亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

小袖曽我

2023-01-25 | 能楽
今日は謡曲教室で小袖曽我の稽古の予定だった。
大雪との予報が出ていたので本日の教室はお休み。
小袖曽我は2年前に記事にしたが、もう一度書いてみた。
ツレが二人出てきて実にややこしい。中身を理解するのに苦労する。
鎌倉殿が富士の裾野で大規模な狩りをするという。
父の敵の工藤祐経も参加するに違いない。父の敵を取る絶好のチャンスと見た曽我兄弟は母のもとに別れを告げに行った。
ところが母は兄(十郎祐成)には喜んで会ってくれたが、弟の(五郎時致)には会わぬという。時経は物陰から母の姿を一目見ようとしたが、カーテン(御簾几帳)が下ろされていて姿を見ることが叶わず。
兄の十郎祐成が気を利かせて、一緒に会いに行くことになったが母はご機嫌斜め。
兄が母に向かって「周りの者が当然曾我の兄弟は父の敵をとると思っているのに、敵をとらぬと臆病者と笑われる」。と母を説得しようとするが。
母が中々許してくれないので諦めて去ろうとしたが、後ろから呼び戻される。母の気が変わったらしい。
母の許しを得て、御狩りに参加して見事父の敵をとった。
もちろん頼朝の家来を殺したのだから無事でいられる訳がない。
十郎は敵の手の者によって殺され、五郎も翌日頼朝に処刑される。が、頼朝は曽我の十郎、五郎を武士の鏡として美化して後世に残した。
わが町の神社にも拝殿の両脇に鎮座している。
巻末の部分は小謡の本に載っている。
留別(りゅうべつ)と言って送別会で謡われるらしい。
農協から、「自宅の共済が3月に切れる。今年は大雪が降るとの予報だから少し早いけど今、新しい共済に切り替えた方が徳ですよ」。と勧誘される。「毎年大雪だ、大雪だと言われるけど、一向に大雪にならないじゃないか」。と言って断る。
はたして、夕べは降ったけど、今日は降らない。たまに雪が舞っているけど、これは、屋根に積もった雪が風に飛ばされて舞っているだけ。空から降ってきたものではない。謡曲教室を中止するまでもなかった。
雪掻きをしたが、腰が痛くなって長時間やれない。まだ腰の怪我が治っていないようだ。



 
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