を諫めた。
するとフレイは冷たい眼差しで射るように私を睨み付けてくる。
「・・・何よ。アンタには関係のない話でしょ。」
「関係ないけど関係あるんだ!」
「はぁ?ちゃんとした言葉で話してよ。まぁカガリみたいな脳筋に期待するだけ無理かw」
フン、と鼻でせせら笑うフレイ。
「誰と付き合おうとキラの勝手だろ?それにラ・・・彼女は凄くいい人なんだ!私会ったことあるし。」
ここで名前を言ったら、彼女にまで被害が及びかねない。
「はぁ~そうですね~仲良しと思わせつつ、心の中ではアンタみたいに恋愛とは無縁な可哀想な女にマウント取るのはさぞかし彼女も面白いでしょうねw」
「何だと!?」
「あ、『無縁』ってわかります?むしろ『縁遠い』って言ったほうがわかりやすいかしら?w」
「お前、先輩に向かって―――」
「何よ。『先輩』って言ったって、たった一個しか年齢違わないだけじゃない。」
その一年違いのラクスを「おばさん」呼ばわりしたのはどいつだよ!
「もうそれ以上暴言吐くなよ。入社したての頃はあんなに可愛くて素直だったのに。・・・これじゃ、お前はどんどん可愛くなくなっていくぞ。」
はぁ~とため息をつき、美しい髪をかきあげ流してフレイは横目で私を睨んだ。
「余計なお世話よ。自分の顔面棚に上げてそんなことよく言えるわね。・・・大体アンタ、最初から目障りだったのよ。先輩面してやたら手を出し口を出ししてきて。仕事なんて大した戦力にもなっていないくせに偉そうにさ。」
「――――っ!」
思わず上げそうになった右手を無理やり左手で抑えた。

確かに私は美人じゃないし、そこまで有能じゃない。
だけど、お前なんて仕事しないで男漁りばっかりじゃないか!

口から出そうになる文句を喉元で必死に抑える。
でも、言ってしまおうか。
見ればキラが青い顔をしている。
キラはこの会社にも、ラクスにもいなきゃいけない人だけど、私は引き留められるほどの社員じゃない。
多分ここでフレイをひっぱたけば、間違いなく明日の朝一で社長室ルート決定だ。
でも、このままじゃキラを傷つけ、この課の雰囲気は最悪。
それに・・・フレイ自身にもいいことはない。
フレイの目を覚まさせるために,私の人生をかけていいのか…

どうしよう・・・???

行き詰って息苦しい。窒息しそうだ。

(誰か―――!)

思わず目をつぶって、神様にでも願いをかけようかと思ったその時―――


「へ~、これがキラの彼女か。・・・可愛いな。」


「「「「!?!?」」」」
その場の全員が一気に固まった。
「ざ・・・ザラ係長・・・」
シンがポロリとその名を零す。
ファイルを数冊抱えたザラ係長が、フレイの背後からキラのスマホを覗き見ていた。
こういう話題とは一番無縁そうな人が、いきなり親し気にこの場の空気も全く意にせず声をかけたことで、一気に場の空気が変わった。
でも、変わったのはそれだけじゃない。
「確かに可愛い。けど、俺の彼女には負けるな。」
少しはにかむような笑顔でけろりと言い放つ係長に、フレイどころか課内全体に核弾頭でも落っこちたかのような衝撃が走った。
「「「「え~~~~~っ!?!?!?」」」」
全員思わず立ち上がって息をのむ。
「か、か、係長って、彼女いたんすか!?」
唇を震わせながら、何故か化け物でも見つけたようにシンが指さすと、ザラ係長は少し眉をひそめた。
「失礼だな。俺だってこの歳だ。いたっておかしくはないだろう?」
「いや、確かにそういわれればそうなんですが・・・」
そう答えるのがやっとのシンから振り返り、これまた固まったままのフレイからキラのスマホを抜き取り、「はい」とキラに手渡すザラ係長。
「ありがとう・・・でも、彼女の方が可愛いと思いますけど…」
何とか言い返したキラに係長は口をとがらせる。
「いいや、絶対俺の彼女の方が10倍可愛い!―――ということで、アルスターさん。」
踵を返すと、ザラ係長は今度は真剣な面差しになった。
「君は確かに可愛いというか美人だとは思う。でもね、男は「自分の彼女」が「世界一可愛い」んだよ。例えどんな美女が並んでも、本当に彼女を愛しているなら、君の持つ唯一「美人」というカードだけでは全く勝利することはできないんだ。」
「―――っ!」
フレイが息をのむ。
私も緊張が走る。
普段、あまりしゃべらない人だけど、優しい。でも彼の本気の籠った翡翠の瞳は、氷の刃のように鋭かった。
「さっきアスハさんも言っていたよね?君は知っているかな。「暴言を吐くと、相手の心には10の傷が付き、吐いた自分の顔には100の皺ができる」っていう外国の格言。・・・今の君はまさにそれだよ。愛らしいはずの顔が、どんどん醜くなっている。それこそ「月と鼈」。この場にいる女性の中で誰よりもね。」
フレイが目を見張る。そして壮大な侮辱を受けたと認識した彼女が激高した。
「な、何よ!アンタなんて、パパに言えばすぐにクビに―――」
「―――なんてならないよ。」
腕を組み、あっさりと言って聞かせたザラ係長。
「俺はこれでも幾つもの海外有力会社とのコネクションを作り上げてきたんだ。君の父上の会社と取引をしなくても、十分にこの会社は運営できる。かつては君の父上の会社が上の立場の取引先だったが、今は既にそれが逆転していることを、君はこの会社に勤めながら見ていなかったのか?」
「―――っ!?」
フレイの表情が引き攣る。
ザラ係長は構わず止めを刺すように淡々と言った。
「今、会社が君を取るか、それとも俺を取るか、と聞かれたら、間違いなく俺を取る。ビジネスは常に進化しているんだ。過去に胡坐をかいていたら、あっという間に消え去るだけだ。それを覚悟のうえで、君の父上に言うんだな。「アスラン・ザラを辞めさせて」とね。それで君の父上が当社に進言したら・・・アルスター商会にもう明日はない。その引き金を引いているのは自分だということを、もう少し自覚したらどうだ?」
「―――っ!」
「あ、フレイ!」
完全なる敗北を悟ったのか、フレイは走ってこの場を後にした。
「この場を収めてくれたのはありがたいですけど・・・ちょっと言いすぎじゃないかな。」
上司兼同期のあやふやな尊敬語と共にキラが進言するが、
「最近目に余っている言動が多いからな。社会人として少しここでお灸をすえないと。これで辞めるならそれだけのことだ。それより・・・」
フレイのデスクの上に載っているファイルを取り上げ、ザラ係長は課のみんなに声をかける。
「アルスターさんの今日の分の仕事、終わってなさそうだから―――アスハさん、やっていってくれるかな?」
「えー?私が、ですか?」
すると女子社員全員を悩殺できるであろう笑顔で、私にファイルを手渡してきた。
「アルスターさんの指導役だった君なら、同じ仕事内容だし、わかるだろう?」
「あ、でも、この騒ぎの元凶は僕だから、僕も手伝う―――」
そういうキラを私が片手で止めた。
「キラは彼女と約束があるんだろう?行ってあげなよ。」
「・・・いいの?」
「その代わり、今度コーヒーおごれよな。」
「うん、わかった!ありがとう、カガリ!」
そう言って、キラは腕時計を見すと、「やばっ!💦」と慌てて走り去っていった。


***


「はー・・・」
外は既に真っ暗。そりゃ2時間も残業していたらそうなるよな。
誰もいない室内。ようやく終わったファイル整理を終えて、トントンと書類を整えていると、<コトリ>と香り立つコーヒーが入った紙コップが私のデスクに置かれた。
「・・・全く。お前のせいで残業になったじゃないか。」
お礼代わりの愚痴を言えば、ごく自然に私のデスクに軽く腰を掛けてくる―――彼。
「すまない。でも俺も手伝ったんだから、おあいこということで許してくれないか?」
自身も片手で同じ紙コップを揺らしながら、チョコンと小首をかしげてくる。
全く・・・誰が無口で無表情なんて言っているんだよ。コイツの本性―――今のこの彼の表情と仕草と声色を見たら、今日の核爆弾発言以上の大騒ぎになるぞ。
「まぁ、とにかく、今日はピンチだったところを助けてくれたのは感謝している。ありがとう。」
「いや、職場環境や部下のメンタル面も管理するのは俺の仕事の一つだから。」
そう言ってコーヒーを一口飲む彼。喉ぼとけが上下して飲み下したのを見つつ、私はコップに口をつけたまま愚痴る。
「・・・ていうかさ、お前、わざと私に残業振っただろう。」
「だってこうでもしないと、カガリと二人きりになんてなれないし。」
「会社では関係は見せないって約束しただろう?」
「俺は見せたいんだけど。」
「見せたら面倒くさいことになるのがわかっているから嫌なんだっ!!」
飲み干して空になった紙コップをデスクの上に叩き置けば、少しシュンと眉を下げる彼。
「だって、そうしなきゃ、一体何時俺は君にプロポーズできるんだ?」
「ぷ、ぷ、プロ…ポーズ!?!?💦」
驚きすぎて口が回らん。
すると誰にも見せたことがないであろう笑顔でニッコリと言った。
「だったらあのままアルスターさんに「君をクビにしろ」ってお父さんに言ってもらったほうが良かったかな。」
「何でだよ!」
「だってそうしたら、君の永久就職先として、俺が遠慮なく引き抜くことができるじゃないか。」
「ば、ば、馬鹿じゃないか!?お前っ///」
「俺はいたってまじめだけど?」
先ほどまで氷を宿していたとは思えない、妖しい翡翠。
いかんいかん。これ以上ペースに飲まれては―――
「と、とにかく終わったんだから私は帰るぞ!///」
「あ、俺も帰るから。一緒に食事しようよ、久しぶりに。」
にべもない。
「今からか?このご時世だ。今からじゃいい店なんて予約取っていないと入れないぞ。」
「別に店で食べたいなんて言っていないだろう。俺が食べたいのは―――「茶色のごはん」、かな。今日のお昼ご飯も凄く美味しかったし。」
「は、はぁ!?///」
散々強請られて仕方なく、毎日作ってはコッソリ渡している弁当の感想だけでも恥ずかしいのに、今日は全く、キラの前で「俺の彼女が世界一可愛い」とか言い張られただけでも、今日は血圧上がりっぱなしだったのに、これ以上ここにいたら私は―――
「そ、その、今夜は///」
そう言って走り去ろうとする私の腕を、一歩早く彼が捕まえた。
「カガリの予定は知っているから。言い訳は無理だよ。部下のスケジュール管理も上司に大事な仕事だし。それに言っただろう?メンタル管理もするって。だから―――」
バクバク破裂しそうな私の心臓に止めを刺したのは、熱を帯びている碧い瞳。
「今夜は一晩中、面倒見てあげるよ。」


・・・Fin.


***


ということで、昨日の続きです。
種のアスランはこんなに綺麗に部下まとめられないでしょうねw ザラ隊もですが、運命でも散々シンに手こずりましたしね💦
オフィスラブのイメージが貧相なのは、かもしたが普通の社会人らしい生活してきていないからです。
なら何故書いた?―――うん「わかりません」w
別段保存するような作品でもないので、ブログでチャチャっとUPしちゃいましたが、楽しんでいただけましたなら幸いです。